雅の日記~お気楽生活をめざして

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2018年10月04日
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カテゴリ: スポーツあれこれ
夜9時。巨人の高橋由伸監督が辞任するというニュースが流れた。おかげで静かに過ごそうと思った水曜日の夜は嵐になった。

それはさておき。
由伸は良くも悪くも「巨人に翻弄された人生」だったと思う。慶應大学在籍時代は、神宮が大好きでヤクルトに入団するつもりでいたといわれている。しかし、親の借金の返済のことがあり、密約があったかどうかはわからないけれど巨人を逆指名して入団する。好きな人と一緒になれず、借金の片に身売りするしかなかった「断鬼六」の小説のようである。ただ、私が知る限り巨人の3番バッターとしては歴代随一だったと思う。しなやかなバッティングと天性の感性で、絶頂期は本当に(他球団からすれば)嫌なバッターだった。
でもケガも多かった。長期離脱しては戻ってきてを繰り返す。もともと太りやすい体質なのだろう。それなりの年齢を重ねてからは減量はもちろん、身体を苛め抜いて体脂肪を落としてを繰り返し、その根性は立派だなと思った。
代打でも現役を続けると決めて一段と身体を絞り、代打でも3割5分の驚異的な数字を叩き出した。ところが4年前、FA補強を重ねて弱体化した巨人を原監督が指揮官の職を放り投げる。その後任人事に巻き込まれ、長嶋茂雄という「伝家の宝刀」に頼み込まれ、本意と裏腹にユニフォームを脱いで監督になったわけである。

巨人に就職したかったわけではないのに、運命のいたずらで巨人に入り、自分の定年まで決められてしまったその人。3年前に監督に就任したときにはまだ十分現役で出来たはずなのに、違うレールを敷かれてしまった。一野球人として彼を評価するならば、本当にかわいそうだと思う。
監督としての才については私はまったく評価できないのだが、3年前監督を引き受けずにパリーグに行ってたら、まだ打席には立ててたと思うし、その後、巨人でなくても打撃コーチなどで食べて、着実に自分の野球人生を作り上げる能力はあったと思う。

「監督やったら(良くも悪くも)もう上がり」。GMになるのは別として監督以外の現場職に就くのは難しい。
私は由伸に心から同情している。





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最終更新日  2018年10月04日 17時59分36秒
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