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林沖

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S君          .@ また、関係ない話ですが この動画を見た事はありますか? https:/…
S君          .@ また、関係ない話ですが この映画を見たことがありますか? https…
2025.03.17
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カテゴリ: 西忍寺道場
昨日の稽古日誌を書きます。
きのうの柿崎のお天気は曇り時々雨。
だいぶ雪も消え、田畑にも土が見えてきました。
O大師兄の話だと、西忍寺の近くの圓田神社の梅の木に花が咲いていたそうです。
西忍寺の境内には雪が3メートルくらい積まれており、豪雪の面影を残しています。

今回のメンバーはいつもの4人。
N師範、O大師兄、S君と私でした。

最初は基本の定歩崩拳、馬歩穿掌、握拳。

次に太極拳の対練にはいりました。


ひたすら柔らかく、絹のように受け流すことに専念した。
まだ、打擠のとき相手の体重を引き受けてしまうので、引き続き研究が必要だ。

琵琶勢。
これはもはやどうやっても技がかかるので、かなりだらしなくなるまで中地半端さの中で稽古しようと思った。
相手が右中段突き。
こちらは左足を左斜め前に進め、すかさず右足を引き付ける。
このとき右前腕で相手の突きを撫でるように受け流すのだが、今回は相手の右肘の内側にこちらの右手刀をひっかっけて巻き落とす。

左足を斜め前に進めて上記の操作を行うと相手は投げ落とされてしまう。
これでは面白くないので、わざと左足を左横に進め、相手が倒れない程度に崩す。
ここでこちらの動きを止めると、相手はややうしろに反ったまま、腰を右旋させて動きが止まる。
つまり投げられはしないが、崩れた状態のまま手も足も出なくなる。


意図せず、左足が左斜め前に進まず、横にしか進まなかった場合は、相手を投げ落とすことはできない。
普通なら、自分の技が失敗したと思って、力ずくで相手を掴んでもみ合い殴り合いになるか、また間合いを取って一からやり直しになるか・・・・ということになる。
しかし、冷静に考えてみれば、投げ落とすまでは至らなくても相手は崩れている。
そこで技が失敗したと思わないで、崩すことに成功したと思えば、余裕を以って相手を打つことができる。

この違いは天と地ほどの違いだ。

しかし、一般的に投げようとして失敗したなら、もう一回投げようとか、寝技や固め技に持ち込もうとかになる。
「崩してから打つ」という概念は、あまり意識されない。
打撃系の格闘技では、そういう概念があると言う人もいるが、それにしても、それは相手を攻撃し、ダメージを与えて崩すというものだと思う。あるいは、かわして崩すというともあるだろう。
しかし、太極拳のように受け流すことで崩すと言う概念は、あまり聞かない。
そして、崩すことによって相手の手足の自由を奪うという発想もないと思う。

しかし、太極拳ではそれが重要な概念となる。

したがって今回の琵琶勢の稽古は、崩すと言う概念を意識するために、ひたすら中途半端に崩して止めるという稽古をした。

今度相手はは右中段突き。
それを右腕で受け流す。
次に相手は左中段突き。
最初から関節技にかからないように意識しているので、肘と腕に力を入れて突いてくる。
そこでこちらは左足を相手の左足の外側に進めながら、左手刀を相手の左肘に巻き付けて落とす。
踏み込みの勢いや、左手刀の巻きつけに速さがあると、相手は投げ落とされてしまうので、勢いを殺し、相手の態勢が中途半端に空間に釘付けになるようにする。
絹のようにひたすら柔らかく動けるように稽古した。

次は左右搬攔。
相手は右中段突き。こちらは左に捌いて左手で相手の腕にネットをかぶせるように受け落とす。
相手は左上段突き。
左肘が空間に円をかくように巻き落とす。
相手のからだは二つ折りになってお辞儀する。
お辞儀した相手の左腕をかいくぐって右手で相手の後頭部を押さえる。
左手相手の左顔面を押さえながら、左右の手操作でひねり落とす。
この間、相手の後頭部には右手、相手の左顔面には左手が貼りついていて、相手が倒れても離さないようにする。

これによって、相手は自分の頭を中心に捻り落とされることになる。
相手の体が捻り落とされ回旋しても、相手の頭は空間に固定して離さない。
相手のからだが床に着いた時、右手で相手の後頭部を押さえたまま、左拳で相手の顔面に勁を発する。
実際には、左拳で勁を発するとき右手は後頭部から離す。
相手は左拳で顔面を強打された上に床で後頭部を打ち付けられる。
これにより技の最初から最後まで、相手に逃げる隙は無くなる。

きわめて残酷な結果になる技ではあるが、後頭部を手で押さえることにより相手の頭を守り、左拳を相手の目の前に置くことによって、観念を促すこともできる。

つまり活かすこともできれば殺すこともできる。
活殺自在が太極拳の技だと思う。

次は攬雀尾。
これは相手の攻撃をぎりぎりで躱す。
見切りが大切だ。
相手は右上段突き。
こちらはぎりぎりで見切って右穿掌を斜めに切りあげる。
これで完全に相手の動きは止まる。
右穿掌をゆるめると、相手は態勢を立て直し左上段突き。
その突きを両手で囲いながら大きな円を描いて床に落とす。
これで相手は下に潰れる。
右手人差し指で相手の左拳の甲を押さえる。
これで相手の体は動けなくなる。
さらに右膝で相手の左拳を押さえる。
さらに相手は動けなくなる。

相手の左拳を両手で囲う時、できるだけ相手の拳に触らないようにする。
実際には触ってしまうのだが、触らないように心がけて円を描くと、相手は抵抗できずに下に崩れ落ちる。

次は提手上勢。
こいつものとおり,遠・中・近と間合いを変えて稽古した。

次は行気からの関節技。
相手は右上段突き。
こちらは左足を左斜め前に進め、さらに右足を相手の右足の外側に進める。
それと同時に相手の突いてきた右腕を巻き落とし、さらに右前腕を相手の右肘内側にひっかける。
そのまま右前腕を上に向けて立てる。
つまり相手とすれ違いざま、右腕をひっかけて持ち上げる。
こうすると相手の肘と肩を同時に極めることができる。
そのまま右足を相手の頭が向いている方に踏み出し、右前腕を内旋させて相手の右肘と肩をロックさせる。さらに重心を落とし、相手をうつ伏せに倒す。

これは最初は上手くいくのだが、次第に相手は慣れてきて技がかからなくなる。
踏ん張りどころがわかってくるからだ。
いろいろ試行錯誤してみた。
相手の肘をひっかけて右前腕を上に挙げるだけでは、相手の重心崩れない。
そこで、相手の突きを巻き落とすとき、右足重心となり、右前腕を上に向けてたてるとき左足重心となる。そのとき自分の体の向きは相手と反対の方向に向いていること。
倒すことに意識が行きすぎて、相手と同じ方向あるいは相手と直角に対すると重心を崩すことはできない。
その体の方向も意識して、右足から左足に重心が移る間に右前腕を垂直に立てて相手の肘を上に押し上げる。これにより相手の体は反りかえり、つま先立ちのまま肘と肩をロックされることになる。
こうすると身動きが取れず釣り上げられた魚のようになる。
そこで一気に右足を相手の顔が向いている方向に踏み出し、右手を内旋させて投げ落とす。
相手はせき止められた水一が一気に流れ出すようにうつ伏せに倒れる。

今日は成功したが、また対策を取られてかからなくなると思う。
そしたら、また工夫を凝らして、いくらがんばってもかかるを目指したい。

午前中の稽古はこれで終わり。
今日も充実した稽古ができたと思います。
みなさん、お疲れ様でした。





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Last updated  2025.03.17 14:30:34
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※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


関係ない話ですが  
S君         . さん
この店に行かれた事はありますか?

https://mitsuketa.info/

(2025.03.17 20:21:40)

Re[1]:R7/3/16 稽古日誌(03/17)  
林沖  さん
S君、情報ありがとう。連絡してみます。
(2025.04.03 17:21:19)

また、関係ない話ですが  
S君         . さん
残念ですね。

https://gatachira.com/local/136658/
https://gatachira.com/local/135009/
https://gatachira.com/local/134674/

(2025.04.06 20:09:25)

Re:また、関係ない話ですが(03/17)  
林沖  さん
S君、情報ありがとう。
商店街の復活は、もはや夢のまた夢ですね。
とても残念です。時代の流れには逆らえませんね。
(2025.06.20 15:18:59)

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