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林沖

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S君              .@ 柳生心眼流ではないのですが この動画を見た事はありますか? https:/…
林沖 @ Re:また、関係ない話ですが(06/24) S君          この映画を見たこ…
林沖 @ Re:また、関係ない話ですが(06/24) S君         動画を見ました。 ブ…
S君          .@ また、関係ない話ですが この動画を見た事はありますか? https:/…
S君          .@ また、関係ない話ですが この映画を見たことがありますか? https…
2025.06.19
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カテゴリ: 西忍寺道場
続いて欄雀尾。
相手は右上段突き。
こちらは相手の踏み込みと同時に左足を左斜め前に進める。

この際、右足に一瞬でも重心を移してはならない。
相手の踏み込みと同時に足を進めるので、右足のバネをためてから左足を進めたのでは間に合わない。
まして右足に重心が乗った時点で相手はこちらの動きを予測して軌道修正する。
ただ直立したまま体を前に進め、左足だけが左斜め前に進む。

相手の突きが怖いからと首を傾けたり、上体を捻ってはならない。
その動きをとらえてどこまでも相手の拳は追ってくる。

これにより数センチの見切りで相手の突きをかわすことができる。

そのあと余裕を持って右螺旋掌で相手の右肘外側をまくり上げる。
これによりあいては後方にのけぞる。
もうすでに「術」にはまっているのだ。

続いて相手は態勢を立て直して左上段突き。
こちらは相手が態勢を立て直すのを待ってあげる。
相手の左上段突きに対して右足を半歩横に移動させる。
この時も左足にバネをためてからでは遅い。
全身の動きを静止させ右足だけを移動させる。
これによりこちらの顔は相手の拳から数センチ移動する。

すなわちギリギリで見切る。



すかさず、右前腕で相手の左前腕を手前に上から下に半円を描いて巻き落とす。
同時に右足を振り上げるようにして前方に進める。
右足が振り上げられて、床に着地するまでの間に右前腕で相手の左前腕を巻き落とすと、車で急ブレーキをかけた時のように前のめりに崩れる。

この右腕の操作が右足の着地の前に終わっていれば、相手は大きく前のめりに崩れるが、着地と同時に右手の操作をしたのでは、間に合わない。
相手はほとんど崩れない。


必然的に転ぶのを防ぐために左足が前になる。

その左足の後ろに右足を進める。
相手は左足前で右足後ろになっている。
その左足踵のうしろから左前方約70度の角度で相手のまた下に踏み込む。
それと同時に右前腕を左わき腹に水平に当て、左掌を右前腕遠位に当てる。

右足が着地し、そこに左足が短く鋭く引き寄せられる時、左掌底から勁を発する。
艮(手偏がつくけど)歩だ。

もちろん本当にわき腹に打てば息が止まってしまうが、それではあぶないので相手の左肘を脇腹までおろさせてガードさせ、その腕の上から勁っを発する。
それでも何回かやると気持ち悪くなるので、動作を大きく緩やかにしてふっとばす。

左斜め前方70度。
この角度で押されると人はもろくも抵抗できず吹っ飛んでしまう。

次は相手が右上段突き。
同じ要領で右肘外側をめくりあげる。
あいては態勢をたてなおして左上段突き。
これも同様に右足を右に進めて数センチで見切る。

このときこちらの顔は相手の正面に向けたまま動かない。
相手の左拳はこちらの顔の横を通り過ぎて、私の顔の位置の後方に延びていく。

それに合わせて左手で相手の左拳面に接触させながら、相手の肘が思い切り伸び切るように導く。
こちらの左手が相手の左拳に圧力を与えなければ、何の抵抗感もなく肘が伸びきってしまう。
それどころか、こちらの手のひらに吸い込まれるように前にめりに崩れる。

その伸びきった腕を自分の首に巻き付けるように180度回転しながら、相手の伸びきった肘を右肩に担ぐ。これで関節技がきまる。さらに左手の指3本で相手の拳を押し、左手首を背屈させると、さらに深く肘関節がきまり、釣り上げられた魚のようになる。

また文章が長くなったので、稽古日誌(3)に続く。





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Last updated  2025.06.19 20:27:02
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