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2020年02月28日
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カテゴリ: 太極拳論
太極拳論つづき最終回。

(6段落→)
■真の目的は、己を捨てて人に従うことである[本是「捨己從人」
■しかし多くの人は誤って理解し、
■いわば「近くを捨てて遠くを求めている」のである[多誤「捨近求遠」]
■これが諺でいう「わずかな誤りの差が千里の隔たりとなる」ということである
■だから学ぶには、違いをわきまえて不明瞭のままにしてはいけない
■以上を持って論とする
(以上)

びっくり

なんかあっけない終わり方というか…。

「近くを捨てて遠くを求めている」というのは、目の前の大事なことを理解せずに先ばかり見ているということなんでしょう。
見るべき「近く」の重要なことは、捨己従人(しゃきじゅうじん)というわけです。

文字通り「己の考え・力・思惑を捨てて、相手のそれにしたがう」ということです。
ものごとを学ぶときには素直で謙虚になれという教訓としては分かりますが、世界観・生き方としては、なんとまあ主体性がなく「ただのイエスマン?」と突っ込みたくなります。

しかし、太極拳論の流れをふり返れば、もう少し深い意味があると分かります。
相手の力とぶつかることなく、とにかく相手の動きや思惑を聴く。

聴くことができたら、こちらの可動域を超えないところで、あくまで力を入れることなく、ダメージを受けないように微妙に相手のベクトルを変える。
こちらは無だから相手には知られない。

力比べ・殴り合い・ののしり合いの消耗戦(=双重の病)ではなく、相手は心地よいままバランスを崩してくれるというわけです。
スマイル

し、しかしです、ひねくれて考えれば、相撲の立ち会いで触った瞬間にかわすようなもので、言うなれば、勝つための究極のズル技作戦じゃないのとも言いたくなります。

でも、これは立脚点を忘れた考えです。

太極拳は争わないこと(人と争うことがないから、天下に彼と争うことができるものはいない)が大前提でした。
だから、そもそも自分から土俵にはあがらないわけです。


そう考えると「捨己従人」というのは究極の良い解決方法ということになります。
立脚点を忘れて、千里の隔たりに陥ってしまうところでしたぽっ

争いを求めて勝ちにこだわっているわけでなく、やむをえない場合だけ防御しつつ快適に解決しようとする。
ん~そこまでの捨己従人をするには、自分が崩壊しそうな不安とどう向き合えば良いのかとさらに疑問が出てくるわけですが、方向としては、いいなあと感じます。

日本国憲法の発想もそれに近いような感じですが、専守防衛よりさらに発展した段階かもしれません。
いずれにしても、立脚点を忘れると、「わずかな誤りの差が千里の隔たりとなってしまう」

…太極拳の発祥の国はもはや立脚点を忘れ千里の彼方みたいですが、日本は立脚点を忘れたり土台(憲法)を変えたりしないでいきたいものです。

そ、それが結論か大笑い


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最終更新日  2020年02月28日 00時00分16秒
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