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2020年06月23日

身型・腿法・身法-35（つなげる）

カテゴリ： 1:起勢

もうしばらく「体の中をつなげる」ということを考えてみたいと思います。

でも、体の中のことなので伝えにくいです。
そこでつながると外見はどうなるかで、説明してみたいと思います。
↑
これはなかなかいい試みです

。

1起勢では、手を挙げる前に体全体が放鬆するので、指先が床の方に数ミリ伸びたように見えます。
伸ばすわけではありません。

そのあと、虎口（とらぐち・フーコー＝親指と人差し指の間の水かきのところ）が、前方へ出ていくように始まります。

このとき左右の掌が少し内向きです。

少し手が挙がってくると、小指側が追いついて内向きがほぼ無くなり左右の掌が下を向きます。

そこからさらに肩や背中が落ちる感じ（これは見えにくいけど）で手が挙がります。

足裏・股関節・命門のことに触れていませんが、つながったときの外見の様子の一例です。
しかし、力を入れて肩を下げたら逆効果ですし、上のように見えなければつながっていないということでもありません。
↑
言い訳が大変。

しかも、「そうは言っても…」と続けたくなります。

外部の力ではなく自分で手を挙げているんだよね。
だから、あーだこーだ言ったって、手を挙げるための筋肉を使っているんでしょ。

これは、いいツッコミです。
そのとおりだと思います。

しかし、一部の筋肉だけで手を挙げることは簡単にできるけど、
太極拳はそうはしないで、
できる限り体の全部の筋肉を少しずつだけ利用して、

体中の細胞みんなが協力して手を挙げたい。

…とそんな感じです。

だから部分的に力を入れるのは反対、どこかを詰まらせるのも反対、ということです。