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「感染対策をしながら経済を維持するための対策(GoToトラベル)は感染が収まったら実行しますと発表していましたが、感染が収まるのを待っていたら経済が持たないので、心配ですが少し早く実行することにします。しかし、これによって感染が拡大したら経済対策は中断しなければなりません。
そうなると逆効果になってしまいます。それは絶対に避けたいので皆さんくれぐれも気をつけてGoToトラベルを利用してください。
今こそ、皆で力を合わせて乗り切りましょう。」
くらいの発言を、官僚は総理のために考えてあげてあげればよかったのにと思います。
それでも総理大臣の気持ちはこうなんだろうと思いやりを持って解釈していました。
きっと、国全体のことを一生懸命考えて実行したに違いない…と。
で、実際、感染が拡大しまい、うまく行かなかったわけですから
「GoToトラベルが感染拡大に影響したかどうか今は分からないですが感染拡大は事実です。
そこで~を反省して…」
と改善すれば良いわけです。ところがどっこい
「GoToトラベルが感染拡大に影響したというエビデンスはありません
」
というごまかし言葉(正当化・責任回避)に向かっちゃうからダメなんだよなあ…。
影響しなかったということも分からないのに。
ついでに「証拠」と言わないで「エビデンス」と言うのはいったい何なんだ?
ろう…こんなときまで英語の勉強をさせたいのか(-_-)。
…というわけで、今年は毎日のようにグラフを見ています。
新型コロナウィルスの感染者推移のグラフは、日時の経過(右横方向→)に伴っての人数の増減(縦の方向↑)を見渡せます。
さて、長く太極拳をやっている皆様の熟練度をグラフにしたらどんな様子になるでしょうか。
↑
そ、そうくるか…前置きが長い!って、誰か教えてやれ
\。
套路を覚え始めたときのグラフは、毎回新しい動きが身につくわけですから、ぐんぐん右上がり(上達中!)です。
まあ、忘れることもあるので上下はありますが、1年くらいの期間のグラフを遠くから見渡せば傾きは右上がりです。
そして、細かいところを正しくする段階に入ると、傾き(上達)はやや地味になってきます。
まあ、深まっていく実感はあるのでグラフは右上がりですが、傾きはなめらかです。
さらに、太極拳が本質的な段階に入っていくと、
聞いて→できる、
自分で課題を見つけ→解決する、
の「→」の期間は長くなります。
試行錯誤の期間は時間のみが過ぎ、ほとんど上達(傾き)は0。
グラフは横に水平に伸びていきます。
ところが、あるとき、横に伸びていたグラフは、まるで跳ね上がるように一段高いところへ移ります。
飛躍の瞬間です。
急に話が変わりますが、駐車料金のグラフも同じです。
40分でも50分でも料金は同じなのに、60分を過ぎた瞬間に金額が上がる。
そしてまた同じ料金のままで、120分を超えた瞬間にまた跳ね上がるというグラフです。
私たちが、何かを身につけたり極めていくときのグラフはだいたいこのパターンのように思います。
子どもの頃、自転車に乗れるようになったのは、1分の練習で1センチずつ乗れるようになったのではなく、ずっと乗れなかったのに、フラフラ進めるようになり、まもなくどこまでも乗れるようになったという感じです。
鉄棒の逆上がり(さかあがり)や蹴上がり(けあがり)もそうでした。
「できない~」がずっ~と続いて、あるとき偶然できて、まもなくいつでも出来るようになる。
必ず、どこかで飛躍がありました。
まるで進歩が無いように見えていた期間は、飛躍のためにじっくり充電をしていたかのようです。
中学生や高校生に
「10分勉強したら1点テストが上がると約束されていたらどう?」
と話すと
「絶対勉強する!」
と言います。
しかし、現実は駐車料金のパターンです。
勉強しても点は上がらず…しかも、飛躍は「うまくいけば」で、いつ飛躍するかも分かりません。
これは、けっこう辛いです
。
太極拳の良いところは、充電期間でも上達期間でも、それなりに楽しめるってところかなと思います。
それはなぜだろう…って思う今日このごろです。
気楽にやっているからでしょうか。
それとも何か見えない極意に私たちは触れているのでしょうか…。
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