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2022年03月14日
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太極拳全般を通しての「姿勢の要求」について5つの常用語を確認しました。
さらに「動作の要求」もあります。
事前に言葉を知っていると学びの指針になりますから覚えおいてください。
今回の言葉は「用意不用力(よういふようりき)」です。
四文字熟語が多いですが、これは五文字です大笑い

文字通り、意識を用いて力は用いないという要求です。

誤解されがちな「力を使わない」の意味については、何度か取り上げてきたので詳しい説明は省略しますが、太極拳の本質に関わる重要なところです。
相手と力のぶつかり合い(力勝負)はしないということですから、相手の力につられて、こちらも安易に力を入れてしまえば力勝負の始まりになってしまいます。
ではどうするか。
用意不用力というわけです。
ただし、太極拳を身につけていく過程で「用意不用力」が学びの中心になってくるのは、かなりあとになってからです。

まずは、

1:太極拳の套路を概ねできるようにする。

24式を概ねできるようにするには普通1年前後かかります。次の段階は、
2:套路の中で、定式をできる限り正しい形にすることを意識します。

套路の24カ所の決まった形を正しい歩型・身型・手型(まとめて三型といいます)にするわけです。
套路を自分でできるようになった頃は、このことに集中します。
これは、見かけ・外見・うわべの問題ですが、これが正しくないと動作の目的地が違ってしまうので話しにならなくなってしまうからです。
次の段階は、
3:定式から次の定式へ移る途中の姿勢(通過点・結節点)を正しくします。

套路の中で、正しい歩型・身型・手型の場所を、定式の24カ所から、さらに増やすわけです。
カウントして停まりながら動いて練習すると思いますが、それがこの段階です。
そして、
4:正しい場所(点)が増えたところで、点を結ぶ動き(通り道・路線)も正しくなるようにします。

正しい点(通過点)が増えていれば、それほど難しいことではありません。
正しい定式・正しい路線として、外見上は太極拳の動きらしく見えるようになってきます。
ここまでくれば、太極拳の次の段階への最初の飛躍のときです。
重心の位置・体重の移動の仕方・体重の受けとめ方の確認…など改善の始まりです。
重心の移動もうまくできてくると、体の中の問題になってきます。

そのころになって、始めて姿勢の要求として、虚領頂勁・含胸抜背・虚実分明・鬆腰鬆胯・沈肩墜肘があり、動作の要求として、用意不用力が重要になってきます。
読めましたか。
「きょりょうちょうけい・がんきょうばっぱい・きょじつぶんめい・ソンヤオソンクワ(しょうようしょうこ)・ちんけんついちゅう・よういふようりき」です。

鬆腰鬆胯だけ中国語読みですが、深い意味はありません。言いやすいからです。
上記の学習段階は、「1:」が完成したから「2:」へ…という区切りがあるわけではありません。
「1:」がほぼ完成しつつ(未完成が残りつつ)「2:」へ移りながらときどき「3:」も意識して「1:2:」に戻りつつ…と重なりながら行ったり来たりの一歩一歩です。

しかし、自分の中で今、身につける着けるべき課題や目的は何かということをあやふやにせず、意識しながら取り組むことが大切だなあと実感しています。

迷い道くねくね~♪にならないようにするために。

ふる





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最終更新日  2022年03月14日 00時00分19秒
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