AMAZING GRACE
とは、< 素晴らしき恩寵
>と
いう意味で、イギリス
の牧師であるジョン・ニュートン作詞による、
讃美歌なのです。イギリスはもと
より、アメリカでも 最も慕われて愛唱
されている曲
だけに、これまで多くの歌手に
よりカバーされてきました。
1725年生まれのニュートンは、当時大英帝国繁栄の礎である植民地
へ
黒人奴隷を
輸出する< 奴隷貿易
>に携わり、巨額の富を得るように
なり
ました。奴隷として拉致された黒人は、家畜以下の扱いを受け、
多くのものが
輸送先に到着する前に、感染症・脱水症状・栄養失調で
亡くなりました。
ある時ニュートンは、航海途中嵐に遭遇し、あわや難破かと。
それまで不信心で
あった彼も真剣に 神に祈り
、幸いにも遭難を免れる事が
出来ました。これが
契機で、ニュートンは 敬虔なクリスチャン
となり、
やがて 牧師
になったのでした。
そして、黒人奴隷貿易に関わった事に対する
後悔と、それにもかかわらず赦しを
与えた 神の恩寵
に感謝する言葉、
アメージング・グレースを1772年に作詞
したのです。
この曲をタイトルとした、 英国の黒人奴隷貿易廃止
に至る、感動の
実話の映画
があります。
2007年公開された英国映画で、黒人奴隷貿易廃止に一生を費やした
英国議員、
ウイリアム・ウイルバーフォース
の物語。この映画の中で、
前述のニュートン( 当時英国国教会の聖職者 )に助言を求めるシーン
があります。
彼の長年に亘る政治活動により、1807年廃止法案が
承認されることになり、
ウイールバーフォースは死後偉大な政治家と
して、 ウエストミンスター大寺院
に
埋葬されたのでした。
英国で奴隷制度そのものの廃止は、1833年まで待たなけれなりませ
でしたが、
かような黒人奴隷の解放は世界的な動きとなったのです。
アメリカでは、1861~1865年にかけて、奴隷制に反対する
北部23州と南部
11州の内戦、いわゆる 南北戦争
が勃発。1865年
アメリカ合衆国憲法修正
第13の成立をもって、公式にアメリカでの
奴隷制度は終焉を迎えたのでした。
アメージング・グレイスは、
結婚式
でもよく使われる曲ですが、この
曲が
出来た背景をわかると、二人の新たな旅立ちに際し、
感謝の気持ち
を
もって、より感慨深いものになると思います。
さて、 2,000,000 アクセス
、本日中に達成すると思います。
見事に キリバンを踏みぬく
という、 素晴らしき恩寵
に預かった方は、
どなたなのでしょうか???
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エクノの祝福 。。。 2022.09.19 コメント(39)
アメイジング・グレース 。。。 2022.01.29 コメント(34)