想い出は心の宝石箱に。。。

想い出は心の宝石箱に。。。

2022.10.25
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カテゴリ: 日々雑感
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 秋も一段と深まり、木々の葉も緑から赤や黄色に、彩られてきました。 

​紅葉や黄葉​ など色付き始めるには、日中の最低気温が8度以下が必要で、

 5度
以下に なると一気に進みます。  



From PIXTA  

 日本における紅葉は、 9月北海道の ​大雪山​ から始まって徐々に南下。

 見頃は北海道・
東北で10月、関東から九州では11月から12月初めまで。

​ 紅葉の季節になると、 紅葉狩り に​ 出か ける人が多く、紅葉の名所と言われる

 処は​
​(全国的には ​奥入瀬​ (青森県)や ​日光​ (栃木県)、 京都 の社寺​ どが

 有名)行楽客で​
​あふれかえります。


 紅葉をめでる習慣は、 平安 の頃の風流​ ら始まったとされ、

 この場合の「狩り」というのは「 草花を ​眺めること​ 」の意味。平安時代には

 実際に
紅葉した木の枝を 手折り(狩り)、 手のひらにのせて鑑賞したそうです。


葉っぱの無料写真



 日本では ​春の桜、秋の紅葉​ と対比的に言われますが、 心にしみいるのは

 どちらか?
とのアンケートの結果は、 桜が51%・紅葉が49% と、ほぼ拮抗して

 いました。

 桜を挙げた方の理由は、

   第一位 日本的情緒がある

   第二位 春の再生感と重なる

   第三位 1年の巡りを感じる



​  一方、紅葉は

   第一位 赤・黄など色が豊富

   第二位 燃えるように美しい

   第三位 寂寥感がいい


  さくらの無料写真


 皇子も若い頃は秋の紅葉の方が好きでした。しかし、年齢と共に自分の残された

 人生に秋の紅葉を重ね、むしろ 生命の喜びを感じ躍動感溢れる 、春の桜のほうを

 愛でるようになったのです。

       

  日本人の国民性は、 短視的、 楽観的、現世的 だと思うのです。

 死後の世界 など、誰も
気にしていません。キリスト教の 最後の審判 などがあるとは

 思わず、誰もが 天国
行けると考えているのですから。



​紅葉のような、 派手ではあるが冷ややかで滅び行く美しさ を、愛ではするが

 心酔する​
ことはないのでしょう。その証拠に、 ​​​ 西行 本居宣長 ​​​ のような

   サクラ狂いの日本人は
いますが、紅葉狂いの日本人は聞いたことがありません。


   さくらの無料写真

  サクラにはその華やかさと共に、パッと散ってしまう花期の短さも、日本人の

 感性に
合っているのでしょうね。

​  ​良寛​ の辞世の句と言われている「 散る桜 残る桜も  散る桜 」と

   いう句も、散って行く
桜の花を眺めながら、「ああ、残る桜も、やがて 散って

   しまうのだなぁ~‥‥」と、同じ
ように人は桜のように散って行くが、残って

   いる
人もやがていつか散って逝くのだ‥‥と、
​人生の悲哀​ を詠ったのでした。



  また、この良寛の句から ​親鸞聖人​ が、得度をされる時に詠んだと伝えられる、

明日もあ
りと思う心のあだ桜 夜半に嵐の吹かぬものかは 」という歌を連想

 させられます。


 「明日があると思い込んでいる気持ちは、いつ散るかもしれない ​儚い桜​

 ようです。
夜に嵐が吹こうものならもう見ることはできません。」とそのような

 心境で、親鸞聖人は
慈鎮和尚 に得度を願われたのです。


 この二つから伺えることは、 今あるこの時間、時を大切にして生きましょう との

意味と思います。歳老いれば明日何があるかわからない、そしてどうなるかも

 わから
ないのですから・・・・ 



日本の桜の無料写真

うん・・・なんか文句あるのう~~?! 

 今日の記事は皇子らしからぬ、真面目な内容ではないかとな。

 まあ~~いいじゃん、たまには・・・・

​​   

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Last updated  2022.10.25 12:26:07
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