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えー、三脚も雲台も写真機材として重要な位置にあると思います。自分の中で「三脚と言えば」の問いに対する答えは、「ジッツォ」であり「マンフロット」であり「ハスキー」であります。もちろん「この3社以外は使わないよ」とまでは言いませんが、選択して失敗の少ないメーカーであるとは思っています。
そのぐらい信用指数が高い3社なのですが、視点を上に向けて雲台の話になったなら、これがまた選択が難しいというか、「この雲台っていいよね」というのがないんですよねぇ。したがって、推奨 or セット販売になっている上記3社の雲台をそのまま使っています。しかしまぁこれが、なかなか満足って代物じゃないんですよねぇ。
例えば雲台に対する不満とは。ジッツォは特に大きくて丈夫という点では大満足なのですが、3社どれも微調整が難しいんです。スコンと動くというか。3D式(縦と横と回転の3軸)の欠点というか。
んじゃ、3D式じゃなくて自由雲台ならどうか。と思っていくつか使ってきました。確かに「動かし方が自由」なのが特徴なので、スチャッと被写体へ向けることができます。ところが僕が使ってきた某社製大型自由雲台は、止まりが悪いというか、ギュッと締めていくと唐突に止まりつつ微妙に動くというか。厳密さを求めるときにはなかなか使いにくいです。それと雲台にカメラを取り付けたまま縦位置撮影をしようとすると、3D雲台と比べて不安感が出ちゃいます。
つーことで、長期間雲台難民状態(笑)
で、ずいぶん前の話になっちゃいますが、1筋の光が見えた製品が雑誌記事に掲載されていました。それが 「梅本製作所」
の自由雲台です。
今回新しい機材システムを組むにあたり、 「梅本製作所」
の自由雲台を取り入れることにしました。で、前述の通りの雲台に対する不満というか 「梅本製作所」
の自由雲台に対する疑問というかを、電話で聞いてみることにしました。
梅本さんとお話をして感じたことは、「この方も写真が好きで、とても良い技術職人さんなんだろうなー」という点です。もちろん「も」とは、レンズ磨きの山崎さんと、レンズ改造の宮崎さんと、ライカ修理の安田さんを示しています。
詳しい話ははしょりますが、前述の一部の質問をしたところ、
「うちの製品は、ボールに対してブレーキが徐々にかかるように設計しています。ですからご希望のねっとりと雲台が動くポイントがあります。指先でそのポイントをコントロールできるように覚えていただきたい」
という具合。もちろん電話でこちらが想像しやすい言葉を使いつつも技術的な解説をたっぷりとしてくださいました。この手の話が好きな僕にとって、非常に嬉しい対応でした。
で、購入した子が↓こちら。
ご存知の方はご存知でしょうが、この自由雲台の動作つまみは1つしかありません。これで
強固静止→全体ねっとり可動→位置ほぼ固定のままパンニング可→自由
というコントロールが可能になっています。これって結構便利だと思いました。ただし、ちょっと慣れが必要ですね。
つーことで、久しぶりにお気に入り仲間となりそうな雲台を手に入れてみました。
2011年一発目の戦略的物欲 2011.01.03 コメント(2)
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