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『怒れる白鳥』オープニングは医療ドラマかと思うほどで、珍しいなと思いました。展開も意外な事実が出てきて興味深かったです。タイトルは多年生の植物ということで、枯れた鉢植えを意味しているのでしょう。海軍病院のロビーで銃の乱射事件が発生し、死傷者が出た。犯人は戦闘服を身に着け、黒いカバンを持っており歩いて逃亡したが、顔を見た目撃者はまだ見つかっていない。たまたま居合わせた非番の警官が犯人を撃ち、現場で犯人のものと思われる血痕を採取する。ギブスらが現場で対応していると、スローンが現れ、死傷者のリストを確認したいという。一読した後、スローンは自分はこの件に関われないと言って現場を立ち去る。ギブスは現場にいた人々の事情聴取を急がせる。トーレスは事件の状況に怒りを募らせる。死亡したのは入院患者の担当をしていたサンチェス兵曹長で、応戦した警官のモーズビーは自ら被弾して手術中だ。犯人が入り口からではなく、エレベーターから降りてきたという証言があり、病院内の監視カメラを確認すると、3階のエレベーター前で犯人が看護師から話しかけられているのが映っていた。話しかけたのは民間人の看護師フェイス・トリヴァーで、事件が起きた時、心臓手術に立ち会っており避難しなかったという。ギブスはスローンが被害者にこだわった理由を、フェイスだと気づく。フェイスはスローンの娘で、出産した日にスローンはフェイスを手放していた。フェイスが犯人の顔を覚えている可能性があるので、NCISで聴取することになったが、スローンは聴取に同席するべきか動揺する。フェイスは自分の存在を知らないはずなので、ギブスは同席を許可する。ケイシーが血痕を調べたところ、犯人は軍人ではなかった。フェイスは犯人が休憩室から出てきて、迷っているようなので声をかけたという。事件にショックを受けて、顔をはっきり覚えていないというが、ギブスは似顔絵を作るのに協力を求める。似顔絵から、顔認証で犯人は18歳のエヴァン・サイクスと判明する。NCISがエヴァンの自宅に突入すると、エヴァンの姿はなかったが、血痕が残り撃たれた肩から自分で弾を取り出したことがわかった。その後、クローゼットからライフルの弾を持ち出したらしく、この先まだ計画があるものと見られる。エヴァンのPCはハードドライブの内容を消去されていたが、ウィルスに感染しており、ファイルを延々とプリントアウトしていたようだ。エヴァンは全体の10%で印刷を止めたらしく、マクギーはこれから何か探り出せるのではないかという。最後のページに表のタイトルがあり、そこには病院と「アイスステーション」、「ウィローデン」という名前があった。それぞれ、近隣のスケート場と小学校で、ギブスは緊急避難の手配を要請する。エヴァンの自宅に父親ノアが戻ってきて、NCISに身柄を拘束された。ノアはエヴァンが事件の犯人だということに、ショックを受ける。エヴァンにはクリストファーという兄がいて、6年前に飲酒運転で交通事故を起こし、4人家族を死なせていた。兄が刑務所に入り、それを機にエヴァンは変わってしまったという。今回海軍病院を狙ったのはクリストファーが海兵だったからではないかというノアに、トーレスはその恨みを全く関係のない人々に向けるのは理解できないと声を荒げる。エヴァンの次のターゲットについて、ノアはわからないと答える。モーズビーの手術が終わり話を聞くことになった。反射的に撃ったが、犯人の顔ははっきり覚えておらず、エヴァンの名前にも心当たりがないという。そもそも病院に立ち寄ったのは、看護師として働いている妻にパンケーキを届けるためだったという。スケート場でエヴァンの姿を確認したという連絡が入り、ギブスらが急行するが、別人だった。未だ、エヴァンの行方はわからない。スローンは自宅の警護を拒んだフェイスの様子を家の前で見守る。しかし、フェイスはスローンに気づき、そもそもスローンの事を知っているという。何年か前にオンラインで見つけ、出産の日に養母に自分を渡し二度と会わないと約束したのになぜ今になって現れたのかと問う。スローンはフェイスを養子に出す代わりに、人生の成功を手に入れたではないか。フェイスはスローンに立ち去るようにいう。ギブスはモーズビーが休憩室で夫婦でパンケーキを食べたことから、エヴァンがモーズリーと同じ場所にいたことに注目する。ウィロウ・デン小学校はモーズビーの子供が通っている小学校で、本人もスケート場に通っていた。つまり、乱射事件を装ったモーズビーをターゲットにした殺人未遂事件ではないか。クリストファーは来月仮釈放の審査があり、そこでモーズビーが証言することになっていた。エヴァンの父親はクリストファーのために優秀な弁護士を雇い、いじめられたエヴァンのために名字を変えて引っ越しもしていた。おそらく息子の居場所も知っているに違いない。ノアの証言でNCISは潜伏場所のモーテルに向かう。ギブスはトーレス一人に踏み込むよう命じる。トーレスは怒りに任せてエヴァンを射殺する可能性もあったが、怒りを抑えてエヴァンを逮捕することができた。エヴァンはただごめんなさい、と繰り返す。スローンは再びフェイスの前に現れ、娘を手放さなければならない事情があったという。それは今言えないが、いつかは話すという。元々、カリフォルニアにいたが、どうしてもフェイスのことが忘れられずにDCにやってきたと認める。スローンは娘に電話番号を手渡す。マクギーはギブスがなぜトーレスに突入を任せたのか問う。ギブスは「捜査に私情を挟むな」というルール10を破棄したことを認め、何が正解なのか先が見えなくなったという。ビショップはジヴァのオフィスの片付けをしていて、枯れた鉢植えを職場に持ってくる。ケイシーに元に戻せないと言われると、ビショップは新たに植え替えた鉢植えをもって自分がオフィスを使うことにする。いろいろ気になるストーリーがありましたが、スローンに娘がいてそれが今回事件の関係者だったというのは、おおそう来たかという感じですね。しかも、その娘のためにわざわざサンディエゴからDCに来たという。(やや後付けぽいですが)娘の方も実の母親について知っていたが、多分育ての母から聞いたのでしょう。自分を捨てたのに今更なんで出てくるのかというのは、複雑な気持ちでしょうね。今は言えない手放した理由が何なのか想像つきませんが、仮にそれが納得できるようなものだったとしても、フェイスの感情としてはそう簡単に受け入れることはできないだろう。一方、スローンも娘のことを忘れたことはなかった、それもまた人の気持ちではないか。ギブスの前で捜査の邪魔をするのは問題だが、これをきっかけに、何らかの解決が見られると良いですね。それには時間がかかるでしょうが。トーレスが恨みをなんで無関係の人に向けるのかと爆発寸前なのも理解できます。もちろん、捜査機関として私情をはさみ、自分が処罰してやるというのはだめだ。きちんと裁判で真実を明らかにし、罪を償わせるべきだ。トーレスは怪我をして父に匿われていた犯人が銃を手にしなかったせいで、何とか乗り切ることができた。ギブスとしては、ビショップに非難されてルール10は捨て去った以上、トーレスを信じて任せるしかった。この辺のギブスの心の揺れがどの方向に向くのか、気になりますね。ビショップはジヴァのオフィスの片付けにギブスが一向に手を付けないことから、自分が積極的に関わった。ギブスに何を知っているのかと詰めようとしたのは、あの「遺言」を告げに来た女性を突き止めたいのかもしれないですね。ビショップの心に宿った「希望」は執着のようにも見えますが、果たして決着を得られるのか。私達も気になる「何か」があるのかどうか。残り話数少なくなってきましたが、最後まで引っ張りますね。
May 31, 2019
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これはもう今シーズンは「ボストン・リーガル」ですね。修正第四条とか懐かしい!レッドの新しい面を見せるというか、むしろ昔馴染んだキャラが戻ってきた感じがします。(笑)レッドがFBIとの合意の中で犯罪を起こせば免責を失うため、検察側はレッドが製造番号を削った銃を所持していた件について争う。レッドは銃を証拠から排除するよう申し立てた。裁判の途中でレッドは休廷を求め、リズに新たな事件について情報を伝える。レッドは自分にビジネスで支援をしてきたハリス・ヴァン・ネスが事故に見せかけて殺されたという。ヴァン・ネスはレッドに投資していただけでなく、レッドの票を集める役割も果たしており、組織はレッドが逮捕され裁判にかけられたことから、レッドの追い出しにかかったようだという。レッドはデンベに対立候補のアンドロッサーニをなだめてくれという。デンベは選挙のことよりも、真実をリズに話すべきだと答える。クーパーはヴァン・ネスを殺害した犯人を探すように命じる。大金持ちのヴァン・ネスの遺言が関係者に公開され、遺産はこれまで存在が知られていなかった隠し子のティモシー・ピーターソンに相続されることになった。一夜にしてトレーラー暮らしのピーターソンは大金持ちになった。FBIが仲間を集めてパーティをしているピーターソンを訪ね、ヴァン・ネスとの関係について尋ねる。ピーターソンは遺言の話を聞くまで、父親の存在を知らず、なぜ自分に金を残したのかわからないという。ピーターソンはガールフレンドのディードレと知り合ってから、家族のことを調べるように勧められ、父親違いの妹ヘレンがいることを知ったという。パーティにはヘレンとそのボーイフレンド、マーカスも出席しており、突然の遺産相続で大騒ぎをしている。レッドは証人として、レッドを逮捕したボールドウィン巡査を召喚する。ボールドウィンはパトロール中に銃を持った男がいるという通報を聞き、「帽子とスーツの50代白人男性」としてレッドに声をかけた。その時のレッドは挙動不審だったというが、レッドが提出した偽造IDは申し分なく、身体検査をする理由も見当たらなかったはずだという。通報は匿名の通報者によるもので、ボールドウィン自身は音声を聞いていないとと答える。FBIはディードレの身元が確認できないことから、偽名ではないかと疑う。ディードレの居場所を突き止め現場に向かうと、ディードレは別の男の花嫁として結婚式の最中だった。新郎に話を聞くと、偽装結婚をするために花嫁役としてディードレを雇ったと認める。ディードレは「オルター・エゴ」という事務所に所属する女優で、事務所は顧客の求めに応じて様々なキャラクターを派遣してくれるという。違法ではないというが、FBIはディードレの本名を明かすよう求める。その結果、ディードレだけでなく、ヘレンもマーカスも同じ事務所の役者ということがわかる。誰かがピーターソンの遺産相続を知って、3人を雇いピーターソンに近づけたようだ。ヴァン・ネスの内部事情に詳しい人物として、FBIはロジャー・プライスを尋問する。プライスはヴァン・ネスの遺言修正に関わっていたが、殺す計画ではなかったと明かす。死期が近いヴァン・ネスにマーカスが業を煮やして、強引な行動に出たという。ディードレはピーターソンと交際して妊娠し、ドラッグを使うピーターソンに殴られたと言って、正当防衛でピーターソンを殺す計画を練っていた。生まれてくる子供はヴァン・ネスの遺産を継ぐ権利があることになる。ホテルでピーターソンは3人に襲われ、そこに事情を知ったFBIが踏み込む。リズは逃亡を図ったディードレを逮捕する。レッドは通報テープが証拠品として挙がっていないことから、存在そのものを疑う。判事は自分だけがテープを聞いて確認すると約束する。判事はテープの存在を確認した上で、そのものを証拠として提出する必要はないと判断する。それに対し、レッドは誰が警察に通報したのか、なぜ銃を持っていると知っていたのかに執着する。デンベはホテルに現れ、リズにピーターソンと話をさせてくれと頼む。ピーターソンはヴァン・ネスの相続人として、レッドの票を入れる権利を持っていた。判決で、判事はボールドウィンに与えられた情報は不十分なものであり、自分の目で確かめて身体検査を行い銃を見つけたことについて、検査は合理的だったと結論付ける。それにより、FBIとの合意は無効となり、これまでのレッドの重罪を一つ一つ裁く事を認める。面会に訪れたリズに、レッドは身内に裏切られたという。そして、通報のテープは必ずや自分で聞いて、裏切り者は殺すつもりだという。そういえば、影の政府「結社」がありましたね。レッドは権力者と関係を持ちながら、裏社会悪人の世界をリードするために、常日頃から票集めに腐心していることがよくわかりました。裁判よりもこちらの方がレッドはおろそかにできないらしい。この世界も抗争して血を流すのではなくて、政治、金の力で動かすということか。警察に通報したのがリズというのはバレバレだと思うのですが、レッドは知ってか知らずか、裏切り者は近くにいる、自分は嵌められたという。これは脅しで、リズの方からごめんなさいと謝ってくるのを待っているということなのか。でも、これまでも同じようなことが何度もありましたよね。リズが何をしようと、レッドがリズを殺すことはありえないのですけど。そうなるとドラマが終わっちゃうし。オルター・エゴは別にブラックリストに載るような存在じゃないと思います。女っ気のないレスラーがいとこの結婚式に誰も連れて行く相手がいないのは情けない。婚約者を殺されて以来、本当に彼女なしでプライベートのストーリーもありませんし、そろそろ何か作ったら良いのにと思います。その他、まだこのシーズン始まったばかりですが、レッドの裁判が中心となってナヴァービの後遺症の問題くらいしかサブキャラクターのストーリーがなさそうなのが物足りないです。やっぱりトムがいないのは大きいなあ。
May 29, 2019
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前話の続き。シリアスな展開、何とも言えないやるせなさ、SVUの王道を行く2話でした。ゲストの熱演が光りましたね。サムの父ジョンに無罪評決が出て、コンウェイ家は普段の生活に戻ることになった。しかし、サムが裁判から初めて登校した日、学校でサムはライフルの乱射事件を起こす。生徒や教師など2名が死亡し、5名が重軽傷を負った。カリシは銃で自殺をしようとしていたサムを見つけて説得する。サムは乱射を起こした理由を尋ねられ、事の重大性を悔い、あの時ウサギを撃ち殺せば良かったという。サムが持ち込んだ銃は父親が管理しているもので、カギを開けて持ち出したものだった。連絡を聞いて駆け付けたジョンは、ストーンがサムを証言台に引っ張り出したせいだと責める。ストーンは裁判に勝つことばかり考え、サムの危うさに気づかなかったと落ち込む。サムの精神鑑定をアバナシーは、犯行時のサムは心神喪失状態ではなかったと結論付ける。ジョンのサムへの虐待は幼いころから始まっており、サムは父親を善い人と信じ込んでいた。犯行に及んだのは、男らしさを求める父親に影響され、生き物を殺すことで男らしら、強さを示そうとしたのだという。ストーンのオフィスをコンウェイ夫妻が訪れ、息子の有罪を認め裁判を望まないという。サムは終身刑になる可能性があるが、父親の罪は葬られてしまう。ストーンは拘置所のサムを訪ね、このままでよいのかと問う。サムは心を閉ざしたままで、あの日学校に行かなければ良かったと悔いの言葉を続ける。ジョンはこれまでのお仕置きが効果なかった、時間の無駄だったと言ったという。ストーンはそれを聞いて、ジョンを過失致死で立件できそうだと確信する。ジョンは生き物を撃ち殺すことで男になれると息子に信じさせた。しかし、モリーは今も証言するべきではなかったとオリビアたちを跳ねのける。兄のブライアンもまた、父親を信じて疑わず、もし父が悪いのなら自分もそばにいたのだから、自分も責められるべきという。むしろ、こういう状況に追い込んだのは警察だと反発する。それでもストーンはジョンの逮捕に踏み切る。ジョンは息子が他人に危害を加える可能性を見落とし、適切な対応を怠った。証言席でジョンは信念に従って男にするため子供たちを厳しく育ててきたと証言する。ストーンは男でなければ人間は無価値なのかと問いかける。サムは父を愛し、教えを守って喜ばせようとしたと証言する。もし、父の期待に応えられなければ、父は自分を女のようだとののしった。狩りでしくじった時、父は自分をサマンサと呼び、母親の服を着せた。乱射しながらサムは「男であれ」と何度も自分に言い聞かせたという。サムは「これで俺は男になったぜ、これで満足だろう」と叫ぶ。評決でジョンは過失致死で有罪となった。アマンダは生まれてくる子を産むべきか、どうか迷っているとオリビアに打ち明ける。オリビアがノアの反抗期?に手を焼きそうですね。結局、子育ては難しいというエピソードだったのか。父親から息子へのレイプは事実だったのかな。女性の服を着せて、女ならレイプしても良いと考えたということか。学校での乱射事件は今も度々起こっているようですが、その原因が父親の虐待だったというのはちょっと結び付きにくいように思いました。しかし、自宅に銃はあるでしょうし、何かの不満が過激な行動に出る可能性はあるかもしれない。それにしても、たった一人の父親を喜ばせるために殺された被害者はたまったものではない。遺族や関係者は怒りのやり場をどこに持っていったらよいのか。今後、控訴するにしてもジョンが裁判で家族を支えられなくなり、サムは終身刑ということになると、この一家の将来は暗澹たるものですね。ブライアンの嘆きにも本当に同情したいです。親は選べませんからね。今シーズン、だんだん親離れしてきたノアが犯罪と関わらないように願うばかりです。おばあちゃんのこともありますし。
May 26, 2019
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『記憶喪失』トーレスのサービスショットの記憶は残りますね。(笑)トーレスが出勤せず電話にもでないことから、マクギーが居場所を探る。その頃、トーレスはヴァージニアビーチの古いレジャーボートの中で目覚めていた。ギブスらがトーレスを見つけるが、トーレスは昨夜からの記憶がなく、来ていたTシャツには飛沫血痕があったため、検査を受けることになった。薬物を盛られた可能性があるという。マクギーはトーレスの携帯電話の記録を追跡することにする。昨夜いつものようにジムへ行ったことまでは覚えていたので、ギブスとビショップがジムのトレーナーに話を聞く。トレーナーのジョーダンは、トーレスからの予約を受けていたが、渋滞で遅れると連絡を入れており、ジムに着いた時にはすでにトーレスの姿はなかったという。ジムの駐車場にはトーレスが通勤に使っているバイクが残っていて、そのそばには若い女性の死体が隠されていた。首を撃たれていて、トーレスは一気に殺人の容疑が向けられることになった。死亡していたジェシカ・ホーは前科のあるウェイトレスで、トーレスは見たこともないという。トーレスの血液検査で強い睡眠薬が検出され、トーレスが常用しているプロティンに入れられた可能性が高いという。パーマーはトーレスを検診し、瞳孔が縮小しているのが妙だという。沿岸警備隊によると、トーレスが目覚めた廃船は9年前に沈没したことになっていて、所有者が不明になっている。この手の船は、密輸に関わることが多いという。ジムの駐車場のカメラに、ジェシカと親しく肩を組むトーレスの姿が映っていた。T シャツの血痕はジェシカのものと断定され、トーレスの立場はますます不利になった。しかし、ジェシカの携帯を分析したケイシーはジェシカがジョーダンと通話していたことを見つける。ジョーダンは1万ドルの報酬で、ジェシカからトーレスの予約に遅れてきてくれと頼まれたという。すでに報酬は支払われていたが、支払ったのはベルギーの輸送会社で、トーレスが目覚めた船にはダイヤ用ののこぎりの歯が見つかっていたことから、トーレスは過去の潜入捜査を思い出す。沿岸警備隊との合同捜査で、トーレスは盗まれたダイヤの捜査を行っていた。1200万ドル相当のダイヤを押収し、容疑者を確保したが、沿岸警備隊のヘンドリクス中佐によると、事件はまだ決着していないという。証拠を見せてほしいというNCISに、ヘンドリクスは厳重に管理されている証拠保管室を開ける。職員のイーステリングが証拠品の鍵を開けると、ダイヤがなくなっていた。先週チェックした時はあったというが、最後に保管室に入ったのはトーレスだという。もちろんトーレスには記憶がないのだが、目の虹彩認証を使っって入室することから、トーレスの立場は非常に悪い。ところが、パーマーはトーレスを気絶させて虹彩の写真を取りそれをコンタクトレンズにプリントすることで、トーレスの認証を偽装することはできると証明して見せる。意識を失うのに使われた薬品のなかに、瞳孔を縮小させるために使う薬品があったことから、可能になったという。NCISは再びヘンドリクスのオフィスに向かい、イーステリングが先週睡眠薬を処方してもらい、ベルギーの輸送会社の関係者に何通もメールを送っていると突きつける。盗まれたダイヤはヘンドリクスの部屋の水槽に隠されていた。トーレスは、少しでも自分を疑ったビショップに「もし君だったら信じていた」という。ヴァンスは交際していたマロリーにルビーのネックレスをプレゼントする。マロリーはヴァンスのPCを盗みCIAのクラークに手渡した。しかし、ヴァンスはネックレスにマイクを仕込んでおり、マロリーの行動を監視していた。クラークは誘拐され拷問を受けて戻ってきたヴァンスが、敵側に寝返ったかどうか、通常の手続きで監視していたと答える。しかし監視していたのは2ヶ月間で、1年前に偶然発見した海外銀行の隠し口座について調べていたという。説明がつかない2億5000万ドルについて、各捜査機関は触れようとしない。監視でヴァンスのチームが信頼できると判断したクラークは、NCISに捜査の協力を求めたいという。隠し口座の持ち主は国防長官クロフォードだった。トーレスが過去の潜入捜査で、ダイヤを盗んだ罪を被せられるという事件だったわけですが、犯人のイーステリングは実行役としてジェシカを雇い、薬入りプロティンを飲ませて駐車場まで呼び出させ、そこで口封じのためにジェシカを殺してその罪もトーレスに着せようとしたという事ですね。血の着いたTシャツに関しては、血液の飛び散り具合で誰が撃ったのか分かるのではないかなあと思いました。近射だったとしたら硝煙反応もあったろうし、トーレスが無実だと信じるのならとことん証拠を吟味しただろうと思います。弾丸も凶器を突き止めて、トーレスのものでないと断定できたはず。まあ、ギブスは最初から疑うことはなかったようですが。ちなみに、今回の件でトーレスのビショップへの気持ちにひびが入ったようで、それは良かったなと思いましたが。(笑)ヴァンスはリハビリで知り合った女性に夢中になって、お泊りする関係まで発展していた。しかし、一体どこで彼女の素性を疑うことになったのか。気がついていたのなら、そこは見せてほしかったなあ。そして、いつもは悪者のCIAが誰もが手を付けたがらない、巨悪に立ち向かおうとしているというのが、今シーズンの目玉だったのか。前回、クロフォードがCIAにヴァンスの情報をくれと言っていましたが、その線でクラークはクロフォードと説明につかない金と結びつけたのか。さて、ほぼ権力の頂点にいるクロフォードと一介の捜査官たちがどう戦うのか、最後の数話で楽しませてくれると良いですね。
May 24, 2019
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刑務所に入ろうとどこにいようと、レッドはレッド。何だか刑務所ライフをエンジョイしているかのようなレッドを見るのは楽しいです。レッドだったら「プリズン・ブレイク」の刑務所でどんな風になるだろうと、ちょっと考えてしまいました。(笑)コルトン刑務所に入ったレッドに、囚人たちの注目が集まる。すでにレッドの噂はみんなに伝わっており、レッドに恨みを持つものもいた。メキシコシティで過去に因縁のあるバルドメロもそうで、この際決着をつけるつもりだという。レッドは若いヴォンテをかばってバルドメロに殴られ、面会に来たリズを驚かせる。リズは保護を求めるようにいうが、レッドはFBIと関わっているような印象を持たれたくないのでこのままでよいという。それよりも、レッドは「質店」を営むオールマン夫妻を追及するようにいう。この質店は犯罪者からワケありの品を受け入れて、返済できなければそれを質流れ品として高く売ることで、犯罪の幇助を行っているという。FBIがボルティモアのオールマンの質店を監視していると、NSAの機密を扱う企業に勤めるハーデコフが店に現れた。NSAの暗号開発部の責任者クェールは、ハーデコフが暗号解読のアルゴリズムを担当しており、中国情報部に何度もハッキングを受けていることから、どこで情報が漏れているのか、犯人を追っているという。バーデコフのアルゴリズムが中国側に知られれば、暗号を変えられてこれまでの努力が水の泡になってしまう。バーコフはNSAの機密を持ち出し、質店で金に替えた。クーパーは一刻も早く取り戻さなければならないという。バルドメロがレッドを襲う計画を立てているという噂があり、レッドは捕まえたネズミを使って外部への連絡を試みる。ハーデコフの焼死体が発見され、FBIはハーデコフが売ろうとしたハードディスクの行き先を探る。ハーデコフが死亡したとなると、質流れの期限もなくなり、オールマン夫妻は今すぐにも中国側にハードディスクを売るかもしれない。クーパーは夫婦を逮捕すべきというクェールの意見に耳を貸さず、ハードディスクの行くへを探るのを優先するように命じる。アラムは店内のカメラに侵入し、すでに中国の情報部員が交渉をしているのを掴む。中国側がハードディスクの内容を知ってしまえば、今の暗号を変更してしまい、NSAが続けてきた情報漏れの捜査が無駄になる。ナヴァービはモサドが買い取ることにして、中国側よりも高い値段をオファーする。妻のデレインは取引のためナヴァービを連れて店を出る。慌ててレスラーらが後を追い、クーパーはSWATの手配を行う。しかし、取引が成立したかと思った時に、不審車が突入し銃撃を行う。襲ったのは中国の情報部員たちで、ナヴァービが手に入れたハードディスクを奪ってしまう。彼らはなぜ取引のことを知っていたのか。情報部員が中国大使館に逃げ込む直前に、FBIが不審車に体当たりしてハードディスクを取り戻す。アラムはハードディスクの内容を調べ、中国側へのリークをした犯人がクェール本人であることを確認する。デレインは銃撃の際に命を落とし、夫のロッドは訳あり品が収納されている倉庫の場所を話す。ネズミを用いたレッドの手紙はデンベの手に渡った。レッドを襲うという運動の時間に、レッドは慌てることなくバルドメロは他人が行った現金輸送車襲撃を自分がやったと偽っているという。なぜ知っているかというと、本当の犯人がその金をレッドのところに持ってきて借金を返そうとしたからだ。レッドが断ったため、犯人はオールマンの質店にトラックごと質入れした。犯罪者ロスを恐れるバルドメロは罪をかぶって、刑務所に逃げ込んだ。レッドがバルドメロの冤罪を暴いて、バルドメロは釈放された。バルドメロは程なく、ロスの手下に始末されてしまう。ロスに釈放を連絡したのはデンベだった。リズは質店をFBIに捜査させて、バルドメロの冤罪を晴らすなんてと、あきれる。ジェニファーはコール医師の患者データから手がかりを掴んだという。1991年10月3日にレッドが初めてコールの診察を受けており、その前後にやはり診察を受けた人物ジェラルド・クレッパーがいることがわかった。彼ならレッドのことを覚えているかもしれない。バルドメロを追い落としたレッドは、刑務所でも一目置かれることになった。ナヴァービはとっさの時に言葉が出ない症状が失語症ではないかと考え始めるナヴァービはこのまま仕事を離れて引退する方向に向かうのか、あるいはレッドの知り合いの先生にかかって症状を治すのか、ということでしょうか。レッドにお願いすれば、不可能はない。やっぱり、レッドを大切に扱わなくちゃ、ということになりそうです。刑務所の中は派閥や階級が一瞬にして変わるのですね。元々、レッドの悪評は響き渡っていますし、あえてレッドに歯向かう人もないかも。リズがレッドを心配するのは本心なのかどうか。ただそういうふりをしているだけ?レッドに復讐心丸出しのジェニファーと、レッドが心配なのというリズとの間に波風が立つかもしれないですね。レスラーの言う通り、レッドは今やコルトン刑務所の帝王の座を手に入れましたね。向かう所敵なし。地獄の沙汰も金次第。サイドキックのヴォンテがなかなか良い味を出しています。
May 22, 2019
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本家に並ぶ超ロングシリーズとなった、20シーズンプレミア。あれ?という終わり方でしたが、これは2パーターの前半なのですね。それなら納得です。ゲストのディラン・ウォルシュは個人的には「アンフォゲッタブル」以来で、すっかりNYのイメージがあります。15歳のサム・コンウェイが学校から出血していると通報があった。本人は転んだだけだと言っているが、SVUはレイプされた疑いを持つ。同じ学校に通う兄のブライアンも何もなかったと言い、念の為病院で診察を受けることになった。診察ではやはりレイプの疑いが強いが、仮に合意があったとしても15歳なので認められない。頑なな態度を取るサムだったが、カリシの質問に「僕には必要なことだった」という。学校での聞き込みでは特に問題は感じられず、家庭も円満らしい。父親のジョンとブライアンとサムは先週末狩りに行ったということが解っている。SVUにサムのガールフレンドがやってきて、昨夜サムから気になる電話があったという。約束していたのをすっぽかし、夜に酔って感情的に動揺した状態で「僕は男になった」と言ったという。バーで聞き込みをおこなうと、年長の男性と一緒だったことがわかる。ただし、その男性は15歳だとは知らず、酔って泣いていたので送ったという。サムは親に怒られると言っており、むしろ兄の方を恐れていたようだという。フィンはブライアンに狩りで何があったのか尋ねる。ブライアンは弟を傷つけるはずがないと怒り出し、酔っていたので解放しただけだという。ストーンはこのままでは事件として扱うのは難しいという。学校でサムとブライアンが喧嘩をしているという連絡が入り、オリビアたちが現場に向かうと、ブライアンが逃げ出したため身柄を確保する。オリビアはブライアンも助けを求めているのではないかと考えるが、父親が駆けつけ、サムが今朝自分はゲイだと告白したという。狩りで出会った見知らぬ男と初体験をしたが、襲われたわけではない。しかし、今後は家族で話し合いカウンセリングも受けるのでこのまま帰るという。今の所打つ手がなく、SVUはサムを家族から話したほうが良いと考え、母親のモリーに話を聞くことにする。モリーはオリビアに促されて、あの夜サムの部屋から音や泣き声が聞こえてきたので心配になって入ったという。サムはベッドに横たわっており、その横にはジョンが立っていてジッパーを引き上げていた。サムは「一人にしてほしい」と叫び、ジョンは大丈夫だと言った。その後、血のついた下着を見つけたが、ジョンに言われて洗濯をしてしまった。息子に起こったことに、自分は目をつぶってしまったと認める。SVUは父親によるレイプとしてジョンを逮捕するが、取り調べではジョンは強い口調で容疑を否定する。カリシが説得を続けるが、相変わらずサムは父親をかばい続け、心を開こうとしない。ストーンはジョンを起訴することに踏み切り、裁判が始まる。証拠品の下着はジョンのDNAが検出されたものの、洗濯で移った可能性も否定できず、決定的な証拠にならない。ストーンはモリーを証人尋問したいと要求する。配偶者特権があり、要求は却下されたが、ストーンは妻が洗濯で証拠の隠滅を図ったとして共犯者として起訴するという裏技を使う。モリーは証言で行為そのものは見ていないと追及されてしまう。サムもまた、父親が自分を襲うことはないと主張し、名前も知らない男性と初体験をしただけだと言い張る。父親によると狩りは男になるための通過儀礼で、ウサギを撃つ時にひるんだ罰を受けたのかと問われ、サムは声を荒げて否定する。第一級レイプ罪に関して、評決は無罪だった。20シーズンもよくぞ続いていますね。来シーズンも決まっているようですが、最近特にこのシリーズは辞めてはだめだという気持ちになってきました。日本でも悲惨な憎むべき犯罪が多く起こっています。ニュースを見聞きして性犯罪を訴えること、起訴して裁くことの難しさも感じますし、とにかくなぜ犯罪が減らないんだろうと思います。このシリーズを娯楽ではなく啓蒙的な手段として使えないものでしょうか。オープニングはそれぞれの現状報告みたいな感じでした。オリビアは昔のように犯人を追って早く走れない。そりゃ、当然でしょう。クレイゲン警部だって走っていませんでしたし。アマンダは新しい彼氏の子供を妊娠したらしい。というか、ケリー・ギディッシュのリアル第2子出産なのですね。長いシリーズだと女優さんが普通に子供を産んでまた戻ってくるというのが、日本では考えられないなと思います。とにかく、相手はろくな男じゃなさそうですが。ストーンは姉を目の前で殺されて、そのショックと悲しみからまだ立ち直れない状況ですね。お行儀が良いキャラクターのようなので、女や酒で憂さ晴らしをしているのは彼として相当無理しているのかもしれません。もちろん、検事補なので違法なことはできませんけど。どうやって立ち直っていくのでしょう。
May 18, 2019
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『消えた潜水艦』いつもとはちょっと雰囲気が違って、閉じられた船内だとスタトレみたいですね。(笑)しかも潜水艦となるとどうしても「レッド・オクトーバーを追え」をイメージしてしまいます。原子力潜水艦メンフィスの潜水士ホワイトが、通常の訓練で溺死した。捜査に向かったギブスらは、SEAL隊員のホワイトが死亡したことに事件性を疑う。パーマーが遺体を搬出した後、メンフィスは急速潜航を行い、ギブスとビショップが本部と連絡が取れない状況となってしまう。ギブスは艦長や副長らがホワイトの死にあまり関心を持たないことに不信感を持つ。それどころか、艦長はこれから行われる作戦を邪魔するなと高圧的な態度に出る。ホワイトの機材を調べたケイシーは、ボンベに細工がされ、ガス逆止弁のダイヤフラムが意図的に抜き取られていたという。その連絡はメンフィスが通信を断つ直前にギブスらに届いており、クルーの協力が得られない中、2人は聞き込みを続ける。ホワイトのパートナー、ハーパーは潜水機材には誰でも近づけたという。昨日ホワイトが何か見せたいものがあると言っていたというが、突然艦内にミサイルの発射訓練開始のアラートが響き、ハーパーは持ち場に急ぐ。NCIS捜査官が潜水艦乗船中に潜行する場合は、本部に連絡があることになっているが、レオ海軍次官からヴァンスに連絡が入り、メンフィスが5時間前に潜行した後音信不通になっており、国防総省はメンフィスの任務については関知していないという。現在、海軍が全力でメンフィスを探しており、今日が最終勤務日のダッキーもホワイトの殺害とメンフィスの失踪が関係あると考える。ホワイトの居室を捜索したギブスとビショップは、調理室の電力系統の説明書を見つける。彼の任務とは無関係のものをなぜ隠していたのか。ヴァンスの協力でメンフィスの遠隔測定データを入手し、ケイシーがELF通信の部分を分析する。データの数値が暗号メッセージのようだというケイシーは、IPアドレスではないかという。それはウェストバージニア州の民間の貸し倉庫を示しており、潜水艦と通信する場所としてはありえない場所だった。トーレスとマクギーが貸し倉庫に向かうと、何者かが該当する倉庫に放火していたことがわかった。ギブスはホワイトが殺害されたことで、乗組員全員が容疑者だとして、今すぐ本部に連絡させろと副長に迫るが、逆に副長は新たな司令を受けて、メンフィスは防衛態勢に入ったという。つまり、メンフィスは敵と交戦中ということになるが、ギブスらはわかには信じられない。厨房の主任にホワイトについて追及すると、電量系統の説明書を貸してくれと言われたことを明かす。ただし、副長補佐からはそのことを口止めされていたという。貸し倉庫のオーナーは2年前までコンピューターサイエンスの教授をしていたウォルター・ミラーで、今は世捨て人のように外界との接触を絶って暮らしていることがわかる。しかしミラーはブログを書いていて、その内容はアメリカに敵国に先制攻撃をすべきと過激なものだった。NCISはミラーを直ちに確保するように手配する。副長補佐はホワイトに説明書を借りるように自分が命令したことを認める。兵器将校のハーディが調理室のサブパネルをいじっていたという話を聞き、内密に調べていたのだという。しかし、ハーディは犯人のはずがないという副長補佐はギブスとビショップを備品室に閉じ込めてしまう。国防総省はメンフィスの位置を捕らえた。メンフィスは北海に向かっており、その狙いはロシア艦隊だと見られる。貸し倉庫から押収したミラーのハードドライブをケイシーが復元したところ、ミラーは海軍の通信を妨害する装置を作り、それをメンフィスに設置したらしいことがわかった。ミラーはその装置に自分の命令を送り続けているらしい。ということは、メンフィス内に協力者がいるはずだ。海軍次官はメンフィスがこのままロシアに先制攻撃を行うのなら、自らメンフィスを撃沈する命令が出たという。ダッキーはミラーをプロファイリングして、ミラーの住んでいる場所を絞り込む。ミラーは小屋の近くに自作の電波塔を建てて、潜水艦に電波を送っていた。マクギーが逮捕するが、メンフィスに送る電波を止める方法がわからない。ギブスは閉じ込められていた部屋を脱出し、ブリッジに向かう。ブリッジでは新たな命令がくだされ、ロシアに魚雷を発射する直前だった。ギブスはその命令が偽物だとし、副長補佐が艦長に報告していないことがあると明かす。ギブスはハーディをホワイト殺害の容疑者として逮捕する。マクギーはゲーム仲間から潜水艦ゲームの操作方法を教えてもらい、メンフィスに行われている通信妨害を排除する。敵の領域に接近するメンフィスに撃沈命令が下されており、もう1分の猶予もない。その時、正しいメッセージを受信したメンフィスが浮上し、世界大戦の危機は回避された。ハーディはミラーとネットで接触したことから影響を受け、メンフィスに電波妨害装置を設置した。ホワイトが邪魔をすると考え殺したのだった。NCISはダッキーのこれまでの功績に敬意を表し、非常勤でNCISの歴史をまとめる仕事に就くよう要請する。ダッキーはどこか遠くに行くわけではなく、ひょこっと顔を出すという形でソフトランディングするのですね。仮に全く顔を出すことがなくても、少なくともダッキーのレガシーが残って、いつでも思い出すことができる。まあトニーも同じような状況ですが、長年シリーズを盛り上げてくれたキャラクターへの敬意ですね。メインのストーリーは、閉鎖的な潜水艦の中でエリートたちが独特の精神状態になったという設定かと思いました。これまでの艦長さんたちはNCISの捜査には協力的だったので今回は違和感がありました。ロシアにミサイルを撃ち込むミッションて、とてつもない事なのに、艦長以下疑わないのが不思議です。彼らは何だか名誉に思っているみたいな感じ。ミラーみたいな思想を持つ人物に影響を受けたたった一人のために、第3次世界大戦が起きるとしたら、止めようがないですね。今回ロシアは事態に気がついていたのかどうか。もし、メンフィスが味方に撃沈されたら、それはそれで国際問題になりますね。気になったのは、コンピューターサイエンスの学者なら、倉庫の証拠を隠滅するのなら、復旧できないような形でハードドライブを完全に壊すんじゃないかなあということですね。しかも操作方法がリアル潜水艦ゲームのコマンドを使うなんて、お気楽でした。
May 17, 2019
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レッドがついに法廷に立つ、ということで期待していました。やっぱり「ボストン・リーガル」を引っ張っていますね。相手側の検事が「ナイトシフト」のトーファー役、正義感があるところが良いですね。現場でちらっと出てきた検視医はCSIのデイヴィッドではありませんか。レッドには公選弁護人が付くことになった。レッドは勝つ自信があるとリズに話し、ヴァージニア州の倉庫で見つかった5人の遺体について、事件の首謀者を知っているという。バイオハッカーのスポルディング・スタークで、遺伝子操作を用いて病気を治すといい、レッドが投資している会社に装置の入手を依頼したことがあったため、知っているという。死亡していたのはスタークの患者だったのか。しかし、スタークは単なるペテン師なのかもしれない。レッドの裁判が始まるが、レッドはいきなり発言を求め、検察側はレッドが司法省との間で交わした免責の合意について、事実を伏せていると訴える。傍聴していたクーパーが事実だと認めたため、判事は合意書のコピーを提出するよう命じ、レッドは自ら弁護をすることになった。事件があった倉庫のオーナー、カービーによると、医療器具を保管する目的でスタークに倉庫を貸していたことを認める。死亡していた被害者が末期のMCDD(運動皮質の変性疾患)を患っていたことから、スタークが認証されていない新薬を開発して実験し、それが失敗した可能性がある。リズは合意書を提出するクーパーに渡さないで欲しいというが、クーパーは事実を否定して嘘に加担することはできないと拒む。MCDDの治療薬を開発している会社では、今の所症状を抑えることしかできじ、本当に治療できるなら、患者はスタークにすがりたいだろうという。現場で見つかった最新型の注射器を手がかりに、アラムはバイオハッカーを訪ねる。DNA編集について、現在では必ずしも研究者だけでなく、アマチュアでも行っており法規制もない。最新型注射器を開発した会社のオーナーが倉庫のオーナー、カービーだったことから、FBIが尋問を行う。カービーは自分自身MCDDだったと明かし、薬局の調剤師だったスタークと知り合い、彼の薬で症状が治ったという。数週間前、スタークから倉庫を貸してくれと言われたが、スタークは詐欺師ではなく命を救われたという。レッドの裁判は機密を守るため、非公開で行われることになった。レッドはクーパーに再び私と同じ契約を行うつもりがあるのかと問う。クーパーはレッドの情報で数多くの犯罪者を逮捕し、政府の中枢にも犯罪を企てる存在があったことを証言する。連邦検事のシマは、犯罪のコンシェルジュと標榜されるレディントンに免責を認めることは、法治国家の品位を下げることになると、激しくレッドを批判する。クーパーがレッドは今も法の縛りを受けているというと、シマはレッドが情報提供者になってから法を冒していないのかと追求する。スタークが全国チェーンの薬局のデータでMCDDの患者を探した可能性があることから、FBIはスタークが現在も接触している患者を探す。カービーの提出した資料で、確かに治療薬が存在したことがわかった。実はスタークも自分を実験台にして半身が不自由になっており、この薬を開発したものと思われる。しかし、それならばなぜ倉庫の5人は死亡したのか。アラムは治療薬に神経毒が混入していて、実験が妨害されたという。スタークは調剤担当のイーサン・ウェブというパートナーがいるが、2人の間に何かあったのではないか。ウェブは以前、MCDDの治療薬を開発している企業に勤めていて、2年前にデータを持ち出したとして解雇されていた。ウェブはその後スタークと組んだと思われるが、スタークの計画を失敗させることで、高額な儲けを独り占めしようとしたのか。最終弁論でレッドはこの合意は司法省の幹部が検討し、司法長官やホワイトハウスの法律顧問も認めたと話す。彼らはレッドを協力させることで国民が恩恵を受けると考えたが、その旨味を味わいながら、今度は合意がなかったものと決め込んだ。誰もがレッドのことを不愉快に、腹立たしく感じるだろう。しかし、合意は法律に従った判断によってなされ、存在するのだ。判事はレッドが有罪課どうかの判断を避け、合意は有効だと結論付ける。シマはレッドが逮捕時に無登録の銃を所持していて、連邦法に違反していたと訴える。法を犯せば合意は無効となる契約のため、判事は審議を継続することにする。スタークが接触した患者の情報から、スタークが新たに実験を行うことがわかった。FBIが突入し、スタークとウェブを逮捕する。一部の患者はすでに注射をしていて救うことはできなかった。ウェブはスタークはパートナーではないと言い、取引を申し出る。実はバイオハッカーの存在を危ぶんだ会社が、ウェブを解雇したことにして仲間に潜入させ、スタークと出会うことができたという。病気が完治してしまえば製薬会社は儲からない。スタークの計画を妨害して薬を葬り去るのが目的で、黒幕は会社の幹部だった。スタークは最も身近な人間が裏切りを行うと漏らす。デンベがFBIを訪れ、レッドの代理としてスタークと話がしたいという。レッドの会社は大金を投資し、スタークにあるものを開発させていたのだった。それは順調に進んでいるという。レッドは審議が始まる前、コルトン刑務所に収監されることになった。そこは、レッドの存在を知る人物がいるようだ。クーパーは上司の命令を無視して、信念を貫いたわけですね。結局、あったものをなかったものとして証言すれば嘘をついたことになり、自分もチームも危ない立場になるという論理のようです。このチーム、予算を止められたらどうしようもないと思うのですが、上層部は知らん顔をして影で金を回してくれるということかな。連邦判事は終身制なので、この裁判であまりもめたくないのか、長いものに巻かれるつもりなのか、なるほど勝利を信じたレッドの読みどおり。しかし、私でも逮捕時の理由は問題になるだろうと思いましたよ。さすがに証拠をもみ消してしまうということはなさそうですね。一体誰が裏切ったんだろうというデンベの疑問は、もうバレバレで、この先の裁判でリズがシマに有利な情報を渡すかどうか、気になるところです。さらに、レッドがスタークに何を作らせているのかですね。誰かが病気なのか、自分自身に関することなのか。レッドには必ず意図があるというレスラーは正しい。このシリーズ、FBIに餌をやりながら自分のやりたいことを貫くレッドにいろいろ疑問を感じることがありましたが、そのあたりを今シーズン追求することになるのかな。ともあれ、ジェームズ・スペイダーの法廷シーンは楽しいです。スカリア連邦判事の挿話は、「ボストン・リーガル」でもありましたね。考えてみると、レッドのキャラクターにはデニー・クレインのお茶目なところが反映されているのかもしれません。ナヴァービは事故の後遺症で仕事に影響が出てきそうな感じでしょうか。
May 15, 2019
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シーズンフィナーレ。いつものように終わり方は大味ですが、来シーズンに向けて多少含みがありました。ミシシッピ川に「フリートウイーク」を祝う軍艦が続々と集まってきている。アメリアから盗んだデータで、ターゲットとして命を狙われる恐れのある仲間を避難させるが、シドニーについては連絡が取れない。さらに、未だにバーロウが何を狙いにしているのか絞り込めないでいる。プライドは不法侵入の責任を追求されることから、バーの2階に居場所を変えることにする。ラサールは海軍に危険を警告すべきだというが、根拠となる証拠がないのでプライドは同意しない。そこに、アメリアを尾行していたシドニーから、アメリアが銃の密売人から銃を手に入れ、密売人を殺したという情報が入る。NCISはすぐにシドニーに引き下がるように言うが、シドニーは聞く耳を持たない。プライドは考えを変え、艦長たちを迎える市長に直接訴えることにする。犯人は艦船を狙う可能性があると訴えるものの、バッジを持たず逮捕されたプライドの言葉は疑われてしまう。さらに、そこにバーロウが現れ、自分がプライドを陥れようとしているなど、妄想だと批判する。テイラー市長はプライドにこの場を去るようにいう。プライドはシドニーとアメリアを追い、バーロウの企てを止める手がかりを掴むようにいう。そのころ、シドニーはアメリアがモーテルに滞在しているのを監視していた。グレゴリオが現場に向かい、直ちに手を引くようにいうが、シドニーはそれを振り切ってアメリアの部屋に飛び込んでいく。アメリアは証拠品を燃やそうとしており、シドニーとアメリアは激しく争う。グレゴリオが到着した時、2人は酷く怪我をしていた。アメリアは意識不明の状態だという。アメリアの部下のロンゾは手に入れた武器を持って市中に消えてしまい、ラサールはシドニーにスタンドプレーは控えるように言う。そこに、国税局の職員が現れ、ラサールが引き継いだ会社に脱税容疑があるという。ラサールは現場を離れざるを得なくなり、ロレッタは密かにテイラー市長とゴセット副署長を呼び寄せる。バーロウが何を企んでいるのか、確たる証拠はないものの、セバスチャンが銃密売人の遺体を調べ、アメリアが手に入れたのがロケット砲だと突き止めたという。さらに、アメリアが処分しようとしたハードドライブから川と船に関する偽造文書が見つかった。逃亡中のロンゾの乗ったバンは警察に手配し、川の捜索はゴセット自身が行うという。プライドは自分も一緒にパトロール船に乗り込むことにする。ロンゾの乗ったバンが川岸で見つかるが、何と運転しているのはプライドだった。セバスチャンらは、たくみに合成した画像だといい、何とか元の画像に戻そうと取り組む。DCで取材活動を続けていたクレインが戻り、バーロウに関して情報を手に入れたという。学生の頃からバーロウは敵対する相手を陥れて自分が得たい立場を手に入れてきたという。バーロウの望みは州知事なのか?シドニーはバーロウが一番人目につく式典を狙うはずだといい、現在軍艦キアサージで市長が町の鍵を海軍と海兵隊に渡すイベントが行われているという。ラサールはバーロウの差金で税務調査が行われたと考えるが、事態は深刻だった。会社の存続が危ぶまれる中、ラサールは現場に戻ることにする。NICSはキアサージに危険を伝えに行き、乗船している人を避難させるよう求める。艦長のブリッジでは、プライドがバンに乗り込んでいる写真が出回っていることに気づき、ラサールの言葉にかかわらず、犯人はプライドですぐに危険を排除するという。ゴセットとプライドはパトロール船でキアサージに接近する船を追うことにするが、今ここにいるプライドにどうやってロケット砲を撃つ疑いを押し付けるのかと考える。突然ゴセットが銃をプライドに向け、ロケット砲は今この船にあり、ロンゾが引き金を引くことになると明かす。なぜ市民に奉仕するゴセットがバーロウの側に回るのかと問われ、ゴセットはニューオーリンズの繁栄を取り戻すためには、バーロウのような強く決断力のあるものが必要だという。プライドはターゲットを撃つ悪党で、ゴセットを撃つ。ゴセットはそれを止めるヒーローとなるのだ。ゴセットが無線でプライドがパトロール船を乗っ取り、危険だと救助を無線で求める。パトロール船がスナイパーの射程距離に入れば、プライドは射殺されてしまう。グレゴリオはなぜバーロウが危険なキアサージに残り続けているのか、理由を考える。ターゲットはここではないのかもしれない。グレゴリオが市長の車に乗っているロレッタに連絡を入れた時、パトロール船に乗ったロンゾが停車中の市長の車列にロケット砲を向けた。グレゴリオがロレッタに危険を知らせる中、プライドは手錠を外して船の上でゴセットと争う。ゴセットの目的は市長になることだった。プライドはゴセットを倒してロケット砲を担いだロンゾを撃つ。その瞬間ロケット弾が発射され、市長の車を貫いたが、一瞬早く市長たちは車から脱出していて無事だった。沿岸警備隊はパトロール船に追いつき、銃を手にするゴセットを射殺する。バーロウの計画は阻止されたが、バーロウは誰もプライドの言葉を信じないだろうという。シドニーはバーロウの過去のスキャンダルがネットに流れ、大変なことになっているとバーロウに告げる。バーロウのオフィスを出たシドニーは銃声が背後で響くのを耳にする。プライドの供述で無実が認められ、バッジが戻された。ラサールの会社の問題は簡単には終わらなさそうだ。プライドはバーの2階に引っ越すことを決めるが、意識を失っていたはずのアメリアが現れ、プライドを撃つ。最後はちょっと驚きました。ありがちなクリフハンガーですが、次シーズンがあって良かった。きっとオープニングではプライドは一命をとりとめて、チームは不死身のアメリアを追うのでしょう。それにしてもシドニーとアメリアは、久々に激しいファイトシーンを見せてくれましたね。シドニーはわざと銃を残していきましたが、あれでバーロウが自殺したのかどうかは不確かです。しぶといバーロウはまだ生き残っていて、プライドに復讐を企てるかもしれない。シドニーはプライドを守るために鉄砲玉になったり、手を汚したりなかなかの玉ですね。シドニーに限らず、グレゴリオにロレッタ、女性が大活躍するシリーズです。ルー・ダイアモンド・フィリップスは残念でした。もっと出てくれるかと思ったのに。それにしても、艦長さんたちは何だか重みがなくて、情報の分析力がないというのか頼りないですね。一方、沿岸警備隊はプライドを信じていてくれたようで、逆にあっさりとゴセットを殺してしまった。彼の証言は必要だったと思います。バーロウのいうように、これでよくプライドが許されたなあと思うのですが、裁判のこととかきちんとかたをつけた上で次に進んでほしい。ゴセットの言葉がハミルトンと同じということは、先シーズンと同じストーリーということですよね。違うストーリーが見られますように、次シーズンを待っています。
May 11, 2019
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『父と息子』クマにやられたんだろうか、え~クマは人を襲わないよとのんびり始まったエピソードですが、豪華ゲストでタイトルの意味がわかりました。あえていうなら、父たちと息子たちですね。エドはシーズン9(Newborn King)に出てきたのですね。その時も嫌な人だったな。三等兵曹ブラディッシュが金曜の夜に出かけてから消息が取れなくなり、公園で遺体で発見された。全身をクマの鉤爪のようなもので引っかかれている。モルグにパーマーの義父エドが現れ、パーマーをランチに誘う。パーマーが断ると、エドは勝手に遺体に近づき、これはクマの仕業でなければならないという。検視でパーマーは鉤爪の下に刺し傷をみつけており、そこに現れたギブスについ「クマの仕業だ」と嘘をついてしまう。エドは葬儀屋を経営しており、死活問題だという。それによると、週一で仲間とポーカーをしていたが、クリーニング店のピーターに5万ドルの借金を作ってしまった。ピーターは借金をなくす代わりに、青年の死体を持ってきて事故死に見せかけるよう求めたという。パーマーが検視することは予想できたので、クマの鉤爪で傷をつけた。パーマーは義父のポーカー仲間にディノッゾ・シニアがいることを聞き、連絡を取る。海兵隊奨学会パーティに出席するため、ダッキーが戻ってきた。パーマーは嘘を見抜かれるのを恐れて、ダッキーが検視を手伝うのを拒んでしまう。エドとシニアと3人で状況について話をする中で、エドの実の息子スティーヴィーがピーターに人質として取られていたことがわかる。シニアは馴染みのピーターに直接かけ合おうという。ピーターはエドに火葬にしろと言っていた。スティーヴィーはここにはおらず、エドは裏社会に通じる実力者で、このままクマによる死として通せという。ブラディッシュはナイトクラブに行き、喧嘩をしたことで相手と一緒にクラブから追い出されていた。ブラディッシュの父親は10代の頃喧嘩が多く荒れていた息子が海軍に入り、更生したという。気落ちする父親にスローンはクマに殺されたとは言い出せず、そこにパーマーが現れギブスに告白したいことがあるという。ギブスはパーマーの嘘をお見通しで、きちんと正直に話すようにいう。ギブスらがピーターの店に向かうと、ピーターは何者かに殺されていた。取り調べでエドは、かつては問題児だったスティーヴィーが高額ポーカーで20万ドルの借金を作り、それを取り返そうとして自分も5万ドルの借金を作ることになったと明かす。その後、ピーターは深夜にエドを呼び出し、死体の処理を依頼した。ブラディッシュの死体はケニーというアジア系の男が持ってきたという。ケニーは高額ポーカーの主催者で、ケニーこそブランディッシュのケンカ相手だった。エドはパーマーにNCISに身内の恥を晒すなという。パーマーはあなたは私のことを何も知らないと落胆する。ピーターはシンガポールからアメリカに来て事業で成功したが、その影にはヘンリー・デンというシンガポールの富豪の後押しがあったことがわかる。ダッキーはシニアにNCISから身を引くことを告げる。パーマーはダッキーを疎ましく思ったことはないと詫びる。ケイシーが監視カメラに写ったケニーの顔認証で、ケニーがヘンリー・デンの末息子であることを掴む。ケニーは親の支援を受けて住所不定でホテルなどを転々としていたが、なぜかカードを止められたという。ケニーが金欲しさにスティーヴィーを人質に取ったことも考えられ、シニアが高額ポーカーのつてを知っていることから、トーレスとスローンが潜入することになった。しかし、2人がポーカー会場に入ると、そこでも借金を返さないケニーを探しているという。NCISにヘンリーが現れたため、ケニーが殺人や人質事件に関与しているのではないかと尋ねる。息子の居場所は知らないというヘンリーだったが、エドが自分はこれまで息子に甘かった、あなたもそうではないかと話す。ヘンリーの協力でケニーに拘束されていたスティーヴィーが救出された。エドとパーマーは理解し合う。ダッキーはギブスにこれでNCISから去ると告げる。やるべきことは全てやった、後はパーマーを常勤の主任検視医に据えてほしいという。今シーズン、部分的に出演していたダッキーがついに完全引退ですね。年齢的にも納得がいくことですが、それでも寂しいですね。デヴィッド・マッカラムを見るのが楽しみでこのシリーズを見始めたわけだし、何と16年間も楽しませてくれたというのは本当に素晴らしいことです。ご苦労さまでしたと言いたいです。パーマーくんのキャリアは十分で、最近ではものの言い方がすっかりダッキーのようになってきて、ダッキーも後顧の憂いはないでしょう。シニアが登場するのは意外でしたが、こちらは死ぬまで「現役」の宣言で、来シーズンも顔を見せてくれるのでしょうか。おじいさん2人がパーティでナンパしようとするのは、このシリーズならではのお楽しみですよね。エドについては、実の息子を救うために公的な機関にいる婿を利用しようとするなんて酷すぎる。嘘はすぐに見破られることはわかっているのに。しかも、パーマーを逆恨みするなんて、ブリーナのことを考えないのでしょうか。職業倫理が身についたパーマーくんが動揺してしまうのがちょっと納得いきませんが、優しさですかね。ケニーが受ける罰は相当なものになると思いますが、結局そこは良い弁護士を雇って罪を軽くするのでしょうか。
May 11, 2019
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今回の目玉は国連ビルでのロケでしょうか。ストーリーよりも出演者一同、「一度ここでやってみたかったんだよね」という雰囲気が見えて、途中まで内容が薄かったかなと思いました。レッドのケーリー・グラントに関するスピーチはジェームズ・スペイダーのアドリブかと思うほどの饒舌さで、ここだけでも見る価値がありました。リズはコーラーから手に入れた整形手術患者のカルテのデータを、ジェニファーの友人バックに渡し、消されたデータの復活を依頼する。レッドに関する情報を得るにFBIの専門家たちに任せれば、必ずレッドに知られてしまうだろう。そしてレッドの秘密に触れれば皆命を落とすことになる。このことはレッドに決して知られてはならない。逃亡したコルシカ人のモローの情報を持って、レッドがリズの部屋を訪ねる。モローの行き先はアラムがNYだと割り出したため、リズたちはNYに向かう。一方、レッドはハリウッドへ行き、モローが接触した武器商人の情報を探す。モローは爆弾製造者のマックスウェル・ルディガーの情報を求めていたようだ。トルコ領事館から通報があり、外交書簡を運んでいた特使のアルブレヒトが駐車場の車のトランクから遺体で見つかった。アルブレヒトは国連ビルに向かっていたことがわかり、リズたちはモローがアルブレヒトに成り代わり国連ビルに爆弾を持ち込もうとしていると考える。FBIがすぐさま国連ビルから人々を避難させると、ルディガーを伴ったレッドが到着し、会議室にモローが持ち込んだアタッシュケース型爆弾を解除し始める。アラムは監視カメラの映像で現場から逃走するモローの姿を追う。レスラーがモローを見つけ逮捕しようとするが、モローは人質を捕らえ、銃で撃って逃走する。ルディガー無事爆弾を解除して、リズは悪党ながらレッドは多くの人の命を救ったと、複雑な心境をジェニファーに報告する。しかし、レッドが市内を歩いていると警官に職務質問され重要手配者だと気づかれ、逮捕されてしまう。アラムは30年間逃げ回っていた犯罪者が、屋台で警官に逮捕されるなんてショックだという。クーパーはレッドを救い出すべくパナベイカーに助けを求めるが、レッドとの契約で政府は一切関係を認めないとしているので、何もすることができないと拒む。市警でのレッドの取り調べ中に連邦検事のホルトが現れ、レッドの身柄を預かるという。クーパーは早速ホルトを「郵便局」に伴い、レッドの協力でこれまで多くの凶悪犯罪者を逮捕してきたと説明する。しかし、ホルトはレッドを釈放することなど考えられず、必ず起訴して極刑を受けさせるという。リズは勾留されているレッドを訪ねるが、レッドは自分のことは良いから、それよりも内部で警官に情報を漏らした裏切り者がいるので探すようにいう。自宅に戻ったリズは、その裏切り者は自分だとジェニファーに明かす。逃げたモローはもう出てこないのかな。ストーリーとは関係なさそうですね。リズが隠れてコソコソしていることくらい、レッドはお見通しだと思うのですが、裏切り者がリズだということはわかっていないのかな。いや、わかっていても、リズだとは信じたくないのかな。リズが自分を父親だ信じていると、本当に思っているとか?ジェニファーのレッドへ復讐の念ははっきりしていますが、リズは複雑のように見えます。それも演技だったのかな?レスラーに私は大丈夫と嘘を言い、クーパーにもレッドとの仕事を優先すると言い、レッドは国連ビルをテロリストから守るような善いことをする人だとあえて口に出す。しかし、このままでは、裁判で有罪となって死刑になる可能性が高いのに、裁かれるのは実の父レイモンド・レディントンとしての30年間で、決して姉妹が知りたい別人だった過去は暴かれないですよね。リズとジェニファーはそれで良いのか。リズは本当にレッドの死刑を望んでいるのだろうか。逮捕されたレッドはどうやってこの状況を乗り切るのか、脱獄するのか裁判で無罪を勝ち取るのか、それが今シーズンの目玉になりそうですね。レッドがアラン・ショアよろしく、法廷で弁舌するのが見てみたいかも。(笑)
May 8, 2019
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シーズンフィナーレの前編。プライドのチームと大ボスの対決ですね。スケールがここまで大きくなると、もう痛快だなと思います。プライドは過去に弁護士免許を取り上げられたことがあるニューマンに弁護士を依頼する。逮捕状が執行されプライドが逮捕されたことで、ラサールたちはアマンダを殺害した疑いのあるバリスを州外に出さないよう、監視することにする。プライドの前に、DCからエリック・バーロウ司法次官が現れ、大陪審が開かれ裁判で負けると20年の刑期は固くないという。その上でバーロウは取引を持ちかけ、プライドが今の職から完全に身を引くことを提案する。プライドはオファーを断り勾留されるが、ロレッタが保釈金を用意してプライドを保釈させる。DCの黒幕はバーロウだったのか。プライドはバーロウが簡単にプライドを保釈した意図を勘ぐり、ラサールたちにはこれ以上関わらないように命じる。しかし、ラサールとグレゴリオは弁護士事務所から出てきたバリスを尾行し、途中でバイクの殺し屋に狙われたバリスを救い出す。バリスは黒幕をバラす恐れがあるため命を狙われたと思われ、NCISの再聴取にアマンダを殺したのはロンゾという男だと明かす。自分を狙ったのもロンゾで、背後には弁護士事務所があるという。ラサールは黒幕を話せば守ってやると持ちかける。エスティス警部が心配してプライドを訪ねてきたため、ラサールはバリスを保護してほしいと頼む。NICSは、弁護士事務所のアメリア・パーソンズが実動役だと考え調べることにする。アメリアには複数のIDがあることがわかり、数年間で何回もFBIの重要参考人となっている。バーロウはニューオーリンズの出身で、父親が捕まったため母親の旧姓を名乗っている。プライドは自分の父親とバーロウの父親が仲間だったことから、バーロウのことを覚えていた。ラサールたちには動くなと言いながら、プライドは独自のチームでバーロウの陰謀を暴くことにする。ハッキングの名人エルヴィスがバーロウの弁護士事務所のサーバーに侵入しようとすると、同じようにハッキングを試みるものがいた。どうにも埒が明かない。プライドがエルヴィス、クレイン、シドニー・ハリデイ、ロレッタとバーを出ようとすると、ラサールたちも乗り込んできた。先程、パットンもハッキングを試みたが、サーバーは独立していて直接でなければ中に入ることはできない。2つのチームが協力することで、直接弁護士事務所に侵入してサーバーのデータを盗むことができるかもしれない。プライドとニューマンはバーロウに会うという名目で時間稼ぎをし、ロレッタはアメリアをサーバー室から連れ出すことに成功する。空きを見てエルヴィスがサーバーのデータをダウンロードし、気づかれる直前に全員がビルを出ることに成功する。後は、パットンとセバスチャンが監視カメラの映像を消去し、エルヴィスがデータの暗号を解析することになるが、すでにFBIが不法侵入で動き出していた。連邦検事補を伴ったアメリアがバーを訪れるが、ニューマンが時間稼ぎをして、何とか侵入した映像を消去することができた。アメリアはいったん引き下がるが、バーロウは動じることなく残りのピースを片付けろと命じる。エルヴィスはデータの中に監視リストを見つける。暗殺リストと言っても良さそうだが、その中にはエスティス警部の名前もあった。プライドがエスティスに電話をすると、エスティスは帰宅するため車に乗り込むところだった。エスティスの車は爆発炎上し、エスティスの命が奪われてしまった。獄中のバリスは首をつっているところが発見されたという。次のターゲットはテイラー市長かもしれない。エルヴィスはバーロウのターゲットがアメリカ、イギリス、カナダの軍艦が集結するニューオーリンズ300周年記念祭だと突き止める。それは明日、ミシシッピで行われることいなっている。to be continued....いつだってプライドの味方、というかNCISの数少ない友人のエスティス警部の死はとても残念です。善い人だったのに。でも、代わりにゴセット副所長が出てきたのでイェーイという感じですね。ルー・ダイアモンド・フィリップスならば、今後も重要な役割を演じてくれそう。宿敵クレインを取り込んだプライドは、懐かしいエルヴィスや、やたら血の気の多いハリデイを引き連れて動き始めたけれど、やや年齢高めのチームが活躍するのが楽しかったです。ハーハー言いながら階段を登ったり、「レバレッジ」みたいなハラハラシーンもありましたし、万全のセキュリティを暴くところが痛快です。ただその後に暗殺リストで他にもターゲットがいそうなのが心配ですね。DCでリタが狙われる時はどうするつもりだろう。そして、ハミルトン並に大きく出たバーロウは、父親の件もあってプライドに恨みがあったのでしょうね。意外と小粒だ。他国の軍艦が集まる場で何をしたいのでしょうか。そういえば、軍艦の制御を奪うシステムとかありましたね。ニューオーリンズらしく、派手にラストを飾って欲しいです。
May 4, 2019
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『落水者』冒頭の赤道祭は海洋帆船物の作品で見た記憶があります。海軍で今もそれを続けているというのは、いかにも海軍らしくて古臭いなと思いますが、興味を持ったのはそこだけでしたね。Bストーリーのトーレスのキャラクターネタは、タイミング的に今更感があったかも。赤道祭を行っていたUSSユーイングの乗務員が海に落ち遺体で見つかった。死亡したのは、一等兵曹オールストンで暗号技術者だった。艦長はこれが事故ではないことはわかっているという。仮に海に落ちたとしても、訓練を受けた水兵は溺れるはずがない。パーマーは後頭部に特徴的な形の鈍的外傷があるという。トーレスはNCISが主催した作文コンテストで優勝したティーンエージャー3人の職場体験を任される。子守が苦手なトーレスは、3人を邪険に扱い騙してプライベートの雑用を押し付け、ヴァンスから指導を受ける。3人の中で、マックスはなぜかトーレスに反抗的な態度を取り続ける。オールストンは経歴も成績も優秀で、短期間に昇格しており、それを恨みに持たれた可能性もあるという。オールストンを最初に発見したブラウンは同じ部屋で、特に変わった様子はなかったという。パーマーは、死因が頭を打ったことではなく、急性の心臓発作だったと断定する。傷については、倒れたときに隔壁の配管にぶつけたのだろうという。ケイシーは血液から合成麻薬の成分を検出する。オールマンは合成麻薬の過剰摂取で死亡した。その話を聞いたインターンのヘイリーとブレイクは、若者の間で流行っている「トライショット」という合成麻薬だという。オールストンの姉は、真面目な弟が合成麻薬を使うなど信じられないと否定する。だが、オールストンは上官から気にられており、同僚のタウンズリーから嫌がらせを受けていたという。タウンズリーは船内の薬物検査に引っかかり半年前に除隊していた。タウンズリーの薬物使用を報告したのはオールストンだった。しかし、事件の際にタウンズリーは遠く離れた場所でいてアリバイがある。その時、ブラウンが合成麻薬の過剰摂取で倒れたという連絡が入る。今の所、船内で薬物は見つかっていない。NCISでは、冷めた態度のマックスがスローンのオフィスを訪れていた。スローンはマックスがインターンを志望したのには、何か理由があると察する。実は、スローンのオフィスは以前、海軍工廠の爆破事件で死亡したジラード捜査官の部屋だった。ブラウンは倒れる直前に水兵が眠気覚ましに飲む、エナジードリンクを飲んでいた。その中にトライショットが入っていたようだ。トライショットは最近東海岸で出回り始めており、ユーイングは南米には寄港していない。2日間のインターンを終えた3人のうち、マックスが建物から出ていないことがわかった。スローンが探し回ると、マックスはモルグの前に佇んでおり、6年前まだ幼かった爆発の日に、ここにいたという。マックスは自分でも辛い思いのあるこの場所になぜ来たのか、なぜ前に進めないのか話し、スローンに心を開き始める。しかし、そこに現れたトーレスがこれ以上面倒をかけるな、帰れと言ったため、マックスは捜査官の仕事を放棄して身勝手なあんたには言われたくないと言い返す。トーレスはスローンからマックスがジラード捜査官の息子だったと聞き、しかも爆発の日も父親を慕って遊びに来ていたと知りショックを受ける。トーレスはギブスに、子供の扱いが苦手だからインターンの世話を任したのかと問いただす。ギブスは苦手だからといって尻込みするな、自分の失敗は自分で責任を取れという。トーレスは改めてマックスの話を聞き、30年前に自分たちを捨てて家を出た父親の話をする。マックスにとって父親もNCISも憧れだったという。トーレスは父親のために生きろと話す。ブラウンが目覚め、エネジードリンクをオールストンからもらったことを思い出す。その小包を送ったのはオールストンの姉で、姉は合成麻薬の売人の組織のメンバーだった。本来売人に届くはずの合成麻薬入のエナジードリンクが、間違って弟に届いてしまった。すでに手遅れで、ギブスは姉に仲間の名前を自供するようにいう。トーレスは休みをとって、インターンたちにもう一日軍の見学をさせる。マックスには過ちを認めて謝罪し、父親のような捜査官を目指さないかという。6年前の海軍工廠爆破事件というと、シーズン9の最後~シーズン10の頭ですね。確かに、NCISで被害者が出たことになっていますが、この捜査官のことは今回初めてなのでちょっと共感しにくい。それよりも、あの時に「悲しみの日を繰り返さない」という碑を経てたのに、あれから一度も触れられていないことが残念だなあと思いました。3人を案内する時に、それをちらっと見せても良かったのに。そもそも、マックスのことを覚えている職員はもういなかったのでしょうか。ヴァンスだってかつての部下の子供なんだし、それ相応の対応があってしかるべきかなと思いました。やりたくない仕事はやらないというトーレスのダメっぷりにも腹が立ちますが、あなたここに来て何年なの?という感想が強いですね。ギブスの下で何も成長しなかったということか。その他で気になったのは、赤道直下へ行き来するのがちょっと距離的に近いなと思いました。相当時間がかかると思うのですが。オールストンの姉は、弟が大切ならそんな嘘をつく意味が理解できませんが、ストーリーの都合でしょうね。
May 4, 2019
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新シーズンプレミア。本国では今年の1月からシーズン6が始まって、休みなく一気に22話放送予定。来シーズンの更新も決まっているようですが、ネタは尽きなのだろうか。とにかく、久しぶりの「ブラックリスト」だったので、あれこれ思い出すのに時間がかかりました。レッドは自ら行おうと思っていた銀行強盗を別のグループに先を越され、逃走を手伝うので奪った金を半分よこせと申し出る。レッドの本当の目的は貸し金庫の中身で、盗まれたゴッホの絵を元の持ち主に返すつもりだという。リズは妹のジェニファー(リリアン)に、「父」について経緯を説明する。リズとジェニファーの実の父親レイモンド・レディントンは、ロシアのスパイ、カタリーナ・ロストヴァと関係を持ち、レディントンはリズを連れ去った。カタリーナはレディントンを追ってアメリカに渡ったが、リズが4歳の時、2人は言い争って火事となり、リズは父親を止めようとして射殺した。その後、レッドが父と入れ替わったとみられる。証拠となる父の遺骨はレッドが持ち去ってしまったが、レッドが整形手術をした可能性がある。ジェニファーとリズはレッドを追い詰める決意を固める。ナヴァービは無事、チームに復帰する。レッドから、犯罪者の顔を別人に変えてきたハンス・コーラー医師の情報があると連絡があった。重大犯罪を犯して姿を消した犯罪者たちは、今も別の顔で犯罪を犯し続けている。クーパーはリズのレッドへの複雑な気持ちを理解し、もし嫌ならば「郵便局」を閉じても良いという。レッドの情報でFBIは開店前のベーカーリーを調べ、排水管から犯罪者バシル・ヴラダキスのDNAが検出された。レッドはバシルに貸しがあり、ギャンブル好きのバシルを見つけることができるという。競馬パーラーで顔を変えたバシルを見つけたレッドは、コーラー医師の連絡先を教えろと迫る。リズはレッドが自分の顔を整形したコーラー医師を見つけて、元の自分の顔を知っているコーラーを消す気だと察する。ジェニファーはリズの持っていた証拠品を調べ、ドーバー近くの海辺の別荘の事を思い出す。そこで火事があったこともわかり、2人は別荘のあった場所を訪れることにする。リズは次第にレッドに消された記憶を取り戻していく。当時の保安官は事件当時に到着したときは、家は無人だったという。リズは近隣の病院でレッドらがやけどの治療をしたのではないかと考える。コーラーの看護師の情報では、今コーラーがフランスにいるというので、レッドはコーラーの身に何か起こったと判断する。アラムがコーラーからのメールを分析し、メールを送信したのがDCのビルだと突き止めるが、その情報はレッドにも伝えられた。FBIがビルに到着したとき、コーラーは部下の看護師らと共に患者に殺されていた。レッドとデンベが逃げる患者と部下と撃ち合いになる中、FBIも到着したが、一味は逃亡してしまう。レッドは虫の息のコーラーから何かを聞き出そうとしていた。リズはFBIを利用してコーラーを探し出そうとしたのかと、レッドに食って掛かる。コーラーを探したかった真の目的は何かと問うと、レッドは嘘はついていないが、秘密を明かすことはできないと答える。ハンス・コーラーは本当にレッドの友人だった。コーラーが監禁されていると知り、救い出したかったのだという。患者の部下の指紋から、患者は世界で有数の殺し屋バスチャン・モローと分かる。整形されたモローの顔はわかっておらず、秘密を保つためコーラーを殺したのだろう。FBIは国外に逃げると見られるモローを追い、空港の駐車場で逃走に使った車を見つける。モローは同行した部下まで殺していた。レスラーらが空港を封鎖してモローを追うが、モローは追手を察して、空港から姿を消した。レッドはコーラーから聞き出した情報を元に、コーラーの妻を訪ねる。コーラーは患者のリストを隠しており、レッドは妻を逃がすことにする。リズはクーパーに、レッドについて信じられないが、彼のことを知りたいのだという。レッドはリズに手に入れた患者リストを渡す。我々は共生関係だというレッドだが、患者リストから自分のファイルを消したことを認める。自分の過去の顔は知られたくない。リズは私の父親は内面も外面も善い人だったとレッドに告げる。最初からこういう設定だったのかどうか、つじつま合わせでこうなったのかわかりませんが、結局、レッドが実の父「レイモンド・レディントン」に入れ替わったということで、一件落着ですね。そして、整形手術をしていたというのも予想通り。レッドの元の顔を明かしたところで大して変らないと思いますが、カタリーナの思い出を語るレッドは妄想で言っているのか、なぜ入れ替わる必要があったのかいろいろ説明してほしいことが残ります。これまで語ったレッドの話のどこまでが本当だったのか、ということですね。リズは実の父親ではないかと、レッドを慕うときもあったと思います。今はジェニファーという身内もいて、復讐も考えつつ愛憎ないまぜでレッドに向き合っているのが今シーズンですね。いずれジェニファーと歩調が合わなくなって、レッドを許すか許さないかで対立する予感がします。やっぱり、ブラッド・ダーリフさんの娘フィオナさんが凄みがあって良いですね。クーパーがリズとファーストネームで呼び合う関係になって、ナヴァービとアラムが結婚すると、このチームはどういう位置づけになるのだろうか。ジェームズ・スペイダーは1960年生まれということなので、レッドの年齢とほぼ一緒ということですね。お肌にハリがあって、まだまだ若々しいレッドです。
May 3, 2019
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