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ついに、というか、やっぱりというか…でも、今後の展開は興味深いものとなりました。レッドが青汁を飲んでいる姿はなかなかおもしろいですね。「まずい!」というのは万国共通かな。でも、何か健康上の心配があるのでしょうか。アラムは仕事を休んでナヴァービと旅行に行くことにする。レッドは「オスターマン・アンブレラ社」という名の、裏切ったスパイを殉職に見せかけて殺す組織を調べるようにいう。各国の諜報機関は、裏切ったり処分が必要なスパイを自ら始末することはせず、「外注」するという。もし、組織が自分の工作員を殺せば、彼らの国家や組織への忠誠心が揺らぐからだ。リズの母カタリーナもその組織に殺されたという。情報があり、アメリカ国内でアメリカ人の工作員が殺されるというので、レッドはクーパーに阻止するべきだという。クーパーはCIAの関係者に揺さぶりをかけ、連絡係を呼び出すことに成功する。男はクーパーの質問に何も知らないとしらを切るが、立ち去った男はグローバル社のビルに入っていった。そこがオスターマンの隠れ蓑かもしれないが、特に怪しい点はない。レッドは連絡係の男を拉致し、脅しをかけて「アメリカ人は狙われていない」という引き出す。レスラーとリズが指令が隠されている場所に向かうと、ファイルにはナヴァービの名前があった。モサドが組織を離れるナヴァービに暗殺指令を下したのか、すぐに連絡を入れるがアラムとナヴァービは携帯の電波が届かない場所にいた。旅行の行き先もはっきりしていない。レッドはモサドに中止するよう掛け合うという。そのころ、ペンシルバニアの山小屋に宿泊していた2人に、暗殺者の女が接近していた。モサドのリーヴァイは今更暗殺を止めることはできないという。暗殺の理由は、ナヴァービの認知症によって、機密を守ることが難しくなるからだという。ナヴァービは部屋に入ってきた旅行客の女が殺し屋だと気づき、激しく争う。女は指輪に仕込んだ毒針を自ら刺してしまい、その場で死亡する。アラムはやっと繋がったクーパーからの電話で状況を理解し、部屋に戻る。ナヴァービは今すぐにここを出なければならないと、山小屋を脱出する。オスターマン・アンブレラのことは知っており、暗殺の対象となればどこまでも殺し屋が追ってくるという。アラムはリーヴァイに病気のことを自分がしゃべったと告白し、ナヴァービは必要なものを用意するため補給基地に向かう。暗殺指令を中止できるのはモサドのDC支局長だと聞いたクーパーは、強く中止を求める。すでに補給基地にはナヴァービが逃走している情報が届いていた。ナヴァービは生き延びるためには、自分ひとりで姿を消すしかないという。アラムはどんなことがあっても、一緒に逃げると主張するが、リーヴァイにもらった名刺に追跡装置が仕込まれており、追っ手は2人の車に体当たりしてきた。激しい打ち合いの末、2人は車を捨て雪の森の中に逃げる。絶対に離れないというアラムに、ナヴァービは3時間後にセーフハウスで落ち合うと約束する。リーヴァイを捕らえ、モサドとの交渉材料に使おうとしたクーパーだったが、モサドの態度は変わらなかった。レッドはアラムを利用したリーヴァイを殺す。セーフハウスでクーパーはアラムのための逃走用IDを準備して、国外へ逃げるサポートをするという。チームメンバーはアラムと別れを交わすが、ナヴァービは現れなかった。代わりにレッドが現れ、ナヴァービの希望でレッドが別の安全な場所に逃がすという。責任を持って治療も続けるというが、アラムは納得しない。電話でナヴァービはあなたのことは絶対に忘れないと告げる。アラムはレッドを殴りつけ、レッドを絶対に許さないという。拷問専門のテディがなぜヤギが必要だったのか、やっとわかりました。腹をすかせた大蛇のベッツイのためだったのですね。(笑)諜報機関の人物は何をされても口を割らない訓練を受けているはずですが、さすがに大蛇にはかなわないということかな。アラムの気持ちを思うと本当に切ないですね。何事も正直にまっすぐなアラムだからこそ、良かれと思ってナヴァービの病気のことをしゃべってしまい、愛を誓ったナヴァービを決して見捨てることはしないだろう。それでも、ナヴァービ本人がアラムを愛するがゆえに、逃避行に伴うことはできないという。症状が進行すればアラムのことだって忘れてしまうかも知れない。「Burn Notice」じゃないですが、後ろ盾をなくしたスパイの末路は悲惨です。ただ、レッドは逃走先を知っているわけですから、アラムとしたら恨みたくもなりますよね。これまで、何があってもレッドを正義の人として信じてきたアラムですから、態度を180度変えるのは興味深いことになりそうです。アラムが執念を燃やしてナヴァービの行き先を探すのもありだと思います。それにしても、何で降板したんでしょうね。事故は先シーズンでしたから、降板有りきだったのかな。
July 31, 2019
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いつも被害者に注目が行きますが、事件そのものの成り立ちなど興味深い事件でした。ゲストの女優さん「ヴァイキングス」の人なのですね。これも、できればスカパーでやってほしいなあ。エヴァ・パーセルが意識朦朧として深夜の町をさまよい、助けを求めた。レイプされたというのでSVUが病院に駆けつけると、上司のトリーナの自宅でパーティに参加し、途中で気分が悪くなったので外に出たが、気がつくとベッドの上で手足を縛られていたという。自力で脱出したが、薬を盛られたのか何があったのかはっきりしない。ただ、レイプしたのはカップルだったという。トリーナによると、大勢が参加したパーティなので名前を知らない人もいたというが、医者とモデルのカップルがいたという。高価なワインをもってきたので、それを手がかりに探すと、有名な形成外科医のヒース・バロンとそのガールフレンド、セイディ・パーカーと分かる。エヴァはセイディはトイレで気分の悪くなった自分を優しく介抱してくれたというが、セイディに飲み物をもらったあと、気を失ったと証言する。バロンは悪びることもなく、昨夜はカップルでパーティに参加し、エヴァの方からエクスタシーを勧めてきて、3Pをしたいと言ったという。セイディもオープンなセックスが好きで楽しんだだけというが、血中からはクロナゼパムも検出されており、エヴァの証言とは食い違う。合意の有無を確認するのは難しくオリビアも悩むが、エヴァは信じてほしいと訴え、SVUはバロンの自宅の家宅捜索をすることにする。バロンのバスルームのキャビネットには、全てバロンの処方による薬局並の薬が揃っていた。カリシはチェストの中に多数の記録メディアが入ったバッグを見つける。それらは、カップルがこれまでに3Pした女性たちとのセックスビデオで、10年分もあった。SVUはすぐに2人を逮捕するが、エヴァと共に動画の中で明らかに意識がなさそうな女性についても、2人の言い分はゲストの願望や妄想に答えた結果で、違法でないという。オリビアは記録されている女性たち全員から話を聞くように命じる。彼女たちは全て合意の上のセックスで、撮影することも知っていたと答える。今の所、被害を訴えているのはエヴァだけで、バロンとセイディはテレビに出演して自分たちは悪くないと主張した。エヴァは自分自身が批判や中傷を受けて、裁判はしないという。カリシは押収したPCの中に暗号化された動画を見つける。15歳くらいの少女と顔が写っていない男性のセックスビデオで、少女の顔認証をすると、14年前に行方不明が報告されていたセシリア・テイラーと分かる。セシリアの父親は、愛する娘が被害にあっていたことを知らされショックを受ける。セシリアは親に隠し事をしない良い子で、自分は可愛くないから好きな男の子に気に入られていないと思っていたという。バロンは医大生のころ、一軒家を借りて住んでいた。そのころ、同級生のルイーズに恋をしていたが、片思いだったという。ビデオが撮影されたと見られる地下室を調べたカリシは、壁が張り替えられているのに気づき、板を外す。中からは白骨化した少女の遺体が見つかり、DNA検査をしたところセシリアとは別人とわかった。オリビアはこの事実を使って、エヴァとセイディの心変わりをもたらすという。バロンは動画の存在に、誰かが送りつけたものだと答えるが、もしかすると今もルイーズが好きなのかという質問には動揺する。セイディはバロンが殺人を犯すはずがないと頑なな態度を示すが、オリビアはセイディの口癖がセシリアの父親と似ていると気づく。セシリアはバロンと出会い、バロンはセシリアに飽きると得意の形成外科手術でセイディを作り上げたのではないか。セイディは自分はバロンに愛されている反論するが、それならなぜ新たな女性を誘ってセックスをするのか。オリビアと話して、セイディは人骨がモイラという少女だったと答える。ボウリング場で出会いたまたま一緒にバロンの家に行って、しばらくしてモイラはいなくなったという。彼はその頃地下室の壁を張り替えていた。殺したのか事故だったのかはわからないが、バロンはモイラに飽きてセシリアに執着し、セイディにも飽きてしまった。バロンは完璧な女性、究極の美を求め、現実には存在しないものを追い求めている。セイディはバロンのためにエヴァを呼び込みレイプしたと認める。オリビアは司法取引をもちかけ、エヴァも裁判で証言することを決意した。モイラに該当する少女は2人いるため、さらなる捜査が必要だという。SVUにセシリアの父親が現れ、14年ぶりに親子の再会を果たす。被害者はエヴァだけではなかった、というところがミソですね。「Nip/Tuck」という整形外科医のドラマの中で、患者の飽くなき美への欲望やその背後の事情などが描かれて大変興味深かったのですが、セイディはバロンの欲望によって美しくなっていった。それでもセイディには捨てられたくないという不安があったのでしょうね。カップケーキの店のオーナーでもあり、セレブの仲間入りしているのに、彼を喜ばせるために演技していたのかな。バロンは女性に関して不自由にすることはないと思うのですが、それなりにセイディとの関係は切れなかったようです。バロンにとって居心地の良い関係だったのかも知れない。総意味では、セイディの努力は虚しいな。幼いセシリアをどうやって支配したのかは説明が必要だと思います。監禁して洗脳したのか、薬物を使っていたとしたら、罪は重いと思います。エヴァ以外にバロンたちを訴える人はいないということでしたが、始めに同意書でも取って、女性のファンタジーを実現させるビジネスでもすればよいのに。セシリアのお父さんは、たとえ犯罪者になっていても、娘を受けれてくれますよね。一緒に公正を目指してほしいです。
July 29, 2019
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今週はお目付け役のおえらいさん方がいないので、いつものキャラクターの話がメインでした。復帰してすぐの事件がこれって、カレンは弱みに付け込まれたかも。LAを訪問中のサウジアラビアの副皇太子が何者かに襲われた。実際は、副皇太子を装った影武者の方が襲われて、暗殺者は影武者だとわかったのか、とどめを刺さずに去っていった。本物の副皇太子はすでにヘリでホテルに到着しているが、同盟国の実力者ということもあり、NCISも警備に加わることになった。現在警備を担当しているのは、FBIだがそのリーダーはカレンの父親をロシア側に引き渡した因縁のある、ブライアン・ブッシュだった。カレンは任務に気乗りしないものの、サムは警備体制が甘いと指摘し、2人は直接副皇太子の側で警護にあたることになった。副皇太子一行はホテルの最上階に陣取り、LAでビジネスのために来客者がひっきりなしに訪れている。ケンジーとディークスは影武者が乗っていた車からGPS発信機を見つけ、エリックが分析する。記録されたルートの中に、一箇所データを消した部分があり、ケンジーとディークスがそこにあるモーテルに向かう。モーテルの部屋には、女性がイスに縛り付けられていた。サラという女性の話では、知らない女性に呼び出されて薬を飲まされたという。仕事は出張のマッサージで、今夜は副皇太子の予定が入っているという。犯人はサラの仕事道具を奪うと、サラになりきってホテルに向かったようだ。カレンとサムがすぐに犯人の捜索にあたるが、逃げる女性を見たカレンはジョエルだと気づく。ジョエルはCIAの関係者を利用する闇組織に撃たれて死んだということになっており、そのことを知っているのはNCISの中でも限られる。カレンはチームに黙っていたのは仕方なかったと謝罪し、暗殺未遂の背景が影の組織と関わりあるのではないかという。ケンジーとディークスがジョエルのモーテルの部屋で見つけたUSBには、湾岸諸国地質調査社(2GS)という組織の資料があった。2GSは表向き、採掘と石油開発を行っているが、裏では戦後間もない正式な経済活動が認められていない地域に入り込み、利益を得ているとされる。ジョエルはこの組織について調べ上げていたようだ。副皇太子の近代化政策は2GSにとって、邪魔なのではないか。ボートハウスに集まっているNCISの前に、ジョエルが現れて自分は副皇太子を殺したいのではなく、危険なので警告した、彼を救いたいという。カレンは納得できないなりにジョエルの話を聞き、2GSが副皇太子を暗殺しようとしている証拠があると聞き、案の定、危険を察した一行は1時間後にホテルを出ると説明する。ジョエルは2GSが元CIAの工作員を使うことから、自分が現場に行って暗殺者を特定することができるという。移動する時こそが危険だというので、カレンはジョエルの言葉を信じて残り30分間で警備を強化することにする。ジョエルは本部で副皇太子の警備に関わる捜査官のリストを調べるが埒が明かない。説得されてネルはジョエルをホテルに連れていく。サムの助言で、影武者は屋上のヘリから空港に向かうことになった。サムは副皇太子とホテルの裏口に向かい、出口周辺はケンジーがライフルで監視する。影武者と屋上に向かったブッシュは、待機していた暗殺者に撃たれてしまうが、反撃して倒す。副皇太子が姿を表した時、ジョエルは背後に女性の殺し屋がいると叫び、ケンジーが撃つ。ジョエルの元部下の女性で、先程ホテルの中で騒いでいたカップルの一人だった。ジョエルの調査資料が証拠となって、2GSの取締役は全員逮捕状がでたという。カレンはこれで安全になったので、ジョエルに「家族」の元に戻るように言う。すでに死んだと伝えてあるが、話せば分かるのではないか。カレンに玄関口まで送られたジョエルは、そのまま立ち去ってしまう。ジョエルは先シーズンも出ていましたので(Fool Me Twice)、この路線は続きそうですね。ラストも予想通りで、いつかはカレンとジョエルは一緒になるんだと思います。(笑)ネルに銃を向けられて、「あの子いつから怖くなったの?」とかそれなりに馴染んできました。ところで今スパドラで「ミセス・ウィルソン」というのを見ていますが、諜報員とかスパイというのは、秘密を抱えたまま墓場まで行くのでしょうね。今更、家族の前に姿を見せて実はこうでした、と言ってもどこに真実があるにせよ、うまく行かないだろうな。ブッシュが「お父さんが見つかると良いな」と言っていたので、こちらも続編があるのでしょうね。サウジアラビアの次期皇太子が親戚大勢を軟禁したとか、彼らの権力を奪ったとか、リアルな話題もあって興味深かったです。ハリウッドにも金がオイルマネーが入ってくるなど、身内ネタなのでしょうか。ケンジーとディークスの「今度こそ結婚」というのは、そろそろネタも尽きたのでこちらも待ちくたびれています。結婚するする詐欺じゃなくて、本当に見たいですね。サムが「死ぬ時は海だ」というのは、何かこの先あるのかな。副皇太子とも仲良くなったようですし。
July 26, 2019
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ご褒美のような、今回はちょっと遊んでみました、みたいなエピソードでしたね。ゲストのステイシー・キーチはNICS:ニューオーリンズではプライドの父親役で、やっぱり犯罪者の役が似合いますね。(笑)レッドは「晴れて」自由の身になり、仲間を集めてパーティを開く。ナヴァービは検査を受けて血管性認知症という診断を受ける。脳の中の血管が傷ついており、ナヴァービは将来設計に不安を感じる。レッドは、70年代に経済と政治のスキャンダルの中心となったロバート・ヴェスコを次のブラックリスターとして捜査するようにいう。実はヴェスコはレッドの犯罪の師匠ともいうべき存在で、2億ドルを不正に使用した末国外に逃亡し、2007年にキューバで死亡したと言われている。しかし、ヴェスコは自らの死を偽装したという噂があり、デンベがその遺体を回収してきた。レッドは偽装した理由として、18世紀に金塊を積んでフロリダ沖に嵐にあって沈んだスペイン船デラクルーズ号の宝を手に入れたからではないかという。そもそも、レッドはヴェスコに騙され、全財産を投資して結局パラグアイの売春宿を買わされたという。レッドは奪われた金を取り戻すつもりだ。遺体のDNA検査で、死んでいたのはカナダ人の小物犯罪者であることがわかり、リズとレスラーはその住所に向かう。ナヴァービは辞職することをチームに告げ、手順に従いモサドの面接を受けることになった。ポリグラフテストを受け、機密保持などを質問されたナヴァービは個人的な理由として、妊娠したと答える。ヴェスコは地元警察に手を回して、身を守ってもらっているという。リズとレスラーが現地に到着すると、ヴェスコはすでに情報を得て逃亡しようとしていた。目の前でパトカーに乗り込み逃げたヴェスコを見て、リズはレッドが逃亡させたと理解する。私の金を返せというレッドに、ヴェスコは隠遁生活の間にすっかり欲をなくしたとしらを切るが、デラクルーズ号の宝について質問されると、宝の在処については見当がついていると答える。レッドは金塊を手に入れたら自分もヴェスコのように、犯罪から足を洗うという。デラクルーズ号の金塊は、18世紀のオペラ歌手に関する詩が手がかりだというので、2人はワシントンDCの議会図書館へと向かう。FBIでも、レッドとヴェスコが金塊探しを始めたと読んで、手がかりを求めて議会図書館に向かう。ヴェスコはデラクルーズ号が嵐にあったという事実について、嵐の記録が見当たらないことから、別の災難にあったのではないかという。フィラデルフィアに向かっていたデラクルーズ号は、当時「地獄の門」と呼ばれる海域を支配していた海賊イダルゴに襲われたのではないか。イダルゴについては、当時頻繁に新聞に載っていたが、ある時期からすっかり影を潜めてしまった。その後、軍がイダルゴを追い、ニューオーリンズの近くで一味を発見し全員を処刑したという。しかし金塊は見つからず、ヴェスコはイダルゴの恋人だったオペラ歌手ジュディス・スネールのニューオーリンズのオペラハウスの楽屋に金塊を隠したと推理した。オペラハウスはその後火災に遭い、ジュディスも死亡して、その後建て替えられた。彼女の持ち物は今のオペラハウスの舞台の地下に隠されているはずだ。レッドとヴェスコは公演中のオペラハウスから金塊を盗み出す計画で盛り上がる。ナヴァービは無事モサドの面接を終え、辞職が認められた。オフィスの私物を片付けていたナヴァービの偽名のパスポートを見たアラムは、レッドが偽名を使ったと考える。やはり、レッドは偽名を使って芸術基金に寄付をして、オペラハウスの年間シートを手に入れていた。リズとレスラーはニューオーリーンズへ急ぐ。アラムはモサドのリーヴァイから、ナヴァービは何か隠しているのではないかと問い詰められる。アラムは口止めされていたにも関わらず、認知症の症状について喋ってしまう。リーヴァイはナヴァービの妊娠の話をばらしてしまう。レッドは気の知れた仲間を総動員して、公演中の劇場の地下を爆破する計画を立てる。多少の手違いで、グレンが舞台に上がって「火事だ」と叫ぶと、観客は大騒ぎで避難を始め、レッドらは地下の壁を爆破して金塊を手に入れる。リズとレスラーがオペラハウスに到着したときには、金塊はトラックに運び込まれ持ち去られたところだった。ヴェスコは勝利の美酒に酔いながら、レッドが自分を当局に突き出すのではないかと疑う。レッドは始めは金を奪われた復讐を考えていたが、2人で一緒に実行するうちにそんな気持ちも消えたという。レッドは恩師に感謝し、ハグする。アラムは妊娠したことを喜ぶが、ナヴァービは辞職を認めさせるために嘘をついたと言い、子供を持つことは考えられないと指輪を外す。ヴェスコが立ち去った後、レッドはFBIを呼び寄せる。ヴェスコはもう悔い改めて欲望を捨てたので逃してやったというレッドが、金塊を収めた倉庫を開けると、空だった。ヴェスコはハグされたときに、レッドから鍵を盗んでいたのだった。一旦は別れを決めたナヴァービだったが、アラムは子供のいない人生を2人で生きていこうと言い、そのためにも一緒に治療を始めようとプロポーズする。政府の陰謀は一休みで、たまにはこういうお気楽なエピソードも良いかな。一癖も二癖もあるチーム・レッドのメンバーも総動員して、この程度の悪いことをするのは見ていて楽しいです。レッドが騙されるのもめったにないので、それも有りなのですが、ふと疑問に思ったのは、恩師であるヴェスコと久しぶりに再会したとき、ヴェスコはレッドの今の顔を知っていたのかということですね。レッドが顔を変えたのは、少なくとも本物のレディントンが死んだ後でしょうから、20数年前。ヴェスコが南米を転々として死んだと言われているのが今から12年前。2人がいつどこで出会ったのかわかりませんが、タキシードをビシっと決めたおじさん2人はかっこよかったです。こんなに本を読んだことはない、図書館は嫌いだという体育会系らしいレスラーとか、それなりにハマった役割でした。ナヴァービとアラムに関しては、感動エピソードだったのかなあ。ナヴァービが口止めしていたことをリーヴァイにバラして、「あなたのことは信頼できない!」とか言って別れるのかと思ったら、アラムは粘り強かった。背が高いというのもありますが、改めて、きれいな女優さんだなあと思いながら見ていました。
July 24, 2019
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ミステリー調でいつもと違う、何やらホラーのような展開もありましたが、やはりおなじみの大ベテラン2人のゲストが見ものでしたね。多分、実際の事件を下敷きにしているのかも。話題の小説家ボビー・オルークが朗読会のパーティを抜けて外に出た後、何者かに頭をレンガで殴られ死亡した。ボビーはまだ16歳だが女装をした少年で、13歳で家出をして売春をして生き延び、小説家としてデビューした。小説の内容は性的なもので、ボビー本人が朗読をしていた。出版社のエヴァンによると、ボビーの実生活は謎に包まれており、エヴァンでさえ住んでいるところも知らず、今も12番街で売春を続けているのではないかと、探し回ったという。ボビーは映画化の権利を売り、銀行口座には50万ドルの残高があった。会場となった本屋の防犯カメラに、ボビーを追って出ていく男の姿が写っており、本屋で使ったカードから、SVUはウィリアム・グローバーという男を訪ねる。ウィリアムはすぐにボビーを殺害したことを認め、自分はゲイではない、と強調する。実は、本の広告に映るボビーを12番街で見かけ、「彼女」を買ったが、今日の朗読会で男と知り嘘を付かれたと怒りを覚え殺したという。ストーンは憎悪犯罪としてウィリアムに司法取引を持ちかけることにする。SVUは小説家として成功を掴んだボビーがなぜ売春を続けていたのか疑問に思い、エヴァンを追求する。エヴァンは、小説を書いたのは別の人物で、ある日突然原稿が送りつけられ、会ったこともないまま出版に至ったという。真の姿を見せないのがボビーの戦略だが、映画化でプロデューサーと会わせる必要があり、12番街でスカウトしたタミーという女装の少年を雇い、偽の身分を与えて朗読会を乗り切ろうとしたのだという。エヴァンを何かの罪に問うことはできないが、小説の中身が事実なら法定レイプにあたる。フィンがボビーがネット口座を利用したときのIPアドレスを手に入れ、事情を聞きに行くことになった。現地は古く大きな屋敷で、近所の住人によると、誰か住んでいるようだが、実際に見たことはない、変わり者が住んでいるのではないかと証言する。屋敷の名義はエデルマン夫妻となっていて、令状を取り中に入ると掃除もされず物が溢れた状態だった。カリシは床に比較的新しい血痕を見つける。ボビーを探していると老人が2人姿を見せ、兄弟だという。2人は長く屋敷に引きこもっていて、話の内容が噛み合わない。1970年代で時が止まったような認識で、ボビーについて尋ねると50年前に死んだバーテンダーだという。SVUで兄と弟それぞれ話を聞くが、お互いのことを悪く言ったり、ボビーの存在は未だに判明しない。カリシは屋敷の捜索を続け、隠し部屋にパソコンがあるのを見つける。ボビーはそこで小説の続編を書いていたらしい。ボビーがまだ屋敷内に隠れていると考え、カリシが地下室を捜索すると、鍵のかかった冷凍庫の中に女性の遺体が見つかった。遺体発見を知らされ、弟のベンは、自分がボビー・オルークだと認める。母親の遺した金が足りなくなり、小説を書いて金を稼ごうとしたのだという。冷凍庫の女性は、兄弟の母親でがんを患っていたが、死因は窒息死で殺された可能性がある。兄弟は殺人容疑で逮捕されるが、オリビアは小説の描写は実際に被害にあった人物ならではのものだと指摘する。改めて2人に話を聞くが、2人共幼い頃に性被害にあったことをなかなか認めない。しかし、恥じる必要はないというオリビアの言葉に、ベンは10歳ころ、児童センターのカウンセラーだったビンセントに虐待を受けたと明かす。兄のジョーも、つきまとうビンセントから弟を守るために、被害を受けても黙っていたという。兄弟は両親にも被害を打ち明けることなく、長いあいだ屋敷に引きこもって生きてきた。ストーンは母親を苦しみから救うために殺したとして、兄弟に温情的な司法取引を持ちかけたが却下されという。裁判が始まるとジョーがいきなり不規則発言を始め、自分が母親を殺したと叫ぶ。ジョーは言い終えるとベンの腕の中に倒れ込んだ。心臓麻痺を起こしたジョーは、ベンの罪をかぶって死んだ。ストーンはベンの起訴を取り下げるという。ヘイトクライムは早々と決着しましたが、その後のボビー探しが興味深いですね。都会の中の孤独、社会から隔絶した兄弟だけの生活、その生活をもたらしたのは、子供の頃の性虐待もきっかけになっているということなのでしょう。その割にはパソコンを購入して使いこなしていたというのは、ちょっと無理があるように思いますが、タイプライターだったら、場所が特定できなかったからでしょうね。SVUは本来の仕事である、未成年の売春を止めて組織を潰すのをやり遂げてほしいです。さて兄弟で悪口を言い合っているように見えて、本当はお互いを大切に思い、守ろうとしていたこと。母親も病に苦しむよりは楽にしてあげたいということで殺し、家の中に「埋葬」したことなど、切なさを感じました。遺されたベンは、せめて小説の続編を書いてファンとの繋がりをもってほしいです。とにかく、ベテランお二人の悪口の応酬や兄弟愛の発露など、堪能しましたね。遺体を地下室の冷凍庫に入れるというのは、いかにもアメリカですね。でもこのケース、形は違っても日本でもありそうな設定だと思いました。日本の場合は、親の年金目当てで死んでいるのに届けていないという事件がこれまでにもありました。社会との接点を絶ち、遺った子どもたちもだんだん歳を取って行き、知られることなく死んでいく。そういうことが珍しくない時代になっていくかも知れません。
July 22, 2019
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先週のエピソードから、そこそこ時間が経ったという設定で、いつものペースに戻るまで繋のエピソードですね。だからなのか、エンディングはちょっと違う感じです。メンバーのプライベートでは、今シーズンいろいろありそうで楽しみ。カレンの仕事復帰が間近くなったが、キルブライド大将はワシントンでカレンのチームを解散するよう命じられたという。素直に命令に従うつもりはないが、これまでのチームの宜しくない評判は理解しており、ヘティがもし戻ってこなくてもチームを存続できるのかと尋ねる。カレンはできると答える。警備員4名が死傷する金庫強盗事件が起こり、1200万ドル相当の宝石や時計が盗まれた。金庫を開けるのに使われた爆薬が軍用のものだったため、NCISも捜査に加わることになった。現場に向かったサムと応援のデシャン捜査官は、警備員が犯人に多数の銃弾を浴びせているのに倒せなかったことに疑問を持つ。金庫のドアも爆薬だけでは倒すことができず、相当の力が必要となるが、一体どうやったのか。犯行時間はわずか5分程度だという。ネルは防犯カメラに写った犯人の映像を手に入れる。犯人は次世代の全身防弾服、パワースーツを身に着けていた。これはタロス作戦のために開発中のもので、今はまだ試作段階だという。しかし、盗難の報告はないという。犯人の乗った白いバンが交差点のカメラに写り込んでいたことから、エリックとネルが車の行方を追う。武器貯蔵基地のゴメス少佐によると、盗難の報告はないものの、使われた爆弾が特定できるとし、海軍海上戦闘センターに保管されているという。問い合わせると、極秘の実験室からスーツと爆弾が盗まれていることがわかったが、管理責任者のブリオネス兵曹長が報告していない。さらに、ブリオネスは行方がわからなくなっていた。サムとデシャンが交差点の付近を捜索していると、車の修理工場があった。話を聞こうとすると銃を出したのでオーナーを逮捕する。バンの持ち主は塗装を依頼し、黒く変えリモ会社のロゴを入れた。犯人は男女の2人組で、今夜そのバンを解体して処分することになっているという。ネルはLAPDと共同し、最強スーツを着た犯人が金銭目当てに今夜狙う場所を絞り込むことにする。ケンジーとディークスは、ブリオネスの住まいを訪ねる。アパートのドアは開いていて、そこには手足を縛られたブリオネスが射殺されているのが見つかる。同居している甥のジョーダンはクローゼットに閉じ込められていて、話を聞く。ジョーダンはレース好きで、賭けに負けて車を奪われ、ロブ・デュラントという男に金を借りた。ロブはブリオネスが海軍基地で働いていると知り、妻と娘を誘拐すると、基地から最強の兵器を盗めと脅した。2人も行方不明になっているが、妻の携帯がバーバンクのモールの駐車場にあることがわかった。ケンジーとディークスがトランクに閉じ込められている2人を救出する。ロブは警察のSWATに所属していたが、命令違反で解雇され、2年前の強盗事件では容疑者となっていた。ガールフレンドのレイチェル・コンウェイは刑務所に出たり入ったりしており、暴行とサイバー犯罪に手を染めている。エリックは2人の次のターゲットをツタンカーメン展が行われている会場付近に絞る。周辺には銀行もある。ネルは黒く塗装されたバンをガーデナ付近で見つけ、その近くにカジノがあるため、ターゲットではないかという。NCISのメンバーはカジノに向かう。キルブライド大将は、犯人の封じ込めが優先で市民と警官を巻き込んだ銃撃戦を避けなければならないという。サムとデシャンはカジノの駐車場でバンを発見し、車から降りてきたロブを攻撃する。いくら撃ち込んでもスーツは弾を寄せ付けず、しかも左腕はパワーが増強されている。遅れて到着した地元パトカーは逆に攻撃され警官が撃たれてしまった。サムは肉弾戦でスーツの下に銃弾を撃ち込むしかないと、ロブに飛びかかる。デシャンはバンの中からレイチェルをおびき出し、激しい戦いの末逮捕する。ヘルメットの隙間からなんとか弾を打ち込み、ロブを倒した。2人の目標はそもそも金銭目当てだったことがわかる。エリックは住む場所を探さなければならない状況になって、ネルに一緒に住まないかと提案する。カレンも復帰が認められ、新たな住まいを探しているという。ディークスはバーの2階に住めばどうかという。サムとカレンは、ヒドコの夫の母親シャーリーに会う。ヒドコの夫ウェインは、アフガニスタンで戦死していた。ウェインはシャーリーの父が第2時世界大戦中に日系人収容所に入れられたことから、軍隊に入ることを決めたという。いずれは政界に進出し、このような不条理な扱いが起きないようにするのが望みだったらしい。サムとカレンはシャーリーとまた会うと約束する。キルブライド大将はシーズン6の「The 3rd Chior」で顔を出していたのですね。モーズリーとヘティはDCで何か取り調べを受けているのでしょう。連絡が取れないとしても、管理部長なので指揮系統には問題ないのかもしれませんが、そもそもリーダーのカレンが休養中でそうなると、サムが代理の立場になるのかな。デシャン捜査官は多分、レギュラーになりたくてもなれない大人事情があるのでしょう。キルブライド大将がヘティの代わりにチームの後ろ盾になってくれると、頼もしいですね。先シーズンも準備していたケンジーとディークスですが、今度こそ結婚が現実になりそうで楽しみです。そして、ネルとエリックも本格的に同居?僕たち付き合っているよ~と言葉の端々で表現していた2人がビジュアルでどういう恋人ライフを見せてくれるかも楽しみ。ラストのミセス・ヒドコは日系人ということでしょうか。「ヒドコ」てどこの名前?という会話があったような気がしますが、日本人で「ひどこ」という名字は思い浮かばないなあ。でも、わざわざ日系人収容所の話を入れるなど、これまでの雰囲気とは違いますね。ノースハリウッドでの銃撃戦についても実際の事件のようですし、あれ?と思いました。サムはパワースーツを着た元SWATとガチンコで戦って勝つのだから、どれほどスーパーヒューマンなんだと突っ込んでしまいました。
July 19, 2019
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レッドに関しては予想通りですが、リズに関してはうーん、納得できないなあ。結局、リズがどうであってもドラマは続くということですね。クーパーの脅しにも近い説得で、大統領はレッドの死刑執行を48時間中止することを認めた。その代り、ドイツの高官を暗殺した犯人をレッド本人が見つけなければならない。司法省のアナ・マクマーンは、48時間以内に暗殺犯を突き出せば、レッドと免責合意の契約を結ぶが、失敗すれば死刑を執行するという。表向きには、死刑で使う薬物の確認のために執行を延期したということにして、レッドには発信機の足輪が付けられる。刑務所を出たレッドは、暗殺犯が誰か見当もつかないというが、これまでの流れをさかのぼり、コルシカ人こと、バスチャン・モローがパズルのピースだという。レッドは精神鑑定で病院にいたとき、モローの仲間からジェネラル・シローの名を聞いた。殺人昆虫のジュースはロンドンに送られ、デンベが金の流れを追い、クリプトバンカーの関与を知った。クルーガーの口座に500万ドルが送金され、ジーグラーは殺人昆虫に殺された。アメリカへの脅威を知る人は次々と殺されており、国連ビルの爆破未遂事件で本来殺されるはずだった。狙われたのは外交官か国連関係者で、クーパーは会議室に集まっていた人物のリストを手に入れ調べるように言う。リストにイギリスMI6のクリストファー・マイルズという人物がいて、マイルズが陰謀を知っていた可能性がある。そのころ、モローはマイルズを捕らえ「文書」を手に入れようとしていた。マイルズはメモリーを手渡すと、他にコピーはないという。レッドは知人を訪ね、マイルズのアジトを聞き出す。その情報から、レスラーとナヴァービがマイルズのアパートに向い、SWATらと突入を試みる。ナヴァービは照明弾の衝撃で意識が朦朧とする。モローがマイルズを傷つけ、窓から脱出するのをナヴァービは防げない。レスラーがモローを追うが、取り逃がしてしまう。マイルズはナヴァービの腕の中でメモリーにパスワードが必要な事を伝え死亡する。レッドとデンベがバーでくつろいでいると、モローが現れ銃を向ける。レッドは自分がここにいるのを知っているのは、足輪の発信機の情報を誰かから聞いているからだと言い、その人物にモローが利用されていると話す。モローはドイツのナショナリズムを標榜するテロ組織に雇われているというが、実は大きなものに利用されていて、マイルズから奪った文書にパスワードがありそれを教えてやるので、中身を読んでみろという。テロ組織にとって邪魔なジーグラーを殺したが、実際はアメリカ政府の誰かが自国への攻撃を知ったジーグラーをモローを利用して暗殺させたのだ。モローは裏切られたと感じて、レッドを襲わずに姿を消す。レッドはリズに、モローがアナ・マクマーンを次に狙うと知らせる。モローはマクマーンから、文書を手に入れた上でモローを捕まえようとするレッドを始末しろと命令されていた。モローは文書のメモリーをマクマーンの元に運ぶ業者を尾行し、マクマーンの家に侵入する。真相を突き止めようとするモローがマクマーンに詰め寄っているところに、リズとレスラーが到着し、再びモローを追う。重要な情報を知っているというモローを逮捕したところで、モローは何者かに狙撃されて死亡する。モローが死亡したことで、レッドの免責合意が復活し死刑は取り下げられた。レッドのおかげでマクマーンの命が救われたが、マクマーンは今後はレッドが自分のために働くように命じる。クーパーのチームも自分が監督すると言い、レッドは表向き死刑が延期されて薬品を確認するドサクサに紛れ、脱獄したことになった。モローに奪われた文書はまだ見つかっていない。レッドはマクマーンがあえてチームを監視する立場に就いたことを憂慮し、今後はマクマーンに嘘の情報を流すようにいう。とりあえず、レッドは身を隠すという。リズは最後まで、レッドがなぜレディントンを名乗っている事を問いただすことはできなかった。リズはレスラーにもう納得したのでこれで良いと話す。ナヴァービはクーパーに理由を説明せず、チームを辞めると告げる。なるほど、司法省の女と大統領はアメリカ政府を転覆させるような陰謀に関わっているのですね。最高権力者までなって、なぜ自らの政府を転覆させるのか、理由はわかりませんが、とにかくクーパーのチームは最も大きな権力と戦うことになった。マクマーンを騙し、彼らはあの手この手で国を救うのでしょう。今度こそ、レッドは正義の味方です。公式には、というか、一般人にとってレッドは極悪人のままですが。そして、リズはもうレッドがレディントンになる前は誰だったのか、知ることを諦めてしまった。それなら、今シーズン前半は何だったのだ。でも、やはりレッドが別の顔の他人だったことがわかったところで、何も変わりませんからね。ナヴァービの決断は正しいと思うのですが、これでキャラとして消えてしまうのでしょうか。チームを離れアラムと結婚して家庭に収まるというわけには行かないので、やはり降板でしょうか。トムもいなくなったし、アラムとの絡みもなくなるのは寂しいことです。
July 17, 2019
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今週はオリビア役マリスカ・ハージタイの監督で、ストーンのお当番エピソード。酒によって被害者の記憶がないという状況はこれまでも多々ありました。密室で同意があったかどうかは、確かめようがない。裁判では疑わしきは罰せずですが、性犯罪となると事情が変わって、まず被害者の言い分を信じなければいけない。男性陣の誰もが冤罪の被害者になり得ますね。いつもと逆の立場だからそう思うわけですが、私情が絡むから普通、身内は捜査しないものだと思いますが。バーで飲んでいたストーンは、偶然出会った女性からあなたにレイプされたと責められる。女性は名乗ることなく、ストーンの顔を平手打ちして去る。その夜酷く酔ってフィンの世話になったストーンは、レイプした覚えはないという。カブスのピッチャーだった12年前、メッツとの試合後バーで盛り上がり、女性たちと同僚とホテルに戻った。確かにそのときにハメを外したようだが、翌朝目覚めると一人ベッドにいて、一緒にいた女性に電話をかけると、今度かけてきたら通報すると言われたという。ちょうど、酔って記憶があいまいだが、セックスの合意はなかったという女性の裁判を担当していたストーンは、自ら確かめようと考える。当時同僚だったレジーは、今はバーのオーナーで、その夜のことはよく覚えているという。レイプ被害を訴えている女性はサラ・ケントで、サラの友人で一緒に過ごしたワンダはレジーと結婚した。ストーンはオリビアにはまだ言わず、フィンにサラから話を聞いてほしいと頼む。サラは夫と娘の家庭をもっており、突然のフィンの訪問にもう思い出したくないので、放って置いてくれという。ストーンはついにオリビアにサラの事を打ち明け、真実を突き止めてほしいという。オリビアは被害者の言い分を聞くのが仕事で、やる限りは事実を闇に葬る事はしないと答える。カリシは親しいストーンが容疑者になる事で、複雑な心境になる。オリビアがサラの自宅を訪問すると、夫のゲイリーが戻ってきた。サラが過去に被害を受けたと知ると、ゲイリーはストーンを刑事告訴して刑務所に入れてやると息巻く。サラによると、ストーンと出会った頃は夫婦仲が悪くメッツの試合後にバーに行き騒いだ。他の選手や女友達と一緒にストーンのホテルの部屋に行き、ストーンとキスをしたのは覚えている。その後、意識がなく目が覚めると裸で隣にはストーンが寝ていた。合意はなくレイプされたと思ったという。ゲイリーはサラがレイプされたときはハワイでゴルフをしており、妻を守れなかった自分を責めているという。オリビアはサラの話に信憑性があるとして、ストーンを逮捕することにする。ストーンはすぐに保釈されるが、バーで酒を飲んでいるところにゲイリーが現れ、絡んでくる。立ち去ろうとするストーンにゲイリーが銃を向けたため、事態は大事となり、ストーンが人質となった。ニュースを知ったオリビアは現場でサラと娘を見つけ、ゲイリーに電話を入れ「愛している」と伝えてほしいと頼む。ストーンの説得もあり、ゲイリーは投降する。ゲイリーの銃に弾は込められておらず、ストーンはゲイリーを刑事告訴しないという。オリビアは娘のエマの生年月日を確認し、サラにエマがストーンの子供なのかと尋ねる。実は当時子供が欲しくて夫婦は努力していたが、レイプ事件を忘れようとしていたのが、妊娠している事を知ってショックを受けたという。サラは娘のDNA検査はゲイリーに悪いと思ってしていなかった。オリビアはレジーに会い、ストーンを助けるために部屋を出るときにサラが同意していたと証言してほしいと頼む。レジーが承諾すると、オリビアはそれはDNA検査をしてからと説明し、レジーは意識がなかったストーンの代わりに自分がサラとセックスしたことを認める。レジーは逮捕され、取引することになった。ストーンへの告訴は取り下げられたが、結局エマの父親はゲイリーだと確定されたという。オリビアはストーンを信じてあげられなくて悪かったと詫びるが、ストーンも事が大きくなるにつれて、本当に自分がやったのかと疑ってしまったという。アマンダはボーイフレンドのアルから、同棲しないかと言われ、前向きに考える。サラ役の人「THIS IS US」のソフィーでしたね。アマンダの恋愛話をこれだけ引っ張るということは、これから騒動が起きるのでしょうね。相手のアル・ポラックは始めは都合の良い関係を求めていたのかと思っていたら、そうでもなさそう?でも、カリシがかなり心配していますし、伏線なのかな?ストーンは今シーズンずっと酒浸りのようですが、一夜限りの出会いも多いようだ。そりゃ、ゲイリーの言う通り元大リーガーの検事補ならモテるでしょう。今のままだと、サラの2番手3番手が現れるかもしれません。朝目が覚めたら隣で女性が死んでいたという定番の展開もあるかも。スキャンダルがあるだけで検事補としてイメージが悪いですし、やったことの証明は可能でも、やっていないことの証明は難しいですね。
July 16, 2019
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新シーズン・プレミア。とんでもないクリフハンガーの続きは、そうなった経緯はどうでもよくて、死線をさまよう4人というか、2つのカップルの絆に心が動きました。見ごたえがありましたね。海軍のお偉いさんは、「THIS IS US」の産婦人科の先生でしたね。カレンら4人が乗った車がロケットランチャーで爆破され、ヴァスケス将軍の部下が大破した車の中を検める。ウィリアムズも現場に到着して、デレクが乗っているかどうか確認する。NCISは4人共怪我を負っているが、特にディークスの意識が戻らない。デレクの行き先を話さなければケンジーを殺すと言ったところに、タークが現れデレクの身柄は自分が預かっていると袋を見せる。デレクを返してほしければ、4人を引き取り安全なところでデレクを返すという。取引を受け入れたウィリアムズだったが、タークらが救出ヘリのもとに向かうと、パイロットが殺されていた。袋の中にはタークの愛犬が入っており、嘘がばれれば5人の命はない。間もなく、ヴァスケス、ウィリアムズの手下が攻撃してきたため、カレンらは少ない武器で応戦する。LAではチームとの連絡が断たれ、ヘティに助けを求められたキルブライド大将が指揮を取りにやってくる。シロアナ空港に到着したモーズリーは、部下たちが消息不明になっていると知りショックを受ける。タークはカレンとサム、ケンジーとディークスに分かれて村へ行き助けを求めるようにいう。ケンジーは意識が戻らないディークスを担架に乗せて、引きずっていく。カレンは肋骨が折れており、サムは撃たれた足の傷が開いて出血が止まらない。2人は途中で少年に出会い、道連れにする。救出作戦を画策しているのか、ヘティの行方がわからなくっており、ヒドコの生死も解っていない。ケンジーは廃墟となった教会を見つけ、中で休む。ケンジーの呼びかけにディークスが目を覚ますが、状況は良くない。深夜に教会前に男が現れ、ヴァスケス将軍の軍隊が逃げたアメリカ人に賞金をかけて探しているという。元神父だという男は妻を迎えによこし、2人を病院に届けると約束する。カレンらも倉庫のような建物を見つける。カレンが次第に呼吸困難になり、サムは気胸を楽にするためナイフとペンがいるという。少年はすきをみて、逃げ出してしまう。やがて、銃を持った村人が小屋にやってくるが、少年はサムにペンを渡す。村人の助けでカレンとサムは病院に収容される。一方、ケンジーとディークスを乗せた元神父と妻は、やはり2人をヴァスケスに引き渡すつもりとわかり、ケンジーが襲いかかって車を奪い取る。ディークスは車内でもみ合ったときに再び頭をうち意識を失う。ケンジーが病院に到着すると、そこにタークも現れる。ウィリアムズやヴァスケスの手下が動いており、ここにいるのは危険だというタークは、ヘティがゴンザレスという人物にチームの救出を依頼したという。とりあえず、応援があるようにあえて武装しているのを敵に見せろというのでケンジーとタークは病院の前で見張りを行う。敵は続々と病院前に集まりつつあった。カレンとサムの病室にも殺し屋が向かう。近くで車内から部下に指示を与えていたウィリアムズの前に、銃を構えたモーズリーが現れ、すぐに撤収するように命じる。ウィリアムズが脅しに応じないため、モーズリーは一人ひとり射殺し、ついにウィリアムズを殺す。部下は病院に押し込もうとする仲間に撤収するよう指示し、危機は去った。病室に現れた殺し屋も、銃を隠し持ったサムに倒される。まもなく、ヘティの意を受けたゴンザレス捜査官らが到着し、4人は海軍病院に搬送されることになった。モーズリーはキルブライド大将に報告し、自分のやったことの代償はわかっているという。国境付近で見つかった人骨はヒドコのものと確認された。ディークスはケンジーにやはり結婚したいという。ケンジーも自分のすべてをディークスに捧げると答える。結局モーズリーは自分でメキシコに行って傭兵などを雇うなりして、デレクを奪い返したら良かったのですよ。NCISを巻き込むなんて論外で、最大の損失はヒドコですよ。そして、息子にはなんというのでしょうね。「お父さんは悪い人だったからお母さんが撃ち殺した」というのかな。いずれにせよ、これでモーズリー退場は決定でやれやれです。ずっと寝ているディークスに心の叫びをぶつけるケンジー、良かったですね。「意識がなくても喧嘩になるっ!」絶対に助ける、諦めないというケンジーの強い心と、夢の中で幸せなシーンを見ていた一途なディークスの組み合わせがやっぱりすばらしい。今度こそ、結婚してもらいましょう。サムとカレンもまた、長年コンビを組んだ夫婦みたいなもので、こちらも王道のバディドラマを堪能させてもらいました。カルテルに牛耳られ、苦しい生活を強いられている一般人がNCISを助けてくれたのは、意味があることだと思います。タークは現役のNCIS捜査官だったのかな、ということはこの先もストーリーがありそう。また、ヘティの分身として動いたのはベトナムから救い出したキーンで、この人もヘティの手足になるのでしょうね。渋いおじさんたちが活躍してくれるのはとても楽しみです。
July 12, 2019
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レッド最大のピンチ!でも、ここでレッドが死んでしまうとシリーズが終わってしまうので、そんなはずはありません。(笑)とはいえ、ジェイムズ・スペイダーを楽しむには文句はありません。そしてなるほど、モローはここで出てくるのですね。死刑が決まったレッドはテレホート刑務所に収監され、明日刑が執行される。そのニュースは世界を駆け巡り、クーパーは最後まで死刑を中止するよう、大統領に懇願するという。レッドはルクセンブルグの銀行から口座名を入手することで、死刑は回避できるという。口座の持ち主はアメリカ政府の中枢を揺るがす陰謀について知っており、クリプトバンカーが送金したカイロの男がその口座を指定したことが解っている。ただしFBIに捜査権はなく、リズとデンベがルクセンブルグが向かうことにする。クーパーから話を聞いたレスラーらは、志願して同行するという。クーパーとパナベイカーは大統領に面会し、国家の安全に関わる陰謀をレッドが暴くことができるので、死刑の中止または延期を大統領が命令してほしいと訴える。レイモンド・レディントンが何者か知った上で、そんなことができるはずはなく、大統領と補佐官のアナ・マクマーンはレッドの協力なしに、FBIがその陰謀を暴くべきだと答える。ルクセンブルグの銀行はセキュリティが厳しく、アラムでもハッキングはできない。ただ、頭取が持つ暗号化キーを使えばシステムをオーバーライドできるというので、公表されていない頭取の顔を突き止めて、リズとナヴァービがキーを盗むことにする。アラムは盗んだキーをコピーしてシステムに侵入し、カイロの男が送金した相手を特定する。アメリカのドイツ大使館に勤務するドイツ連邦情報局のヨナス・クルーガーで500万ドルを受け取っており、レッドによれば、ドイツ情報局局長のエヴァ・ジーグラーが暗殺されるという。しかもレッドは暗殺者の名前も解っていることから、大統領がレッドの免責事項に再度合意すれば暗殺は阻止できる。しかし、暗殺の対象が解っているならばFBIが守れば良いと、大統領は取り合わない。FBIが守ることができれば、レッドの命を救う必要もない。レッドは大統領を説得できなかったとレッドに告げ、リズはレッドの最期に自分が立ち会うという。レスラーはレッドが何者であっても、リズを愛する男に違いないというが、リズは彼の本性を知る最後のチャンスだという。FBIはクルーガーの自宅に踏み込み、高飛びしようとしていたクルーガーを逮捕する。ジーグラーの暗殺はいつ、誰が行うのかと聞かれ、クルーガーは自分のIDカードを暗殺者に渡しただけで、それが誰なのか知らないと答える。ただ、男の部屋で化学薬品の容器のような、爆弾らしいものを見たという。リズはレッドの最後の食事に付き合う。クーパーは今もレッドの命乞いをしているが、レッド自身は腹をくくり、リズと親しげな会話を続ける。リズを守るために6年前FBIに投降したが、今のリズは信頼でき頼れる仲間がいて、もう大丈夫だという。リズは最後に聞きたいことがあるというが、結局レッドが何者なのか聞き出すことはできなかった。リズはレッドに「愛している」と伝える。ジーグラーは独自のルートでアメリカの中枢を狙う計画を知り、上院議員に懸念を伝えていた。そのころ、暗殺者モローはジーグラーが受け取ったという文書を手に入れようと、ホテルの部屋に入った。ジーグラーが滞在するホテルに向かったFBIは、ジーグラーの身柄を確保し、ホテルを封鎖して爆弾を捜索する。未だに爆発物は見つかっていないが、ジーグラー長官が急に体調を崩して倒れる。長官の体から大量の甲虫が這い出し、長官は死亡した。レッドは昆虫兵器で殺されることを知っていたのだった。クーパーは大統領の説得に失敗したが、長官の暗殺を防ぐことができたのに大統領がそれをしなかったとして、レッドの死刑中止を今一度求めるという。もし、それが公表されれば大統領は一巻の終わりだ。しかし執行まであと10分しかない。レッドの死刑執行は粛々と進められ、リズとデンベが見守る中、レッドの腕に注射針が刺された。「ザ・プラクティス」で死刑判決が出ている青年を死刑執行の直前に救うというようなエピソードがあっりましたね。これはCSIでも何でも定番の展開です。クーパーは恩赦を得るために必死ですが、大統領を脅すつもりなのかな。でも、大統領と補佐官は国の中枢に関わる陰謀の首謀者のように見えますね。レッドにそれを阻止されたくないので、彼らはなんとしてもレッドを死刑にしたい。また、ドイツ情報局にMI6から流れてきた文書を何としても抹殺したい。でも、出処のMI6にその情報があるのなら、そこで公表してもらえばよいのではないかなあ。レッドがなぜ、そんな国際機密情報を知っているのかは謎ですが、もやはどうでも良いのかも知れない。薬物による死刑執行の描写をこれでもかと見せてくれて、レッドもいよいよ最後かという演出にこだわっていましたね。リズはなぜ本当に聞きたことを聞けなかったのか。自分を愛してくれているレッドが何者であっても、それは真実だから今更聞く必要がないということか。クーパーのチームも、犯罪者でありながら正義を行ったレッドへの敬愛の念は強くて、レッドはレイモンド・レディントンとして人生を全うしたとも言えそうです。モローはこのために顔を変えたのだろうか、次回で活躍しそうですね。ナヴァービの失語症は治ることはない、ただ進行を止めるためにセラピーを受けようと思っている。アラムとの愛がさらに深まりそうです。
July 11, 2019
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なるほど、このエピソードは「シカゴ・ファイア」のドーソン役モニカ・レイモンドの監督なのですね。ゲストの検事補は今回初出演なので、ちょっと説得力がなかったな。印象に残ったのはそれくらいですね。ウーバータクシーから悲鳴が聞こえたので警官が駆けつけると、運転手が客ともめていた。女性のシャツが破れておりレイプを疑うが、運転手は泥酔していた客が急に騒ぎ出し、降ろそうとして逆に殴られたという。ケイラは何が起こったのか覚えておらず、気がつくと運転手が目の前にいたので驚いたという。あまり話したがらないため、タクシーに乗り込んだ近くにある、人気シェフ、アンドリュー・リーボウィッツのレストランで聞き込みをする。ケイラはアンドリューのレストランでウェイトレスをしており、レストランの営業が終わってプライベートルームでのバー営業で残業をしていたという。最後にアンドリューが地下のワインセラーにケイラを呼んだというので、本人に話を聞く。アンドリューは、ケイラと合意の上でセックスしたことを認め、これが初めてではなかったという。ケイラは去年のクリスマスにアンドリューと関係を持ったというが、合意だったのかどうか、あまり記憶もなく、この業界ではよくあることだという。もし、アンドリューを訴えると高給を失うことになるので、告発は否定的だ。ストーンはケイラの証言がなければ、アンドリューを起訴することはできないという。ただし、アンドリューはブルックリンで過去4年間で3回性犯罪で通報されており、いずれも起訴されなかった。3人はアンドリューのブルックリンの店の元従業員で、話を聞くと、いずれもアンドリューから酒を勧められたり強引に迫られたりしてレイプされたという。さらに、アンドリューは戦利品として彼女たちの下着を奪っていた。ストーンは事件を担当した検事補クリス・ホッジスに会い、不起訴になった理由を聞く。ホッジスはMeToo運動を後押しし性犯罪の被害者を支援していることで有名で、間もなく検事に立候補するという。そのホッジスが被害者に問題があり裁判で勝てそうになかったために不起訴を決めたという。オリビアらは、命の危険をかけて人身売買組織の一掃に取り組んだホッジスが勝ち負けに拘ることに疑問を感じる。ストーンは再度ケイラに証言するように説得する。ケイラもやはり下着を奪われていた。ケイラの同意を得て、SVUはアンドリューを逮捕する。罪状認否で判事はブルックリンでアンドリューが起訴されなかった点を重視し、3人の証言は受け入れないという。ストーンは戦意ダウンだが、オリビアはホッジスほどの人が3人共証言させられなかったのは何か裏があるに違いないという。聞き込みをすると、ホッジスとアンドリューが同じ高校に通った幼馴染であることがわかる。2人は非常に仲がよく、今も繋がりがあるようだ。オリビアは新聞にリークし、アンドリューとホッジスのレイプ隠し疑惑を書かせる。翌朝、新聞を見て高校のときにホッジスにレイプされそうになったというベサニーがSVUに現れる。友人の家でパーティがあり、酒を飲んだベサニーはアンドリューとホッジスと寝室に3人きりになった。そこでホッジスが襲ってきて、辛うじて逃げた。しかしその事は怖くて誰にもいうことができなかったという。ホッジスをSVUに呼んでベサニーとのことを問いただすと、襲ったのはアンドリューだったと答える。友人の罪をかばったというホッジスはアンドリューは性犯罪の常習犯だと言い、SVUの捜査に協力することになった。マイクを付けたホッジスに、友人同士の信頼関係でホッジスはケイラと同意なくセックスしたとほのめかす。ただし、ベサニーとのことはホッジスがやったことだと主張したため、SVUは2人とも逮捕する。ブルックリンの検事補が交代したため、3人の元従業員の事件も起訴することになり、ケイラはSVUに礼を言う。高校生の時は頭の中は酒とドラッグと女のことばかり、というのはまあ責められないなとは思うのですが、選挙に出るとなると、やはり「身体検査」されるわけですね。アメリカの議員や政府関係者が時々、過去のレイプ疑惑で選挙戦を降りるというのを見かけますよね。さすがに、女性を支援している人が知り合いの犯罪をもみ消すのは許せない。SVUが起訴しなくても、検事選挙でゾロゾロ出てきて問題化したかも知れません。ベサニーの件は、時効にならないのかしら、自白だけで起訴できるのでしょうか。それにしても、今回の検事補はちょっと若くて情熱派のイメージに合わないような感じでしたね。人気のレストランや秘密クラブ風のバーの描写などは、モニカさんの演出なのでしょうか。いろいろ活動の幅を広げられると良いですね。ウーバーサービスは日本でも導入が実現するようですが、トラブルが起きたときの対応が難しそうですね。オリビアはノアの食育でも苦労する。嫌いなものなら無理強いしないほうが良いと思いますけど。
July 8, 2019
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シーズンフィナーレ。わぁ!なのか、え~?なのか、何と言ってよいのかわかりませんが、「制作側はやってくれたな」という感想が残りました。ただ、やはり目新しさはないですね。ギブスが病院に駆けつけると、フォーネルの娘エミリーが緊急入院していた。大学のパーティでオピオイド系薬物の過剰摂取で倒れ、危険な状態だという。娘が薬物依存のはずがないというフォーネルの動揺は隠せない。ビショップらが大学で話を聞くと、最近同じ方な事件が多発しており、飲み物に薬物を入れられたという。管轄権の問題でNCISは大学警察に捜査を任せることにするが、自宅に戻ったギブスの前に、エミリーの母親で、殺されたギブスの元妻ダイアンが姿を見せる。これは現実なのか、夢なのかというギブスに、ダイアンは早くエミリーに薬を盛った犯人を捕まえるようにいう。身内が関係するからといって、捜査に私情を絡ませることはできないというギブスに、ダイアンはルール10のことなど関係ない、何を恐れて逃げ回っているのかと叱咤激励する。翌日、ヴァンスに捜査をしたいと直訴し、ダッキーの応援も得て正式にNCISが捜査することになった。エミリーが意識を取り戻し、元気になったため、フォーネルは大学にはびこるドラッグを撲滅させるべきだという。エミリーを病院に運び込んだ大学生2人組をNCISに呼び話を聞くと、背の高い鼻ピアスの男がディーラーらしいというが、何か隠しているのか態度が曖昧だ。一人は現場で錠剤を見つけたという。ケイシーはエミリーから検出された成分と錠剤の成分が一致するというが、これは偽造薬だという。フォーネルは退院したエミリーのために身を護る方法などを伝授して、あれこれ気を回す。フォーネルの自宅でも、ダイアンが現れ、まだ犯人が捕まっていないという。チームに任せているというギブスに、ダイアンは自分の娘のときのように、私の娘のかたきを討つ気持ちはないのかと問う。フォーネルはギブスの様子がおかしいと気づく。大学で、エミリーのと同じドラッグをもっていた男が捕まった。NCISには「ラルフィー教授」から薬を手に入れたという。ラルフィーの自宅に踏み込むと、鼻ピアスのラルフィーは自ら注射針を刺したまま死亡していた。さらに、バスルームにはハイになったエミリーがいて、一同は驚く。エミリーは荷物を取りに来たら、ラルフィーから楽しんで行けと言われたと弁明する。そこにフォーネルが現れ、娘がドラッグを常用していたことを知り、治療を受けるべきだと親子はぶつかり合う。パーマーはラルフィーの様子を見て、ラルフィーが殺害されていると見られ、この現場は偽装されているという。そこに、今朝話をきいた2人組スペンサーとアレクシスが現れ、スペンサーはここが自分の家だという。ギブスはエレベーターの中でもダイアンから、エミリーがこうなったのもギブスのせいだと責められる。フォーネルがFBIを去ったのも、ギブスが証言したからだ。フォーネルはどん底を味わい、エミリーは辛い時を過ごした。ラルフィーはエミリーと同じ大学を中退し、製薬会社に入社していた。ラルフィーを殺した犯人は、ドラッグの供給源と関係があると考えられる。スペンサーはたまたまネットで同居人を探していたところ、ラルフィーが応募してきたという。実は安易に薬を処方する医者をエミリー自身がラルフィーに紹介したという。フォーネルはエミリーのカルテを盗み見て、足専門医のバーマンを直接訪ねる。娘を薬漬けにしたのはお前かととバーマンを責め立てるが、バーマンは否定し、処方したのは全て合法だったと答える。フォーネルはエミリーからセラピーなどことごとく拒否されて、ギブスに助けてくれと泣きつく。エミリーは授業にも出ず、大学新聞の仕事も嘘をついていたようだ。フォーネルはギブスがダイアンと話せるなら、どうすればよいかダイアンに聞いてほしいという。マクギーとケイシーは、ラルフィーが病院から処方箋を盗んでいたことを突き止め、片棒をかつぐ薬剤師が大量に薬を売ったという。ラルフィーに刺さっていた注射針から、エミリーが担ぎ込まれた病院の薬剤師のDNAが検出され、NCISが取り調べる。薬剤師は捜査の手が及んだので、ラルフィーに警告のために訪れたが、予想外のことが起こったという。しかし、エミリーが過剰摂取したのは偽造薬で、それはどこから手に入れたのだろう。薬剤師は誰から入手したかは殺されるので言えないと答える。エミリーとフォーネルはやっと仲直りする。ギブスの地下室にダイアンが現れ、なぜ今回は事件から距離を取ろうとしたのかと尋ねる。ルール10を口にしたギブスに、ダイアンは妻子を殺されて以来、感情を持つのを恐れているのではないかと言い、ルールを作って職場でさえ壁を作っているが、今はその壁が崩れ始めているという。私が見えるのもそのせいだが、ダイアンはギブスを巡る人々は心の中にいて、何も一人で戦うことはないのだといって、去っていく。ダイアンが消えたと思った間もなく、地下室にジヴァが現れた。危険が差し迫っているという。最後のは置いておいて、死んだ人が出てくるのはかつてフランクスの例もありますし、もしかしてギブスには幻覚を見る症状があるのかしらと思ってしまいます。BONESでいうと、ブースが脳腫瘍だったみたいなことがあったりして。もしそうなら、捜査官をするどころじゃありませんが、苦し紛れに解釈すると過去に押し留めた感情が溢れ出てきて、ギブスの罪悪感が雪崩を打って押し寄せたということでしょうか。何でもかんでも、全部ギブスのせいというのはちょっと自意識が過剰だと思いますよ。ギブスがいなくなっても、日は昇ります。ダイアンはギブスの頭の中の自己の投影と考えられますが、エミリーやフォーネルまで見えてきたとすると、ダイアンは成仏していないのかもしれません。(笑)「私達はいつもあなたの心の中にいる」ということなので、亡き妻、娘も出てくることができるということですよね。その延長で、ジヴァが現れたとなると、やっぱり幻想かなとも取れます。罪悪感の具現化?今シーズンの展開で、やっぱりジヴァは生きていたのかもしれないと思えますが、それは来シーズンに持ち越されました。ギブスがカナダから入ってくる偽造薬(合成麻薬?)を調べていたことも、持ち越すのでしょうね。ちなみに、サプライズ出演は私としては珍しくネタバレで知ってしまいました。タイトルが「娘たち」になっているのが意味ありげですね。エミリーとジヴァ?スローンの娘も関係している?
July 5, 2019
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1つ目の裁判が終わって、毎週次々と同じような裁判をやるのかと思ったら、なるほど流れが変わりました。今週はナヴァービが現場に出て良かったです。レッドは刑務所仲間のヴォンテに脱獄を計画していると明かす。間もなく、次の裁判が始まり起訴事実は16もあるが、レッドはリズにシカゴのレストランの予約をするようにいう。無罪を確信しているのか、これから起きる政府の中枢を狙った陰謀を暴くという。新たなブラックリスターは、犯罪組織が動かす違法なビットコインを洗浄するクリプトバンカーだ。マルウェアで企業が持つ自社サーバーを乗っ取って、ロック解除の鍵と引き換えに金を支払わせる。それをビットコインにして洗浄するという。裁判が始まり、検察側がFBIとの免責合意事項について持ち出したため、レッドはそれを公表するべきではないと反対する。そうなるとクーパーのチームまで共犯者として裁かれることになってしまう。判事は法的に公表を止めることはできないという。刑務所に戻ったレッドは、脱獄の計画を早め明日に実行するとヴォンテに告げる。ペースメーカーを製造しているピアソン社は、CEOのピアソンが大金を現金化しビットコインを購入していた。ピアソンは実の娘が生まれつき心臓が弱かったので、自ら会社を立ち上げてペースメーカーを開発したが、会社はマルウェアに感染し、犯人に監視されている状態で、犯人は娘のペースメーカーをハッキングしていつでも死なせると脅したという。再び法廷に立ったレッドは、FBIのチームを巻き込むのを辞めないのなら、自分は全ての起訴事実について有罪を認めると表明する。その場合、最高刑は死刑になる可能性があるがレッドは構わないという。アラムはピアソンの自宅で娘の部屋にファラデーケージを設置する。自宅でペースメーカーを監視していることから、犯人はシステムの更新時にマルウェアが侵入したと考える。ピアソンが娘のペースメーカーを切ると、突然会社のサーバーがダウンし、システムが乗っ取られ、20万人の患者情報が盗まれてしまった。まもなく犯人からこの中から1000人を選んで心臓麻痺を起こすと連絡があった。そのためには、24時間以内に600万ドルをビットコインで支払わなくてはならない。クーパーは患者のリストを取り寄せチェックするようにいう。レッドの裁判は量刑の決定に移り、準備されていた各捜査機関の証人が証言することになった。患者リストの中に、ペースメーカーを装着せずに監視システムだけ利用しているオレグ・グロモフという人物がいることがわかった。ピアソンは600万ドルを送金し、マルウェアの解除キーの送信を待つ。FBIはグロモフの行き先を追う。リズは死刑を覚悟しているレッドに、何か策があるのかと尋ねる。とにかく、レッドのために証言させてほしいと求め、リズはレッドとの関係を明かして、レッドは悪事をしながらも正しいと信じていることを追求したと証言する。それにもかかわらず、レッドは最終陳述で自分を死刑にしてほしいと訴える。グロモフのアパートを調べたアラムは、行方のわからないPCを探すには起動されなければならないという。ところが、グロモフは車の中で射殺遺体で見つかった。何者かが、グロモフに金を動かさせてPCを奪って逃げたらしい。それがクリプトバンカーなのか。未だに解除キーは送られてきておらず、ピアソン社はユーザーに機器のリコールを発表して、外すように促した。約束の時間まで残り時間が少なくなるなか、グロモフのPCが起動し現在場所が分かる。クーパーは現場の銀行にFBIとSWATを送る。刑務所に戻ったレッドは所長に刑務所内の騒ぎの仲裁をすると言って面会し、ヴォンテらに用意させたものを使って所長を気絶させる。髭をつけて所長になりきるとレッドは刑務所から脱走を図る。リズはレッドに面会するために刑務所に向かい、レッドの脱走を知る。緊急連絡を受けた刑務所は、デンベの迎えのヘリコプターを待つレッドを見つけ捕える。クリプトバンカーは銀行員を脅し、600万ドルを洗浄しようとしていた。FBIが乗り込み、クリプトバンカーを逮捕すると、アラムはピアソン社のサーバーのロック解除のキーをピアソンに送る。リズはレッドに脱走する計画ならば配慮したのにという。レッドはクリプトバンカーがカイロで商売した人物を探せという。その男が陰謀を暴くことができるという。陪審員による評決が出て、レッドに死刑が宣告される。クリプトバンカーはビットコインの送金先を問われて、送金していないと答える。クリプトバンカー自身がハッカーでなければ、忠実に動くハッカーを雇わなければならないが、こういう人は用心深いからきっと保険をかけているはず。奪った他人のPCを自由に使えるのがちょっとツッコミどころですが、とにかく「StarUp」でテーマになっているビットコインを思い出して興味深かったです。やっぱり犯罪に使われそうな感じですね。レッドの脱獄はリズが来たために、タッチの差で阻止されてしまったのですね。デンベの涙はレッドの生還が絶望的になって、断腸の思いで本物か。リズは「レッドが死刑になっちゃう」とチームに動揺していたけれど、最後に証言してくれてありがとう、と和やかな感じでした。どこまでが本心なのかわかりませんね。あるいは、クリプトバンカーがもたらす情報がレッド救出の鍵になると希望をもっているのかしら。久しぶりのジェームズ・スペイダーの法廷シーンはこれで終わりでしょうね。シマ検事、「ナイトシフト」のトファー役のケン・レオンさんも、これで終わりでしょうか。レッドと丁々発止とやり合えたとはいえませんが、印象に残る役柄でした。ヴォンテは刑務所の中で後ろ盾をなくしてしまい、大丈夫だろうか。これで刑期も伸びただろうし。
July 3, 2019
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