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2013/01/09
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カテゴリ: 櫻井秀勲の目
昨年12月、美輪明宏が「紅白」に出るというニュースが流れても、さほど視聴者は期待しなかったのではあるまいか? 多くの人は「持ち歌があるのか?」という程度だったろう。

次ぎに紅白の全曲が発表されたが、「ヨイトマケの唄」とは、一体なんのことやら、わからない人がほとんどだったはずだ。よほどの高齢者でなければ知らない曲だったからだ。

ところが、である。大晦日の夜が更けていき、突然、真っ暗になった舞台から、誰もが知っている美輪明宏でない、もう1人の男っぽい姿の美輪明宏が現れたのだ。しかし、それは男を表現してはいなかった。ヨイトマケとは、建設現場の地固めのとき使われるかけ声のことだが、転じて女土方のことでもあった。

ざわめいていた舞台がシーンとなった中で、美輪は77歳と思えないほど艶のある色調で、朗々と歌い出した。この夜の圧巻だった。「父(とう)ちゃんのためならエンヤコラ/母(かあ)ちゃんのためならエンヤコラ/」という歌詞は、大正から昭和にかけての、女性たちたちの苦労をしのばせるかけ声だった。

何も知らない若い世代は「男にまじって綱を引き/天にむかって声をあげて/力の限りにうたってた/母(かあ)ちゃんの働くとこを見た/母(かあ)ちゃんの働くとこを見た/」という歌詞にも驚いたに違いない。母(かあ)ちゃんは、そんなことまでして、子どもたちを育てていたのだから。

かつての日本は、戦争に男手を取られたため、母親たちが男の代わりをして働いていた。私も少年時代、この風景を見ていたし、このかけ声もよく記憶している。もしかすると日本中が一瞬、粛然としたのではあるまいか?





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最終更新日  2013/01/09 04:23:28 PM
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