もう…何がなんだか日記

庭の片隅にある、壊れかけた小さな小屋に住み着いている猫達のお話。

これが トラ



ハナグロ は近くに行くと逃げてしまうので写真は撮れませんでした。
ちなみにハナグロは白地にグレーのブチ猫です。



今年の春頃、白黒猫&グレー猫が野良猫から病気を感染されて大騒ぎでした。
その感染元となったのは、それまで見たことのない猫で
何故か夜中に我が家の玄関に辿り着き、そのまま死んでしまいました。
まだ子供のようでした。

で、白黒とグレーが病気を貰ってしまったわけですが、
当時4匹もいた小屋の猫達にも蔓延してしまったのです。
他の2匹は可哀想なことに死んでしまいました。

最初に具合が悪くなったのはトラなのですが、自然と回復しました。
ハナグロの方は重態の様子で、ぐったりと横になったままで
時間の問題かと思われました。


以下は祖母が目撃したことです


瀕死の状態になったハナグロを、トラが舐めたり突いたり
最終的には何とも言えない悲しそうな、訴えるような、大きな鳴き声を上げました。

それは家の中にいた私にも聞こえました。
近所中の犬が、その声に反応して吼え、短い時間でしたが騒然とした雰囲気になりました。

すると、ハナグロがゆっくりと起き上がったのだそうです。
そんなハナグロをトラは抱き締めたそうです。

その後、ハナグロはぐんぐん回復し、今は2匹で元気に暮らしています。
「トラがハナグロを生き返らせたのだ」
と、祖母は言っています。



小さい時の トラ



背後に写っているのは、“おばあさん”と呼んでいた猫です。
10年くらい前に我が家に初めてやってきました。
でも、病気騒動の最中にプッツリ姿を消してしまったままなので、
何処かで死んでしまったのかもしれません。