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カテゴリ: 歴史箱
アンダーソン氏は真相解明に肉薄していたのです。
実際そのせいで、アンダーソン氏自身もCIA工作員による暗殺のターゲットになっていました。
アンダーソン氏が命を狙われたのは、ケネディ暗殺の真相を知るマフィアに近づきすぎたからです。

後で詳しく説明しますが、アンダーソン氏が気づいたように、マフィアもこの作戦に加担しています。
ですから彼にとって、マフィアを取材するのは当然だったんですね。
ただし、その作戦の首謀者はアンダーソン氏が推定したカストロではなく、ほかにいました。

その首謀者を特定する前に、マフィアがなぜケネディ暗殺計画に加担したかという問題を整理しましょう。
それは、カストロさえ排除すれば、つまりカストロ政権さえ打倒すれば、マフィアは再びキューバでのカジノ・賭博場利権を取り戻すことができるからにほかなりません。
もちろん、マフィアに対する取り締まりを強めたケネディを葬ることもできますから一石二鳥ではあります。


マフィアがケネディ暗殺に加担する最大の動機がカストロ政権打倒であったのなら、ケネディ暗殺とカストロ政権打倒を結びつける理由がないといけませんよね。
そう、これがこの作戦の肝なのです。

ケネディ暗殺の翌日にジョンソン大統領にアドバイスしたCIAマコーン長官の発言を思い出してください。
「国民がこれ(カストロがケネディを殺したこと)を知ったら、激怒してカストロに制裁を加えろと叫ぶでしょう。しかし、報復したら第三次世界大戦になりかねません。だから大統領、このことは国民の伏せておきましょう」というようなことを言っていましたよね。

まさにマコーンが危惧したこの報復こそ、ケネディ暗殺の動機だった可能性が浮上してくるんですね。
つまり、ケネディ暗殺をカストロの仕業にして、世論を煽ってキューバに侵攻、カストロを排除するというシナリオです。

人類の歴史をみても、このような作戦があったとしても不思議ではありません。
一人の重要人物の殺害が大戦争に発展することはしょっちゅうありました。
たとえば、1914年6月28日にオーストリア=ハンガリー帝国の皇位継承者であるオーストリア大公フランツ・フェルディナントと妻が、サラエボ(当時オーストリア領、現・ボスニア・ヘルツェゴビナの首都)を訪問中、ボスニア系セルビア人によって暗殺されたサラエボ事件。この事件をきっかけとしてオーストリア=ハンガリー帝国はセルビア王国に最後通牒を突きつけ、第一次世界大戦の勃発につながりました。

一人の重要人物の殺害だけでなく、一つのきっかけとなる事件さえあれば、いとも簡単に戦争が引き起こされるのが、人類の歴史でもあります。
しかもそれらはしばし、捏造すらされました。



ほかにも、ヴェトナム戦争が始まるきっかけとなったトンキン湾事件や、イラク戦争につながったフセインの大量破壊兵器保有疑惑も、後になって捏造・でっち上げ・単なる口実であったことがその後わかっています。

古来、意図的に誰かを殺させたり事件を起こさせたりして、人々の憎悪を煽り、戦争に突入するという作戦は何度も行われています。
憎悪を煽る方向で暗殺を仕組めば、いとも簡単に戦争を引き起こせます。
ですから、大いにあり得る話なんですね。
(続く)





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最終更新日  2025.01.09 16:34:24
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