ゆうあい工房

< 新しい記事

新着記事一覧(全5266件)

過去の記事 >

May 31, 2007

三井寺散策です。

(12)

カテゴリ：旅行日記

旅の最終日、午前中は三井寺へ行きました。
先ずは三井寺について簡単にレクチャーです。

三井寺の概略はここを参照です。
天台寺門宗の総本山である三井寺は正式名称を長等山園城寺という。滋賀県大津市、琵琶湖南西の長等山中腹に広大な敷地を有す。

667年に天智天皇により飛鳥から近江に都が移され、近江大津京が開かれた。
672年、前年の天智天皇の永眠後、大友皇子（天智天皇の子：弘文天皇）と大海人皇子（天智天皇の弟：天武天皇）が皇位継承をめぐって争い、壬申の乱が勃発。壬申の乱に敗れた大友皇子の皇子の大友与多王は父の霊を弔うために「田園城邑（じょうゆう）」を寄進して寺を創建し、天武天皇から「園城」という勅額を賜わったことが園城寺の始まりとされている。
勝利をおさめた大海人皇子は再び飛鳥に遷都し、近江大津京はわずか五年で廃都となった。バスをおりて駐車場から三井寺の方へ･･門が見えてきた。
講師の宅間先生から問題が出された。

「寺の門は何というか？」

三井寺の門は重要文化財の仁王門である。室町時代中期の宝徳三年（１４５１）の建築で、左右に運慶作の密迹金剛力士像が安置されている。東近江の常楽寺にあったものを慶長六年、徳川家康が当寺に移したものである。

2007-05-27 09:44:26

お寺の門は「山門」と呼ぶ。寺はもともと山に建てられたことからきている。後年、平地に建てられても寺の門は山門と呼ぶようになった。
また山門は、三門ともいう。三門は空門・無相門・無願門の三境地を経て仏国土に至る門、三解脱門を略したものである。

山門をくぐり、石段へ・・・

三井寺へ参拝・・・？

鐘つき堂です。お布施で１回鐘をつけます。
もちろん、ゆうさんつきましたよ。いい音です。

三井寺梵鐘

「一里鳴って、二里響き、三里渡る」と言われているように、梵鐘の音には余韻があります。「銘の神護寺」あるいは「勢の東大寺」、「姿（形）の平等院」、「音（声）の三井寺（園城寺）」日本三大名鐘の一つです。

三井寺と呼ばれるようになったのは、天智・天武・持統天皇の三帝の誕生の際に御産湯に用いられたという霊泉があり「御井の寺」と呼ばれていたものを後に智証大師円珍が当時の厳義・三部潅頂の法儀に用いたことに由来します。

霊泉閼伽井屋の正面には、有名な左甚五郎作と伝えられる龍の彫刻があります。むかしこの龍が夜な夜な琵琶湖に出て暴れたために、困った甚五郎が自ら龍の眼玉に五寸釘を打ち込み静めたと伝えられています。

三井寺名前由来の泉

「閼伽井屋」は、今も水が噴き出しています。まるでこねこが鳴くような音がします。左甚五郎の龍を見ました。
少し行くと「弁慶の引き摺り鐘」がありました。

大津の市街地がよく見えました。

この鐘は昔、俵藤太秀郷が龍神に頼まれて、大きなむかでを退治したお礼にもろうた鐘を三井寺へ寄附したものどす。当時比叡山と三井寺とで争いが起こり、弁慶がこの鐘を分捕って比叡山へ引摺って帰らはった。比叡山で撞いてみやりましたら鐘の音色が出ませず、ただイノー・イノーと鳴った。それを聞いて怒った弁慶が、イニけれりゃイネと谷底へ投げ捨てたのわ、後に三井寺へもろうて帰った鐘どす。　　

◆金堂（国宝）
当寺の本堂で、弥勒菩薩を本尊とする。日本四箇大寺の一で鎮護国家の道場であり、本尊弥勒菩薩は天智天皇の御念持仏と伝えられる霊像である。現在の建物は、豊臣秀吉の遺志によって北政所が慶長４年（１５９９）に再建した。正面、側面とも七間、一重、入母屋造で桧皮葺。建物全体は和様で統一され、木割太く、全体に低めで軒の出深く、大変美しい建築である。

戦い破れし
　　頼政の
眠る宇治の地
　平等院に

宇治は散歩によく行きました。
息子のところから自転車でおよそ２０分でした。
源平が偲ばれますね。

お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう