今年もまた、チリアヤメくんの季節になりました。
一日花だというのに、毎日毎日、庭のあちこちで咲いています。

これは、庭のはしっこの、コンポストのところ。
この家を買った頃(私が二十歳の春)、
庭は、最初のオーナーの趣味で、
バラと、芝生と、果樹がいっぱいでした。
その芝生の養生をするために、砂を入れた後から、この小さな小さな花が、我が家に侵入してきたのです。
父と私は、けっこうこの花を気に入っていたのですが、
芝生の中に生える雑草と闘っていた母にとっては、
しぶとい雑草の一つでしか、ありませんでした。

その頃、インターネットなどありませんので、
植物図鑑などを利用して、この花の名前を知ろうとしたのだけど、
手近なものには、まったく載っていません。
こんな、三枚花びらの草丈10cmくらいの小さな花、
園芸好きの人に訊いても、
誰も、知らないようでした。
やっとわかったのが、15年前くらいのこと。
今ではけっこう有名になって、わざわざ買って植える人もいるらしい。
さかもと園芸でも、売っていたようですよ。
「性質はいたって強健でこぼれダネでもよく増えます。
関東以西では路地植えOKです。
日当たりと水はけのある土壌を好み
特別な管理は必要ありませんが
極度の乾燥を嫌いますので、
夏場などの高温期の管理に注意してください。
芝生の中に植え込むと、乾燥が防ぐことができ、
見た目もかわいいのでオススメです。」
なんて、書いてあります。
そう、いたって強健なのは、間違いない。
あの母の、魔の手にかかっても、根絶できないで、残っているのですから。

「実がなっとったら、すぐに取って捨てらなよ。種がこぼれたら、あっと言う間に増えるけん。」
しかし、
この花を気に入っている私は、たまに、熟れている実を見つけたら、
こっそりと、種まきをしていたのでした・・・
(これが、根絶できないわけの一つかも)
では、今日のお勧め画像です。

チリアヤメを撮っていたら、ハナアブ君が、やってきました。

たぶん、ヒラタハナアブの仲間だろうと思います。
あとで、パソコンの画面で見たら、羽が虹色に光っていたので、嬉しかったですよ。
それで、今、パソコンの壁紙にしています。
で、よくよく見たら、

この、ハナアブ君の背中に、写している、私の影が、映っていましたよ。
記念すべき写真となりました。
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