四十路の本と音楽そして日常

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2010年08月15日
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ララピポ

投稿する時に
>わいせつ、もしくは公序良俗に反すると判断された表現が含まれています
って出てきたけど、どれか分からなくて「エロ?」「キャバクラ?」と探したら、
アルファベットの「 エーブイ 」がダメなのね。
なので、カタカナで書きました。(笑)


最初から結構な下ネタで、え?って思った。
そういうの平気なほうだけど、最初はちょっと・・・
階上の住人のかすかに聞こえるその音(男女の)を聞きながら、ひとりで、
って場面だったので、妙に生々しくてちょっとばかし引いてしまったのかも。

しかも、だんだん欲望がエスカレートしてくるので、ちと怖かった。(>_<)


短編が6つ。全部そんな雰囲気のお話。
「普通」の人からすれば、ダメじゃんって感じがする人たちが主人公。
フリーライター(引きこもり)、
キャバクラのスカウトマン(後で登場した時はホッとした~)、
エーブイ女優の中年主婦(ごみ屋敷に住んでいる)
カラオケ店の店員、官能小説作家(気持ち悪いエロオヤジ)、
テープリライターの太った女性(家に隠しカメラを設置。男性が来たら一部始終を撮ってお店に売る)。


正直言って、最初はあんまりいい気分で読めなかった。
でも、テンポよく進んでいくのと、自分が慣れたせいもあって
それでも、それぞれみんな生きてるんだよなーって思って。

前の話に出てきた人が次の主人公になっていて、全部つながっている。
その辺がおもしろかったかな。
ひとつひとつの話の終わり方がね、悲しいんです。
でも、後の話であぁ、大丈夫だったんだとホッとしたりして。


一番私が読んでて切なくなったというか、イヤな気分にになったのは、

イヤと言えなくて、新聞も何紙もとっちゃうし、
カラオケ店をヘンな目的で使うことに同意させられちゃうし、
だんだんハラハラしてきて、辛くなっちゃった。(;_;)


タイトルの「ララピポ」、あぁ~、そういう意味だったのね。
木村カエラの「リルラリルハ」みたいな。


読み終えてみると、なかなかおもしろい作品だったなと思う。
すっきりはしないけど、あぁ、こういうのもアリかなって。
でも、ダメな人にはダメだろうなー。
奥田さんってこういうのも書くんだーと思えれば楽しめるかも。
よかった、最初に読んだ作品がコレじゃなくて
映画化もされたらしい、どんな感じに仕上がったのかな。





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最終更新日  2010年08月15日 16時41分44秒
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