星の国から星の街へ(旧 ヴァン・ノアール)

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2023.02.01
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 今朝のネットの記事で村上春樹氏の6年振りの長編小説が4月13日(木)に新潮社から刊行というのを知りました。タイトルは未だ明らかにされていなくて、刊行と同日に氏の長編小説としては初めての電子書籍での配信もあるそうです。



 2017年に刊行された前回の長編「騎士団長殺し」から6年も経っていたのだと思い、手元にある本の巻末を見ると2017年2月25日発行でこの年は確か3月に関西への出張があったのでその時に日本で買った本だと懐かしくなりました。

 「騎士団~」は
2009年に発行された「1Q84」の中に描かれた「夜空に浮かぶ2つの月」ほどの強烈な印象を残す箇所は残念ながら無く、村上小説の本来の特徴というか内容を要約するのは難しいけれど随所に何か共感する表現があったというぐらいの記憶です。 以前に村上春樹氏が自分が書いた物を読み返さないし何を書いたのかあまり思い出せない事も多いというのを読んで、何だかほっとしたのを覚えています。果たして今回の作品のタイトルと内容はどんな物になるのか、発表になる日と実際に手に取る日が待ち遠しいです。



 話は変わって昨年末に紀伊国屋書店の文庫本コーナーで何を買おうかと真剣に物色していると、突然10代後半ぐらいの男の子から「何かお薦め本があったら教えてもらえませんか?」と流暢な日本語で話しかけられました。理由を聞くとシンガポールで日本語を勉強中で来年(2023年)に東京へ日本語の勉強に行くという事でした(大学入学が目的)。「ジャンルは?」と聞くと「恋愛小説みたいな・・」とリクエストがありましたが、ハルキストとしては処女作「風の歌を聴け」がまず頭に浮かびスタッフに文庫本を探してもらい手渡すと「大切に読みます」と丁寧にお礼まで言ってくれました。

 作家名は初めて聞くというので少し説明をして「いずれノーベル文学賞を受賞すると思うし、日本で村上春樹を読んだ事があると言うとへぇ~って言われると思う」とまた余計な事まで言ってしまい、彼の表情に「もうそこまでで・・」というのを💦

 昨年もノーベル文学賞の受賞はなりませんでしたが、賞は一つのイベントなのであまり意識せずに同時進行で好きな作家の本が読めるという幸せを引き続きかみしめたいです。








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最終更新日  2023.02.02 09:13:22
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