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2022.08.11
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テーマ: 読書(8199)

本のタイトル・作者



ミスを最大のチャンスに変えるリカバリーの技術 [ 後田 良輔 ]

本の目次・あらすじ


1 リカバリーのための考え方
2 リカバリーの技術
3 リカバリーの一歩先へ

感想


2022年203冊目
★★★

こういう本をよく読む。
自分がポンコツすぎて、なんとか生きていくための改善策をいつも探している。
で、本に書かれた方法をいろいろと試してみて、自分に合うものを選び取り、なんとかこの自分で生きていけるように、この自分と細々と付き合っていけるように日々試行錯誤を繰り返し、日夜調整を重ねている。

この本は、失敗をいかにリカバリーするか、という内容。


冒頭にあったように、今や「正しい失敗のリカバリー方法を、あらかじめ学ぶ時代」なのだろう。
テレワークが進むと、新たに社会に出た人は、どうやって「人の失敗から学ぶ」のか。
自分の業務に関するたくさんのヒヤリ・ハット事例、ケース・スタディをどうやって蓄積することが出来るんだろうか。
それは、「本を読む」だったりするんじゃないだろうか。

仕事ができる人を見ていると、本当に参考になる。
ああ、そういうところに目を付けるんだ。
そういうことを気にして仕事をするんだ。
なるほど、そうすればいいんだ。
共通しているのは「その場で打ち返す」が多いこと。
とにかくバットを振るから当たるんだろうな…、と思う。
それがゴロでも、とにかく前に出る。


逆に、よく失敗する人、同じ失敗を繰り返す人を見ていると、「失敗から何も学んでないなあ」と思う。
ダメだった→運が悪かった
みたいな思考回路。
でもそれだと、失敗がまったく生かされないんですよね。
仕事の「仕組み」なのか、自分の「やり方」なのか、どちらかを変えなくては。

お前、DOしかないじゃねえか…!

私は部下を持つようになり、よく自分の失敗談を話すようにしています。
「こういうことがあって、こんな失敗しちゃったんだよ~!だからそれからこうするようにしてるんだ」
これ、私はサブリミナル効果で、部下の無意識下に今の部署の「ヒヤリ・ハット事例」と「そのリカバリー方法」を植え付けてるんだけど(笑)、まったく意識していない人(そういう次元でものごとを受け止められない人)は、人の失敗を笑うからね。
特に私は全員が年上の部下(全員男性)なので、余計にそうなのかもしれない。
それでも記憶のどこかで、「そういえば係長が昔、こういう事例でこんな失敗をしていたと言っていたな」とフックになればいいなと思って自己開示をし続けているのだけど。
みのりすくなし。
たまに「こいつ仕事出来るな」とか「こいつ実は賢いな」と思わせないとナメられる。
(それがはったりであっても)
同じように他の人にも、自分の失敗談とリカバリー方法を語って欲しいんだけどな。
私は知識・情報蓄積型なので、突発的な事態に弱い。
それを糧としたいのに。

部下が失敗したときのフォロー(リカバリー)も難しいです。
まだ2年目なので、うまく対応できていないと感じている。
この本では「何をやってるんだ!」と叱るのではなく、「大丈夫!一緒に考えよう」と励ます、とあるんだけど、頭まるごと預けてくる人、おるやん…。
何か起こった時、私はよく「誰か死んでいなければ、大丈夫」と一言めに言ってます。
「絶対大丈夫。ここからいくらでもリカバリできるから」と。
指揮を執る自分に言い聞かせるように。

引用されていた、宇宙兄弟の主人公の台詞「俺の敵は、だいたい俺です。」はいいですね。
失敗って、マイナスにとらえてしまうけど、逆に考えれば成長の機会。
失敗する→学ぶのサイクルに入ってしまえば、あとはスパイラル状に上昇していくだけ。
しかし今度は、それを教えることが難しいなと思っている…。

以下、この本で参考になったこと。

○ 失敗から学ぶポイント
1 逃げない(失敗したときこそ、自分が責任を持つ)
2 原因を考える
3 対策を打つ(仮説を立て、検証する)

○ 5つのリカバリータイプ
1 組織で対応する
2 相手に安心してもらう
3 冷静さを取り戻す
4 必要以上に怒りを買わないことを目指す
5 感謝する・メンツを立てる

○ GATEの法則
G Goal
A Action
T Technology
E Emotion

○正しい努力
「何をやり、何を捨てるのか」を最初に決めてから、取りかかること。

○指示ミス回避
心が落ち着く1日の終わりに、5分で良いので「今日、他人に頼んだ内容にミスはないか?」と振り返る癖をつける。

○何かに失敗したとき
「明るく・正直・嘘つかない」で欠点をさらけだす




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最終更新日  2022.12.03 23:49:04
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