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10分でOK 運動不足「~しながら」で解消
日々の暮らしの中で、運動不足を実感している人は少なくないだ
ろう。
このままでは、いまの体調ばかりか、将来の生活にも響きそう。
だが、忙しくて時間がとれなかったり、意志が弱くて三日坊主に
なってしまったりして、なかなか習慣にできない。
普段の生活の中で運動をちょっぴり足して不足を解消できないか、
手立てを探ってみた。
運動不足は健康に関わる3つの問題につながるという。
まずは内臓疾患。糖尿病、心筋梗塞、脳卒中などの生活習慣病に
かかりやすくなる。
2つ目はロコモティブシンドローム(運動器症候群、ロコモ)と
いい、日常生活に必要な運動機能の低下を招き、転倒や骨折をき
っかけに要介護状態になるリスクが上昇する。
さらにうつ病や認知症といった脳や神経の問題も引き起こす。
■健康寿命に影響
これらの問題を抱えていると、介護を必要とせずに日常生活がで
きる「健康寿命」が縮む恐れがある。
そこで国立健康・栄養研究所(東京都新宿区)健康増進研究部長
の宮地元彦さんは「+10(プラス・テン)」という考え方を提唱
する。
運動不足とは、身体活動が十分ではないということ。
スポーツやジムで体を動かすだけでなく、通勤で歩いたり、家事
で体を動かしたりする生活活動も含まれる。
だから日々の生活の中で、今より1日10分だけ、体を動かすこと
をプラスしようという考えだ。
これはどんな身体活動でもよく、10分連続でする必要もない。
1分、2分と小刻みにやって1日の合計が10分になればいい。
小刻みでも脂肪は燃焼するとわかっている。
どこかへ行くとき、わざわざ遠回りして歩く必要はない。
「今より少しだけ速足で歩けばいい。
歩くスピードの速い人は、遅い人より3年長生きする傾向にある。
目的地にも早く着いて一石二鳥」と宮地さん。
体への負荷を少し高めることも「ちょい足し」の運動になるとい
うわけだ。
ポイントは、今より歩幅をかかとひとつ分、5~7センチ広げて
さっそうと歩くこと。
鍛えにくい脚の筋肉が鍛えられる。
「日常生活の場は健康づくりのためのジム」と話すのは日常なが
ら運動推進協会(東京都渋谷区)代表の長野茂さんだ。
暮らしの中の動きそれ自体をエクササイズにすれば、ジム通いが
無理な人でも運動を続けられる。
勧めるのはデスクワークなどをしながら体を動かす「日常ながら
運動」。
一つ一つの運動量はわずかだが、1週間、1年単位でみると大き
な効果につながる。
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