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旅、はじめまた。ブログも新しくはじめました。よろしければどうぞ。title : つよい子。布団のなかで、
Sep 6, 2007
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迷路です。価値観があちらこちらへと、逃げ回っていきます。固めた方が物事は言いやすい。んでも、固めたくない自分も居るわけですね。夏は暑い。いや、夏が暑いのではなく、そう自分が、人が感じるだけ。しかし、自分は人でありますから、夏を暑いと言っても良いのではないか。現に平均気温というものがあって・・・、季節が移り変わって・・・、そもそも暑いというのは・・・。もうここまで来ると癖を突き抜けて病なんじゃないかと。もしくは、なにかしらの祟りではないか、とすら思えてきます。もちろん、周りの人にはこんなこと言えません、うざがられますので。さてさて、旅まであと少しです。暑い夏が少しでも残っているうちに出ようと思います。答えが少しでも見つかればなと思っています。
Aug 7, 2007
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気づけばもう二ヶ月も書いてませんでした・・・。早いものですね。時間が経つのって。書きたいことが無い訳でもなく、ましてや、さぼってたつもりもないのですが、ここ最近どうもパソコンの前に座ると文章が書けませんでした。えーいきなりですが、僕は今二十七歳です。結婚はしてません。右利きのA型で、岩手県の盛岡に住んでいます。お酒、あまり飲みません。煙草、たしなみます。髪の毛、黒です。こうして書くと、自分のことを話すのってやはり難しいですね。これもいきなりですが、今回、ブログをやめるかどうか悩みました。けれど、やっぱり今は続けようと思っています。そして今年は、旅にでます。なんとなく続くこの道を確かめに。それもいつかみなさんに見て頂こうかと。ミクシーにも居ますので、探してみてください。なるべくはやくに次が書けるよう頑張ります。
Mar 31, 2007
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本当に大切なものって何?今、そう考えている間にも草木は枯れ、空気は淀んでいく。優しさの答えも知らず、「今までもこうしてきたから」と、今にもはち切れそうなビーチボールの上で、肉を焼き、たれに付け、口に放り込むんだ。それは、最後の一枚だ。君の自由にすればいい。上カルビ、君の大好物だ。裏も表も無い。そこにはルールも答えも存在しない。焼け過ぎなんて事も無い。牛だからといって、遠慮する必要なんて全くないんだ。君自身が焼けたと思った瞬間が一番の食べごろなのだから。ちなみに僕の食べごろは五秒ほど前に過ぎ去っていった。けれど、不思議ともったいないとは感じはしなかった。素直に、君の好きなようにすればいいよ、と思えた。君は嬉しそうな顔をしながら、確かめるように何度もひっくり返す。そして、ゆっくりと網から離し、たれが入った皿に浸した。読んだ通りの流れだった。何度も肉をひっくり返す事、嬉しそうな顔をする事、君が焼けたと思うであろう瞬間。今こうして上カルビが僕の皿に入っている以外は。困惑する僕を見て、「どうぞ」と君は微笑んだ。人の争いは未だに終わりを見せようとはしない。終わりなど無いのかもしれない。「戦争はなんで起こるんだろうね」答えのない答えを君にぶつけた。「譲れないものがあるんじゃないの?」と、君。「譲れないもの・・・」と、僕。「食べるまでが長い」と、君。「ごめんなさい」と、僕。本当は君が食べたいはずのカルビを、僕は君に譲らずにひと思いに食べた。
Jan 30, 2007
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「大切なものと、大切ではないもの。 もしかしたらそれは、 見えているか見えていないかだけの差なのかもしれないな」
Dec 17, 2006
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世界はあまりに広く窮屈だ。カーテンの裏。ブランコの下の、水溜りがよく出来るところ。やっているのか、わからないくらいの古ぼけた食堂。満開の桜の木のてっぺん。今まで見慣れた風景は、今でも僕を知らない世界へ連れて行ってくれるけれど、この国道のその先に、ブラジルが、パラオが、ポーランドが、ゆっくりとそれぞれになんとなく続いていく、そんな、半信半疑なその答えを、確かめたいと強く感じた。朝、窓から見えた、しなやかすぎる空の青さに、僕は今まで以上を望んでしまったのかもしれない。ああ、そうか。「そうだ、いつかは冒険に」暖かい布団の中で呟きながら、僕は今日も再び目を閉じる。
Dec 8, 2006
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「悔しいけどさ、 目を閉じた方が見えてくる、 そんな世界があるって事だよ」
Nov 27, 2006
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「なんだろうね。 見ようとすればするほど、 見えなくなっていく気がするんだ」
Nov 26, 2006
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『第一話 あいまい戦隊誕生』一体、僕達に何が出来るだろう?それぞれ同じような疑問を持った若者たちは、いつしか一緒の時間を過ごすようになっていた。繰り返される日々の中、焦燥感や無力感からくる苛立ちは日に日に増してゆく。「何かを始めないか?」誰が言うまでもなくみんながそう感じていた。偶然ではなく、必然。いや、やっぱり偶然。そうして、あいまい戦隊が誕生した。発起人黒田純こと、ピンクに近いレッド。リーダー飯島元気こと、いつもブルー。おしゃれ上手ジョン・ウエストウッドこと、毎日グリーン。紅一点新田郁こと、気持ち悪くなりそうなパープル。三年前から姿を見せない新田洋こと、あの夏の黄色。そして、ゴリラみたいな顔立ちの浅沼幸太郎こと、ゴリ。あいまい戦隊を結成してから半年が過ぎたある日、いつものように五人が人生ゲームをやっていると、幸太郎の電話が鳴った。「知らない番号だなあ」おそるおそる幸太郎は通話ボタンを押し、「もしもし?」と尋ねる。「あのー、すいません」電話の向こう側から、か細い声が聞こえた。「ホームページ見たんですけど、たぶん・・・皆さんから見たら僕、悪だと思います・・」いきなりのカミングアウトに幸太郎の顔は驚きを隠せず、それを見ていた四人も一気に緊張した。「だって僕は自分の事しか考えないし、腹が立ったらすぐに感情が表に出ちゃうし、そりゃあ、平和がいいと思うけど自分の中にグロテスクな自分も居て・・・。たまに思うんです。こんな世界なくなればいいやって。」幸太郎は「うん、うん」とただ聞いていた。「だから僕、悪だと思うんです」そう言う少年の声は少し震えていた。幸太郎は、ひとつ大きく息を吐いてから話し始めた。「僕にもそんな時期があったよ」中学生の頃、自分以外の全ての事がうそ臭く、そして、疎ましく感じられた時があったなと、その少年といつかの自分が重なった。「でも、いつかきっとね・・」言葉にするのは難しい。「そんな自分も自分だから。君は悪なんかじゃないよ。平和を望んでいたって誰かを殴りたくなる夜はきっと来る。人間だもん。仕方ないさ。ただ、それに甘えてはいけないよ。そういう自分も認めつつ、それでもって思うことがきっと必要なんだ」うまく伝わったか幸太郎は不安だったが、きっと彼なら分かってくれる、そう思った。「また電話してもいいですか?」「いつでも。あーでも、五時まではバイトだからそれ以降ね」少年との電話を切った後、「次誰の番だっけ?」とジョンが言うまで、五人はただ見つめあってうなずくだけだった。 作:鳩山 きいち次回『自分の正義をまずは疑う』
Nov 11, 2006
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爆弾でもなく、ピストルでもなく、メリケンサックでもない。そんな解決法を探しているだけさ。
Oct 23, 2006
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物事の全ては廻っていく。虫が死に、ライオンが死に、葉っぱが腐り。そこから、まるで当たり前のように命が生まれ、いつものように繋がっていく。何ミクロンの微生物たち。変な形のきのこたち。それらを食べる動物たち。ああ、全ては廻ってゆくんだ。この僕から出た滴たちも、川になり、海へ出て、やがて雨になる。「さようなら、そしてまた会う日まで」そうさ、全ては廻ってゆくんだ。気が遠くなる様な長い年月をかけて、僕らの元へ帰ってくる。トイレから席に戻った後、「お冷はいかがですか?」という問いかけに、「結構です」と、僕は、はっきり断った。
Oct 3, 2006
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「君は君自身が考えているよりも、ずっとずっと自由なんだよ」救われた気がした。何に縛られていたのだろう。結局、僕らがいつも囚われていると感じているのは、見栄だとか立場だとか、目に見えないものばかり。潮風を纏いながら笑顔で語る彼の隣で、こんな人になりたいなと思った。こんな言葉を僕もいつかさらっといえる人になろうと決めた。飲み会の最中、「トイレに行ってきていい?」と尋ねた友人が苦笑いをしたその瞬間に、使う所ここじゃなかったなあと後悔しても、もう遅かった。
Sep 17, 2006
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その日、僕は夢を見たんだ。砂漠のど真ん中。人も道すらもないただ、広いだけの砂漠のど真ん中に僕はいた。日差しは僕から水分を徐々に、そして確実に奪っていく。持ち物はポケットに千円札があるだけ。僕は辺りを見渡した。自販機、コンビニ、生協。そこは、砂漠のど真ん中。そんなものは在る筈もなかった。僕は叫ぶ。「お金ならあるんだよ?」何も応えてはくれない。「スポーツドリンクが飲みたいんだよ?」何度叫んでも砂が足元からこぼれるばかりで周りの景色は変わらなかった。ああ、そうか。ポケットの中身で、心の底から救われた事など今まで一度もなかったな。それから、苦しみが生まれたことはあっても。夢の中の僕はひどく大きな声で、おかしな位笑っていた。目が覚めた後、びっちょびちょのTシャツを絞りながら、一つの事を考えていた。「会社を休もう。お金よりも大切だと思える何かを探しにいこう」妙に清々しい朝だった。何かが吹っ切れたような朝だったんだ。「課長、お話があります」会社に着くなり自分の思いを吐き出した。砂漠の夢を見たこと。生協が無かったこと。本当に大切なのは、お金ではなくお金で買える物だということを。「有給休暇を下さい。」すると、課長は一度ため息をつき、僕の顔を見て、もう一度ため息をついた。「わかった、明日から来なくていいよ」そうして、僕は無職になった。
Sep 8, 2006
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更新遅れてすみません。最近仕事が忙しいのと、文章を書きだめしてるというのが理由なんですが・・。僕の場合、一気に書いて、休んでの繰り返しなんで、楽しみにして下さってる方々には、本当に申し訳ないなあと思っています。もっと更新できるよう頑張ります。もしかしたら、少し真面目な事も書いていくかもしれません。僕なりにの、「まじめ」ですが・・。夏もそろそろ旅立って行きますね。僕は今日、夏に「いってらっしゃい」を言いました。そして秋に「おかえりなさい」を言おうと思ってます。何分、盛岡の夏は短いですから。これからもどうぞお願いします。
Sep 3, 2006
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僕の夢は、120歳まで生きる事。120歳まで生きて、「死にたくないよ」って、泣きわめく事。ひ孫に、「おじいちゃん、そろそろいいんじゃない?」と諭されながら静かに眠って逝く事。それが僕にとって、僕の人生に対する誠意だと思っています。
Aug 26, 2006
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黒色にべったりと貼り付けられた数多くの星達が輝く空の下、少女は私に尋ねる。「この穴ポコはなあに?誰が掘ったの?」と。世界には、数え切れないほどの穴ポコが存在している。大きい穴ポコ。小さい穴ポコ。中くらいより少し大きな穴ポコ。誰が掘った訳ではない。地球が誕生した時から、それらはずっとあったのだ。「これはね・・・」少女はうなずく。「プラネタリウムさ」夜になるとそれらの穴ポコから、いっせいに光が放たれ、地球を覆う黒いカーテンに星空を映し出す。光はものすごいスピードで、我々の眼では捉えきれない。「私はそう信じているよ」すると、少女は鼻で笑いながら、「とんだ夢遊病者が居たもんね」と、地面につばを吐き捨て、足早に私の元から去っていった。「今度来た時、穴ポコに落ちないように気をつけなー」精一杯の強がりが少女に届いたかどうか、穴ポコの中に居る私には、知るよしもなかった。
Aug 19, 2006
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アイポッドが欲しい。細胞が叫んでる。地球が生まれて、生命が生まれて、そう、何億年、何十億年、途切れること無く連綿と続いてきた僕の命が叫んでる。2GBでは無いと。4GBがいいと。いっぱい好きな音楽を入れて持ち歩くんだと。「うわあ、アイポッドいいなー」と皆から言われたいと。ここでは、はずかしながら僕の自己紹介をさせてもらったり、日記なんかも書いたりします。どうぞこれからもよろしくお願いします。
Aug 13, 2006
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コーデュロイの溝にはさまっていたネギを、ばれないようにそっとほろった後、僕はいつもの様に自分の想いを言葉に変える。「言葉でくくるのはさ、とても難しいよね」例えば木だったり花だったり。そこにある本当の意味をどれだけ理解できているのだろう。木のことも花のことも、本当は、知っているのは名前だけで何も知らないのかもしれない。「僕は、あまりくくられたくないな」自分は誰かをくくってしまうというのに。おばさん、ニート、若者、日本人。名前が分かるとなんか少し安心する。ぐっと距離が近くなる。だから、最初に名前を聞くのだろうか?でも、きっと、そこで全部分かった気になってはいけないんだな、そう感じた。「誰かがもしも、僕を何かの中にくくったとしても、君だけは本当の僕を理解してて欲しいんだ」彼は少し黙ったあとで、ゆっくり目を閉じてから口を開いた。「んでもさ、やっぱり俺たち、働いてないもんなあ」彼の思わぬ発言に、僕は言葉を詰まらせた。そして、それは言わない約束じゃん、と心の中でつぶやいた。
Aug 2, 2006
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眉毛についていたネギを右手で落とした後、昔から思っていた事を僕は体の中から吐き出した。「否定してはいけないと思うんだ」それはきっと難しいこと。けれど自分以外の何かを否定することに、どこか虚しさも感じている。「認めることから始めなきゃいけないと思うんだよ」否定をすればそこから歪みが生まれ、事態は深刻化していく。人が人を、例えば鉛筆がただそこにあるだけかのように、好き嫌いは別として、合う合わないは別として、子供も蛇もおじさんも外国人も、この世界のあらゆる全てを、皆が自然に認め合えれば。「きっと、そうすればうまくいくと僕は思うんだ」彼が言葉を探している顔を見て、虫みたいな顔をしたこいつも認めてやろう、丁度そう思った時に彼の口が開いた。「んでもさ、認める事が出来ない人を君はもう否定してるんだよまずは、そこから認めたら?」彼の思わぬ問いかけに、僕は言葉を詰まらせた。そして、それは言わない約束じゃん、と心の中でつぶやいた。
Jul 29, 2006
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病院のベッドの上から見る空の色はあまりにも綺麗だった。漆黒の闇からだんだんと紫色へと変わり、やがて朝日が朝焼けを作り出す。そして、それは水浅葱色へと姿を移し、吸い込まれそうな青となる。青色が長い時間にさよならを告げて太陽が自らの役目を終えようとする時、まるで、名残惜しいかの様に赤色は空を塗り潰していく。一日の間、僕はゆっくりと呼吸をしながら、空を飛びたいと本気で願った少年時代を思い出していた。大人になれば、竜のあざが体のどこかに浮かび上がってきて、空を自由に飛びまわれる、本気でそう思っていたなあと、少し恥ずかしくなったりした。そして今、月明かりなんかよりもずっと明るい蛍光灯の下で、一応体中を探したけれど、やっぱり竜のあざなんて見つからない。むしろ、変な所におっきなほくろが出来ていて、あざが無いことよりも落ち込んだ。ああそうか、やっぱり僕は、選ばれた戦士なんかじゃなかったんだ。そう、今だって僕の体は、重たく地面を離そうとなんかしない。「それでもいいさ」ひとつ深呼吸をしてみせた。「今度こそは・・・」たとえ選ばれた戦士じゃないにしても、今度こそは怪我せず飛んでみせるさ。偶然にも完璧な程、丸い月とほくろを見ながら心に強く誓った。
Jul 24, 2006
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「そこは一体何処ですか?」禅問答の様な問いかけに、僕は一瞬答えが詰まった。此処は一体何処だろう?辺りでは虫の声と風だけが僕の鼓膜を震わしている。「此処は何も無いところです。けれど僕の全ては此処にあります」不意に出た言葉達。それらは空気中のゴミと一緒に誰に届く事無く消えていった。今、目の前に見えているもの。崩れているのもあるくらいの記憶達。どこをどう探しても、自分自身や、自分自身の居るこの場所ですらうまく説明する事ができなかったんだ。「早く迎えに来てください。不安という名の夜が僕を包みこむ前に」「気持ちはわかりますが・・・」と、前置きをした後で、目印が無ければ迎えに行けない事、自分達は慈善活動でやってるんじゃないという事を延々と三十分聞かされたところで「んじゃあ、もうタクシーなんか乗らないからね」と僕は静かに電話を切った。
Jul 20, 2006
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天空と深海。地球の二大テーマパークだ。僕は想像する。あの山の向こう側から、巨大な鷲がやってきて、天空の世界へ誘ってくれることを。気の許せる友人と共に、雲のモザイクの中へ潜り込み、気流の上で陽気に踊ろう。官能的な夕日の赤に少しセンチメンタルにでもなってしまおう。高い所が苦手なのは黙っておこう。やっぱり雰囲気って大事だから。さあ、次は深海だ。今度は巨大な鯨が迎えに来てくれる。海はいい。穏やかに見える海面の下では、いつでも生命が繰り返されている。見た事の無い生き物まで沢山いるだろう。気の許せる友人と、いつまでも暴力的な青さに酔いしれよう。体がべたべたするからという理由だけで海で泳ぐのが嫌いな事は黙っておこう。なんか、こう、うん・・・、そうだね、雰囲気って大事だから。そして、もし、もしもだけれど、鷲も鯨も友人も、誰も迎えに来ないとしたら、温泉にでもつかりに行こう。
Jul 16, 2006
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幸せのボーダーラインなんて無いって事を僕は知っている。幸せなんて、具現化された何かではなく、きっと、「幸せだ」って感じれる心だって事も。それでも何故か、虚しさと穏やかさは僕の中で矛盾しあって、誰かにこの気持ちを話さなければ収まりがつきそうもなかった。だからね、言い訳じゃないんだ。まだ口の中にいるなんて知らなかったんだよ。本当にこの気持ちを、誰かに聞いて欲しかっただけなんだ。ああ、そうだよ。彼のネギは、僕のネギだ。彼の眉毛に乗っているのは、さっきのくしゃみで飛んだネギだ。それを見ながら話していたら、それがすごく気になって、話がうまくまとまらなかったんだよ。「なんとなくだけど、わかるよ」やさしい口調で彼は言葉を返してきた。何が分かるというのだろう。僕に消化される事無く行き場を無くした小さなネギが、生まれた意味さえ教えられずに、君の眉毛にひっそりとよりかかってるというのに。そんな想いを抱えながらも、何故か少し困惑気味でけれども優しい彼の眼差しに僕は少し、救われた気持ちもあった。そうだね、勇気を出して伝えなきゃ。うまく言えるか分からないけど。なるべくうまく、さりげなく、「あれ、なんかが眉毛についてるよ?」と。
Jul 13, 2006
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「人生ひはさあは・あ・・っくしょん」くしゃみをし、少しはにかんだ後友は、ゆっくりと語りだす。「三回。・・・うん、人生には三回だけでいいから死ぬほど頑張らなきゃいけない時があるんだと思う」いつになく真面目な顔で、僕の目をしっかりと見つめていた。「そりゃあ、何が幸せかなんて分かんないよ。頑張って、金持ちになって、でっかい家建てて、それでも幸せじゃないかもしれないし。そもそも、成功するかすらも分からない。不安だらけだけど・・だけどさ・・・」彼の不安は、僕の不安だった。僕らがほんとに怖いのは無力なんかじゃ決してなくて、「もう無理だ」って無気力になる事なのだろう。「なんとなくだけど、わかるよ」僕がそう言うと、彼は表情を緩ませた。その表情を見て「こいつ虫みたいな顔してんなあ」と思った自分がなんか少し嫌だった。
Jul 11, 2006
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食卓に並べられた魚の前で命の歴史に想いを馳せた。何度も何度も繰り返される食物連鎖の掟の中で君は今、こうして僕の前に現れた。僕は問おう。何故、この世に生まれてきたの?僕は聞こう。崇高なる命の叫びを。するとほらね、耳を澄ませば聞こえてくるんだ。「早く食べなさい」と。「冷めちゃうから」と。母親に、「ごめんなさい」と言った後、僕はいつもの台詞を口にした。
Jul 7, 2006
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自由が欲しい。自由になりたい。なんかもう、なんか知らないもやもやが、なんかいたる所に貼りついている。そんな時、僕は叫ぼうと思います。有名企業のビル郡の下、「傷つきたくないんだよー」って。よく出ると噂のパチンコ屋の前、「みんな、幸せになりたいんじゃないのかよー」って。街のど真ん中、スクランブル交差点で、そうさ、服なんか脱ぎ捨てて、小指に小さな鈴だけつけて、「これが僕だよー!」って。・・・いや、最後のはやめとこう。自由が一瞬にして、奪われそうだから。バランスって大事!
Jul 6, 2006
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「まずは、頭の中を空っぽにする事だね。全神経を集中させ、自分が感じる心象をしっかりと切り取ってみて。種が落ち、芽生えと共に、風が吹く。周りに起こる現象や、あらゆる生命、無機物と、何も変わらない事が理解出来るはずだよ。ものまねなんかしなくても、僕はもうすでに風と一緒なんだ。花とも一緒、牛とも一緒、もちろん、ブラット・ピットだって一緒だよ。宇宙に存在する全てのことは違うようで、同じだからね」ものまね新人オーディションで、審査員は「へえ、そうですか」と、微笑んだ。
Jul 3, 2006
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並木道に挟まれた三角形の空の下、土の中からビニール袋へ居場所を変えた可哀想な野菜達を右手に持って、僕は足早に家路を辿る。「今日はカレーだ。うんと美味しいやつを作ろう。そうだ!カレーなんて家庭的なものじゃない。カリーだ。カリーにしよう!」夜風が気持ちのいい風と一緒に、陽気なテンションまで連れてきてくれた気がした。本当にいい気分だったんだ。部屋の鍵が壊れてさえいなければ。あいつは何食わぬ顔で待っていた。不自然な汚れをわざわざつけて、隣に黄色いやつを引き連れて。黄色いやつは可愛い顔で僕を見つめる。小動物のように小刻みに震え、それをあいつはそっと抱き寄せ「大丈夫か?」と小声で聞いた。「居候をさせ「お帰りください」見えていたはずだった。それでも、見えていえないフリをしていた。同じところをぐるぐると、答えなど最初から出ていたはずなのに、同じところをぐるぐると。繰り返しの人生なんてもううんざりだ。こうでありたいと思う自分と、今の自分の隙間を埋めたいと心から思った。今度あいつらが来た時は、カリーじゃなくてもカレーくらいは出してやるか。「指紋センサー付きの鍵は、いくらしますか?」と電話をした後、またひとつ大人になれた気がした。
Jul 1, 2006
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夕暮れ間近、足早にアパートへ帰ると、ドアが半分開いていた。「ああ、そうか。あの娘が来ている。 疲れ果てた僕をいつもの笑顔で癒してくれるあの娘が」急いで部屋の方へ駆け寄り、勢いよく「ただいま!」とドアを開けた。半開きのドアの向こうには、手に余る程の幸福が待っているはずだった。けれど、待っていたのは紛れも無くあいつだった。僕は呆然としながら必死に聞いた。「どちら様ですか?」返事はすぐに返ってくる。「オバQです」部屋には得体の知れない緊張感が漂い始め、僕は自分の手が湿っていくのを感じていた。「そのオバQさんがなんの御用でしょうか?」「いえ、その、居候をさせて頂きたく思いまして」彼の白い体が、段々と夕映えに染められていく。ゼラチン質の多い目は、僕を真っ直ぐ見て離そうとしない。「どれくらいですか?」「新しい家がみつかるまでですね・・・」ドアの隙間から滑り込んできた風は、彼の体と髪の毛を少しずつ揺らしている。彼は少しうつむいた後、無理矢理口角を上げ、笑って見せた。「お帰り下さい」「少しでいいですからお願「お帰り下さい」そうなんだ、僕らはきっといつだって現実とリアリティーの狭間で揺れ動いている。テレビの中で起こる事。目の前で誰かが泣いたこと。ジョン・レノンが歌っていたこと。どうもそれらがうまく繋がってはくれない。彼が部屋を出て行った後、僕は少し後悔をした。「今度もし来たら、お茶くらいは出してやろう」台所に立ち、今から、最新のパンフレットを持ってやって来る鍵屋の為のお茶を淹れながら、僕は少し優しい気持ちになれた気がした。
Jun 28, 2006
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「僕は与えるだけの存在でいたいんだ。 でも、与え続ける事は、奪う事と似ているのかなあ?」
Jun 25, 2006
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君がこの川の向こう側泣いているのを俺は知っているただ俺は水恐怖症だから行けないのさ
Jun 24, 2006
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結局ね、他人事なんです。殺人事件も、天災も、アフリカの子供達も。新聞やインターネット、テレビで流れる情報に、踊らされるように一喜一憂してるけれど、その晩に平気でサラダを残したり、無駄にティッシュを使ってみたり。情報があればある程想像力は低下してしまい、表面的な出来事だけにとらわれてしまっている。そんな自分を笑うんです。情報が入る度に反応し、自然とオートマチックにチャンネルを変える自分自身を。それでも何故か虚しい気持ちは残るんですよ。救いたいけど、救われたい。勝ちたいけれど、傷付けたくない。お腹は空いているけれど、食べたくない。だからといってもう何かのせいにする為に、自分の弱さを探すのはうんざりで。「生きる事とは難しいけど簡単だ・・・」はとのひとはそんな事をぶつぶつ言いながら、今日も準備をしています。
Jun 22, 2006
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古ぼけた机の上で風が吹いたら帽子を抑え花が咲いたら手を叩きいつでも私は準備する北方領土が呼んでいる越前クラゲが呼んでいる沖縄米軍基地が呼んでいる私はそこに笑顔で出向き、「まあまあ、皆様そう怒らずに。 他人事の私には、流す涙もございません」 と、鳩の描かれたTシャツ羽織り、私の失恋話でも一晩掛けて話しましょう。「私もこんなに痛いんです。だからあなたも頑張って!」帰り道「・・・なんか、違うな」と思いつつ、道端に落ちてる雑誌を横目でチラッと見るのです。
Jun 20, 2006
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ある日の深夜の事。日本について熱くほとばしる想いを、リズムにのせて歌ってる男を見たんです。「大和」「日出国」だとか難しい日本語で、そりゃあもう熱く歌ってましたよ、ええ。頭にはバンダナ、その上に帽子、そしてNY。余裕のあるTshirtsをはおり、リズムと一緒に呼吸をする太めのデニムを身に纏いながら。ああ、そっか。いや、僕はね一目見たときから気づいていたんだ。「・・・この人、アメリカナイズされてんじゃん」ってね。「この国の病はなかなか手強いぞ」ってね。別にこの人がどうこうって訳ではないんです。自分だって人のこと言えはしません。今さらアイデンティティーみたいなものを掲げるつもりもないですし。それでもやっぱり自分は日本人だから、侍にごめんなさいなんですよ。こんな僕でも切腹しなくてごめんなさい。なんかぬるくてごめんなさい。しったかぶってごめんなさい。水虫うつしてごめんなさい。
Jun 19, 2006
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特にありません。なんとなく、侍に謝りたいので。ちなみに、今日のTシャツは白と黒がメインです。今日も、思いたくないのに思っちゃったこと。「いたいのきらい」やっぱり僕は痛いの嫌いだな。痛くないのがいいな。
Jun 19, 2006
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パソコンに不慣れなもんで、前回の『すまぬ侍』を消しちゃいました。いままで書いたやつをまた載せていきたいと思います。もしかしたら、今まで書いてきたものの間に、新しいものを書いたり、手を加えたりするかもしれないので、また見てくれたらうれしいです。
Jun 19, 2006
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