酒造の町・伊丹散策

荒牧バラ公園でバラを満喫（日記はこちら）し、さあ、これからどこ行くかな～？ふと、雑誌か何かで見た、伊丹の街並みを思い出した確か酒蔵があって、きれいに舗装された街並みがあって･･･帰りのバスは阪急伊丹駅で降りることに駅に行ってみても観光案内ぽいものはなく白雪の広告が出てたので、場所を聞き、とりあえず向かってみる阪急伊丹駅。東口から出て商店街を抜けると、きれいに舗装された広場に『なんか、こんか感じかも』法巌寺、正善寺・・・左手にお寺が並んでるのを見ながら広場を通り過ぎると、老松酒造「御免酒」老松酒造とある御免酒とは、江戸幕府が伊丹の酒屋のうち大手24軒に帯刀を許し、幕府の「官用酒」としたもの「老松」はその御免酒の中でも最も格式が高く、宮中奉納酒として又将軍の御膳酒とされたそうです番付表は1716年の古文献で「老松」は東の大関となっている人が絶えず群がって、何かと思ったら･･･お店の横にある「老松丹水」中軟水の醸造用井戸水この場所で酒造りが行われていた当時の井戸から汲み上げられている水質検査も行われててうれしいことにお持ち買えりＯＫ♪ペットボトルを空にして、いただいて帰っちゃお～ 白雪（小西酒造）の蔵隣接してお店もあるけど、この日は残念ながら定休日　伊丹は清酒発祥の地で、江戸に運ばれた伊丹のお酒は　「丹醸」と呼ばれ、高級酒だったそうです　その後、地の利（港が近い）やおいしい水などに恵まれた西宮の酒造が栄え　最盛期８０数軒あった伊丹の酒蔵は激減。　現在は「老松酒造」「小西酒造」の２軒さてさて、白雪のところに地図があって、近くに重要文化財の住宅発見もちろん、行ってみる国指定重要文化財旧岡田家住宅（手前側）と県指定文化財旧石橋家住宅（奥側）ふたつの住宅の他、美術館・工芸センター・柿衛（かきもり）文庫が隣接し、一帯は「みやのまえ文化卿（ぶんかのさと）」というらしい実はこの一帯、かつては全て旧岡田家の敷地　広っ旧岡田家住宅は江戸時代から酒造業を営んでた（持ち主は何度か変わってる）現存する最古の酒蔵（建物は震災で倒壊し、その後調査を経て復元された） 明治期のカマド。昭和59年の酒蔵廃業時まで使われていたこの酒蔵で作られていた主用銘柄江戸時代は「松緑（まつみどり）」岡田家所有になって以降「富貴長（ふきちょう）」「大手柄」次は隣の旧石橋家住宅へもとは別の場所にあったのを移築。雑貨商を営む商家だった。 １Ｆの厨房とクラフトショップ（暖簾の向こう）この旧石橋家、お食事がいただけるそうです（５人より要予約）江戸元禄の復刻酒とお料理2,500円～思いがけずいろんな発見があった伊丹やっぱり街は歩いてみるもんやなぁ～最後に、旧岡田家で教えてもらった伊丹のこと、まとめ・城下町伊丹。ＪＲ伊丹駅前に見える石垣は伊丹城、後の有岡城跡　有岡城は城下町を堀の中に取り込んだ「惣構（そうがまえ）」と言われるお城　当時の城内の範囲がそのまま、現在は「伊丹郷町」という町になっている　（この日歩いた所は、全部含まれる）・摂津の国は北は現在の三田、西は須磨、南は堺に及ぶ大きな国だった　酒造で栄華を極めた伊丹は、位置的にも役割的にも、摂津の国の中心だった伊丹酒造組合ホームページ伊丹市観光物産協会ホームページ===========================================================================★参加中のランキング★にほんブログ村================================================================