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そろそろ早朝覚醒が頻発するようになって1週間程度となる。本当に、この症状には面食らっている。ラジオで「冬にしっかり睡眠をとる方法」とやらが紹介されていて、 動物の習性として冬は質が悪くなくなるが、その分睡眠時間が長くなる傾向がある。 二度寝は厳禁。起きるときに好きな音楽が流れているような環境がベスト。 目覚めたら外に出ること。曇り空の日でも1万ルクス、晴れていれば10万ルクスという照明では出せない強い光を受けられ、これを一日のスタート時刻だと体が覚える。 昼ごろまで眠気がなかなか取れないと言う方は、3pmまでに15~20分くらいの昼寝を。目覚まし時計の代わりに昼寝の際にコーヒーなどを飲んでおくと、カフェインが働き始めるころにはスッキリ起床できる。…というのが秘訣、と放送されていたが、私の場合は、 すっかり目が覚めた後でも、ラジオに録音している番組を聴いているうちに眠ってしまう。 カーテンも開けているが、「それがどうした」というのが脳みその意見らしい。 10amを過ぎると何の眠気もなくなってしまう。これでは午睡もできたものではない。…泣くしかないか(泪)。
Dec 4, 2004
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ここ数日の間、特に外出する用事もなかったので(外出には先立つものが必要だし(笑))家でごろごろ、という日々を過ごしていた。思えば毎朝起きがけにでも散歩をしていれば今日の災難は防げたかもしれない。今日は生活保護受給日、ということもあって普段なら10分で到着できる駅前まで自転車を走らせようとした。今日当たりにボーナス支給、という方も大勢いるから多少のラッシュは気にしないことにして。で、自転車にまたがり、ペダルを踏むと… 3分と息が続かないくらい自分の体力が劣っていることを実感することになった。 確かに今朝は2:30amという典型的な早朝覚醒でコンディションが悪かった、というのもあろうが、ひとえに「療養」と称して食っちゃ寝食っちゃ寝を繰り返した付けが回ってきたのが最大の原因だろう。結局5分こいでは息を整え、また5分こいでは…の繰り返しで、20分くらいかかってしまった。駅前で用をこなした後、また息も絶え絶えに自宅に戻った。そして足を休めようと椅子に座り、息を整え、この文章を打っている。毎朝の散歩と、BMIの値があまりに情けない体をシェイプアップするための水ダイエット、当分の間続けなくてはいけないだろう。なんて無知なんだい、私は。
Dec 3, 2004
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11月11日の日記で「男性から女性への性的嫌がらせには冤罪も存在する」と書いたが、昨日の2つのニュースで「冤罪は極まれ」と思わざるを得ない、同じ男性としては恥ずかしいとしか言いようのない出来事があった。まずは早大「スーパーフリー」事件で元副代表である被告の控訴が棄却されたという報道。元代表の三十路男も控訴中という話だが、この恥知らずの二人には良心の呵責というものがないのだろうか。被害女性の人生を破壊したつけとして刑務所で10年以上暮らすのはおかしい、とでも考えていたのだろうか。馬鹿野郎である。そして今朝の新聞をにぎわす格好となった国士舘大学サッカー部員15人による輪姦事件。「スポーツマンとして」あるまじき行為と報道されているが「人間として」の間違いではないか、と朝のラジオでジョン・カビラ氏が糾弾していたが、私も全く同じ意見だ。あの15人は刑が確定するまで人間扱いすべきではない。こいつらも馬鹿野郎である。こういう腐った男どもを見るたびに、自分が男性に生まれてきたことに嫌悪感を抱くことになってしまう。こういう「性根が腐っている人間」が闊歩している時代に、とあるソフトウェア企業が開発したウェブサイト閲覧制限ソフトを社団法人日本PTA全国協議会が絶賛しているというニュースもあった。PTAの対症療法の典型であり、いいお笑いにしか聞こえない。そこの父親、母親、自分の子供くらい学校に頼らずに自分で躾けろ! あんたたちも腐った人間の作り手なんだからな!
Dec 2, 2004
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相当な小物好き・レア物好きという方なら、「たのみこむ」をブックマークに入れているだろう。掲示板で人気投票を取り、ある程度数がたまったらその製品を開発する際に関係してきそうな法人・団体にたのみこみ、そこでOKを取れば後はミニマムロットを決めて受注開始、そしてほぼオーダーメイドという珍品を入手できる。古参のサイトなのだが、なかなかどうしてサイトの運営が続いている。そのくらい、「痒いところに手が届く製品」を求めるニーズは絶えないのだろう。そんな「たのみこむ」で「GIGER'S MAGO-NO-TE」というものが現在受注中である。名前で察するとおり、かの『エイリアン』シリーズのデザイナーであるH・R・ギーガー氏が手掛けた「デザイナーズ孫の手」だ。製品ページによると、ギーガー氏がたまたま背中が痒くなったときに自分の工房で製作したものが原型ということだが、何もそこまで拘らなくても…という台詞は無粋になってしまうのだろうか。1本6740円(消費税、各種手数料込)という目にした瞬間、そのアイデアに凍り付いてしまったこの孫の手、購入手続きは済ませているという方がいたらご一報願えないだろうか。購入した後の掻き心地をレポートして欲しいので。
Dec 1, 2004
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11月21日の日記でお知らせした「ソニースタイルクーポン3万円分」が到着しました。「11月下旬から12月の始めにかけて」と幅のある表現を使っていたので、郵便かなにかででも来るのかな、と思いきや、電子メールで来ました。しかも向こうで送信した際になにかトラブルがあったらしく「件名」の部分が抜け落ちていたのでスパム扱いされる始末(笑)。これといった恭しい儀式も行う必要はなく(当然)、メールに記載されてあったクーポン番号をソニースタイルの所定の場所で入力すると、[お買い物クーポン]の欄に「お買い物クーポン『VAIO Hot Street』」という明細と30,000という数字が追加された。楽天フリマで売りさばけそうだな、とも思ったがある程度の目減りは覚悟しなくてはいけないし、もしかするとクーポン番号と私の情報とがリンクされていて他の人には使えない代物かも、という結論に至りました。21日に予告していた製品、明日発売(予定)のAIWAブランド・フラッシュメモリプレーヤー以外は品物は出揃っている。QUALIAイヤーレシーバーの製造再開の見通しが立っていないのも前回と同じ。今日付けでネットワークウォークマンの新機種が登場したが、予算をオーバーor魅力を感じない、ということで却下されてしまいました。あ、そういえばEdyの紹介ページでアフィリエイトもやっていて、その中にソニースタイルも入っているんだっけ、と思い出した。Edy機能を全く使っていないカードがあるのでそこにチャージ、となると残高も見たいからパソリもマストアイテムかなぁ…買い物前は、いつでも楽しいものです、はい。
Nov 30, 2004
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今週末は普段以上に睡眠障害が強く出た格好になってしまった。土曜の夜: 8:30pmに眠剤一式を服用したのに10pmになっても意識がはっきりしている。主治医から「眠れないようだったらこれを追加」と言われていた中期型眠剤を1粒追加。一応その数十分後に眠りに落ちたことになっているが、1amと3amに中途覚醒発現。「なんでなんだー」という不可解さをいのちの電話のボランティアに聞いてもらおうとしたがなかなか繋がらず、断念。本当の起床は6amとなった。日曜の夜: 8:30pmに眠剤服用。そんなに時間をおかずに効き始めたようだった。…が、3amにまたしても中途覚醒。「もうどうにでもなれ」と布団に包まって目を閉じたら、次の瞬間5am直前だった。この後散歩(という名のダイエット)をしたはずなのに、横になりながらラジオを聴いていると二度寝をしたらしく気づくと8:20am。…というわけで、今の私に残った力はこの文章を打つ分と夕食の仕度、そして片づけで使い切ることになるでしょう。「病気だから仕方ないじゃない」という言葉が少し遠ざかってます、はい。せめて今夜は―――質については文句は言わないから―――明日の日の出とともに起床させてもらいたい。お願いする相手がいないというのが救いようのないことだけど。
Nov 29, 2004
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今まで使ってきたJ-D06 graphicaがさすがに一杯一杯になってきたので、利用年数満2年になったところでV401Dに機種変更した。両社とも三菱製品だが、それを意識したわけではなく前者は「ストレート端末でSpeech!マークが早速ついていたこと」、後者は「元々気になるモデルだったが、インプレスTVの『ケータイならオレに聞け!』で法林氏が"400番台なら最強の端末"とプッシュしていたこと」が実際のところだ。到着して3日目、何とか初期設定などが自分の好みになってきたのでV401Dを際立たせている「加速度センサー」を試してみたくなった。撮影モードにして本体をわざと動かしながらシャッターを押しても「手ブレ防止機能」が働いて切れない。端末を閉じた状態で撮影した横長の画面をメイン液晶で確認するときに端末を90度傾けると画像も横になる。そしておそらく(富士通がドコモ端末「らくらくホンIII」F672iで実現させているので初登場の機能ではないが)売りにできる歩数計(万歩計は登録商標です)「珍さんの歩数計」を試してみた。ここ2・3日、なぜか外に出る用事がなく、しかもそれを埋め合わせるだけの散歩の類もしていなかったので、こりゃ一石二鳥だ、と図書館に返す本を携えて外に出た。 …い、息が… …という状態で歩いて10分ほどの図書館に到着。息を整えつつ歩数計を見ると、1300歩半ばといったところ。これだけ心肺機能に負担をかけても1300歩なの?という私の呟きを他所に「これじゃ運動になってないよ」とでも言いたげにパンダの珍さんが横になって寝ていた。冷たい。 …帰りもゼエゼエハアハア息を切らして何とか家の中に倒れこんだ。ここで歩数計の数字を確認すると2698歩…当然、珍さんも相変わらず横になったままである。一応「目安として」消費カロリー数が出ていたので見たところ、4100calうーん、世の中知らないほうがいいこともある、と痛感した次第であった(違)。
Nov 28, 2004
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ニューヨークにある学校の、少し開けた場所。「地面に足のついた生活をしたいんだ」と言っていたレオンの象徴、そしてもはや形見となった観葉植物を抱え、マチルダがやってくる。手元にたまたまあった木片で土を掘り返し、観葉植物を植え、土を元に戻す。「もう大丈夫よ」と目の前に彼がいるかのようにつぶやくマチルダ。L・ベッソン監督のハリウッド進出第1作目の『レオン』のラストシーン。彼女の台詞が終わった直後、空中にある視点が空高く舞い上がり、そしてニューヨークの街を俯瞰する…このシーンですっかり「泣かされる曲」としてインプリントされたのが、かのStingの"Shape Of My Heart"。頃合もちょうどいいし、歌詞もレオンの人生を描いたように生き生きしていて、そこにStingの声が重なる。このシーンだけを見んがためにDVDのチャプターサーチで一番後ろから見るようになっている。その後Stingのアルバムも何度か聞いたが、やはりどの曲も超えられない。こうして文章を書いている合間にもあの声が頭の中によみがえり、私の涙腺を刺激する。洋楽で一番好きな曲は、と聴かれたら、間違いなくこの曲を推すことだろう。
Nov 27, 2004
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VICTORINOXというスイスに本社を置くマルチツール(小型ナイフやドライバーなどを一つにまとめているもの)のトップメーカーはご存知だろう。少し昔になるが、「ビクトリノックスつきUSBメモリー」なるものが発売されたときには「このナイフが必要とされる環境でUSBメモリーまで必要か」と毒づいてみたが、その「USBメモリー」を販売しているSwissbitという会社が今度はUSBメモリーをUSB2.0対応にした新機種を出してきた。この手の「これ1台で何でもOK!」は日本の十八番かと思っていたが、今回はさすがに面を食らった。世界中でそんなに需要があるのか、と。飛行機内でUSBメモリーを使うという状況を想定してメモリー部分だけを外し鋭利なものは機内に持ち込まないよう大型のバッグに入れる、ということも可能だが…これを頻繁に使っているという方、是非ともご一報いただけると幸いである。
Nov 26, 2004
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11月12日の日記でも触れたとおり、柴田淳のニューシングルちいさなぼくへ発売記念イベントに足を運んできた。場所はHMV渋谷、スタートが午後7時とあまり私の人生には縁のない時間帯に縁のない場所へと向かったことになる。イベント会場は立席で300人、しかも先日イベント参加条件となっていた同シングルの全額内金予約の際に整理番号が割り振られ(私は69番)この手のイベントにしては結構厳しいものだな、というのが第一印象。他のミュージシャンのイベントの案内もあったけれど、ここまでタイトなものではなかった。午後6時半になって入場開始、どんどん正面から人が埋まっていく…でもステージ中央から大体5mのところのフェンス側が開いていたので、そこに体を滑らせた。視界を確認。余程変な位置に立たない限り全身見られそうだ。時計を外して―――ちらちら時計を見るという癖があるので―――開始時間を待つ。事務所のスタッフが登場して、イベント開始を告げる。その直後、彼女が出てきた。画像で観るより顔つきがシャープだな、というのが第一印象。ひょっとするとアルバム製作中で体に多少鞭を打っているのかも。そして話もあまりする事無く、電子ピアノとギターだけを伴奏に「ちいさなぼくへ」を歌い始めた。…いい気分だった。自分の好きな歌を歌っている人が視野に入っているなんて。その後カップリング曲を歌い、ミニトークに移行。予約時に配布した「柴田淳への質問状」がことのほか回収率が高かったことがスタッフから告げられる。そこからは彼女の「アーティストでない部分」がポロポロ。偶像でない、ごく普通の28歳女性だと改めて認識。40分ほどでイベント終了、帰り際に彼女の直筆サインを本人から手渡される。私はうまく笑えていたかな、と今になって思う。自宅への帰り道、バスの中で歌詞を眺めてみる。プロモーションビデオのストリーミングである程度頭の中に入っていたが、やはりどう表現していたのか気になったから。帰宅して、PCにCDを取り込み、携帯プレーヤーに転送。この文章のBGMももちろん「ちいさなぼくへ」。今夜はこの曲を途切れる事無く流しながら、床に就こうと思う。いい夢でありますように。
Nov 25, 2004
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ここ1・2ヶ月の間、他のニュースに隠れてしまっている形になっているが、財務省がとうとう「第3のビール」の増税の検討に入ったということはご存知だろう。この増税案が通過すれば製品価格を不本意ではあるが上げざるを得ない、だからこの動きには断固として反対する、とサッポロビールが自社ウェブサイトでアピールを始めた。サッポロが主張するように、ビールから発泡酒、そして「ドラフトワン」などへの動きはビール・発泡酒の税率が高いことに起因しているのだ。聞いた話だと希望小売価格の大半は容器代、そして税金なのだそうだ。自分たちが今のカテゴリーに固執するのならいくら努力をしても報われない状況だ。こういう企業努力をしているのにそれを潰すような行動は断じて許さない、これからマスコミや消費者の力を借りて増税を阻止する、と主張している。ビールと発泡酒の税率の差に気づいたとき、メーカーは「境界線ぎりぎりのビール」という形で発泡酒を出した。消費者も始めは半信半疑だったが、すっかりなじんでいるのは承知の通りだろう。そこに財務省がケチをつけに来た。これに反発する形で大手ビール会社は「発泡酒オンライン」というウェブサイトを立ち上げて増税を防ごうとしたがままならず、価格上昇とともに消費量も若干減った。それなら、というのが第3のビールを開発したメーカーのささやかな反抗だったわけだが、これもまた押しつぶされようとされている。思うに、財務省に勤務している人間はアルコール、特にビール、発泡酒、そして第3のビールを消費していないのだろうか。一切口にしていないのならこのような暴挙に出て得るものがあろうが、仕事帰りや帰宅してからの一杯が待ち遠しいというのなら自分の首を絞めるだけだ。悪いことは言わないから止めなさい。そのニュースを目にした後、日本共産党の委員長が「利潤第一主義では人類がもたなくなってきており、資本主義は耐用年数が尽きつつある」と共産主義社会の実現を是とする発言をし、「自衛隊も皇室(こちらは先日存在を認めることになったそうだ)も日本には不要の存在」であることをひた隠しにして彼らが必至になって手招きをしてきた「国民」や「市民」をかえって遠ざけようとしている。役人だけに任せたら旧ソビエト連邦やシャウシェスク時代のルーマニア、そして現在の朝鮮民主主義共和国のように役人だけが得をしそのほかの人間は割に合わない目に遭う社会システムが出来上がると思うのだが、志井さん。そういう社会システムの中心になりたいんじゃないんですか、志井さん。上記のような「民衆から金を搾り出せ」という考え、賛成なんでしょう、志井さん。サッポロビールが早速「増税反対」キャンペーンを開始しました。電子アンケートの中には「理由があるのだから増税に賛成」という項目もある、紳士的なコンテンツです。財務省を始め各政党(大きいものから万年三流政党まで)へのハイパーリンク・メールアドレスも完備しています。役人の横暴を阻止するために、ぜひクリックを。(Added at November 25th, 2004)
Nov 24, 2004
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居酒屋など、ビールを出す店に行くと、店の雰囲気を壊さないようなキャンペーンガールのポスターが張ってあるはず。たいてい水着で、手には中ジョッキになみなみ注がれたビール、そして作り笑顔。そのような風景を見かける機会が減りそうだ。昨年からこの手のポスターを廃止したキリンに続きサントリーも来年からキャンペーンガールの募集をやめるとのアナウンスがあった。確かにこの手の「キャンペーンガール」や「ミスコンテスト」、特にフェミニストから「牛の品評会のようだ」と目の敵にされており、今年京都大学の大学祭で始めてやろうとしたところ学内から反対論が出て中止となってしまったというケースもあり、実施を続けている側も肩身が以前に比べると狭くなった、と感じているだろう。ただ、これで芸能界を目指している女性には門戸が一つ、閉ざされたことは確かだ。キャンペーンガールになって世間の認知度を高め、そこに他の仕事がやってくる…過去のキャンペーンガール経験者を列挙すると、鈴木京香(サントリー)、釈由美子(サントリー)、藤原紀香(アサヒ)、とキャンペーンガールになることのメリットが相当あることがお分かりいただけるだろう。ちなみに国内4大ビール会社のうち、サッポロ、アサヒは「来年以降も実施する」とアピールしている。ビールに水着娘という構造自体がおかしいのでは、という意見もあろうが、肝心の繊維メーカーも現在は水着のキャンペーンガールの募集をやめている。私個人としては「出ている当人は『品評会』的側面も熟知しているはずだし、第三者も別に観ることを強制されているわけではないのだから、嫌なら見なければいいではないか」とフェミニストたちに呼びかけたいところだが、果たして彼女らはどのような反応をするのだろうか。
Nov 23, 2004
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今朝は…5時だったっけな、起きたのは。そのまま朝食を済ませて、ラジオでも聴きながら…と横になったが最後、2時間ほど記憶を失っていました(崩)。「ま、これはいつものことだからいいか」と気を取り直して、MDをかけながら南側の窓辺で読書。ちょっと暑くなってきたので部屋の中に退散、また横になって本を読んでいたら…目が覚めると午後になってました(大雪崩)。普段の不眠の解消になればいいけど、これが原因で今夜は眠れないなんてなったら、どこに怒りをぶつければいいのやら。やれやれ。
Nov 22, 2004
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「お気に入りリンク」にも掲出している「VAIO Hot Street」からソニースタイルクーポン3万円分というものをもらうことになった。フリーウェアのレビュー大会というものがあり、それで先方から素晴らしい、ということでいただけるものである。喜ぶべきことなのだが、ここ数日「これをどうしたらいいものか」と罰当たりにも悩んでいる。はっきりいうと「3万円で収まる買いたいソニー製品が見つからない」のである。VAIOは始めから無視、CLIEももう2万円ないとエントリー機種にさえ届かない、他のAV機器も予算オーバー…なんだかなぁ、と目をディスプレイに向けため息をついているこのごろである。折角予期せずもらったものだから、普段の自分の金銭感覚では絶対に手を出さないものを買おう、と思い余興半分でQUALIA 密閉型インナーイヤーレシーバーにしようか…と思ったところ、増産するかどうかわからないので申し込みが出来ないと来た。うーん、と頭を抱えているが、なんとなく候補が出来上がってきた。 XDM-S700+MDR-NC11A MDR-DS4000このあたりで蹴りかな、と考えている。妙なことで悩んでしまうこの頃の私であった。[追記]今日(12月1日)、購入手続きを済ませた。結局第1候補の2品(AIWAメモリプレーヤーとノイズキャンセリングヘッドホン)、それと前者の価格が2万円を割っていたのでパソリもお買い上げ。5日までにはうちに届くそうで、楽しみで仕方ないっ
Nov 21, 2004
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フィンランドから、早速サンタクロース―――ただ、乗っているのが旅客機というのが違うだけの―――が来た。来月25日まで日本に滞在し、あちこちへ幸せとフィンランド観光の勧めを配るのだそうだ。さて、この今日関西空港にやってきたサンタクロースはフィンランド人だが、日本にもグリーンランド国際サンタクロース協会公認の「モンゴロイド・サンタクロース」がいるのだ。マンボを歌い、盆栽もたしなむ、パラダイス山元氏。彼が日本国内唯一の公認サンタクロースなのだ。この公認を得るのには相当な努力が必要だという。毎年夏に開かれる会議も参加しなくてはいけない。しかも費用は全て手弁当。余程の信念がないとそこらの資格を得ることなぞは足元にも及ばないだろう。彼の活動予定はその名もずばり、 http://www.santaclaus.jp というドメインのウェブサイトで公開されている。近所に来ることがあったら、この「モンゴロイド・サンタクロース」を尊敬のまなざしで観賞しようではないか。
Nov 20, 2004
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私も興奮して生中継を観戦していた今夏の甲子園決勝戦、道内では優勝翌日未明に再放送したが、この年末にもまた放送することが決定した。公共放送としては、なんとも粋な計らいではないか。試合としても乱打戦、勝ち越されたらすぐに巻き返す、まさにパワースポーツという言葉が相応しい代物だった。そういう内容で真紅の優勝旗を北の大地に持ち帰った試合である。今年のスポーツ十大ニュースには当選確実なものである。札幌のNHKの考えが「紅白並みに視聴率を叩き出したのだから…」というものでもいい。風化しつつあるあの感情を、もう一度燃えたぎらせたい。年末を東京で過ごす私としては残念だが、その分内地であの試合を汗だくになって観戦した道産子にとっては何よりのプレゼントだろう。ニュースだけで結果を抑えていたという人は、ぜひ観賞して欲しい。
Nov 19, 2004
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大阪の茨木で自転車に乗っていた5人を続けざまに轢いて殺傷した挙句、そのドライバー自身も道路わきの民家に突っ込み重症、という事故が今朝起きた。不謹慎であることは重々承知だが、この程度の交通事故なら関西ローカル紙面で収まるはずである。何故全国に知れ渡ることになってしまったか…この加害者男性(23歳)が全裸で車を運転していたからである。この男性がまだ意識を取り戻していないということもあり、事情聴取もこれから、という段階である。ただ、男性の年齢が断定できたのなら、この男性の名前もわかるはずだが、茨木署は名前を公開していない。一つの可能性として、個人的な意見を上げてみる。非難があれば甘んじて受け止める。この男性、精神科領域の疾病に罹患している可能性が思い浮かばないだろうか。おそらくは、治療もされないまま相当進行している統合失調症あたりに。朝目が覚めると、彼の頭の中にいる「誰か」が「裸になって車に乗れ」と命令し、男はそれに従った。自転車に乗っている人たちが彼の視野に入ったとき、また「誰か」が「あいつらを轢け」と命じて、男性はその通りにした…本人に会ってきちんと診察をしないとどのような精神科医も診断を下せない、同業者を含む世間がそれを許さないのが精神科領域の疾病だが、懸命なことに茨木署もこの可能性を否定していないのだろう。被害者のうち一人はすぐに死亡、二人は重症という状況である。被害者とその遺族、そして何より加害者が現実として受け止めなければいけない、この事件の背景が浮かび上がり、残された人たちが遺恨のない状態で解決することを願うより他に無い。
Nov 18, 2004
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この日記が始まったころにアメリカで発表されたと紹介したこれ→、相変わらず入手できずにいる。原因は一つ、「お金のコントロールがうまくいっていない」誰を責めるわけにもいかないので、余計落ち込んでしまう。昨日、ある大手カメラチェーンにCDインデックスカードを求めに行ったが、その近くにいたのである、上の愛しきデザイナーズねずみさん達が。パッケージも綺麗だし、手にしてみてもそう強烈な違和感もない。でも、でも、生活保護費受給日まで17日きっかるあるぅ(泪)~~しかし悲しいかな、既に月初に冷凍庫に納める食材を楽天市場で調達し始めているし、他にも払わなければいけないものが沢山ある。…………お願い、誰か、あのマウスプレゼントしてぇ~~~~!!!!!!
Nov 17, 2004
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今まさに、地震の恐ろしさを日本に住む人間は再び実感しているだろう。被災者に対して何も出来ないという無力感に苛まれている人もいるだろう。だが、そんな感情を酒の勢いでぶち壊した大馬鹿者への判決が出た。起訴理由は「器物損壊」だが、この中年男は「器物」以外の物まで、しかも「拾ったバット」などという何の価値もないもので破壊してしまったのだ。彼は神戸の地震の際にはかの地にいなかったのだろうか。いたというのなら、酒が入っているとはいえこのような暴挙には至らなかったであろう。求刑より半年短い1年半の実刑判決になった。だがこの事件を知った昔の被災者には、これでも足りないと感じる者も出てくるかもしれない。この男が出所しても兵庫県内に入れないよう、何らかの法的措置は取れないのだろうか。そうでもしないと、震災でいろいろなものを失った市民の感情が収まるとは到底考えられないのだが…
Nov 16, 2004
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9月29日の日記で「パワーハラスメント」に対する私の嫌悪感を表明したが、また私に吐き気を催す台詞を堂々と雑誌上でのたまわっている人間がいたので紹介する。その企業には1週間前に「こんな人間を管理職に置くとは、メンタルヘルスの管理という言葉が御社にはないのか。何らかの返事を頂きたい」とリクエストをしたのだが、どうやら無視されたようである。そういう「顧客のちょっとした意見」にも耳を貸さない企業は失格だ、ということで実名で書き連ねていく。日経トレンディ2004年12月号に「ヒット商品の設計図」というテーマの別冊付録がついていた。16のサービスについて開発や運営に携わるエピソードを語ってもらう、という興味深い記事だ。その中で取り上げられているのが大阪にあるリーガロイヤルホテルのバー「星宙」(以下「リーガ」と略す)で、同ホテルの飲食部門での実績やバーを改装するにあたりどのようなコンセプトで生かしていこうか、という当事者たちへのインタビューを交えたレポートだ。その記事はそれでいい、だが、私が活目せざるを得なかったものがある。それぞれのサービス紹介の合間に「ヒットを生んだ人に訊く」というコラムが8つあり、それぞれランダムに選ばれたサービス提供企業のスタッフへのQ&Aが掲載されている。その中の5番目の質問、「スタッフをしかるときの秘訣は何ですか?」という質問にリーガの飲料部星宙マネージャーという肩書きの、圓句忠信とかいう名前の人間が答えていて、彼の「しかり方」を何の臆面もなく披露していた。「こっぴどくしかる」…21世紀に住んでいる私としては、あまりに原始的なやり方に呆れた。以下、この男の「部下のマネージメント方」を転記する。 人としてのマナーが習得できるまでは、まずしかる。特に遅刻など、社会人としての基本が守られていない場合には、大声で周りにも聞こえるようにこっぴどくしかる。その後は一緒に食事をしたりして、気持ちを切り替える(日経トレンディ2004年12月号特別付録44ページから、棒線は原文には載っていない)この圓句と同じような方法で「指導」され、気分障害を罹患した私としては、この圓句という人間が会社と自宅しか世の中を見ていないのかという感想を持たざるを得なかった。ビジネス雑誌や図書でも年に一度は「心の健康」にまつわる特集を組んでいるし、「メンタルヘルス」という言葉は何も気にしなくても社会人なら間違いなく聞いているはずの言葉である。それを「その後は一緒に食事などをして」という彼なりの「緩衝材」を使ってはいるものの、圓句忠信は部下の人格を何も気遣う事無くズタズタに切り裂いているのである。管理職にある人間としては、最低の人間だ。なので、「そういう自分のストレスの掃き溜めを部下に求めている卑劣な人間が育てた、心に傷を持つ人間のサービスは受けたくない。それよりこういう考えの人間を会社の代表として記事に載せること自体間違えている(雑誌に文章が載るのである。圓句の上司なり広報から何らかのチェックが入っているはずである)。御社への悪影響が出ないうちに圓句を別の部署に追いやったほうがいいのでは」とリーガにメールで送った。そして1週間、私の意見に対してリーガは無視を決め込むことにしたようだと確信するに至った。ひょっとすると東京のリーガに送ったから返事が来ないのかも、という考えもよぎったが、仮にもホテルというサービスやホスピタリティについてはサービス業でも上位の姿勢を求められる分野である。それに「星宙」という言葉も織り込んでいたから、大阪の話だとわかるはずである。それなら私の投書を大阪に転送してそこで検討すればいいだろう。だが、無視された。外部からの意見を跳ね除ける手段としては一番効果のある、「外部」の存在そのものを否定する方法によってである。私はこういう背景のあるサービスは受けたくないし、他人に勧める気もない。こうして口コミで「問題児」企業を逆境に追い込むしかない。あのリーガの建物の中は、いまだに「星一徹」よろしくの「根性論者」を「健全な精神の持ち主」として歓迎する空間になっているのだろうか。そんな時代錯誤のサービスを受けるだなんて、お断りだ。
Nov 15, 2004
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午前3時半に目が覚めてしまった。理由が「水の飲みすぎによるトイレ」というのだからなおさら馬鹿馬鹿しい。折角なので、数日前に公言した早朝散歩を実行。やはりまだ10分も歩いていると息が上がってしまう。休憩1回込みで二十数分の散歩、完了。この時点(午前5時前)でお腹が空いてきたのでぷち黒豚まんで朝食。お昼ごろになって、図書館に頼んでおいたCDが到着したとの電子メールが来たので、自転車に乗って回収に向かう。また心拍数を高くして、無事に帰宅。CDをPCに取り込みながら昼食。中身が朝食と同じというのはご愛嬌。で、只今。午後5時に炊き上がるように炊飯器をセットしている。炊き立てのご飯にはこれしかないでしょ、と牛丼が夕食になるのは当確。…こういう生活だから、太るのか(泪)?―――ま、昨日は穿けなかったジーンズが今日は何とかボタンを留めることができたので、「丑三つ時の散歩はそれなりに効果を表し始めている」と自己暗示をかけることにしよう。
Nov 14, 2004
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もう日常茶飯事になってこれといった「付加価値」がないとニュースにならない「オレオレ詐欺」だが、「おまけ付きオレオレ詐欺」が警察署に届けられた。被害者は64歳の男性医師。30歳の息子も医療に携わっているという。そこをつけ込んで犯人は「オレオレ詐欺」を働いたそうだが、今回の被害者には同情より先に「何か、間違ってないかい」と怒りをぶつけたくなる。その老医師と詐欺師との会話で、 医療ミスで患者を死なせてしまったから慰謝料として300万円 報道機関への口止め料としてさらに300万円という「名目」で合計600万円、せしめたわけだ。自分の息子の不祥事だから、ということを差し引いても、「金で不祥事を隠蔽できる」という考えが老医師にあったのではないだろうか。だとしたら医者としては失格だ。今年中に看板を下ろしたほうがいいだろう。「医療ミスはきちんと原因を突き止め、再発予防に努める」という、今全ての医師に求められている「医師=現人神」神話を壊そうとしていない、自らを特権階級か何かだと勘違いしているのは明らかなのだから。この老医師の「医療」についてのポリシーを聞いて見たいものだ。さぞ彼にだけは診てもらいたくない、という嫌悪感で満たされるのは十中八九だろうが。
Nov 13, 2004
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まだ北海道で「学生」ではなく「生徒」だったころ。とあるAM局の人気パーソナリティが「この人と一緒の時代に生まれて、本当によかった」と当時デビュー後の黎明期にあった天童よしみを大絶賛していた。艶歌(パーソナリティは「演歌」をこのようにしたためることもあった)には全く興味が無かったので、かのパーソナリティが何を言おうとしていたのがわからなかった。それから十数年。「道産子」だった期間に「内地の人」である期間が追いつこうとしている今になって、彼の心境がわかるようになってきた、そんな気がする。プロフィールにも書いてあるが、ここ1年強で私の耳を掴んで放さない歌手がいる。柴田淳。この10月で歌手人生3年目に入ったという、これからの成長株である。とある経緯で「君の傾向からすると、この人の歌は気に入ると思うよ」と彼女のCDを推してきたので、図書館のCDライブラリーにあった彼女のデビューアルバムを聞いてみた。「うん、確かに悪くは無いな」どの歌手でもそうなのだが、最初の感想はこれである。YesかNoで答えなさいといわれたら、という具合に。そのあとちょくちょく調べてみると、ジャストシステムの社長が彼女のデビューシングルを視聴機で聞いて自社製品のCFで使いたいという話が出てきたり、アーティストイメージと実際とはかなりかけ離れたフツーの女性だったり、歌詞を改めて読むとラブソングだと思っていたものが広い意味での心の伴侶への賛辞だったり…どんどん、彼女の世界が好きになっていった。今年の始めになって、ようやく彼女のリリーススケジュールに私の購買スケジュールが追いついた。これで安泰か、と思っていたが、彼女が『未成年』という題で世に放った言葉の中の2フレーズに、戸惑いを覚えた。「こっち向いてくれないから/心を歪めるしかなかったんだ」物を満足に言えない未成年の心を代弁したかのような歌詞とそれを表現する彼女の強さに、「このあたりで彼女についていくのを止めようか」とさえ思った。でも、結局ついていくことにした。いや、自分の意思でではなく、心が勝手に、と言い換えたほうがいいかもしれない。今月の下旬に都内のレコード店で生の彼女を見ることができる、という話を聞いて、月初に生活保護近からひねり出したCDシングル1枚分の代金(全額内金で予約することがそのイベントに参加する条件だから)を封筒に入れ、イベント告知のウェブページのプリントアウトとともに封をした。その封筒を横に見ながら、これを書いている。目の前で柴田淳を観て、また何か変わるかもしれない。オンデマンド放送されている新しいシングルのプロモーションビデオを観ながら、「悪い事ばかり目につくけれど、いい事だってあるじゃない」と暗示をかけるように、その日が来るのを、心から待っている。
Nov 12, 2004
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去年の1月末に、大阪市営地下鉄車内で痴漢の現行犯として逮捕され、1審で執行猶予付きの有罪とされた男性が大阪高等裁判所で逆転無罪を勝ち取ったそうだ。読売と日経の記事へのリンクを張っておく。検察側は―――恥を知る事無く―――上告も考えに入れているという含みのあるコメントを残しているのだが、根本的な疑問が一向に晴れない。何故無実の男性が痴漢の現行犯として逮捕されたかだ。大学に単位目的で取った刑法の授業で頭に残っている話だが、犯罪者を逮捕できるのは警察官などに限られる。ただし現行犯の場合には民間人が犯人を取り押さえても問題はないのだ。痴漢もそうだし、万引きもこの規則がないと物販店に必ず一人は警官を常駐させるか、万引き犯の天国となるかのどちらかだ。そこで痴漢の話に戻るが、朝や夜の乗車率150~200%の車内では嫌でも他人の体に触れてしまう。おそらく誰かに触れられても間違いなく犯人を断定できるという保証はないだろう。そこを漬け込むのが痴漢常習者の卑劣なところである。そこで女性の側としては、 相手が収まるのを待つ ドアが近いのなら次の駅で一旦下車する 最後の手段として、その時点で自分の体に触れている男性の手や腕を強く握り「この人は痴漢です」と周囲の助けを募るという自衛策になるのだが、この「最後の手段」が的外れになった結果が、男性への冤罪の始まりとなるのである。被害女性は彼こそが犯人と「確信」しているし、周りの男性も同じ男性として恥ずかしいという気持ちから被害女性に同情し、「加害」男性を力ずくで警察に連行することを喜んでやるのである、してやったりと笑顔でいる真犯人が電車の中にいるはずなのに。警察の手の中に「加害」男性が入ったら、有無を言わさず「犯人」になったほうが楽になる、と「仕事」として彼を「処分」しようとする。彼がその場で、明らかに痴漢行為ができない状況だったことを説得しても、警察の「仕事」にはなんら影響はない。大事なのは被害者の救済であり、彼女の「証言」に辻褄があわないところがあってもそこを見逃すのが警察の「仕事」だ。被害女性の揺らぎのある「証言」が正しいものとされ、「加害」男性が説明した明瞭な事柄すべてが「痴漢行為は悪」という名の下に葬り去られるのである。そして被害女性は消え去り、「加害」男性の社会的地位は―――彼の今までの品行方正がどうであれ―――墜落していくのである。今日大阪高等裁判書で下された判決は、そうした社会通念的な「被害者の証言に間違いはない」という世論及び警察―――取調べの最中に手錠や荒縄で身体の自由を奪われたそうである。密室での行為だから警察はもちろん否定するだろうが―――に泣き寝入りする事無く、失ったものを取り戻したい、その一心で自らの潔白を証明し勝ち得たものである。気がついたことが一つある。このような男女間の性的事件に関して、女性は匿名を通せるにも拘らず男性はどこからか流れてくる個人情報によって非難・中傷を浴びせられるのである。なぜなのだろう。一つにまとめていいものか悩むところだが、売春にしても行為は禁止されているのだから女性も罰せられるべきであり、今回の痴漢被害女性は―――体験という拭えない悪夢は残るが―――何の社会的制裁を受けず、自分の供述の誤りも非難されないのである。「虚偽証言」という言葉で警察に―――今回は「加害者」として―――連行されてもしかるべきなのに、である。このようなはっきりとしない、無意味な裁判沙汰は無いに越したことがありがたいのだが、ほんの数パーセントの「悪意ある」男性により「全ての」男性が「潜在的な」犯罪者になることだけは、社会の考え方で何とか変えられないものだろうか。この文章を打っている間にも「悪意ある」男性が蠢いていることを考えると、吐き気がして仕方がない。
Nov 11, 2004
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プロフィールでも紹介している通り、私は気分障害患者ということで「何も考えずに過ごすのが一番」という鉄則中の鉄則を守っている。しかし、その次に来る「毎日適度の運動を」という言葉にはほとんど従っていない。こういう生活がどういう結果を招くか、今日は身をもって実感することになってしまった。自転車で5・6分のところに図書館があり、そこに書物とCDの取り寄せをお願いしていた。書物は揃ったのだが、CDは前に借りている人間がどうしても手放したくないらしく―――何度か休日もはさんでいるにも拘らずなのである。忙しい社会人でも週に1回は休日があるはずでその時に返せばいい。それさえできていない=上記の意図でこういう行動に相手が出ている、と頭を切り替えないと向こうの「無責任さ」にこちらがやられてしまう―――「次はあなた」という表示を1ヶ月ほど見ている。最近体重計に乗り、肥満が進行していることを数字の上では把握していたので、図書館まで歩いていくことにした。…が、これが悪夢の始まりだった。歩き始めて5分ほどで心拍数がかなり上がり、もう数分すると意図的に呼吸をしないと息が詰まりそうな苦しさに見舞われた。しかも図書館までの道のりには5mほど上下する坂があり、それに足がなかなか追いつかない。15分後、ようやく図書館の玄関まで辿り着いたが、そのときの様相はフルマラソンや駅伝で体力以上の走りをして倒れこむランナーのそれに酷似していた―――少なくとも私の頭の中では。5分ほどベンチに腰をかけ、強制的に呼吸を繰り返し、心臓を必至になだめた。息が整ったところで、ようやく図書館の扉を開くこととなった。この調子である。図書館から家路につく時の様子は説明しなくてもいいだろう。先月末から体重が10kgは間違いなく増えている。思うに、 先月末は計算ミスで、一日一食という一週間を過ごした 月が明け、スイーツが中心の食料が宅配でやってきて、それらを貪った…普段から体を動かしていない上にこんなことをしたから、蓄えなくてもいい脂肪を体内に収納したままになってしまったのだろう。今の食事にしても、決してカロリーが高いものではないし。いずれにせよ、明らかに自分の怠慢が生んだ結果である。ピチピチのジーンズがそれを雄弁に語っている。明日の朝から、10分間の散歩を義務付けたほうがよさそうだ。私が起きてしまう時間である午前5時はあたりはまだ暗く人通りも少ない。パジャマを着たまま徘徊しても問題は起きないだろう。多分。もしあなたが午前5時にパジャマ姿でふらふら歩いている33歳男性を見かけても、警察に通報しないでいただければ幸いである。
Nov 10, 2004
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ダラスに在住している夫妻が、自宅の壁面に使った塗料が酷いものだったというメッセージを製品名も明らかにして同じ怒りを持つ人たちのために開設した掲示板が、「製品を中傷し、消費者を意図的に誤解させ混乱させ」ていると当の塗料メーカーから訴えられているという。この夫妻にも落ち度はある―――この告発サイトの名前が件の製品名と酷似している―――が、塗料メーカーの「家を失い、借金まで抱えるかもしれない」という夫妻の経済力ではとてもではないがまかないきれない損害賠償金などの設定には、呆れて物が言えなかった。このメーカー、件の告発サイトを確認してから何度となく「和解」案―――製品に対してあれこれ言わないこと、告発サイトのドメインをメーカーが買い取ること―――を持ちかけてきたそうだが、夫妻が申し出に応じなかったため法廷に持ち込んだという。この「法廷に持ち込む」行動自体、企業として失格である。アメリカではこのような「製品欠陥告発サイト」を企業が見つけ、サイト管理者が特定できればその個人に攻撃を仕掛け、裁判沙汰になる前にサイトを閉鎖に追い込むケースが多発しているそうだ。今回の塗料メーカーも始めはそれを狙っていたのだろう。そして夫妻が法廷で争う姿勢が明快になると、メーカーは夫妻のサイトのあら捜しをし―――その結果が例のドメイン名だ―――正式に裁判に訴えるのである。ただし、このような「侵害の根拠が明らかな商標侵害を訴える裁判」は、大抵企業の敗訴で決着がつくのが通例になっているようである。なので、今回の裁判で夫妻は何も失うことはないだろう―――欠陥ペンキで塗られた家屋も含めて。しかし、ここまで話が大きくなる前にいろいろな事があったはずである。メーカーに電話や手紙、電子メールでお伺いを立てたが、返事が来ないか「謝罪文例集」をそのままコピー&ペーストしたような文章を送り返し、夫妻が指摘した欠陥を再現するなど自社製品の再検査を行わなかった。あまりに「和風」な対応である。見事なまでに顧客の「泣き寝入り」を狙った行動である。「恥を知れ」その言葉以外には何も思いつかない。
Nov 9, 2004
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個人的な話だが、私は星占いというものをまず信じない。人類を12のグループに分けてそれぞれに「特徴」をつけるという行為自体になんとも言えない不快感を覚えるからだ(ということで、血液型による性格判断はなおさら信用していない)。信じるとすれば「生年月日時分秒」まで細分化された占いだろう。しかし、徳島県警がふと集計を行って気づいた「12星座別・事故の特徴」には感心した。「ひょっとすると少なくとも徳島県内で発生している事故≒徳島県民が起こしている事故と12星座の間にはなんらかの相関関係がある」…警察という公の団体が公表するくらいである。「偶然としてはできすぎている」と判断し、公表と相成ったのだろう。ちなみに私(蠍座)は徳島県警曰く「12星座中最も事故が少ない優等星」なのだそうだ。確かにあたっている―――私が純度の高いペーパードライバー(笑)である点を除いても。このような「一見無意味な数字から一つの仮説を作り出し公表する」という行動の代表が、その消費量が日本一であることに市役所員が気づき町おこしに一役立てようと試み成功した「餃子の街」宇都宮市であろう。徳島県警がこの「偶然の産物」を何らかの役に立てることを願うことにしよう。交通事故は減ったところで誰かが得をする代物ではないのだから。
Nov 8, 2004
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有名なロンドンのオークショニア・サザビーズがM・シューマッハが第1戦から第5戦まで乗っていたF2004を来年5月の下旬にオークションに出品するという話が出てきた。この企画はフェラーリが始めて公認するもので、同時に1961年にP・ヒルがワールドチャンピオンを取った際に搭乗していた1958年製412Sも同時にオークションにかけられるという。ビンテージか、アバンギャルドか。サザビーズに車を求めに来るものには悩ましい決断を強いられるだろう。
Nov 7, 2004
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以前『華氏911』上映ドタキャンの話の中で、銃所持を「自由の象徴」とみなしている全米ライフル協会(NRA)の話をしたが、彼らとは別の方向に「これも何か間違っちゃいないか」と首を傾げざる記事がこのウェブサイトで公表されている。グリップの握り方を学習させておいて、他人がその装置のついた銃を利用しようとしてもロックが外れない、という仕組みだそうだ。再来年の1月には先行試作品を市場に出す、という方向で開発が進んでいるという。飛行機や車の操縦にも応用できる、という点は評価できる。ジョイスティックやハンドルに学習させるパターンを停止中に複数設定できるようにすれば、ハイジャック犯が操舵する「21世紀に発明された新しい形の武器」に航空機がなることもすくなくなるだろうし(これは自動操舵装置も同時に搭載する必要があるが)、車両の盗難の減少にも一役立つだろう。それを差し引いても「スマートガン」という銃の延長上にある製品である以上、この研究には賛成しかねる。あくまでも「銃が未来永劫社会に存在する」という絶対的な仮定の上での研究であり、「銃をなくす」研究では決してありえないからだ。このスマートガンにNRAは反対しているが、あくまで「誤作動で銃を撃てなくなったらどうするのだ」「われわれが必要としているのはいかなる銃をも所持し、発砲できる自由だ」という考えがあるのなら、ありえない話ではない。逆に銃を所持する市民が増えるのでは、という指摘には半分は頷こう。確かに「自分が所持している銃を強奪され、その瞬間にズドン」というリスクが少なくなる=銃を肌身離さず持ち歩く輩が増えるのは事実だろう。しかし、この装置の設定を複雑怪奇なものにしてしまえば、銃という商品の魅力は相当減るに違いない。それにしても、あくまで「国民の銃を所持する権利を保護する」という方向でこのスマートガンにも研究費の一部を負担しているアメリカ政府、この国の考えのねじれ方を根本からたたきなおせる存在は世界のどこにもいないのであろうか。悲しい話である。
Nov 5, 2004
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以前某宅配ピザ業者の不手際を書き残したが、またしても同じ店がひと悶着やってしまったのである。ということで、一部始終を再現。11月2日にウェブ上からピザ本体と、デザートとしてティラミスを注文。配達も時間通り、ピザも注文どおりだった。ただ酒が結構入っていたのでティラミスは次の日にしよう、ということになった。そして3日早朝。1ヶ月ぶりの暴飲暴食が祟ったのか、胃袋が何を受け付けるのか皆目見当がつかない状態だった。でも何かカロリーのあるものを食べないといけないな、と思い、件のティラミスの出番… …になるはずだったのだが、どこから開封するのかな、と周囲を見渡しているうちにこんな表示が目に入ってきた。「賞味期限: 16. 11. 1」デリバリーを生業としている店が2016年まで品質が変わらないティラミスを販売するわけがない。間違いなく「平成16年11月1日」が賞味期限のものだった。「2日くらいなら、そこまで腹を立てなくても…」と私に助言する向きがあるかもしれない。しかし、自分で選んだわけでもないのに賞味期限切れの製品を294円で買わされたのだ。堪ったものではない、と件のティラミスを冷蔵庫に収め、この業者の顧客窓口ページに事の経緯を詳しく書き連ねた。ビジネスデイではないから何か連絡が入るのは明日だろうと思ってサッカー中継に見入っていたところ、気づいたら午後2時半ごろに留守番電話(うちでは留守録モードに固定している。ベルが5回も鳴る時間があれば間違いなく受話器に手が届くようなスペースの住まいだから)に伝言が入っていた。ハーフタイムのときにトイレで用を足していたときにでも電話が来たのであろう。電話の主はその業者の私が住む地域の店の店長。本部から私のクレームを受け、それなりに確認をして電話をしたようで、「後ほど改めてお電話いたします」という言葉で結ばれていた。そういうメッセージが残っていたので、「余程気心の知れた間柄でもない限り、世間ではこの時間以降に電話をかけるのはマナー違反」というくらいまで待ったのだが、結局電話は来なかった。「またこいつらか…」と半ば諦めていたので、さほど怒りを覚える事無く眠りに入った。翌日(つまり今日)の同じ時間に件の店長から電話が来た。皮肉半分(だがありえるかもしれない、という気持ち半分)で「このティラミスって、2016年までというのが消費期限なんですか」と確認したところ、相手はそうではないと返事をした。これで相手の不手際が見事に成立した。どうやら私が申告したミスの数々をデータベース化しているらしく(こういう事態が再度発生したのだから、実際役に立っているとはいえないだろう)「度々申し訳ありません…」といつもの謝罪釈明開始。こちらもあくまで根拠のない言いがかりではなく、消費者として当然の権利として「この話、保健所に届けてもいいんですよ」と相手の誠実さを微塵も感じさせない声に対抗できる手段を発動させる用意もある、とアピール。「そちらに伺って改めてお詫び申し上げたいのですが…」と相手が提案してきたが、無駄に終わった昨日の電話待ちを含めて、ただでさえこちらが不利益を被っているのにこちらのスケジュールをそちらにあわせるとはどういうことだ、と即時却下。それに頭を下げるべきはミスをした張本人であり、管理者ではないのだ。なので、その店長には事の経緯と謝罪文を郵送してもらうことにした。また、この電話のやり取りの中でその店長が自ら「再びご迷惑をおかけしたらこの店の店長の肩書きをはずす」とまで言ってきた(私はそのようなことは一切口にしていなかったことを付け加えておく)ので、それならその念書も郵送を、ということで蹴りがついた。かくして、数日後にこの会社のロゴが入った封筒が郵便受けに入ることが確定した。その中に丁寧な謝罪文が入っていようと、100%ディスカウントクーポンが入っていようと、「私を元気にして」というイタリア語の菓子が賞味期限切れで、元気にするどころか負の感情を高めたことはいまさら覆しようがないのだ。この文章を読んでいる接客業従事者の中には「いくらなんでも酷すぎる」「そういう行為をする輩は客としては失格」と多少の怒りを覚えている方がいるかもしれない。だが、私も5年間流通業、しかも「お客様至上主義」の百貨店で働いてきたのである。どこまで許容できるか、ここまでやってしまったら失敗だ、といった線引きは頭の中できちんとしている。ただその境界線がこの文章を読んでいるあなたと私とでは違うだけなのだ。それを理解していただければ助かる。
Nov 4, 2004
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今年も11月1日から年賀状が発売になっている。今年もインクジェット対応型のほうがシェアが大きい。…これだけだったらわざわざここに記すこともないだろう。民営化後初の年賀状ということで、日本郵政公社も実験的なことをしている。まずは「宛名面がインクジェット対応、文章面が光沢紙」というもの。スポット製品とはいえ、官製(という言葉はもう使えないか)葉書としてはおそらく初めてではないだろうか。これが関東地域限定で発売されている。値段が65円と3割り増しなので、大量に年賀状を出す人なら市販の光沢紙葉書で印刷し、年賀切手を貼ったほうが安く上がるかもしれない。でも意気込みは認める。そしてこれが民間企業としての大実験かもしれないが、東京都内限定で「エコー年賀葉書」が発売されている。そう、普通の葉書の宛名面下側に企業広告が入っている、懸賞フリークにとっては必須アイテムのエコー葉書の年賀用だ。もちろん広告文(広告主は「おせちに飽きたら…」うちに電話を、と某宅配ピザチェーンが名乗りを上げている)が入っている分、通常の年賀状より安い45円だ。お年玉の番号もきちんと割り振られている。2日に求めに行ったが、集配局では既に「完売御礼」の文字があり、ダメモトでそこから数分のところにある無集配局の窓口で問い合わせたところ、「10枚でよろしいんですか」と「うちにはまだまだあるからね」という余裕の声とともに入手した。お年玉の結果が出たら、早速何かに応募するときに使おうと考えている。
Nov 3, 2004
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直線と円を使って、自転車のイラストを描いてください。こういうことを頼まれたら、相当数の人が量販店で売られている2万円するかどうかの自転車をモチーフとしたイラストを描くだろう。私も生活保護を受けるにあたって転居命令が出て(そのときに住んでいたアパートの家賃が法律の基準以上の額だったから)、引っ越す先を見学した際に当時使わなくなっていた自転車も処分して心機一転、とばかりに新しいものを探し回った。そうしたら、←こんな変り種を見つけてしまったのである。色々調べてみると、 乗車中の姿勢がよくなる 筋肉を均等に使うことで妙な筋肉痛を起こすこともない 前傾姿勢でこがないから、周りの状況を把握しやすく、事故防止にも役立つ…といいこと尽くしではないか。ということで前のアパートで注文、引越し日当日の夜間に配達してもらった。それからもう1年経つが、月に1度ほどではあるがこの自転車に声をかけてくる人がいる。子供からは「カッコいー」と。中年層からは「背もたれもついて楽そうだね」と。事実、うちの界隈ではこの自転車を見た覚えがない。確かに新鮮に見えるだろう。構造上ダンシング(立ちこぎ)がほぼ絶望的というのが唯一の欠点だ。だが、この自転車を作っているアメリカのGiant社は業界でも屈指のメーカーで、ツール・ド・フランスでは常連になっているスペインの団体、ONCE(オンセ)のチームにも長年自転車を供給してきたし、こちらも強豪のドイツ・T-モバイル社のチームにも愛用されている名門だ。欠点を補ってさらにあまりがある、というのはオーナーだから言えることなのかもしれない。Giant社の日本法人で試乗ができる店舗を紹介しているので、興味を持った方は試してもらいたい。一度こつを掴めば、極楽自転車生活が始まること、間違い無しだ。
Nov 2, 2004
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揺れがようやく終息しようとしている新潟中越地震。「作るのには時間がかかるが、壊れるときは一瞬」という現実を日本中が目の当たりにしている。そんな中、「とてもじゃないが許せない」詐欺が頻発しているという。まずは「オレオレ詐欺」の延長版。老人に電話をかけ「新潟で作業をやっていて、まとまった金が必要なんだ」とまくし立て、都会で「優雅に」過ごしている連中がいるらしい。そして今日見つけたのが「中央共同募金会」の名前と義援金募集要項の大部分を引用し、振込口座を自分のものにしてメールで「『募金』を訴える」ものだ。幸い後者はメールを見た人の募金会への問い合わせで発覚、その場で対象となっている銀行口座を『募金額』ゼロ円で廃止できたという。全くもって、このような手段を使った/使おうとした面子には刑務所の中で数年間過ごしてもらいたいものだ。被災者は、刑務所以上の悪い環境での生活を余儀なくされなくなっているのだから。
Nov 1, 2004
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世の中には、神も、預言者も、崇拝すべきものも、何もない。いるのは、それらの名前をかたり、自分のやりたいことを「神様の思し召し」などともっともらしい理由を創り出し、正当化しているだけだ。神の存在を信じるもののみが人類史上の争いに勝利し、無信仰の者を滅ぼしていった。その前者の末裔が、私たち、それだけだ。「信仰の対象物」をでっち上げた最初の人類を亡き者にしてしまいたい。奴がいなければ、理不尽な不幸が人類の歴史に記されることはなかったのだから。・・・・・・・…それができないから、尚更自分の無力さを感じてしまう。
Oct 31, 2004
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10月27日の日記でも紹介したけれど、iPod U2 Special Editionが正式発表され、TVでも専用CFが流れている。でもアップルの日本法人でも公開されているこのCF、悲しいかな15秒しかない。「この曲、クール!」「U2ファンとしてはきちんとしたものを観たい!」そういう方は、太平洋を渡った先にあるアメリカ・Apple Computer, Inc.のサイトでのみ公開されている2分バージョンをお勧めしたい。このムービー、どうやらiTunesでのみ再生が可能らしいので日本語版でもいいからダウンロードしよう。そして、ここをクリック! 真ん中の画像を選択しよう。iTunesが起動し、画面には"watch the video iPod Ad(Extended) - U2"と表示されるはず。表示画面の大きさが選択できるが、常時接続なら迷わず"Large"をクリックしよう。ストリーミングでなくデータを蓄積しムービーが終わるころにはダウンロードが完了するだろうというタイミングでムービーが始まる。回線が細いのなら、再生が始まったところでポーズをかけダウンロードが完了したところで再生を始めればいいだろう。"Vertigo"自体が3分ちょっとの曲なので、2分もあれば美味しい部分はもちろんこちらアメリカ版のほうが多い。シングル発売までは、このムービーで"Vertigo"を感じよう。ヘッドホンの音量を最大にして。
Oct 30, 2004
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多数の運転免許証所持者が知っているであろう道路交通法改定、いよいよ3日後になった。その中で一番注目を引かれているのはやはり「運転中の携帯電話の取扱」だろう。現行法では「携帯電話の操作を原因とする事故があった場合」処罰が下される、というものだが、来月からは「やむをえない事情(けが人の搬送など)を除き携帯電話の操作、及び5秒以上の目視」が現行犯として処罰対象となる。一部からは「ならカーナビやエアコン、オーディオも使えなくしたほうが清々する」と今回の改定に反発する向きもあるが、とんだお門違いだ。「電話をしている最中に同時に他の物事に集中できるか」これに対して「いいえ」という色々な検証を踏まえての改定である。とある元レーサーも「ながら運転」はとてもじゃないができない、と口にしているし、警察庁も本来なら「運転中は携帯電話の電源を切れ」と言いたいところを現実に鑑みて「ハンズフリーの状態ならよし」と相当譲っているのである。一番安上がりなのがイヤホンマイクだろうが、ローカルルールで「音の動きを掴みづらくなるから」と使用を控えるよう呼びかけているところもある。そうなると家庭用電話でも採用されている「手ブラ通話」環境が一番の妥協策だ。コストはそれなりにかかるが、そこまでして移動中に電話を受けたいのなら、それなりの投資をすべきだ。一番いいのは「ドライブモード」などに設定するか、電源を切って運転に専念することなのだが…「へーきへーき、オレはそんなのろまじゃないから」こういう発言をしている人間↑が、一番事故を起こしやすいのである。交通事故を起こす確率と宝くじに当選するそれとを同列にしている輩がいるが、そういう人間にだけは私は轢かれたくない。自分の身を(いろいろな意味で)守るための改定である。今日これからでも実践してもらえれば幸いだ。
Oct 29, 2004
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明日は辛島美登里のコンサートっ♪…これだけならいいのだが、場所がキリスト品川教会 グローリア・チャペル、と響きからしてカジュアルな格好で入るのは(結婚式の打ち合わせなどの場合を除き)ご法度のような場所(のように私の耳には響く。柴田淳のライブDVDを観てしまったからかもしれない)。なので、プルオーバーとジーパンは止め、カジュアルYシャツ+ブレザー+チノパン+革靴、こうしたほうがいいだろう。シャツとチノパンは当日必ずアイロンがけをすること、と。あと交通の便は…あ、別に品川駅でなくてもこの駅からバスを使ったほうが御殿山で降りることができるぞ、とバスの時間もチェック。余程の長いコンサートでない限り、最終便には間違いなく乗れる。本当はコンサートグッズも何か買い求めたいが、全財産が90円(泪)という状態では打つ術がない。会場限定品とやらもあるが、東京芸術劇場のときにも販売することを期待して我慢。…うーん、これじゃまるで小学校の遠足前夜と全く同じではないか(崩)。きちんと眠れるよう、ほんの少しでも念を送っていただければ幸いである。
Oct 28, 2004
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カラー液晶を積んだiPodと共に、噂されていたU2コラボレート iPodの発売日が決定し、同時にiTunes Music Store(iTMS)のEU圏でのサービスインもアナウンスされた。正直なところ、あまり喜べない。iPodはモノクロ液晶でなくちゃだとか、U2コラボレートモデルについて不満があるとか、そういう問題ではない。今回のEU圏内でのサービス開始に伴って、iTMSは世界の70%の音楽市場をカバーすることになる、というAppleのアピールに対して、である。つまり、これだけハイテクな機械がわんさと余るほどある日本という市場が30%という少数派になってしまったことに対する無念さと怒りである。確かに国内にもオンライン配信サービスはいくつかあるが、OSによって使えなかったり、既存会員の紹介がないと「一見さんお断り」と門前で追い払うという姿勢で対応しているなど、iTMSのように「好きなときに好きなだけ」というわけには行かないのだ。日本の音楽業界の配信側、つまりレコード会社はあくまで、もはや十数年立って欠点が明らかになっているCDという規格にしがみつくことに執心しており、企業努力や横(競合他社)との連携でメーカーもユーザーも得をするという販売形態には関心を示さないのだ。ひょっとするとあの業界のご老公たちには、今回の騒ぎを見る目や聞く耳がないのだろうか。そう考えたほうが理にかなっている。やはりRIAJ、JASRAC及び各メジャーレーベルはバブル期の再現を今日も願っているのだろう、嘆きの壁に向かって祈っているユダヤ教徒のように。これじゃ、何も起こるわけがない。起きたほうが奇跡だ。現実を見据えている次の世代の人間が台頭するのを待つしか、消費者に残されている道はない。悲しい話だが、仕方がない。
Oct 27, 2004
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テレビは普段から観ない生活なので、今回の新潟県中越地震についてもラジオやウェブからの情報でことの甚大さを多かれ少なかれ感じている。ところでそのメディア、現地で相当な傍若無人振りを発揮しているらしい。 夜中も取材ヘリが空を飛んでいて、ただでさえ感覚が敏感になっている被災者の神経を逆なでしている 電池などがなくなったら、現地で調達する=被災者のことなど何も考えていないこれらのことを各メディアに問い合わせても、1) 馬耳東風で通すか、2) 「現場の人間の判断」として末端部をスケープゴートにするか、3) 「見たがっているのはお客様でしょう」と開き直るか、4) 「この方が番組スポンサーにとってはありがたいのでは」と責任転嫁をする、このうちのいずれか(あるいは複数を絡み合わせて)で反論してくるだろう、「知る権利」という錦の御旗も持ち出して。そんなにお豪い存在なのかい、メディアさんたちよぉ。あんたらは神でも仏でもない、単なる人間だということを忘れてやいないか。これを呼んでいるメディア関連業者、及び知り合いにそういう人がいるという方、彼ら(または自分自身のグループの長)に猛省を促すよう働きかけてくれないだろうか。こんな汚れた情報は受け取りたくない。
Oct 26, 2004
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地震のニュースで隠れた形になっているが、またしてもBBSに小学校への殺人予告を書き込んだ男が逮捕された。上記記事はBBSが「2ちゃんねる」であることを記しているし、別にそうでなくとも大体の見当はつくであろう。「世間を驚かせようと思ってやった。反響が大きくて怖くなった」このような単純かつ好奇心だけで出来た動機で殺人予告を思いつかせる場所は、何度も口にしているがいかがなものであろうか。半ば無法地帯となり、そこで犯罪すれすれの行動を思いつく輩やそれを煽る輩がたむろする…間違いなく2ちゃんねるの「負の部分」だろう。このような危険な場所を取り除き、安全な情報を得られる「正の部分」が得られる動き、そろそろ行ってもいいのではないだろうか。このような大騒ぎが起こせることは、それだけ影響力が大きくなっている証拠なのだから。
Oct 25, 2004
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世の中では今週あたりに発表されるのではというU2コラボレート iPodでにぎわっているのだが、その話を探っている最中、ふとディスプレイから目を離すとミュージックチョロQが目に入ってきた。タカラの製品紹介リストに行ってみると、もう発売から1年4ヶ月が経とうとしているとのこと。タカラの商品名リストにはまだこれが載っている(しかもメーカー希望小売価格も税込みで表示されている)、つまり今後もやるつもりはあると受け止めたいのだが、この製品に愛着のある私でさえ「次」があるのかどうか、どうしても悲観的な見方しか出来ない。 初代モデル(NewビートルCOX)からこれだけ長い月日が経っているのに、いまだに噂にも話が出てこないこと。 メモリ無しで2万円オーバー、しかもPCから曲の管理できるソフトがバンドルされていないこと。 とどめには、メモリースティック自体がPRO規格に傾いていて、従来型のメモリースティックの最大容量(Duoなら128MB)に今後の容量増加がどうも見込めないこと。こういったところだろうか。ひょっとすると初代モデルを持っている人は「余程のチョロQ好きor(私のようにソニースタイルで限定色バージョンを購入した)ソニーファン」だけで、実際には市場からは歓迎されなかったのかもしれない。確かに前述の曲目管理ソフトの問題やバッテリーのもちの悪さ(3時間、というのがタカラの公称数値)、そしてGBが当然となりつつある記録容量など、今から見ると確かにスペックは悪くはなっている。ただ、本体と管理ソフト(OpenMG JukeboxやSonicStage)がメモリースティックPRO Duoに対応すれば1GBも夢ではないし、充電池も日進月歩の世界だから「月曜日に充電して、通勤・帰宅中に聞いて、金曜の夜にバッテリーが切れる」20時間程度は達成できるのではなかろうか。後は「チョロQ化しやすい車」をターゲットにすればいいし、その点ではsmartやキューブなどはディフォルメしても十分に室内空間=充電池やICを積むスペースが確保できるのではないだろうか。どうしてもこの「クルマ」の新しいモデルを見てみたい、とふと思った。
Oct 24, 2004
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チャイコフスキーの作品「大序曲1812年」、テレビなどでその特別な演奏方法を聞いたことがあるだろう。そう、正式な演奏には大砲が不可欠、というものである。日本国内で「正式に」演奏できる環境が整っている唯一無二の団体と言えば…自衛隊である(ここではその存在意義云々を討論する気はないし、その手のコメントは削除させてもらうので、念のため)。その演奏会を陸上自衛隊東部方面隊がやる、という話を耳にして、面白そうだなと思い応募したところ、当選してしまった。もちろん実弾を込めた大砲を撃つわけではないが、兵器を(どのくらいの距離になるかわからないが)堂々と目にすることが出来るのである。いや、駐屯地に入ること自体、稀有な機会だ。私自身、大学受験時に「念のため」と防衛大学を受験したことがある。駐屯地が地元にあったから試験を受けた、というのが本音なのだが、よく考えればそのときに駐屯地に入って以来、2度目の駐屯地訪問となるのである。来週末の30日、午後12時に晴れていれば「武力とは無縁の」自衛隊員を拝見できるのである。大音響と共に。こういう機会、滅多にないだけに愉しみで仕方がない。
Oct 23, 2004
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とあるカメラ系量販店のダイレクトメールが来た。特に買い換えないといけないというものもないし、欲しいものは可能な出費と2桁も価格が違うからなぁ…とぼんやり眺めていると、こんなもの見つけてしまいましたっ(大雪崩)!!!…そりゃ松浦亜弥の人気は認めますし、限定生産という形を取れば「箱から出さずにそのまま保管する」という人も出てくるだろうけどさぁ…で、この「松浦 THEめざまし」(この商品名もインパクト、十分です)、どのメーカーが作ったんだ、と思い探ってみるとなんとリズム時計工業(株)。15,000台x8,925円=13,387,000円という決してメーカーの売り上げへの貢献は小さくはない金額、開発部門(事情をよくわかっている)がよく経営陣(若いアイドルの見分けがつかないかも)を説得できたものだと感心さえ覚えてしまいます。発売時期も12月20日とファンにとってみればまさに「ビッグクリスマスプレゼント」、ひょっとしたら発売日直後からオークションで取引が始まったりして(苦笑)…
Oct 22, 2004
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近くに自転車ロードレースに詳しい人がいたら、「一番有名な人は誰」と問いかけてみよう。かなりの確立で、「ランス・アームストロング」という答えが戻ってくるはず。ヨーロッパが発祥の自転車ロードレースにおいて偉大なる活躍を見せ、今年のツール・ド・フランスで前人未到の6連覇を達成した生粋のアメリカ人だ。その彼が「ランス・アームストロング基金」という団体を設け、癌と闘っている世界で1000万人の人々を精神的に救おうという活動を行っている。自転車乗りと癌。関係なさそうだが、ランスについては例外だ。自伝『ただマイヨ・ジョーヌのためでなく』で記してあるように、25歳、そろそろ自転車乗りとしても脂が乗り始めた時期に、生存率20%という絶望的な病-膀胱癌-が彼を襲った。だが、彼は自伝(邦訳版は2000年発行)を出し、毎年7月のフランス国内を自転車で駆け巡っている。つまり、生還したのだ。そのときの体験を通して、この基金は設立・運営されている。この基金に募金をしたいと思う方、クレジットカードを手元に置きLIVE STRONGと刻まれたリストバンドを(最小購入数量が10というのが残念だが)購入すればいい。先のアテネ・オリンピックでサッカー代表・小野選手から平山選手に渡されたのが、このリストバンドである。ファッションとしてではなく、克服できる可能性がある病から立ち直ろうとしている人へのエールとしてのリストバンド。ツール・ド・フランスを制したものに与えられるマイヨ・ジョーヌ(黄色いジャージ)を由来とする黄色のリストバンド。そこに刻まれた言葉が、患者に対して何も出来ない私たちが唯一かけられる一言、「強く生きるんだ」、この言葉をさらに強くする。
Oct 21, 2004
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<その1>図書館から「リクエストしていたCDが到着した」という連絡が来たので、本格的に降る前に、と図書館へ。それで借りてきたCD、さぁPCに取り込むぞ…と意気込んだがなぜか途中で曲が飛ぶ。ちらっと裏面を見ると…スクラッチやらわけのわからない染みなどがついていた。コンポで再生してもNG。まぁ、こういう日もあるさ。最初に傷つけた奴、出て来~い <その2>私が住んでいるアパートの大家さん(ちなみに1Fが大家さんのお宅、2Fがアパート)がやってきた。「今晩は雨戸、閉めてくださいね」という言葉を残して去っていった。思えば上京してから雨戸を動かした覚えがない。今夜は台風直撃の可能性もあるので、閉めることにしよう。 <その3>(もはや)月末につき一日二食の生活に突入。一応体は動いているけど、満足な食事を体が欲している。甘いものも食べた~い
Oct 20, 2004
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誕生してまだそんなに月日が経っていないにも拘らず、もはや「付加価値」を求められるようになってしまったのがUSBメモリーではないだろうか。容量はもちろん、カメラがついていたり、オーディオプレーヤー機能もあったり、オスの2倍程度の超小型など、各社しのぎを削っている…ところにこんなものが登場してしまった(大脱力)。開発元のソリッドアライアンス社はこれ以前にも「お風呂に浮かんでいそうなアヒルのおもちゃ」をあしらった製品も出しており、考えようによってはUSBメモリー業界のイーレッツと言っていいかもしれない。上記ハイパーリンクからのプレスリリースでお分かりの通り、この製品の肝である「寿司」細工は浅草・かっぱ橋道具街で食品サンプルを作っているメーカーに委ねるなど、とにかくまともに作っている。…とここまで来て値段を「時価」とする(毎週金曜日の築地卸売市場価格か原油価格のうち変動の少なかったほうを参考にして希望小売価格にする。これって結構大変なような…)など、ユーモア感覚も忘れてはいない。私自身は生魚が苦手なので今回発表されたネタにはひきつけられないが、玉子(握りでも巻きでもOK)が出たらすぐに食指、いや触手を伸ばすだろう。
Oct 19, 2004
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ツーカーグループが京セラと手を組んで、「およそ21世紀に発売されるもの」とは思えないミニマム仕様の携帯電話を出してきた。TK50という型番になるこの「ツーカーS」、画像をご覧いただければお分かりの通り「話せりゃええやん」をまさにそのまま素直に受け止めて開発させた製品。87gと思ったほど軽くないのが気になるが、14個のボタンと1つのスライドボタンというこのスタイル、まさに「説明書がいらない」端末だ。本年度のグッドデザイン賞も取得したこの端末、「機能てんこ盛り」の端末が幅を利かせている現在の携帯電話市場にどのように食い込んでくるのだろうか。ユーザーとして真っ先に思いつくのが子供・年配者といった社会的弱者。心身によほどの障害がない限り間違いなく使えるだろう。そして(これも昨今改善されつつあるのだが)企業の特性からカメラを持ち込めない職場で働いているサラリーマンも手を出してくるかもしれない。電話帳や着信履歴を表示する手段がないのを覚悟すれば歓迎して買い求める個人もいるはず。「携帯を支給したいけれど、遊びに使われては困る」という事業者もこの端末なら安心して従業員に携帯させることが出来るだろう。もしかすると「よく携帯壊しちゃって、通話料以上に修理代がかかってるんだよなー」という人にも勧められそうだ。何しろ壊れて困るものが貧弱には出来ていないのだから、意図的に床や壁に投げつけるといったことでもしない限り、修理に出すこともないだろう。新規契約で5000円程度と目測されているこの端末、ぜひ売れて欲しいものだ。
Oct 18, 2004
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「候補作になるとTVやDVDの発売が遅れるから」と米アカデミー賞へのノミネートを辞退して、投票日のまさに前日・11月1日に有料テレビで全米で放送を予定していた『華氏911』がテレビ局の「正当な問題」というほぼノーコメントの形によって放送が見送られることとなった。マイケル・ムーア監督はNBCの番組で「共和党が圧力をかけた」と糾弾し、テレビ局への損害賠償も辞さないという事態になっている。『華氏911』は観ていないが、ムーア監督の手腕や現代のアメリカの考え方の「形容のしようのないねじれ方」は高校での銃乱射事件を調査したドキュメント映画『ボウリング・フォー・コロンバイン』で理解している。この映画にも会長が登場した、銃乱射事件があった直後に集会を行っているというアメリカでも影響力の大きいロビイスト団体・全米ライフル協会(NRA)も「自由のために」と銃規制をちらつかせているケリー候補(彼もムーア監督同様、NRAの会員だそうだ)への変革より、現場のブッシュ体制の維持を表明している。投票日前日に作品を観ようと観まいと、それは投票者の権利として保護されてしかるべきである。それを圧力で封じようとする共和党の作戦には疑問を感じざるを得ない。現政権が後4年続くという確信があるのなら、このような行為は放っておいてもいいのではないか。だが、そうしなかった。つまり、弱気が先行して危機は回避しておこうという倫理が働いたのである。願わくば、このような蛮行を犯したと思われる共和党に背を向けて、良心のあるアメリカ国民がケリー候補を次期大統領にと動いてくれるといいが…
Oct 17, 2004
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食べ物もそろそろ温かいものが多くなってきたなぁ、と思っていた矢先に当選した山頭火の「合わせ」6食セットが予定通り到着。プレゼントということ自体嬉しいし、倍率が約440倍という中で当選した強運も(月末になると貧弱なものになる(泪))我が家の食卓の選択肢を増やしたという大貢献振りです。早速1食(ご飯とラーメン完食後に恒例となっているラーメン茶漬け)お腹に収め、幸せの余韻に浸っているところです。決して贅沢とはいえないけれど、思い入れがあれば食事はいくらでも美味しくなる。久々に心まで温かくなる夕食でした。
Oct 16, 2004
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MSN-毎日インタラクティブ 教育ニュースで課題に沿った報告書をインターネットを使い作成し、提出するという随分革新的だな、と思わせる選考方法を行っている大学があるという記事を見つけた。私も15年前は大学受験をしたので、興味深く記事を読んでいくと…この方式を採用しているのは北海道にある札幌国際大学。おそらく道民でもなじみの浅いこの大学、7年前までは「札幌静修短期大学」という名の短大であり、系列の高校も5年前までは女子高だった。昨今の少子化に合わせた「学校の倒産」に備えておこう、という流れに沿ったものである。さて、その問題の「ネット活用論文」、同校の「総合選択型のインターネット活用型」入試に登場するもので、従来の小論文ではなかなか出しづらかった「データに基づく論文」を問題として提示することが出来る。あとは受験者の情報収集力、データの信憑性を見極める能力、そして受験者のPC嗜好に任せられ、完成した報告書を持ち実際の試験(面接方式。なりすまし受験を予防するため論文には参考としたデータが記載されているウェブページのURLの記入が義務付けられており、そのデータに対する質問や、そのデータに行き着いた模様を再現することもあるとか)に望む。これで合格すれば校内LANの整った大学内でメールも出来るし、WordやExcelを覚えて就職に備える、という数年前には考えられなかった「PC漬けの大学生活」が実現することになる。センター試験で5教科すべてを受験すること、という理系・文系関係無しの紋切り型での選抜方式より、このような試験で入学した大学で育った人間のほうが自分の特性を早くから見つけ、大学に残るなり就職するなり強い意志で卒業後の進路へ踏み出す、という採用する側から考えれば「願ったり叶ったり」の適任者を採用できるのではないだろうか。今年度(2004年)は1人がこの方式を選択したが結局辞退、ということだったが、来年度入試でもこの方式が採用されるという。「行きたい大学をネットで絞り込んでいったらここだった」という声が多い札幌国際大学。あと7・8年もすればこのキャンパスで鍛え上げられた人間がネット社会をもっと楽しいもの、便利なものにしてくれるに違いない。
Oct 15, 2004
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