現代詩・個人詩誌「白黒目」豊原清明BLOG

2021.01.28
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闇夜づくりの赤林檎

昼間の
延々と続くような
黙の状況に
音楽を入れても
聴こえづらくては
何の意味もなく
音楽は空しく
耳を チクチクさせる

繰り返し
メディアの中で
悪魔の奔流が
毒を蒔く
しかし 茨は成長する
茨の心で
悪魔が悪魔を呪い
悪は報い入れられる

地下鉄で
マスク 外し
ふと 馬鹿にされたこと

朗唱しながら
うろつき 殺気づくり
感染の恐れ 或いは 疑い
独立国の体を呪う

ある日、怒ると

呪いの祈り
激しく
鍬となり
冬林檎かじる
中心骨を抜き取り
砕き
啜るようにして
果肉を食う

これは一つの儀式の詩です
馬鹿にする者
骨はごっそりと
抜き取られて
骸骨が地獄の大火へ
転がるのだろうか
私も 行く
行く 私も。
赦しなさい、赦しなさい

胸を打つ
胸に 怒りの薔薇なんて
ないのです。





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最終更新日  2021.01.28 11:40:07
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