現代詩・個人詩誌「白黒目」豊原清明BLOG

2021.01.30
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カテゴリ: カテゴリ未分類
若くない右手の平の意味

寒さ
手の皺が浅くて
つるつるしているように
思えたのは
今日だけのこと
昨日は 荒れていて
心も荒野の民であった
ゆっくりと寝息を繰り返し

高速ビルが建てられるのか

眠っている内に
世は進んでいて進んでもないようだけど
悪くなっていって
と言っても
献金も厳しくて
家計簿は冷えている体のよう
交わる相手の居ない
独身の男の体はかなり冷えて
テレビも消えて
映画も終わり

言いながら
文庫本を楽しんでいる
読書を
だが どれもカレーライスより劣る
喰うことが最大の楽しみで

食べている

雲は散り散り
陽はわずかに残る
インターネットの表示図が
眼に残っている
青くなった猫を洗い
懐かしく
雲のような
猫を追って 向こうの方に
消えて行く
儚い猫の去り際が
人生を終えていくひとのよう
禁煙パイポしゃぶって
夜を過ごす





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最終更新日  2021.01.30 17:14:56
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