現代詩・個人詩誌「白黒目」豊原清明BLOG

2022.02.18
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背中の声

ヒヤシンス
川に浮かぶ人の
死体みたいだ

遠い星を数えて
闇の砂場の上にシューズ
一つ置き
霊ごっこに耽る人たちは
背が丸くなっている

占いの人の目が
人を判断し雷を呼ぼうとするか
分からない

二月の猫の歩く時
恋はお菓子だと
猫の情欲を
じっと追いかける日
人に絡まって
倒して見ると
蚤が二列になり
顔の上を走った


蟻は
夢を潰され目が見えず
人は去っていく
人生が
空しかったのは

今、道徳や掟を殺し
したい放題
ヒートアップする人々
谷底に落ちても
後悔しない
馬鹿と呼ばれたら
馬鹿と言い返す
町中に吐いた呟きは
ギターの音にかき消され

床のタイルを剥がす
地面は唾と糞

客は居ない
一人
シャドウを斬る
刀で





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最終更新日  2022.02.18 19:55:52
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