現代詩・個人詩誌「白黒目」豊原清明BLOG

2023.01.18
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
一人であったか二人であったか

蛇に噛まれて
毒が駆け回り
余裕のなかった生涯が
点滅している

夢の墓に水を掛けて
静かにしていると
体がとても軽くなった

少し外に出たら

透き通った
豹のようでいて
農園を歩いている
自分の姿を想像した

何処にも行ってはならない
体が
がしんと受け止められて
連れられて行く
言葉不自由な人の
大きな声が
頭上を追い越して

飛んで行く

落葉のように衣服がボロボロで
鳥の最期と葉散り初める季節
彼女に何か良いことを
してあげられただろうか

僧の碗一つ鳴って
一膳めしを掻き食らう

剣を抱えて 寝て
朝は
自決の風の冷酷さよ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2023.01.18 20:08:46
コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: