現代詩・個人詩誌「白黒目」豊原清明BLOG

2023.01.31
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底の底では蟇が立つ

ぺろぺろと氷舐めて
痛いと我慢しながらコミュニティー
の 中に居続けたいと
切羽詰まって
奥歯を舌で弄るばかり

底から湧いて来る絶望が
生きようとする
絶望がなければ死ぬしかなく


私は誰とも抱擁したことは
ない
大人になって
体温が下がる一方
父からアイスマンと命名され
その気になっているのです
冬でもコップに氷何個も入れて
飲む
手は冷たくて
誰かと繋がりたい
世の中のメディアは噓つき

嘘で固めた両手両足
嘘の目玉と嘘の眼鏡と嘘の唇
嘘の流行歌と嘘の憲法に従い
ひたすら怯えているに過ぎない私は
冷水ボトル片手に

下さい

一人、身体から氷の唄が聞こえるでしょう





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最終更新日  2023.01.31 17:41:01
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