現代詩・個人詩誌「白黒目」豊原清明BLOG

2024.01.20
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カテゴリ: カテゴリ未分類
唇の枯れ井戸

忘れていた大切なひとを思い出し
なぜ、忘れていたんだろう
密接した関係だったのに
糸の縺れたハサミの切れ端
街のサ店で千円潰れ
視線に火が散り人が気になり
芸術論を脳裏に叩きつける意識
の 下へ入れと命じてぼんやり濃霧する

頭の線が切れそうで
意味を考えながら果たし状を
路傍に打ちつけて
光の叛乱に男心くすぐられて
何気なく移る目を全否定する
独裁者の心で
ドン・キ・ホーテのように成れと
伯父にからかわれたことがある
幼い頃、偉人になりたいと言ったら
誇大妄想狂になれと
囁いた

ポスタアに落書きして
ひーんとわがまま子
大声あげるセンター街の貧馬の唸り声
じゃんけんして咳払いして
愚かさに対して刃物を

がしんと立つからくり人形
春の日





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最終更新日  2024.01.20 18:57:16
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