現代詩・個人詩誌「白黒目」豊原清明BLOG

2024.01.26
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火の輪をくぐる

長い間、黙して
話すことは皆、どもりの祈りばかり
春峠に座してお茶飲んでいる
元・病人のむっちゃんは
今は心安らかに雀に餌をあげている

毎朝、基督に祈っている
(病気を治して下さい)
沈む水

極めて父を思う春の朝の万年床で
慌てふためき 一人
演じる息子役の空しき台詞
ああ、喋りたくない
息子の空疎な偽善の物言い等
霞を食べて
満腹を装うようなこと

訴えても振り向きもしない
女の子にしつこくつきまとい
告白する行為を繰り返す
心の奥底に沈む石を乗っけて

殺されたい
神に抹殺されたい
煩悩が死ぬ時、病気は治る?
僕はまだ信じ切れなかった
薬飲んで

御子を待って
ぼんやりしています
罅割れたコップは白。





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最終更新日  2024.01.26 19:08:15
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