現代詩・個人詩誌「白黒目」豊原清明BLOG

2026.03.04
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ふやけた指をじっと見る
仕事帰りの不自由なからだを
叩くかのような疲れたからだを
伸ばしてみれば
私はふやけた掌をつねって
罵って
心は悪夢を引き寄せる

今まで貰ってばかりである

初恋の人にあげた詩集は
釘打たれた血を誘う

人の全裸が残像を産む
物語は人の匂いから始まる
息 人に近寄れば
私は年齢並の人間である
素朴な疑問は飲む水によって
溶かされて
今、背徳の念が私を捕らえた
頭を揺らし悲しめば良いんだろう





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最終更新日  2026.03.04 19:10:34
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