現代詩・個人詩誌「白黒目」豊原清明BLOG

2026.07.10
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月夜の底の赤ランプ

トイレのランプを思い出す
夜中
おどおどきょろきょろした
午前中を思い出す
トイレの赤ランプを
人が入っているというしるしが
意味深く思える
人というものに人がいる意味を繋げて

此方へと向かって来る 日の光

夏になると 盆休みに向かって
少々の期待とわくわく感があっても
咳している
苦悩している
怒り狂う塩
蹴とばす群生
夢を見て失禁 閉じた頁を 拾うように
日々を消耗して行き着く果ては
区役所か
はきだめのような僕の心に

口笛吹いて無口のままで
存在する赤ランプ

湯気の溢れる浴槽の
罪深いわたしの体を撓えさせて
風の中では集中出来ず

父を呼ぶ

昔のあれこれがよぎる黒い薔薇色
静かなときめきを背負って
この汽車は走る





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最終更新日  2026.07.10 13:11:02
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