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あるポッドキャストを聞いて、私ができるエコ運動はオーガニックを選ぶということなんだなと気づいた。え?それって自分のためじゃないの?と思ってしまうことだけど、オーガニックを選ぶことで地球に負担をかけない農法を支えていることになるから。世界の農薬の25%がコットンの栽培に使われるという。コットンは口に入るものではないけれど、コットンの生産のために地球が汚されている。もともと農薬を買うより人件費が安い国ではオーガニックなんて騒がずともオーガニックをしていた貧しい国に「豊かな国のビジネス(金儲け)」というエッセンスが加わると、1年に何度もの収穫、人間が楽になるように農薬や化学肥料をヘリコプターで散布し、安いコットンはできるかもしれないけど、地球は?これって本当に安いってこと?「地球を元に戻す」という感覚は儲ける人にはないの?儲けっぱなし?「地球を元に戻す」コストを含めて本当は物の価格というものを考えなければいけないんじゃないの?石油って本当に安い資源なの?汚しっぱなしかよ・・・農業に限らず数々のビジネスはそうやって発展してきた。悲しいけれど、エッセンシャルオイルの精製においてもそうだ。アスベストもプルサーマルも水俣病も、洗剤をはじめとする有毒な石油製品、3000種類を超える食品添加物・・・ここには「母なる大地」「地球から与えられる」という考え方、リスペクトがない。人間中心、人間のためなら、ビジネスのためなら何をやってもかまわない・・・そうじゃなきゃ、こんなひどいことできるわけない。オーガニックは私たちに安全なものを与えるだけでなく、元気な畑を作っていく作業だ。元気な畑は元気な地球だ。アーユルヴェーダでは「その土地に住む生物(いきもの)のために、大地(地球)は必要なものを必要な時につくってくれる。だから、その土地でとれる季節のものを食べなさい。」「その土地の木で家を建てれば家は長持ちする」という。そしてそのルールに反して地球の摂理を無視していると大変なことがおきる・・・といった内容の言葉まで残している。古代の文明の方がずっとずっと聡明で水準が高かったのではないか?田舎とか土着と馬鹿にしがちな生活にこそ崇高な科学や文明あるのかもしれない。きっとそう思う人が増えてきたから、古代文明の研究なんてのもいま盛んなんだろうね。自分が「これは!」と思うものには少々高くてもオーガニックを選びたい。全部は無理。粗悪なオーガニックを法外な値段でビジネスにしようとしているところにも要注意。にせ・オーガニックもでまわるだろう。だから、自分の感覚を研ぎ澄ますしかない。自己満足かもしれない。でも、いい。私が選択できることはこれくらい。
2006年06月18日