どのタイプといわれても・・・

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ぷちアーユルヴェーダ講座日記

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2004年04月06日

３つのエネルギーについて紹介しましたが、自分のタイプはどれかわかりましたか？
たいていの人がどれももちあわせているのでは？

この３つのエネルギーをバランスで考えて、生まれつきのタイプがあります。円グラフをイメージしてください。ベンツマークのようにきれいに３等分したタイプもあれば、６：２：２ぐらいのヴァータタイプなんてのもあるわけです。

それに、この３つのエネルギーは自然界にも存在しますから、たとえばカファのエネルギーが増えやすい今ごろの季節は、どのタイプの人でもカファの影響を受けやすくなっていたりします。
その人の季節の過ごし方、毎日の過ごし方によって、今いちばん大きく現れているドーシャが生まれつきのドーシャとは全く違うものがでていることもある・・というのです。
たとえば、ピッタの性格の人がストレスがかかった結果実はヴァータタイプだったというように、本来のタイプがかくれてしまっているケースがあるというのです。

「じゃあ、本当の私のタイプはどうしたらわかるんですか？生まれつきのタイプって重要じゃないんですか？」

と、思わず先生に質問してみました。が、どのタイプであれ今現在バランスがくずれて悪化した（増えすぎた）ドーシャをおちつかせることが大事みたいです。もちろん違うタイプにおちついてしまうのはどこかストレスがあるのかもしれませんが、やっぱりストレスをなくしていけば本来のタイプにおちついていくという、自然にさからわなければ自分がみえてくる・・・みたいな、おおらかなもののようです。

それでも、「本来のタイプ」にこだわって「どうやったら！？」という私に「本来のタイプというのはアーユルヴェーダの本を何冊も読んでいくうちにわかりますよ。ひとことでは答えられない。」と、言われてしまい「バカの壁」にでてくる学生のような質問をしてしまったなぁと反省してしまったのでした。

テレビのディスカバリーチャンネルでみたインドのアーユルヴェーダ医師は１０８の脈を聞き分け、この人はヴァータが悪化して、ときどきうつになる・・・なんてことまで診断していました。脈は確かに人それぞれ違うんですよね。私はこどものころのかかりつけのお医者さんに脈をみてもらいながら「力強いんだけど、耐久力はないね」と言われたことがあります。今じゃとんとみてもらえなくなりましたけど。
インドでも、ものすごいデータの蓄積と分析が行われたんでしょう。私はこの診断（脈診）を受けたいぞ～。だけど、これって「生まれつき」を判断できるのかしら？うーむ。

生まれつきの体質を知るためには、占星術の要素も入ってくることもあります。一気に今の科学では証明できない世界に入っていきます。生まれたときの星や月の位置はドーシャにとても影響を与えるらしいのです。
そして、鉱物のもつ力にもリスペクトをおいている古代の科学は、占星術の結果、この石をもったほうがいい・・といった科学もあります。

「インド旅行をして占いをしてもらったら、いきなりルビーを買わされた。しかもニセモノだった」なんて「妖しいインド本」で紹介されている世界は、これの悪用だったんだわ・・・

と、アーユルヴェーダを語りながら、こういうこともあるので気をつけたいと思います。アーユルヴェーダと怪しいイメージや呪術的なイメージを混ぜ合わせてしまうのはすごく簡単なことなんですもん。と、アーユルヴェーダに興味はもちつつ、一気にインドフリークににはなれない私なのでした。

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