睡眠と生活習慣について考える

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ぷちアーユルヴェーダ講座日記

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2004年05月08日

「私、夜型なの。夜の方がアタマがさえてきて、寝るのはいつも２時くらいかな～」

そういう人はとても多い。私もお勤めの仕事をしている時は、ずっとそうでした。自分の時間をほとんど会社に売って終わりなんて耐えられなくて、つい夜更かし。夜１２時をすぎたくらいが一番なんだかすっきりしている。気づくと２時、だけど明日の仕事のために寝よう。明日が休みなら４時くらいまでおきていよう。

「寝る時間が私もったいないのよ」

そういう友達もいます。
「３時間睡眠法」なんていう本もでていて、鍛え方によって人間は本当に何でも可能にできるのかもしれません。

だけど、アーユルヴェーダ的にはそういう睡眠は精神に影響を与えるというのです。といっても、電気のない時代、電球もパソコンもテレビもない時代の話だと思うと、夜は寝るしかなかったのかな・・・とも思います。

掲示板でご指摘のあったとおり、白夜のある北欧では夜明けの９６分前なんて起きてられません（笑）
人種によっても、農耕民族がいたり、狩猟民族がいたり、体が強かったり弱かったりすることもあって、アーユルヴェーダの教えがそのまま全世界の人に通用するとも思っていませんが、アーユルヴェーダは考え方（科学）。ヴァータ・ピッタ・カファの考え方をとりいれると、その地域、今の生活の中にもうまく作用する方法はがあるのでは？と思います。

たとえば夜型人間、夜の仕事の人に１０時までに寝て・・・とはいかないけど、夜の１０時すぎがピッタの時間なので、この時間を勉強や仕事にあてれば、それはそれではかどるわけです。悪化するピッタをどこかでおさえるようにすればいいのです。

タバコもすうし、お酒も飲むし、昼夜ほとんど逆転していても、いつも穏やかで、元気な友人に「健康だね～」というと「そんなこと言われたのはじめて。みんな私のこと不健康だって言うよ」と笑われてしまいましたが、やっぱり「タフ」だな～と思うのですよ。私がそれやったら、確実に太ったし、動かなくなったし、部屋は散らかっていったし、精神的にもくよくよくんになっていきましたもん。

彼女は生理と排卵日を境にものすごく食べる時期と食べない時期があって、昼間ですが睡眠はバッチリとります。「料理なんてきらい～」といいつつも、ジャンクフードをがんがん食べるわけでもなく、好き嫌いもなく上質なお惣菜を食べ過ぎない生活です。お料理はあまりしませんが、仕事をしながら、お掃除や洗濯もこまめにやって、部屋も片付いています。本人は「全然運動なんかもしてないよ～ひきこもりよ～」と言いつつ、家事で体を苦もなく使っていて、太っているわけではありません。むしろナイスバディ。やっぱりバランスがとれているんだな～と思うのです。そして何年かぶりに会うと「今は夜更かしできないわ～」と悪い習慣がすっと消えてたりするんですよね。

悪い習慣って、若いうちはかっこいいし、ヴァータタイプには魅力的。で、歳をとったら体と相談して悪い週間をすっと捨ててしまうことは実はかっこいいことなのです。

太った友達はまわりから「痩せろ」警告を受けつづけぼやいていました。子どものときから太っているわけで、そういう人はそのまま「太った健康な老人」になるんだろうとなぐさめてあげてたんですが、その人は本当に歳をとっていろいろでてきましたね。
それでも、病気は医者が治すと思っているし、とうとう私まで「ちゃんと寝たほうがいいよ」と言うと「寝るのはもったい」「夜のほうが仕事がはかどる」と怒るうえ、「あなたには真面目な生活があってるのよ」とバカにするように言い出すので、もう何もいいますまい。です。

確かに生活習慣を正すことは、とても自分に制限を加えることです。やれることの幅をせばめているのだと思います。だけど、制限を加えるから結果的にダイエットになったり、若さを保つことも、元気でいられることもできるわけです。美容と健康はやっぱり手にいれたい。もてたいとか、長生きしたいとかじゃなく、これって人間の自然な欲求なんですね。

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