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私たち人間には、何も忘れて夢中になれる遊びも大切です。現代の娯楽といえば、映画鑑賞やゲーム、ショッピング、旅行などが挙げられるでしょう。娯楽の歴史を辿ってみると、身分制度の確立や、年中行事の一環として、貴族や一部の富裕層の間で、娯楽が楽しまれるものとなりました。平安時代では、TVや雑誌でよく見るように、鹿のなめし皮で作った鞠(まり)を蹴り上げ、落とさないように続ける「蹴鞠(けまり)」や、現代の囲碁にあたる「碁」などが、貴族の娯楽の一つでした。また、貴族の間で行われていた現代のポロやホッケーにあたる「打毬(だきゅう)」が、庶民にも波及し、長い柄のついた木製の槌で球を打つ「毬杖(ぎっちょう)」が、正月の楽しみとして広く普及していきました。江戸時代になると、労働者が江戸に集まり、寿司や天ぷらを、屋台で食べる外食が流行し、歌舞伎や落語、相撲なども、今と変わらず、人々を魅了していたのです。84歳の今の私は、ゴルフオンリーですが、若いうちは、囲碁、将棋、麻雀をはじめ、花札、競輪、競馬の博打に専念し、28歳で家を買ってからは、全ての博打をピタリと止めました。証券会社に勤めていた頃は、才能を磨くために、博打なら何でも挑戦しましたが、皆さんは、博打は、やめた方が賢いと思います。なぜなら、博打会社はつぶれた話を聞いたことがありません。言うことは、博打(ばくち)会社は負けないということです。私たちの生活をより充実させ、豊かにしてくれる娯楽の歴史に、今一度、関心を寄せたいものです。合掌
2026/05/01
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今日は、社会人すべての人に、非常に大切なことを書きます。特に、経営者や幹部の人は、常に、意識することだと思います。それは、必死になって、その人の良いところを捜すことです。「社会人基礎力」とは、人が、職場や地域社会で、様々な人と仕事をしていくために、求められるものとして、経済産業省が、2006年に提唱した概念です。ここでは、「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」の三つの能力で構成されており、「チームで働く力」は、その要素として発信力・傾聴力・柔軟性・状況把握力・規律性・ストレスコントロール力を挙げています。人数の多少にかかわらず、職場では他人とのかかわりが不可欠であり、このような要素を、備えておくべきであることには、誰しも納得できるでしょう。とはいえ職場における人間関係は複雑で、時には良好な関係を保つことが難しいこともあります。そのようなとき、この六つの要素のほかに「周囲の人の美点を発見する能力」を、付け加えて、解決の糸口にしてみてはどうでしょう。人間関係がこじれると、相手の欠点が、目につきやすくなるものです。人の長所や美点を見つける行いは、冷静な自己に立ち返らせ、内面を豊かに潤わせて、人間関係を修復へと向かわせることもあるのです。私は1990年から、精神障がい者の就労支援をしております。当初は、保健所・職安・精神科医の指導により、彼らの仕事の仕方を学びました。しかし、指導通りやりましたが、3ヶ月・半年・1年で退職しました。逆に私は、彼らに一人ひとり面接し、「弊社のどんな仕事をしたいか」と聞くと、3人が、アルミの切断や、プレス作業の危険作業を希望しました。私は覚悟して、危険作業に安全装置を付けました。以来35年以上、健常者のパートタイマーの女性が、カッターナイフで、怪我をしたりしますが、障がい者の方は、一人も怪我をしておりません。合掌
2026/04/30
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当社の毎週月曜日は、全員が集合し、各部門の責任者から、前週の出来高、今週の予定が発表され、工場長からは、今週の大切な行事や会社の現状について、所感が述べられます。これで、会社の現状や、行事、今後について、全員が共有する場となっております。私は、京セラフィロソフィ・稲盛和夫語録選集・稲盛和夫箴言集等、全部で258集の紐解きを行っています。今朝は、「すさまじい集中力を持つ」でした。仕事をするときには、次から次へといろいろな問題を短い時間に判断し、解決していかなければなりません。問題に遭遇したときに、一瞬で問題の核心をとらえ、判断できなければ、問題は常に先送りされ、仕事が進まなくなってしまいます。問題に対しては、意識を研ぎ澄ませ、すさまじい集中力で、あたかも太陽の光をレンズで一点に集めるように、全神経を集中させる必要があります。しかし、それは常日頃から集中して考えることが、習慣化されていなければ、決してできないことです。日頃からどんなささいなことに対しても有意注意を心がけ、すさまじい集中力を注いて、真剣に考える習慣を身に付けることが大切です。ここからは、私の所感ですが、友人で英語をしゃべれる人が、外国人と英語で話す時は、まず頭の中を英語だらけにし、英語で考えて、英語で発言することになると言われます。ということは、言葉をしゃべる時だけでなく、何かに集中するということは、或る問題に集中し、頭の中すべてを、その問題だらけにしないといけないということになります。目の前の問題を、次々と判断・解決する→すさまじい集中力を持つ=頭の中をそのことでいっぱいにする→時間は万人に共通なので、そのことを考えている時間が、その人がしたことになります。即ち、集中力を持つということは、頭の中すべてをそのことに集中させるということになり、言い方を変えれば、<何を考えるのに、頭を割り当てるか>が、我々の出力を決めることになります。立派なことを為し遂げた人というのは、どれだけ、連続して集中した時間を持ったかが、その人の人生となります。要するに我々は、ぱっぱと頭を切り替え、どれだけ集中する時間を持つかです。時間配分は、大切だと思っていましたが、どれだけ頭を切り替え、切り替えたことに集中するかにより、成果が大きく違ってくることを、改めて認識しました。合掌アルミケース・アタッシュケース製造販売のアクテック株式会社ソフトケース・タブレットケース製造販売のアクテック株式会社
2019/02/18
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休日に、リフレッシュしたいと思っても、思い切り楽しめない、また、何かを、始めようと思っても、行動に移せず悩んだ経験は、誰しもあるでしょう。そのように、行動に移す気力が湧いてこない時は、「心のエネルギー」が枯渇(こかつ)しているのかもしれません。休日に英気を養おうと思っても、仕事のことを考えていたり、家族をおいて自分だけ外出する際に、申し訳ない気持ちになったりすることはないでしょうか。私は創業し、3人の息子がいながら、休みといえば、或いは連休となれば、家族サービスは何もできず、お客様の接待ゴルフに明け暮れました。小学時代の3人の息子は、父親無しで過ごしました。このような状況は、心のエネルギーが溜まりにくいといえるでしょう。こうした気持ちを変えるポイントとして、休日は、明日の働きを一段と活発にさせるためのものと捉えて、思い切って楽しむことです。また、隣・近所の家族と、楽しんでいる時は、温かく見守り、応援することも大切です。たまに、私が休みの時は、普段、居ないことのお詫びとして、当時、流行っていたファミリーレストランや、両親も一緒に“焼き肉”を食べに行きました。心に不満や不安などのマイナス感情を抱えると、人間関係がぎくしゃくする要因にもなります。心のエネルギーを満タンにして、活力溢れる気持ちの良い毎日を過ごしたいものです。合掌
2026/04/29
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バランスのとれた人間とは、何事に対しても常に「なぜ」という疑問をもち、これを論理的に徹底して追及し、解明していく合理的な姿勢と、誰からも親しまれる円満な人間性をあわせもった人のことをいいます。いくら分析力に優れ合理的な行動を貫くスマートさを備えていても、それだけでは、周りの人々の協力を得ることはできないでしょうし、逆にみんなからいい人だといわれるだけでは、仕事を確実に進めていくことはできません。私たちがすばらしい仕事をしていくためには、科学者としての合理性とともに、「この人のためなら」と思わせるような人徳を兼ね備えていなければなりません。これも難しい話ですが、ビジネスの世界では、あらゆる問題が、すべて理屈で証明されなくてはなりません。徹底した合理性(物事が道理や論理に適っていること)が必要です。ところが、一歩、会社を離れれば、その対局にある仏の世界など、精神的な領域も信じられる人間でなければならないということです。幸い私は、お婆ちゃんの影響か、小さい時から神仏を信じていました。それが、不思議なことに家内も神仏信仰者で、結婚当初は、夫婦で神社仏閣めぐりをし、奈良薬師寺再興の時は、休みのたびに、高田好胤管主の講話を聴き、写経するのが恒例となりました。ビジネスの世界では、徹底した合理主義者であり、しかし、それ以外ではロマンチストであり、形而上学的なことも考えられる人でなければいけません。塾長は、この両面のバランスが必要だと言われるのです※「形而上」という哲学用語は「非物理的な理念・観念・概念・信念」等を意味し、それらを研 究対象とする哲学の分野を「形而上学(けいじじょうがく)」と呼ぶ。合掌
2021/02/13
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不況のときには、新製品開発に全力を尽くすのです。 忙しさに紛れて着手できなかった製品や、お客様のニーズを十分に聞けていなかった製品を、積極的に開発しなくてはなりません。それも技術、開発部門だけでなく、営業、製造、マーケティングも協力して、全社一丸となって新製品の開発を進めていくべきです。 不況時には、お客様にも時間の余裕があり、また何か新しいものを求めているはずです。その時に積極的にお客様を回り、新製品のアイデアやヒント、あるいは今までの製品に対するクレームなどをよく聞いて、それを持ち帰り、新製品開発や新市場創造に役立てるのです。合掌
2021/06/18
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日本には、それぞれの土地ごとに、存在する社会生活上の 「ならわし」 や 「しきたり」 、いわゆる 「風習」 があります。山陰の私は、子供のときの山椒大夫 安寿と厨子王の物語が忘れられません。特に、弊社の創業の年にあたる、1972年(昭和47年)5月15日に、本土復帰した沖縄県には、また本土とは違う風習が、たくさん残っています。その沖縄県では、親族が一堂に会して、墓前で行うお祝い行事の 「清明祭(シーミー)」 など、特に旧暦の行事が、大切にされています。旧暦は太陰暦(たいいんれき)ともいい、私たちが普段使っている太陽の公転周期に合わせた太陽暦とは異なる、月の満ち欠けを基にした暦です。沖縄県では旧暦の毎月 「一日」 と 「十五日」 に、同県では神様と親・祖先に祈りを捧げる風習があります。両日共に、家族の安寧と発展への願い、感謝の心が根本になっていますが、その受け継がれ方は、地域や家庭により様々です。ある家では、酒とお茶を神前と仏壇に供えて、月がこれから満ちていく新月にあたる「一日」 は、家族の健康と活躍を願います。一方、満月の日にあたる 「十五日」 は、家族が健康に過ごせていることに対しての感謝のみを伝えます。代々受け継がれてきた行事は、なぜ行われているのか、その根本の精神を知ることは、時に私たちに誇りや熱意を、呼び起こしてくれるでしょう。合掌
2025/04/30
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創業当初(1972年)は、オーストリア・ウィーン生まれのユダヤ系オーストリア人経営学者、ピーター・ファーデンナンド・ドラッカーの著書をむさぼり、手にした時は一生懸命読みました。創業したものの、経営者はどのようにしたらいいのかが、解らなかったのです。解らないまま、ただひたすら、モノづくりの工場づくりに突っ走り、日々、問題が起きる度に、その場で判断する毎日でした。仕事に対する認識について、経営の神様と呼ばれるピーター・ドラッカーは、著書『マネジメント』において、次のように記しています。「三人の石工(いしく)の話がある。何をしているかを聞かれて、それぞれが 『暮らしを立てている』 『石切りの最高の仕事をしている』 『教会を建てている』 と答えた」。同じ仕事に取り組んでいても、その捉え方は三者三様であることを例示しています。ドラッカーは著書の中で、「三人目の石工がマネジメントの人間である」と評しているのです。それでは「何のために、その仕事をしているのか」と問われた時、自分ならどのように返答するでしょうか。まずは、「自身に与えられた仕事が、会社や組織の目標と、どのようにつながっているのか? 売上や生産性に、どのように貢献するか?」を考え直してみましょう。一人ひとりが、自身の仕事の目的や、企業目標を、しっかりと認識した時、団結力が深まると共に、より良い成果になって表れるものです。改めて言います、「仕事の目的を明確」にしましょう。合掌
2024/02/27
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子供の頃は、この日ばかりは、大忙しの日でした。二月八日は「事八日」です。正月行事が終わって、人々が日常生活に戻り、農作業を始める日とされています。この日に行われる伝統的な風習の一つに「針供養」があります。「針供養」は、古くなった針を、感謝をこめて供養する行事です。母親は、呉服屋の娘であり、私が福知山に住んでいた頃は、沢山の女性が家に集まりました。服地で着物を縫い、そのデザインが奇抜で、飲み屋の姉さん達が集まったのです。硬い生地などを刺してきた針を、労(ねぎら)う意味もこめて、豆腐やこんにゃくなど柔らかいものに刺して供養します。隣は、真言宗の寺で、すぐ近くに神社もあり、そこで供養しました。日本人は、すべての生き物はもちろん、道具などの物にも命が宿ると信じてきました。針以外にも、刃物やハサミ、人形の供養などが行われています。今まで使ってきた物を捨てるときに、ただゴミとして捨てることに申し訳ない気持ちを抱くといわれています。職人は、自分が扱う道具を、自分の分身のように大切にします。私は、アルミケースやソフトケースを、受注生産する会社を創業しましたが、製造業の現場で機械に愛称を付けるのも、機械を生き物として扱っているからです。物を大切に扱うことを意識する一日にしたいものです。合掌
2026/02/08
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私は1972年31歳で、当時の松下幸之助氏や井植歳男氏が成功された大阪府門真市で創業し、何もできない自分ですが、必ず成功したいと思い、縁をかつぎ門真市で開業しました。現在は、次男の2代目芦田知之社長になっておりますが、まさか次世代に引き継げるとは思いませんでした。 54年後の現在も順調に営業しています。しかし創業20年目に、2年間続けて年商が3割ずつダウンし、半分になってしまいました。それを機会に朝礼で、倫理研究所の「職場の教養」と、「京セラのフィロソフィ」の輪読と所感を述べることにしました。「わが願い たぐいもなけれ しみじみと 人類の幸 思うなりけり」 という短歌があります。 作者は倫理研究所の創設者・丸山敏雄氏です。「たぐいない」とは「他に比べるものがない」という意味です。それくらい強く、深く人類の幸を、念じているということが読み取れます。倫理研究所の目的の一つである「民族の繁栄と、人類の平和に資する」とありますが、丸山敏雄氏の短歌の願いに通じるものが、あるといえるでしょう。どの会社にも、創業者の精神があります。その精神は、会社の理念や目的として、文章化されていることが多いようです。弊社は、毎年、その年の経営方針を、冊子にして全員に渡しています。日々の業務に追われていると、自分は何のために働いているのかという目的を見失ってしまいがちです。 そのような時には、創業の精神を再確認することが大切です。朝礼等で、毎日読む習慣をつけるのも、良いかもしれません。弊社では、毎朝の朝礼で、違ったフィロソフィを読み上げ、その所感を述べています。会社の目的を果たすために、創業者の思いを知り、自分の仕事に対する心構えや今の自分に何ができるのか、常に考えていきましょう。合掌
2026/03/17
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日本では、365日、毎日、何の日かが決まっています。今月であれば、3月3日は「ひな祭り」とか「桃の節句」とか言いますが、「何の日」が決まっているのは、年、何日かだと思っている人が多いです。ちなみに、今日は多くあって、・国立競技場落成記念日・マフィアの日・信長の野望の日・妻がうるおう日・スポーツ栄養の日・サラサーティの日・+Style・スマート家電の日・白黒猫さんの日などです。私は本が好きで、中学時代からは、毎夕食が済んだら福知山の新町商店街の2件の本屋に行きました。その内の1軒は、父親も知っていたので、「付け」で本を持って帰ることができました。4月23日は、「世界本の日」です。国際的な記念日として、1995年ユネスコのパリ総会で制定されました。本の良さを再認識し書籍や作家への敬意と、出版や著作権の保護を促進するのが、主な目的です。日本では、2001年に4月23日を「子ども読書の日」に制定して、子供の頃から本に親しんでもらう活動が盛んに行われています。上皇后美智子さまは、『橋をかけるー子供時代の読書の思い出』の中で、「本の中で人生の悲しみを知ることは、他者への思いを深め、作家の創作の源となった喜びに触れることは、読む者に生きる喜びを与えます」と書かれています。情報ツールが紙媒体からインターネットへと移行して、本もスマートフォンやタブレットで容易に読める時代ですが、読書よりも、その他の用途に活用する機会の方が多いのではないでしょうか。読書による脳の活性化は、認知症などの病の予防効果があるそうです。知性や感受性を磨くためにも、読書の習慣を持ちたいものです。合掌
2026/03/30
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何回も書きますが、私達が住んでいる日本は、春・夏・秋・冬の四季がありますが、地球の北部・中部・南部に住んでいる人は、一年中、冬か真夏です。残りの北半球、南半球の各国は、それぞれに陽気がありますが、詳しくは書き切れません。「天気が悪いんじゃない、着ている服が悪いだけ」。これはノルウエーに伝わることわざです。スカンジナビア半島の西岸部に沿って、縦長の国土を持つノルウエーでは、雪や雨の日が多く、悪天候を理由にしたら、何もできなくなってしまいます。こうした考えは子育てにも生かされております。北欧では、赤ちゃんに屋外で昼寝をさせて、外の新鮮な空気を吸わせることで、健康に育つと考えられています。そのため、氷点下になる真冬でも、赤ちゃんにはウールのセーター、ダウンのロンパース、帽子などの防寒着を着せ、毛布を掛けて外で昼寝をさせるのです。また、園舎を持たず、子供達が一日を森で過ごす「森の幼稚園」も北欧では一般的です。子供たちは季節、天候を問わず、ありのままの自然を楽しむのです。それにしても、氷点下の屋外で日光浴をさせるとは、四季のある日本では信じられません。私は日本人で良かったと思いました。気候変動の激しい近年、土砂降りの雨の日も、うだるような暑い日もあるでしょう。その時々の状況に相応(ふさわ)しく対処し、大いなる自然の営みを受け入れ、受容の精神を培(つちか)いたいものです。合掌
2026/04/26
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