今日は10月21日、マンフレッド・マンの誕生日です。彼はクリフ・リチャードと同じ1940年生まれですから、63歳になったわけですね。 マンフレッド・マンについては、以前、モッズ関連曲で『5-4-3-2-1』のことを書きましたが、今日は世界的に大ヒットした『ドゥ・ワ・ディディ・ディディ (Do Wah Diddy Diddy)』のことを、ちょっと書いてみようかと思います。
この曲を初めて聴いたのは、ビートルズを筆頭にいろんなバンドがアメリカ経由で日本にも紹介された時期で、いわゆる第1次ブリティッシュ・インヴェイジョンの最初の頃でした。 マンフレッド・マンといえば、この曲と『シャ・ラ・ラ (Sha La La)』の2曲が流行って、僕の頭にはある種の固定されたイメージができあがっていました。従って、友人が持っていた LP を聴かせてもらったときには、とても驚いたモノです。実にいろんなタイプの曲が入っていて、その多彩さに戸惑うほどでした。
『ドゥ・ワ・ディディ・ディディ』と『シャ・ラ・ラ 』の2曲に共通していることがあります。どちらも大ヒット曲だったということと、タイトルがスキャットみたいな、意味無し言葉だという以外に、どうしても触れておかなければならないことが...。それは、どちらも原曲がガールグループの曲だということです。 『ドゥ・ワ・ディディ・ディディ』は、The Exciters が、『シャ・ラ・ラ 』は、あの The Shirells がオリジナルです。
元々 60年代前半のイギリスのバンドにカヴァー曲が多かったのは周知の事実ですが、彼らがガールグループや女性シンガーの曲も多く採り上げているのは、特筆すべきことじゃないかと思うんです。このことは以前 "To Know Him Is To Love Him" のことを書いたときにも少しふれましたけどね。とにかく人種・男性女性の区別なく良いものは良いと、自分たちのレパートリーに取り入れた姿勢が素晴らしいとも言えます。 ビートルズやピーター&ゴードンに限らず、ホリーズ、サーチャーズ、マンフレッド・マンなどは、特に積極的に女声モノをやっていますね。
こちらも思わず歌いたくなってしまうようなハッピーな雰囲気がとても嬉しくて、今でも忘れられないんですが、その時彼らの歌っていた歌は、 ♪ There she was just walking down the street Singing,"Do wah diddy diddy dun diddy do."...... という、おなじみの『ドゥ・ワ・ディディ・ディディ』でした。 こんな風に若者に歌い継がれているなんて、考えてもいませんでしたから、ちょっと意表をつかれましたが、いい光景でしたよ。
The Exciters の歌ったこの曲が、マンフレッド・マンにカヴァーされたことで、スタンダードナンバー化したのだとすると、彼らの功績は大きいと言わねばなりません。