Road to an Agriconsul

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2007年05月07日
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カテゴリ: 家族


 ところで子供にとっての誕生日は、かつての自分がそうであったように、格別でなものある。それは日常とは違った自分だけの特別の日で、そのメインイベントは何と言ってもプレゼントをもらえることである。
 そして今回の5歳の誕生日、長男は祖父から「仮面ライダー バトル100超百科」という本を贈られた。この本はすっかり長男のお気に入りとなり、私は毎晩のようにこの本を読むようにせがまれているのだが、実はせがまれている私もまんざら悪い気持ちはしない。なぜなら私にとってもそれは「お気に入りの本」になっているからだ。

 我が家では寝る前に子供に本を読んで聞かせることを習慣としている。これは主に妻が担当しているのだが、その理由は私が1冊も読みきらぬまま、子供より先に寝てしまうことが多いからだ。
 私のなかでは本を読んで聞かせているつもりでいるのにもかかわらず、現実には話がどんどん脱線していってしまう。そして途中で子供に小突かれて、多少正気に戻るものの、すぐに眠りに落ちて、また小突かれるということを繰り返している。次男からは、「パシーン」と顔面平手打ちを食らわされてる始末だ。

 しかしこの仮面ライダーの本を読んで聞かせることに限っては、ぜんぜん眠くならない。それどころか思わず私自身が本に見入ってしまい、読み聞かせるのを忘れてしまうため、長男から「ちゃんと声に出して読んで・・」と催促されてしまう。
 けれどもこの「超百科」に散りばめられた戦闘シーンの写真を見ていると、幼少時代友達たちとライダーごっこをして田畑や公園を走り回ったことや、野性味あふれる「仮面ライダーアマゾン」が自分のお気に入りだったことなどが思い出されてきたり、また本郷猛に扮する藤岡弘も当時はこんなに若かったのかと眺めたりして、ついつい自分の世界に入ってしまうのである。

 ただこのように改めて仮面ライダーたちをよくよくみていると、悲しいかなつまらぬ大人の観察眼も持ち上がってきてしまう。
 例えば仮面ライダーのベルトであるが、今見るとその大きさに改めて驚かされる。確かにライダーにとってベルトは命であるが、まさにボクサーがチャンピオンベルトをしながら戦っているような様子で、さぞかし戦闘しにくかったのではないかと思う。そしてその形はまさにウエストポーチのようである。
 また強化再開像手術で復活した仮面ライダー新1号が着ている上下のスーツなどは、まさに昔の学校の白い二本線が入った紺のジャージである。とても今ではヒーローとして許されないような衣装を身につけているのである。

 ところで仮面ライダーではないが、ウルトラマンについても最近似たような視線で見てしまうことが多くなった。
 昔は、登場する怪獣に自分の家も壊されてしまうのではないかと心配したり、またウルトラマンが怪獣との戦闘に勝って、宇宙に向かって飛び立ったときに、家から外にへで空を眺めてウルトラマンを探したりしていた私も、もうすっかり30歳半ばになってしまった。そして我が家のトイレの壁に貼ってあるウルトラマンたちの大きなポスターを便器にしゃがみながら見ては、夢のないことばかり考えてしまう。
 例えばウルトラマンの靴や手袋が消防団の防火服のそれらとそっくりであるとか、ウルトラマンセブンの股間の○○○はとても大きくて、さぞかし中に入っている方は、スーツに締め付けられて苦労したのではないかとかそんなことをである。

 言うまでもなく長男は人間がライダーやウルトラマンの中に入っているなんてまったく思っていない。いずれは分かることなのだが、せめてしばらくは夢を描かせるように、間違っても「中に人が入っている」なんて、布団の中で寝ぼけながら言わないように気をつけなければならないと、息子たちが夜寝静まった後に、一人その仮面ライダーの写真百科を眺めながら思うのであった。








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最終更新日  2007年05月09日 00時21分51秒
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