Road to an Agriconsul

Road to an Agriconsul

2007年06月09日
XML
カテゴリ: 農業一般



 そしてその農業高校での「ババコ」栽培を通して、わたしが壮絶なバトルを繰りかえすこととなる昆虫に現地で「カルガドール」と呼ばれる蟻がいました。

 この蟻の生態は大変興味深いものがあります。
 日本でもTV番組などで、「切り取った葉を担いでセッセと巣に運ぶ可愛らしい蟻の姿」が紹介され、見たことがある方も多分いるのではないでしょうか。日本では「ハキリアリ」という名前で呼ばれていると思います。
 まさにアマゾンを体表する昆虫の1つで、現地でもお土産のTシャツなどに絵がプリントされていて、わたしもはじめの頃1枚買っては愛用していました。

 イソップ童話の「蟻とキリギリス」にあるように、基本的に蟻は働き者なのでしょうが、この蟻が列を成して自分の身体の数倍もある葉を運ぶ様子は、まさに働き者の代表格というべき姿でした。
 この蟻は、葉を自分の巣へ持ち帰るのですが、その持ち帰った葉を噛み砕いてドロドロにして巣の中へ引き詰め、そこにキノコ(カビ)を生やしては、それを食料とするのでした。まさに彼らはわたしと同じで、「農業」をしていたわけです。それが「地上」か「地中」の違いがあるわけですが・・・・。

 ところで当所、アマゾンの動植物を博物館的視点で眺めていたわたしは、この「カルガドール」についても、同じように眺めていました。それは当たり前といえば当たり前のことで、それまで見たこともないものばかりですから、色々と興味がそそられるわけです。
 ですから、この「カルガドール」について、現地の人からその生態を教えてもらったときには、とても感動し、この蟻を見つけては、葉の運ぶ姿を目で追い、その彼らの連なりに沿っては巣を発見して楽しんでいました。

 つまりわたしは、この蟻の間に何の利害関係をみいださない、単なる観察者であったのでしょう。
 しかしあるときを境に、わたしはこの蟻に注いでいたそれまでの客観的視点を失い、その関係は、熱い格闘の日々へと急展開していったのでした。

 つづく

ハキリアリ
 <カルガドール(ハキリアリ)>











お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007年06月09日 07時52分05秒
[農業一般] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

プロフィール

Koby.K

Koby.K

カレンダー

お気に入りブログ

まだ登録されていません

フリーページ


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: