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2024年06月03日
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カテゴリ: 雑感



「光る君へ」に戻ると、枕草子は定子を元気づけるために執筆されたというエピソードがでてくる。さすがに紫式部のアドバイスはないだろうが、元気づけるという動機は学説にもあるという。枕草子は楽しいことしか書いていないが、これは清少納言が勝気であったためと言うよりも、定子を元気づけるためといった方が説得力がある。以前、枕草子を読んだときには、正直言って、どうでもよいことばかりを書いたつまらない随筆という印象があったのだが、あらためて読み直してみると、これが非常に面白い。
最初の春はあけぼの…の段でまず、こんなきれいな情景を思い出してみてよと誘い、平生昌や翁丸のエピソード、好きな山や市の段では、あの頃、あんな面白いことがあったわよね、あんな話でもりあがったものよねというような肉声が聞こえてきそうである。没落した人が過去の全盛期の回想にふけるのは今の人の感覚では空しいとかなんとかいうのだろうけど、当時の定子と清少納言の間ではそういう素晴らしい時代の楽しい想い出だからこそ残しておきたいという了解があったのかもしれない。そしてそれが定子の生きる力にもなっていた。「光る君へ」で今後の枕草子執筆がどう描かれていくか興味深い。清少納言は書いたものをその都度定子に読み聞かせ、当時を知る女房達も一緒に聞いたのかもしれない。当時は紙は貴重であり、漢籍などの学問書籍は別にすれば、書いたものは何人かに読み聞かせるという場合が多かったという。狭い貴族社会の中では、登場人物に知った名前も多かっただろうし、思い当たることも多い。また、急速に没落していった中関白家に対する同情もあった。枕草子は貴族社会の中で人気を博し、そこに描かれている美意識や人間観察にみるべきものがあったので、時代を超えて後世に残っていった。
徒然草も若い頃に読んだときには、こんな貧乏くさくて枯れた随筆のどこが面白いのだろうと思っていたが、年齢を重ねて読んでみると、意外と面白い。枕草子も、いままで読んだときにはどうしても面白さが分からなかったが、今、改めて読み、ようやく面白さがわかりそうである。





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最終更新日  2024年06月03日 12時54分08秒
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Re:「光る君へ」と枕草子(06/03)  
・曙光 さん
>ただ、史実の部分は平安絵巻として、紫式部を主人公にした部分はフィクションとして見ればかなり面白い。

「光る君へ」は吉高由美子の好演と大石静の脚本力で、時代劇として戦さ、活劇場面がないにも拘らず,よく持ち応えていると言えるでしょう。
ドラマで今迄の処、最も刮目した役者は紫式部の父親(藤原為時)役の岸谷五朗でした。こんなに渋くてうまい役者だったかとかと改めて見直しました。今後道長と紫式部の展開に目が離せません。

又、ドラマが史実と違うという指摘は、余にも知的レベルの低いお粗末な話でしょう。
ドラマは史実と違ってナンボであり、ドラマは史実と違ってこそ価値があるのです。
年表にある一行をモチーフとして、いかに長編小説に仕立て上げるかが、脚本家の腕の見せ所であることは言うまでもない事です。

ただ世界的に見て、文学的に人類学的に価値の高い「源氏物語」及び「枕草子」を,日本人が、大河ドラマ「光る君へ」を観て、今一度振り返る機会となれば、それは大いに有意義なことと言えるでしょう。



(2024年06月04日 18時30分16秒)

基本を抑えない脚色は、ファンタジーですよ  
鳩ポッポ9098 さん
>紫式部を主人公にした部分はフィクションとして見ればかなり面白い。

それは、もはや大河ではなく、単なる時代劇ですよ。前の副将軍が、全国漫遊の旅に出て、行く先々で治外法権を発動して悪を懲らしめるのと程度の差の問題でしかない。

史料の基本は押さえながら、独自の解釈により脚色を加え、通にもなるほどそうきたか、といわしめるのが大河でしょう。結果を分かって見ている人が一定数いて、その人達に支持されない作品は大河とは言わないと思う。

紫式部の場合は、史料どおりに陰キャで陰湿な部分をしっかりと描いてほしいのです。清少納言を知ったかぶりの軽薄な女と罵っているのも含めて。

本人も自分の性格の悪さに悩んでいたフシがあり、対人関係で鬱になって引き篭もっていた時期もあるのですから、現代人にも共感を得やすいと思うのです。紫式部はその卓越した才能とは裏腹に、極めて保守的なタイプの人間性であった事をしっかりと書いてこその大河ですよ。そのあたりは、有り得ないような衝撃的な結末につながる、主人公の闇落ちをしっかりと描いていた鎌倉殿との大きな差です。

今回のは、年配の女性にはウケがいいようですが、逆に言うと若い世代は、ああいうくどい恋愛物語は好まないし、主人公を取り巻く登場人物の善男善女ぶりにも嘘くさいものを感じて当然でしょう。又、上記のとおり旧来の大河好きにも訴求できていない。だから、全体的に見れば視聴率は大爆死の家康並みに低調なのでしょう。

>元気づけるという動機は学説にもあるという。枕草子は楽しいことしか書いていないが、これは清少納言が勝気であったためと言うよりも、定子を元気づけるためといった方が説得力がある。

いや、勝気というよりは枕草子ってか清少納言自体が、平安のインフルエンサー的な存在であり、当然見られる事を意識して書いており、かつ承認欲求も強いわけですよ。今のキラキラ女子と殆ど同じで、かつ自立志向も強い。励ますという意図があったかどうかは分かりませんが、まあ日記に言葉を尽くして人の悪口を書きまくる、藤原実資や紫式部とは真逆の態度と言えるでしょう。

体言どめの書き出しの文体で、キャッチーな書き方からして、この当時としては、かなり珍しい、読ませる事を意識した表現なのではないかと思いますよ。 (2024年06月04日 22時24分59秒)

Re[1]:「光る君へ」と枕草子(06/03)  
七詩  さん
・曙光さんへ

史実については平安時代の権力闘争の物語は大鏡や栄花物語などけっこう面白いのですが、あまり動きがありませんね。
紫式部を中心とする部分はいっそ紫式部をやめて彼女をモデルにした架空の女性とした方が、むしろファンタジーとして楽しめそうです。
いくらなんでも、それはないだろう…という少女漫画的展開ですから。
でも、このドラマをきっかけに平安文学に対する関心がたかまればそれはそれでよいのかもしれません。
(2024年06月05日 07時33分32秒)

Re:基本を抑えない脚色は、ファンタジーですよ(06/03)  
七詩  さん
鳩ポッポ9098さんへ

過去にそんなに大河ドラマをみていたわけではないのですが、今回は大河ドラマの韓流化のようなものを感じます。大昔、平賀源内を主人公にした天下御免という異色時代劇がありましたが、あのノリのようです。
平安中期の政治闘争は史実どおりなのですが、紫式部を中心にしたところは、むしろ彼女をモデルにした架空のヒロインとした方がよいのかも。
(2024年06月05日 07時46分04秒)

紫式部の要素が皆無なんですよね  
鳩ポッポ9098 さん
>平安中期の政治闘争は史実どおりなのですが、紫式部を中心にしたところは、むしろ彼女をモデルにした架空のヒロインとした方がよいのかも。

いや、なんというか、この大河における史実はあくまでもオマケなんですよ。史実というのは、こんな事がありましただけじゃないんですよ、この人間がこういう行動を取ったのは、こういう性格の人だから、という、言わばその時代に起こった出来事を追体験する為に必要な物なのですよ。しかし、本作を見るに史実は、恋愛ファンタジーの添え物でしかない。道長とまひろは善男善女で、為時は誠実を絵に描いたような男、勝手に周りが動いていく印章しかない。

又、どう見てもあのまひろなる登場人物には、史実に残る紫式部の特性が皆無である。モデルとすら呼べない。紫式部の保守的で陰湿なキャラクターを、皮肉屋でブラックジョーク満載の毒舌女として演出する事も出来たはずです。また、道長は若い時から豪胆で強引な性格だった事ははっきりしている。リーダーシップのある営業部長タイプの俺様系道長を、皮肉屋で根暗なストーリーテラーの紫式部が語るという設定にすれば、それはそれで面白い作劇になったと思うのに、ファンタジー要素満載で善男善女の恋愛物語に収斂しているところが、どうしても受け付けません。

単なる時代劇なら他所でやれという事ですよ。 (2024年06月06日 09時03分31秒)

Re:紫式部の要素が皆無なんですよね(06/03)  
七詩  さん
鳩ポッポ9098さんへ
そうですね。枕草子には同時代の貴族がでてきますが、あんな面白い人が…という筆致で特に悪口でもないのですが、紫式部日記の方がとにかく悪口が陰湿です。「光る君へ」は、ああいう物語なら別に紫式部でなくてもよいでしょう。大河というよりも、昔々の「天下御免」のような異色時代劇のノリです。紫式部と道長はひかれあっていたが、紫式部が北の方でないといやだといって結婚を拒んだというのも変な話で、別に最初から北の方と言う制度があったわけではなく、道長の母ももともとは紫式部と同じ中級貴族の娘でした。紫式部の名をかりた少女漫画という感じですね。
(2024年06月06日 13時53分33秒)

Re:「光る君へ」と枕草子(06/03)  
・曙光 さん
>紫式部の名をかりた少女漫画という感じですね。

少女漫画はいいじゃないですか。現代の少女漫画は難しく、平安時代を背景に少女漫画を描けるとしたら、大石静は天才的才能ですし、吉高由美子は大成功と言えるでしょう。

三谷幸喜が朝日新聞で「光る君へ」を「これほど立体的に平安時代を描く事をボクにはできない」と大絶賛していたが、納得の三谷のコメントでしょう。(朝日の政治論評は知的レベルが劣悪の汚物でしかないが、文化欄はそれなりに読むことができる。)

映画やドラマの感想は、人それぞれの人生が違うのだから、人それぞれにあって当然よいのです。このドラマを契機に、日本が世界に誇るべき傑作である「源氏物語」が日本に世界に、更に喧伝されるなならば、その意義は大きいと言えるでしょう。
(2024年06月06日 23時14分23秒)

Re[1]:「光る君へ」と枕草子(06/03)  
七詩  さん
・曙光さんへ
史実をはなれて自由に作った大河ドラマということで、日本の大河もチャングムのような韓流大河に近づいたということなのでしょう。歴史の解説なら他にもありますし、悪いことではありません。これで平安時代への関心が高まるなら結構で、自分も現在「枕草子」を読んでいますが、今度こど面白さがわかってきたようです。
(2024年06月07日 11時04分00秒)

歴史小説は、時代小説とは違うんですよ  
鳩ポッポ9098 さん
>史実をはなれて自由に作った大河ドラマということで、日本の大河もチャングムのような韓流大河に近づいたということなのでしょう。

日本には既に時代劇というジャンルが有り、ファンタジーは、そちらで十分ですよ。歴史小説と時代小説に比定すると、大河は歴史小説の劇画であるべきです。時代背景を前提とした空想物語は、それはそれで面白いものです。ですが、それと歴史小説は明らかに別物ですよ。李舜臣を国民の大半が、日本軍を破った英雄として認識しているレベルのリテラシーしかない国と同じになってもらっては困ります。

司馬遼太郎を読む人は、チャングムのような司馬遼太郎を絶対に期待しない。チャングムみたいなのは、「大奥」で楽しめばいいのですよ、歴史上実在の人物が出てくるだけのファンタジーなら、それで十分でしょう。

大河というものは、相当数の視聴者は、結果を分かって見ているわけですよ。歴史事実を脚本家が、どう料理して味付けするのか、その筆致がどう歴史の必然に結びついていくのか、そのプロセスを楽しみたいから見ているわけです。歴史小説というものは、そういう所に面白さがあるわけですよ。

>歴史の解説なら他にもありますし、

上で書いたとおり、事実重視の視聴者は、歴史事実の解説をして欲しいわけではありません。そんな事は知っているんですよ。知った上で、その歴史事実という必然に向かうのに、登場人物がどの様に考え、行動したのか、それを追体験したいわけです。

ところが、今回の作劇はそのあたりが実にペラペラな脚本で、歴史事実は単なる心象風景、添え物でしかない。キャラが立たない人物ならともかく、道長も紫式部も強烈な個性を持っている人物なんだから、何故ああも歴史事実を無視して善男善女の恋愛物語にしたいのか理解に苦しむ。

>これで平安時代への関心が高まるなら結構で、自分も現在「枕草子」を読んでいますが、今度こど面白さがわかってきたようです。

残念ながら、これで平安時代好きになるミーハーは、すぐに離れていくでしょう。今回の大河は、あさきゆめみしあたりをリアルタイムで読んでいた、年配の女性が支持しているわけですけど、女性でも若い人はこんな回りくどい鬱陶しい恋愛物語は決して好んでいない事は、数字がはっきりと示している。だから大コケ家康と大差ない視聴率である。 (2024年06月08日 09時54分50秒)

Re:歴史小説は、時代小説とは違うんですよ(06/03)  
七詩  さん
鳩ポッポ9098さんへ
面白ければ…というのも視聴者の需要でしょう。歴史をベースにしたドラマというのは戦国時代にしろ幕末にしろけっこうやりつくしたのかもしれません。「あさきゆめみし」は漫画なのですが、源氏物語の翻訳としてはバカにできないと思います。ですから源氏物語の翻訳は何がよいかときかれれば、「あさきゆめみし」と岩波文庫の注釈豊富な原文を並行してよむことをすすめています。
(2024年06月09日 08時30分18秒)

まだやってない部分は多い  
鳩ポッポ9098 さん
>面白ければ…というのも視聴者の需要でしょう。

それを言うなら、視聴率で結果を出してもらわないと困りますね。民放なら、スポンサーの意向もあるでしょうけど、それもないのに視聴率を稼げないドラマで、需要と言われても困りますね。

>歴史をベースにしたドラマというのは戦国時代にしろ幕末にしろけっこうやりつくしたのかもしれません。

いえ、古代なんて全くやってませんし、南北朝も永らくやってないですね。応仁の乱は、それをテーマに据えると、話がややこしくなり過ぎるのでドラマには向かないかもしれませんが、まだまだやっていない分野は多くありますよ。

個別の武将を見ても、北条・島津あたりは累代記にすれば1年ものの尺にはぴったりだと思いますね。又、武田上杉の死闘は、大河に限らず武田側から見た作品は多いが、何故か上杉側の視点に立った作品は見た記憶がない。そういうのがあってもいいと思います。 (2024年06月09日 13時30分42秒)

Re:まだやってない部分は多い(06/03)  
七詩  さん
鳩ポッポ9098さんへ
古代とか南北朝は天皇の扱いが難しいのかと思います。また、古代の場合、あまり衣装が綺麗だとリアリティがなくなりますし、逆にリアルにするとビジュアルが落ちる。上杉謙信は大昔「天と地と」があったように思いますが、またあってもよいですね。
観光地にいってよくあるのは〇〇を大河ドラマにというのぼりです。
佐原市の伊能忠敬、小田原市の北条四代、大多喜町の本多忠勝、館山市の里見義実など。武将や政治家もよいのですが、伊能忠敬のような文化人もいいのかと思います。たしかにネタはありそうです。
(2024年06月09日 21時03分51秒)

Re:「光る君へ」と枕草子(06/03)  
ふぁみり~キャンパー さん
まあNHKだから娯楽要素があったダメってことはないんですが、NHKには国民にとって有益で大衆の民度・教養に資する情報を提供するって役割もあるわけですよ、だから他の放送局とは異なりCMという広告収入に頼らず大衆から半ば強制的に受信料を徴収することを許されてるわけですよ、
そういう観点から大河ドラマってのがどういう位置づけなのかって話で、事実に基づかないファンタジー娯楽要素に偏るならですよ、なら民放と同じようにきっちり大衆の興味をひきつけて視聴率取ってもらわなきゃなんないわけですよ。
NHKの番組の中にはどう考えたってこんな内容じゃ視聴率取れない、取れないけれど大衆の民度・教養に資する内容だから許されてるってものもあるわけですよ。

だからそうではない、単なるファンタジー、娯楽なんであればきっちり視聴率取ってもらわなきゃなんないし、取れないんならその番組の責任者にはその責任をきっちりとってもらわなきゃなんないわけですよ。
で、今の「光る君」の視聴率ってまあ過去最低の「いだてん」よりはましだけれど歴代ワーストに入る不出来なわけですよ、じゃあその責任は誰がとるの?、って話ですよ、民放でそんなのが許されるのかって話ですよ、
単なるファンタジー、娯楽なんでしょ?、なら低視聴率が許される理由はどこにもないわけですよ。

で、大河ドラマの視聴率って民放のテレビドラマの視聴率よりも高い場合が多いんで視聴率取れてるように見えることもあるんですがそうじゃない、
NHKの大河ドラマや連続テレビ小説って面白かろうが面白くなかろうがその時間はそのチャンネルつけとくって「固定層」ってのが相当数いて、まあ大河の場合は連続テレビ小説よりは低いんですが、まあどんなにくだらない内容でもその固定層で視聴率10%~12%は取れると言われてます、
まあこの固定層にも見限られたのが「いだてん」で、これはもうこんなものはもはや大河ドラマではないという評価で、そういう固定層すらどんどん離れていって、まあ普通だったら馬鹿でも取れる視聴率10%を切った過去最低の内容だったわけですよ(少なくとも視聴率の面で言えば)
で、まあ大河ドラマであればどんなにくだらない内容、アホでも取れる視聴率ってのが10%くらいなわけですよ、そういう観点で見て今回の光る君ってのは少なくとも今現在で言えば「不発」であったと言えるわけですよ。
で、ここ10年くらい大河ドラマってづ~~と不発、低視聴率なんですよ、それでもまだ史実に基づいて大衆の教養に資する内容だってんならまだ許容のしようもあるけれど、そうじゃないんだったら責任取らされるべきでしょうよ・・・・・
民放が死に物狂いで1%の視聴率を必死になって取りに行ってる中で、その理由もないのにある種の特権に胡坐をかいて大衆の興味を引く努力もできないならあなたたちの存在価値なんかないでしょって話ですよ。
四の五の言うんなら視聴率取ってみろって話ですよ、まあ大河で言えばですよ、どんなアホな糞くだらない内容でも視聴率10%は固定で取れるんでまあ最低でも15%くらいはないと低視聴率、不発、非常に不人気であったという評価になるわけですよ。
2009年の「天地人」は平均視聴率20%を超えてるし、ちょっと変わった視点ってことならかつての「おんな太閤記」なんかは30%超えてるわけですよ・
そんな中で「いだてん」は歴代最低の平均視聴率一桁、「どうする家康」は12%に満たない、で、今回の「光る君」についてもほぼほぼ10%台の低視聴率で18回目については10%切ってるわけですよ。
この数字ってさ、まあ「いだてん」みたいに固定層にも見限られるほど酷くはないんだけれど、ほぼほぼその固定層しか見てない、国民・大衆に全く興味を持ってもらってないって視聴率なわけですよ。
単なる娯楽、ファンタジーだっていうならこの低視聴率が許される理由がないですよね、当然に製作スタッフはその低視聴率の責任を追及されてしかるべきだって話ですよ。

(2024年06月09日 22時25分36秒)

Re:「光る君へ」と枕草子(06/03)  
ふぁみり~キャンパー さん
まあ早い話こんな低視聴率でそれが許される理由もないなら、こんな不出来な作品作った製作責任者は降格処分にされるべきだって話です、民放だったらそうなるでしょうよ・・・・
大河で言えばですよ、最低ラインは15%、これを切ったら相当不人気で製作責任者は降格されてしかるべきってレベル、及第点は20%以上ってとこです、で、11%ってのは当然責任追及されてしかるべき爆死レベルの不人気作品、10%切った「いだてん」に至っては民放だったらあまりに不人気で途中打ち切りになるレベルですよ。

っていうかですよ、だったらですよNHKは「総合」と「教養」を切り離し、教養は徹底的に大衆の教養に資する内容に特化させ、受信料はその分しか払わない、「総合」は手前らでその制作資金調達しろって話ですよ。
何のために国民が受信料払ってると思ってるんだっての・・・・
(2024年06月09日 22時27分13秒)

Re:「光る君へ」と枕草子(06/03)  
・曙光 さん
視聴率至上主義は国滅ぼすナンセンスのきわみです。
視聴率至上主義の行き着く処はエロ、グロ、ナンセンスです。
視聴率を超えた価値あるドラマを作ってこそのNHKです。

私は大河ドラマは第1回「花の生涯」から第64回「光る君へ」まで全作品見てきているが、大河ドラマとしてナンバーワンの最優秀作は「いだてん」です。
1912年日本人初参加のストックホルム大会から1964年東京大会までの約50年を描いた、金栗四三と田畑政治を主人公とした群像劇で、これほど見事に人間と時代を切りとったドラマは、画期的すぎる感動の出来栄えだったと言えるでしょう。

映画においても世界、日本最高峰の映画祭で最優秀作品となるのは必ず観客動員数が多い映画とは限らない事と同様と言えるでしょう。

平安時代を背景にこれほど立体的に興味津々に描いた三谷幸喜も脱帽の「光る君へ」は、NHK大河としての役割を十分果たしていると言えるでしょう。

(2024年06月09日 23時36分03秒)

Re[1]:「光る君へ」と枕草子(06/03)  
七詩  さん
ふぁみり~キャンパーさんへ
たしかに「大河ドラマ」を期待しているコアな層はとまどうでしょうね。
ドラマとしては観てはいませんが、平安絵巻としてみれば画面が美しく、よくできているように思います。ただ、いくら史実が不明の人物であっても、展開が現代の少女漫画的か韓ドラ的で、ファンタジーとわりきってみるしかないですね。 (2024年06月10日 07時35分27秒)

Re[1]:「光る君へ」と枕草子(06/03)  
七詩  さん
・曙光さんへ
NHKは民放ほど視聴率をきにする必要はないのかもしれませんが、NHK番組にはどことなく視聴者を見下ろしている上から目線を感じる時があります。その意味で大人気のチコちゃんもあまり好きでありません。ただ「わらわない数学」は、NHKせめてるじゃんと思って見ていましたが、これは正直難解でわらわないどころかわからない…でした。ただ、ネットで番組評価を見ていると、面白いとかわかりやすいとかいった絶賛の嵐でした。視聴者もいろいろいるものですね。
「光る君へ」は画面は美しく平安絵巻としてはよいのですが、展開がコミック的で、これでは紫式部の名前を使っただけのファンタジーのようにみえます。視聴率にかかわらず、従来の大河支持とは別のコアな支持を獲得しているのかもしれませんけど。 (2024年06月10日 07時42分20秒)

脚色と改変は違うんですよ  
鳩ポッポ9098 さん
>たしかに「大河ドラマ」を期待しているコアな層はとまどうでしょうね。

戸惑うというか、呆れて物が言えないレベルです。昨今、テレビドラマが原作者の意向を踏まえず、原作漫画家が自殺する件がありましたが、かねてから原作レ○プという言葉が人口に膾炙している様に、脚色と改変には大きな違いがあり、原作がある場合、改変が成功する例というのは殆どありません。

大河や歴史小説で言えば、歴史事実が原作であり、原作の不明なところを繋ぎ合わせ、事実を輝かせる為の脚色をする事は許されても、オリジナルキャストを使って空想物語を作るのはナンセンスでしょうね。

>ドラマとしては観てはいませんが、平安絵巻としてみれば画面が美しく、よくできているように思います。

それがよく分からないのですが、平安要素皆無ですよね。只々、現代人が平安衣装着ているだけのファンタジードラマにしか見えません。

>ただ、いくら史実が不明の人物であっても、展開が現代の少女漫画的か韓ドラ的で、ファンタジーとわりきってみるしかないですね。

史実が不明なのではなく、真逆の性格に描かれているのが腹立つんですよ。家康が大爆死したのは、まさにそれでしょう。武将としての成長譚を描きたかった意図は分かるが、あまりにも怯懦な軟弱者として描かれたのが逆効果になり、結局後半でも巻き返しが図れなかった。ましてや、出演女優のイメージを壊さない為か、必要以上に築山殿を美化して改変したのも、大きなマイナスとなっている。

今回もそうで、史実に残るキャラクターの個性を殺してまで、無理矢理紫式部と道長の善男善女の恋愛ファンタジーにする必要性が何処にあったのかと。もうそれが、視聴者の需要に応えたものであったというのならば、しっかり視聴率で結果を出してもらわないと困るんですよ。 (2024年06月10日 12時11分58秒)

Re:「光る君へ」と枕草子(06/03)  
・曙光 さん
>「光る君へ」は画面は美しく平安絵巻としてはよいのですが、展開がコミック的で、これでは紫式部の名前を使っただけのファンタジーのようにみえます。

ファンタジーは当然であり、当り前の大前提です。平安時代の歴史の詳細を語る史実は殆どなく、1行の年表から、いかに数百頁に及ぶドラマを創作するかが、演劇ドラマ脚本家の腕の見せ処なのです。如何に無味乾燥の史料から、胸躍る1回ごとに飽きさせずに次回につなげるか、大石静はほゞ天才と言ってよいでしょう。

殆どの現代人に顧みられることのなかった平安時代を現代人に顧みさせ、平安時代という時代があったことを多くの国民に認識させただけでも、NHK大河ドラマとして「光る君へ」は多大な秀抜な功績を果したいえるでしょう。

ドラマの大筋から見ればどうでもよい、枝葉末節を取り上げ、あれはおかしいこれはおかしい等と喚きたてるのは、余にドラマの見方に疎い人とうべきでしょう。
これ(大河)は史実をなぞるだけの考古学番組ではなく、飽く迄面白おかしくそして人の心に感動を伝える創作ドラマなのです。
紫式部の生前の本当の名前さえわかっていない時代の創作ドラマなのです。

6.9前回のラスト、藤原宣孝(佐々木蔵之介)のまひろへの求婚は、前段に周明(松下洸平)のまひろへの大接近を描いておいて、宣孝とまひろを結びつける上手さに流石に稀代の脚本家大石静の上手さを感じました。

又殆んどの人に知られていない、平安時代の越前を舞台にしての日宋貿易の話など、この時代に外国との交流があったことを観衆に知らしめただけでも、6.9前回は意義ある回だったというべきでしょう。
(2024年06月10日 17時21分25秒)

Re:脚色と改変は違うんですよ(06/03)  
七詩  さん
鳩ポッポ9098さんへ
築山殿のイメージは三河物語や山岡荘八の小説に負うところで、あそこまで嫌な女ではなかったかもしれませんが、かといって当時では考えられないようなファンタジーにするのも問題ですね。「光る君へ」もいろいろなブログをいてもはまる人ははまっているようですし…ただ、視聴率が低調となると、大河ドラマももとの路線にもどりそうですね。

(2024年06月10日 17時24分44秒)

Re:「光る君へ」と枕草子(06/03)  
ふぁみり~キャンパー さん
まあ逆だったらまだフォローできたんですけれどね・・・・

史実にこだわりすぎて現代に生きる大衆の感覚と乖離が出た、そのために視聴率が伸びなかったって言うのなら、
それはそれでNHKの姿勢として視聴率を犠牲にしても史実に忠実であったってのはNHKの姿勢として理解できるんですよ。
ただ今回はその逆、じゃあ何のために史実を捻じ曲げたのかって話で、まあこれはその方が大衆受けすると思ったからって話ですよね、
で、結果がこれです、大衆受けを狙ってその方が面白くなると思ってやったのに多くのものがつまらないと思った、面白いと思わなかったからこういう結果になってるわけですよ、こりゃもうフォローのしようがない、失敗ですよ。

そうではない何か理由があったのなら、どこに視聴率を犠牲にしてもNHKとして表現したかったものがあったのかって話ですよ、
確かにNHKってのは先のコメントで書いたように視聴率に流されることなくやらなきゃならないことってあるんですよ、ただだからといってなんでもそれが許されるわけじゃない、
NHKのスタンスとして視聴率よりも何をとりたかったのかって話ですよ、今回の件ってその理由がないんですよ、いくらNHK だからって理由もなく大衆が何の興味も示さない恋愛ファンタジーを莫大な予算を使ってやっていいわけじゃない。

プロである以上結果には責任を持たなければならない、大衆からの支持を得られず低視聴率で視聴率を犠牲にしてでもNHKの姿勢として表現したかったないかがあるわけでもない、
そりゃ当然責任は追及されてしかるべきですよ。

失敗を失敗と認められない、反省もない、責任も取らない、こんな組織は絶対に成長しない、こういう甘え切った姿勢だから何度も連続で同じような失敗を繰り返すんですよ。
NHKってのは過度に視聴率流されない悪い意味でのポピュリズムってのに流されないために今のような体制になってるんですが、それに胡坐をかいて反省も改善もできない集団になっちゃダメなんですよ。
大衆に烏合しない、視聴率に流されないってのを誰も求めてない独りよがりの自己満足の言い訳にしちゃダメ!!
じゃあ視聴率よりも何に重点を置いて、何を表願したくて史実を捻じ曲げたのか言ってみろって話ですよ。

ファンタジーが悪いとは言わないけれど、結局のところ大河ドラマってのに求められてるのはそんな史実とかけ離れた空想物語じゃないってことですよ。
まあ当然に戦国の時代ってのが一番作品作るうえでは楽なわけですがそこにあえて平安って時代を選んだのはNHKとしてそれなりに意義はあると思いますよ、
で、その平安の時代の何を表現し、何を伝えたかったのかって話ですよ、平安ってのは何となくそれっぽい雰囲気を演出するためだけのもので描きたかったのは恋愛ファンタジーってわけじゃないでしょって話ですよ。

で、そういうのをさ、感じ取れない受け取り手側の問題だっていうのは製作者のエゴでああって伝わらないことを受け取り手の方に責任を押し付けちゃダメなんですよ。
まあつまりはさ、だから大衆に支持されない、低視聴率なんだって話なわけですよ、まあ四の五の言ったところでそういう番組は淘汰されてしかるべきだって話ですよ。 (2024年06月10日 21時32分02秒)

Re:「光る君へ」と枕草子(06/03)  
・曙光 さん
歴史物語とはある意味で、年表の一条から如何様にも解釈できるものなのです。
高々残されたわずかの文献で、歴史上のその人の性格を、動作、振る舞いの良し悪しを誰も断じる事などはできない。
高々僅かの文献に、全てを依存して、それを神のご託宣と上げ奉り、此処の言動は考えられないなどと云っても、想像力の欠如、思考力停止の哀れな人びととなるだけでしょう。

例えば、現行法律は全て正しいから、現行法律を超えて思考してはならないなどとしたら、それは愚か者のきわみで、法律を改廃することを仕事とする国会議員は全員不要となり、人間民主主義は死に絶え暗黒の世界となるでしょう。

例えば、家康は信長は心優しかった、或は真逆に心冷たかった、という議論に絶対正解等はないのです。歴史上の人物をどう評価しようが、万人が自由なのです。

誰も取り上げる事の出来なかった平安時代を取り上げ、藤原為時や藤原宣孝に至る迄、これほど登場人物全てのキャラを屹立させることは、大河の大御所、三谷幸喜をして脱帽、敬服すると言わしめた処の「光る君へ」は稀代の傑作たる所以なのです。

後世、「いだてん」に続く大河ドラマの畢竟の意欲作と評されるのは間違いのない処と云えるでしょう。
(2024年06月10日 22時47分57秒)

Re[1]:「光る君へ」と枕草子(06/03)  
七詩  さん
ふぁみり~キャンパーさんへ

NHKがもし大衆教育とか大衆啓もうとかそんな役割を考えているのなら逆にそういうものが必要なのかという気もします。大衆というか視聴者を見下した感じのする上から目線番組もあるようですし…。
「光る君」が低視聴率だとしたら、それは歴史改変と言うよりもつまらないからでしょう。まあ、それは主観的なもので、紫式部が男の声色を使って和歌の代筆のバイトをしていたとか、清少納言と二人で庶民の変装をしたとか、海岸を散歩して中国の人と出会い中国語を習ったとなるとぶっとびすぎてうけつけないです。最初からファンタジーであればそういうものと思って見たのかもしれませんが。
(2024年06月11日 07時24分56秒)

Re[1]:「光る君へ」と枕草子(06/03)  
七詩  さん
・曙光さんへ
「光る君」は平安絵巻としてちょい見しているくらいで、ちょっと話がぶっとびすぎて物語としては見ていません。ただこれも主観ですし、最初からそういうものだと思って見れば楽しんでみるのかもしれません。周囲にも楽しみに見ているという人がいますし、そういう意味で個人さの大きいドラマなのかもしれません。 (2024年06月11日 07時28分08秒)

Re:「光る君へ」と枕草子(06/03)  
・曙光 さん
>まあ、それは主観的なもので、紫式部が男の声色を使って和歌の代筆のバイトをしていたとか、清少納言と二人で庶民の変装をしたとか、海岸を散歩して中国の人と出会い中国語を習ったとなるとぶっとびすぎてうけつけないです。

この程度の話しで歴史を捏造している等と云ったら、小説家、脚本家は誰も歴史小説、時代小説を書けなくなり歴史的、時代小説は日本では死滅します。七詩さんお得意のアイロニー的冗句でしょう。

北野武は「首」で男色を示す信長と蘭丸、光秀(西島)と村重(エンケン)の過激な場面を撮っている。
当時の厳しくも濃密な主従、或は同盟関係を示す象徴として撮ったと当方には理解できるが、「光る君へ」では、これ程の過激シーンは何も無く、須らく歴史物としては当然の穏和な許容範囲の描写ばかりでしょう。
この程度の通常描写で、ぶっ飛びすぎるとは敢えて反語で、未熟な観衆を揶揄(からか)っているのでしょう。

>ただこれも主観ですし、最初からそういうものだと思って見れば楽しんでみるのかもしれません。周囲にも楽しみに見ているという人がいますし、そういう意味で個人さの大きいドラマなのかもしれません。

周囲で「光る君へ」を楽しみにしている人は大勢います。「光る君へ」を只管貶す人は、歌謡番組が好きでNHK[歌コン」を楽しみにしている人に対して,傍で歌番組を如何に貶しても、大きな端迷惑だから、いちいち興味を削ぐような邪魔は止めてくれと、思われる事と同じでしょう。

大河についていえば、「大河の本来はこうあるべき,昔の大河は良かった」というのは、時代について行けない「只管昔はよかった、昔を守らない今は須らくダメ」と言っている頑迷な老人と同じでしょう。

大河であろうがなかろうが、世の中全ての物事は、世の中が終わる時まで、絶えず止まることなく動き続け、日々変化し続けるのです。それが生きとし生きる者の定めなのです。
(2024年06月11日 13時59分09秒)

Re[2]:「光る君へ」と枕草子(06/03)  
ふぁみり~キャンパー さん
七詩さんへ
>「光る君」が低視聴率だとしたら、それは歴史改変と言うよりもつまらないからでしょう。

まあその通りでしょうね、多くの者がつまらない、くだらないと思った、つまらないから見たいと思わなかったから低視聴率なんでしょうね、当たり前の話です。
まあいくら「光る君」を見いと思うものはたくさんいると言ったところで、そりゃそう言ってる「本人は」そう思ってるんでしょうけれど、そうじゃない人がたくさんいる、その考えが少数派だから低視聴率なんですよ。
本当に見たいと思う者がたくさんいるなら低視聴率になるわけがない、見たいと思う者が少ないから低視聴率なんですよ、当たり前の話です。

で、視聴率至上主義って何が問題なのかって言ったら、多くの者が興味を示さない、見たいと思わない物の中にも大切な文化や伝統がある、そういうものの中にも大切なものがある、だから低視聴率でも残さなきゃなんないものってのはあるわけですよ。

>NHKがもし大衆教育とか大衆啓もうとかそんな役割を考えているのなら逆にそういうものが必要なのかという気もします。

まあ教育と啓もうはちょっと違うんだけれど、まあ教育って面で言えばNHKは普通に幼児教育、児童教育に資するってことでたくさんの教育番組持ってるでしょ、ああいうのって視聴率気にしてたらできないんですよ。
で、啓もう?、何を啓もうしようっていうのかさっぱりわかりませんが、まあ多くの者が興味を示さない、視聴率が取れない、けれどやってる番組ってNHKにはたくさんありますよ、
囲碁とか将棋とかの番組まじめにやってるのNHKだけですよね、短歌や俳句、英語以外の外国語の教養番組なんかも多くはNHKです、こういうのって視聴率なんか気にしてたらできないんですよ。
料理番組にしたって「今日の料理」の視点、選ぶ講師それは視聴率重視の民放とは相当違ってますよ。

こういうのが視聴率では測れない大事なものなんじゃあないですかね?

あのですね、多くの者が興味を示す、望んでいるものなんだったらそれは視聴率で測ればいいんですよ、大衆の興味を引くものは普通に視聴率として現れてくるんですから、ただ大衆が興味を示さないものの中にも大切にしなきゃなんないものもあるから視聴率に流されないってことも必要なんでしょうよ。
で、改めて聞きますが、今回の大河「光る君」で視聴率を無視してでも残さなきゃなんない大切なものって何なんです?、さっぱりわからないじゃないですか?

「平安」という大衆が興味を持ちにくい時代ってのを表現したかったのなら、時代背景、史実ってのをそれなりに尊重しなきゃなんないでしょうよ。
単純にくだらない、つまらないから視聴率が低いって言いますけれどね、じゃあなんでつまらないのかって話ですよ。
奇しくも七詩さんがファンタジーだって言ってますが、そういうところですよ、なんでつまらないのか、視聴者に「ファンタジーだ」と思わせてしまうリアリティーのなさですよ
結局のところ史実を軽視しその方が面白いと思ったことが裏目に出て、それがリアリティーのなさ、現実味のなさにつながって視聴者に「空想物語だ」と思われたからくだらない、つまらないと思われたわけですよ。

まあただ、「光る君」を多少なりとも擁護するなら、「光る君」っていつぞやの大失敗作品と違って離脱率はそこまで高くないんですよ、最初から低視聴率でそこからさらに大きく落とすことなくづ~~と低視聴率なんで。
途中で見るのを止めたって人はいつぞやの大失敗作ほど多くない、つまるところ最初っから大衆の興味を引きにくい題材を選んでしまったって面もそれなりにあります。
その部分でなら視聴率では測れない意義ってので擁護する余地はまだ残されてるとは思いますよ。
(2024年06月11日 20時34分33秒)

Re:「光る君へ」と枕草子(06/03)  
・曙光 さん
視聴率至上主義は国滅ぼし、領土失った無垢の民を海に沈め魚の餌食とするから問題なのです。視聴率は世論調査の内閣支持率と同じです。先の国滅ぼす大戦に突っ走ったのは、軍部の独走もあるが、朝日新聞等が煽る「鬼畜米英」のマスコミの言葉に洗脳された国民世論が、世論至上主義に基づき、国が滅ぶ処まで至ったのです。

本来70%以上あっておかしくない岸田政権支持率を、日々鼻くそ以下の下らない、報告書記入ミスを、裏金だあと言葉巧みに連日連夜マスコミが国民を洗脳し続けたために、岸田政権支持率が、20%近くまで低下しているのです。
世界戦争前夜ともいうべき、国家存亡をかける此の時期、立憲民主党主導政権となったら、国滅ぶは必定でしょう。

NHKが視聴率至上主義に陥ることなく、歴史物に風穴を入れる「光る君へ」で世界に誇るべき「源氏物語」を多くの国民に注目させたのは、流石にNHKで、それだけでも大河の役割を十二分に果たしたと言えるでしょう。
(2024年06月12日 09時51分30秒)

Re:「光る君へ」と枕草子(06/03)  
ふぁみり~キャンパー さん
あまりドラマの評価とは関係がないと思いますが。
多数の意見が少数の意見よりも尊重され優先されるのは当然ですよ、それが民主主義です。
そりゃ多数の意見が常に正しいわけじゃない、少数の意見にも拾い上げるべき意見もある、だから少数意見は無視してよいというわけではない、
けれど優先されるべきは多数意見です、多数意見が間違えていることもある、それは仕方がない、だから多数意見を無視してよいということにはならない。

選挙だって一緒ですよ、多数の支持を得たもの、1票でも多くの得票を得たものが当選し、多数の支持を得た政党の政策・意見が優先されるのは民主主義として当たり前のことです。
多数の意見が間違えていることもある、大衆は間違うものなんだから大衆が選んだ政党・政策は間違えてるかもしれない、だからと言って少数の政党、少数意見を優先するわけにはいかないんですよ、その多数の意見が間違えていたのならこれは仕方がない。

そもそも「報道」と「ドラマの評価」じゃ全く意味合いが違う、報道であればこれは視聴者に正しく正確な情報を伝えるためのものなんだから民意よりも正確さが優先されるべきってのはあるんですが、ドラマの評価ってのは単純に「面白い」か「面白くない」かでしかないわけですよ。
多数の者が「面白くなかった」と感じたドラマを「面白い」と感じるのはそりゃあなたの評価であってそれは自由ですが、一般評価としては多くの者が面白くないと感じたものは「面白くない」という評価にしかなりようがないですね。
あなたが面白いと思うかどうかなんざ、そりゃあなたがそう感じたんだからどうぞご自由に知ったこっちゃないですよ、ただ低視聴率で多くの者が「つまらない」と感じた作品は一般評価としては「つまらない作品」ですよって話でしかない。
しかもそのつまらなかった理由ってのが「大衆受け」を狙って史実を軽視しリアリティーさに欠けたからってんだから大衆に流されたのはHNKの方じゃないですかね。

そりゃ報道番組に視聴率が高いからその報道は正しいっていう主張なら、報道の正確性と視聴率はリンクしないんだから関係がないでしょって話になるでしょうけれど。
ドラマの評価は一般に多くの者が面白いと思うかどうかの評価なわけですから、そりゃ視聴率と密接にリンクするでしょうよ。。。。
「視聴率が低い」と「多くの者が見たいと感じなかった」「多くの者が面白いと感じなかった」ってのはニアイコールになるって話ですよ。

そもそも視聴率ってのがどいう言う意味合いのもので何の指標になって何の指標にはならないのかって話でしかないですね。
で、視聴率ってのは「面白い」かどうかの指標にはなってもそれがどういう面白さなのかまでは分からない、だから視聴率が高いから非常にすぐれた作品とは言えない、ただ視聴率が低いというのは何かしらの理由があって視聴者の興味をひかないわけなので、まあ基本的には「面白くない」と言いうことになります。
で、視聴率が低くていいものってのは基本的に「面白い必要がないもの」もしくは「極一部の限られたものしか興味を持たないもの」のどちらかなわけですよ。
で、「極一部の限られたものしか面白いと感じない作品」ってのは一般論としては低評価「面白くない」という評価にしかなりようがない。

まああえてそういう極一部の限られた層だけを狙ったのならこれは戦略と言えるんですが、今回の場合はそうじゃない、
大河のファン層として手薄な女性層ってのを取り込みたかったんでしょうけれど、見事に大コケして女性層からも従来の大河ファン層からも評価されなかった結果ってのが視聴率とそれ以外の数字にも表れてるわけですよ。
これを擁護するっていうのならどのような層をターゲットにしてどのような効果が数字としてあったのか実数を示してほしいものですね。
(2024年06月12日 21時06分40秒)

Re:「光る君へ」と枕草子(06/03)  
・曙光 さん
殆んどの日本人に顧みられる事のなかった世界の奇跡、日本人の知的レベルの高さの証明である「源氏物語」の存在が「光る君へ」を契機として、少しでも日本人に知れ渡るだけで、今回の「光る君へ」は大河として十二分に、その役割を果たしたと言えるでしょう。

「源氏物語」、「和歌」、「俳句」、「漢字」で物事を考える事の出来る思考力の高さ、「優しさ」「無償の献身」等々、日本人は世界においてもっともっと人類として自信を持ってよいのです。

「揚げ足取り」や「枝葉末節」だけで、物事の本筋、本質を見る目を見失いかけている多くの現代日本人は、「源氏物語」をはじめとして、日本古典、日本固有の文化を知る事から始め、学び直すといいでしょう。
(2024年06月13日 13時31分09秒)

Re[1]:「光る君へ」と枕草子(06/03)  
七詩  さん
・曙光さんへ
どうもありがとうございます。
曙光さんと鳩さんとの違いはNHKに何を期待しているかでしょう。
「光る君」はファンタジーですが、コアなファンもいる作品のようで、低視聴率で教養番組ともいえないようなものをNHKでやる必要があるのかという見方と、コアなファンをつかんでいるよさを見て平安文化への関心をたかめるきっかけになればよいという見方でしょう。
さらには「光る君」の番組に対する好き嫌いに帰着するのかもしれません。
大河ドラマのイメージとは違うファンタジーであっても万人向けに面白いものであれば高視聴率になったでしょうし、テレビと映画ではファンタジーの意味も違うのかもしれませんし。織田信長と森蘭丸の関係はテレビ向きではなくとも、事実としてはあったのかもしれず、それは必ずしもファンタジーとは言えないでしょう。 (2024年06月14日 04時50分23秒)

Re[1]:「光る君へ」と枕草子(06/03)  
七詩  さん
ふぁみり~キャンパーさんへ
ふぁみさんと曙光さんの違いは教育番組でもなく視聴率のとれない番組に意味があるかどうかでしょう。ただ視聴率は蓋をあけてみるまではわかりませんし、「光る君」が最後まで低視聴率であれば、今後はこの路線はやめようとなるのかもしれません。
そういえば大河ドラマでも現代ものや朝ドラのような女性の一代記をやったことがありますが、その後、ないことをみると、視聴率があまりとれなかったのかもしれません (2024年06月14日 05時07分26秒)

Re:「光る君へ」と枕草子(06/03)  
・曙光 さん
>曙光さんと・・違いはNHKに何を期待しているかでしょう。

そうですね。期待が異なるから見解も異なると言えるでしょう。

>織田信長と森蘭丸の関係はテレビ向きではなくとも、事実としてはあったのかもしれず、それは必ずしもファンタジーとは言えないでしょう。

信長と蘭丸はあったかもしれないが、光秀と村重はあり得ない展開でした。
抑々、大河にしても映画にしても、記録〈ノンフィクション〉映画以外は、ファンタジーであろうが、なかろうが、作り物のドラマなのです。

ドラマは基本,時代を題材をモチーフにするが作りものです。場面場面を観ながら、これは有り得ないなどと言っても、そんなことは製作者は百も承知で敢て意図的にそうしている事であり、いちいち目くじらを立てるのは、滑稽でしょう。

(2024年06月14日 12時25分06秒)

Re:「光る君へ」と枕草子(06/03)  
・曙光 さん
>曙光さんと・・違いはNHKに何を期待しているかでしょう。

そうですね。期待が異なるから見解も異なると言えるでしょう。

>織田信長と森蘭丸の関係はテレビ向きではなくとも、事実としてはあったのかもしれず、それは必ずしもファンタジーとは言えないでしょう。

信長と蘭丸はあったかもしれないが、光秀と村重はあり得ない展開でした。
抑々、大河にしても映画にしても、記録〈ノンフィクション〉映画以外は、ファンタジーであろうが、なかろうが、作り物のドラマなのです。

ドラマは基本,時代を題材をモチーフにするが作りものです。場面場面を観ながら、これは有り得ないなどと言っても、そんなことは製作者は百も承知で敢て意図的にそうしている事であり、いちいち目くじらを立てるのは、滑稽でしょう。

(2024年06月14日 12時25分06秒)

Re[1]:「光る君へ」と枕草子(06/03)  
七詩  さん
・曙光さんへ
ファンタジーと思うかどうかも人によるでしょう。
信長ファンの中には信長と森蘭丸の想像もけしからんと思うかもしれないし、義経とチンギスハンの同一説も信じている人がいるかもしれない。
上杉謙信が女性という説もあるみたいですし、秀頼の父親候補も何人かいる。「光る君へ」も紫式部のはちゃめちゃな活躍もあったかもしれないし、なかったのもいえない。
となると結局は視聴率にあらわれた評判をどう考えるかと言うことでしょうね。
(2024年06月14日 13時00分51秒)

個性を殺すのが一番悪い  
鳩ポッポ9098 さん
七詩さんへ
>「光る君」はファンタジーですが、コアなファンもいる作品のようで、低視聴率で教養番組ともいえないようなものをNHKでやる必要があるのかという見方と、コアなファンをつかんでいるよさを見て平安文化への関心をたかめるきっかけになればよいという見方でしょう。

大河として既存の要求レベルというのがあるのですよ、それを無視するなら、じゃあ結果出せよというだけの話です。

例えるならば、著名な歴史小説家が書いた物を多くの読者は、歴史小説だと思って読むわけですよ、ところがいざ読んでみると、内容は時代背景と登場人物だけを前提にした時代小説だったら、はあっ?ってなりませんかね。で、世間にその価値を認めてもらうには、時代小説だけど内容が優れている、或いは面白いという評価を得なければなりませんよね?でなければ、それは駄作としか言えませんよね。

>さらには「光る君」の番組に対する好き嫌いに帰着するのかもしれません。

まあ、何よりも腹立たしいのは、オリジナルの個性を完全に殺している事ですね。ドラマと漫画は違うし、ドラマと現実も違う、ドラマ特有の見せ方というものはある、しかし、歴史上の人物を歴史事実に則って登場させるならば、その人物の個性を殺す様な事をしてはいけないと思います。

>大河ドラマのイメージとは違うファンタジーであっても万人向けに面白いものであれば高視聴率になったでしょうし、テレビと映画ではファンタジーの意味も違うのかもしれませんし。

そのとおりですよ。水戸のご老公が、諸国漫遊の旅に出て、行く先々で印籠を振りかざして治外法権を発動する奇天烈な話でも、将軍様が直々に悪い部下の屋敷までやってきて成敗するのも、誰もそれに目くじら立てて怒ったりしないでしょう。そういうもんだとみんなわかっているからです。

日本には時代劇というジャンルが、アメリカにおける西部劇同様に、大衆文化としてきちんと根付いているのですから、そちらでやれば良いことです。

>織田信長と森蘭丸の関係はテレビ向きではなくとも、事実としてはあったのかもしれず、それは必ずしもファンタジーとは言えないでしょう。

あったかもしれないというか、間違いなくあったでしょ。戦国武将が男色を好むのは、ある意味嗜みのようなもので、戦場で敵の武将に一目惚れして歌を詠んで送った例などもあるのですから、今の我々からすると??な感覚です。むしろ、秀吉の様に女と見れば手当たり次第に手を出す男は、この時代で言えば、下賤で嗜みを知らない野蛮な男と見られたのですよ。

まあ、そういう場面も、今後は一周回って映像上に出てくる時代になるかもしれません。 (2024年06月14日 14時14分12秒)

Re[2]:「光る君へ」と枕草子(06/03)  
ふぁみ さん
七詩さんへ
良いか悪いかの話ではなく失敗か成功かの話ですね。
そもそもなんですが、だれも「史実を捻じ曲げてけしからん」なんてこと言ってないんですよ、
史実と違うことなんか百も承知でやったんだと言いますが、じゃあなぜそうしたのかと言ったら「その方が面白くなる」と思ったからでしょうよ。
で、結果がどうだったかというとその思惑が思いっきり外れて、多くの者が「つまらない」と感じた、だから失敗だったって言ってんですよ。

面白くなると思ってやったことが裏目に出て、視聴者にリアリティーがなくて「つまらない」と思われ視聴率が落ちた、
これを「失敗」と言わずしてどういうのでしょうね?、
面白くなると思ってやったことが当てが外れて全く面白くならなかった、それによってよりつまらない作品になってしまったという結果が出てしまってるんで「失敗だ」と言ってるにすぎませんよ。

いいですか、視聴率が取れなかったってのは多くの者がその作品を「見たいと思わなかった」「面白いと思わなかった」結果なんですよ。
あのですね、史実を変えたことが「倫理的に問題だ」とか「嘘の歴史を捏造してけしからん」とか言ってるわけじゃないでしょ、面白くなると思ってやったことが結果として作品をつまらなくしてしまったという事実を「失敗だ」と言ってるだけの話でしょうよ。

四の五の言ったところで映画の人気、評価ってのは興行収入、どれだけ多くの者がその映画に興味を持ち、映画館に足を運んでくれたかなんですよ、小説の評価だって一緒ですよ、ベストセラーだなんだっていうのはどれだけ多くの者がその本を手に取り買ってくれたかなんですよ。
大衆に受け入れられないもの、売れないものが評価されないのは資本主義社会の原則です、テレビの場合はそれが視聴率なんですよ。

ただテレビには大衆の娯楽って要素意外に、報道っていう機能もあって、こっちの方は例えば新聞社の評価が「部数の多い新聞社ほど真実を伝えてる」「読者に有用な情報を提供してる」ということにはならないでしょ。
この報道って部分については視聴率じゃ測れないって話ですよ、「ドラマ」なんていう娯楽要素の強いものが視聴率で評価されるのは至極当然だってことです。

っていうか視聴率なんか関係なく我々はこんな素晴らしい文化や歴史を大衆に教えてやってるんだ、なんて言う姿勢が、七詩さんには「上から目線」「大衆の啓もう」ていう風に映るんじゃあないんですか?
結局のところ視聴率が取れなかった大河ってのは、そこにどんな高尚な意義があったとしても多くの者にとって「つまらない作品」「面白くなかった作品」であったことに違いはないって話です。
(2024年06月15日 07時21分50秒)

Re[2]:「光る君へ」と枕草子(06/03)  
ふぁみり~キャンパー さん
七詩さんへ
追記しますが、視聴率以外の意義ってのは、視聴率取れない時点で、大衆に興味を持たれていない、面白いと思われていないことは確定済みなんで、
つまらなくてもやる必要があるのか、多くの大衆にとって興味のないことだけれどやる必要があるのかってことにつきます。

だから視聴率は取れないけれど必要なものってのは
面白い必要がないものかごく一部の限られたものしか興味を持たないもののどちらかだって話ですよ。

それとあまりスポットの当たる機会の少ない平安って時代にスポットを当てたことについては私はそれなりに評価してんですよ、
ただ問題は、それがいつまで続くのかですよ。

仮にですよ、今回の大河でその時代にに興味を持った、じゃあその興味がいつまで続くのかと言ったら・・・・
それで興味を持つミーハーな層ってのは次の大河が始まったらもう見向きもしませんよ、精々が1年間「限定の」興味だって話です。

ついでに言うとそういう派生型の興味って元の作品が面白いほど効果が高いんですよ、こんなに面白い作品の背景になった時代はどうだったのだろうかって興味なんですから。。。。

以前言ったと思うんですが私がマノンレスコーを読んだのは椿姫のマルグリットが読んでいた作品だからなんですよ、
まあそういうことです、元の椿姫が面白くなかったらその主人公であるマルグリットが読んでいたマノンレスコーを読もうとは思わないわけですよ。 (2024年06月15日 07時55分53秒)

Re:「光る君へ」と枕草子(06/03)  
・曙光 さん
視聴率と番組の品質或いは知的レベルとは全く関係ないが、NHKは民放と異なり、視聴率に囚われることなく、国民の知力涵養の為に、社会を啓蒙するような質の高い番組を目指して欲しいと切に希求する処です。

「光る君に」ついていえば、世間的に殆んど関心が薄いが、日本文化が花開いた源氏物語と平安時代を世に喧伝しただけでも、その社会啓蒙の意義は果たしたと言えるでしょう。

次に視聴率ですが、「光る君は」リアルタイムの視聴率は8.6%で高くないが、総合視聴率では驚くなかれ、何んと20.6%の高視聴率をたたき出しているのです。
録画が今ほど一般化していない数年前までは、リアルタイム視聴率が視聴率と言ってよかったが、録画が普及した数年来は録画で観た分を入れる総合視聴率で視聴率を判断するのが正しいのです。

大河の平均視聴率は近年10年間は約15%、20年前は20%、全盛期の30年前は約25%でした。
お化け高視聴率番組の紅白ですら、かっつての50%以上の時代より近年の方が内容の質、演出構成共に、遥かに充実向上しているのに関わらず、近年の紅白の視聴率は20%台です。

何故か、全ての番組が一昔前のように高視聴率を採れなくなったのは、一言で言えば娯楽の多様性にあります。加えて共通話題で楽しむより個に内向化する時代となってきている事があります。そして、ネット時代の為せる処と言えるでしょう。

そのような近年にあって「光る君へ」の20%台の総合視聴率とは、驚きの高視聴率と言えるでしょう。
大石静の名脚本と吉高由里子、佐々木蔵之介、岸谷五朗,柄本佑、段田安則らの名演技が、今回大河ドラマの高い総合視聴率と併せて、本来の狙い通りの成果を齎したと言えるでしょう。

(2024年06月15日 09時23分18秒)

Re:「光る君へ」と枕草子(06/03)  
ふぁみり~キャンパー さん
総合視聴率20%台は低視聴率です。

っていうか不発と言われた「どうする家康」でも総合視聴率なら25%くらいありましたよ。 (2024年06月15日 09時45分08秒)

Re:「光る君へ」と枕草子(06/03)  
ふぁみり~キャンパー さん
一応軽く調べてみしたが・・・・

総合視聴率20.6%ってのはあくまでも初回を見逃したり途中で見始めたために後で配信を見たって「初回」総合視聴率の話ですよね。
で、過去8年の「初回」総合視聴率っての軽く当たってみましたが、
20.6%というのは少なくとも過去8年の大河ドラマの中で最低です。

それとそれが上がってるのは4年くらい前からNHKが始めた新サービスの影響ですねそれを加味して4年以内の大河ってのは総合視聴率ってのは全体としてそれ以前より底上げされてるんですが、(なので人気のなかったどうする家康とかも底上げされて総合視聴率はそこそこになってるんですが)
その底上げされた視聴率でもあまり高くないどころか低視聴率案で全く褒められた数字じゃないですね、

っていうのが軽く調べてみた結果です。 (2024年06月15日 10時16分20秒)

Re:「光る君へ」と枕草子(06/03)  
・曙光 さん
当方超多忙の身で敢えて説明したくないが、読者諸氏が誤解されるといけないので、読者サービスとして少し説明します。

総合視聴率とはリアルタイム視聴率と録画(タイムシフト)視聴率の両方を合算し、重複を除いたもので、真に番組を観た人の視聴率です。
例えばリアルタイム視聴率が15%で録画視聴率が10%で、リアルも録画も両方観た人が5%だと15%+10%-5%で総合視聴率は20%となります。
録画視聴率がカウントされるようになったのは2015年からで、日本視聴率調査会社’(ビデオリサーチ)で行われ始めました。以前は録画で観る人は少なく、過去との対比は過去はリアルタイム視聴率で、2024現在は総合視聴率で観ればよいでしょう。

その比較において、大河ドラマ視聴率は直近10年は約15%。20年前は約20%です。
総合視聴率、リアル視聴率両方勘案して此の8年間で20%を超えたのは「青天を衝け」と「光る君へ」だけで、他の大河は全て10%台の視聴率です。
「光る君へ」が如何に近年で驚異的な視聴率をたたき出したか明白です。そして「光る君へ」の視聴率は前回よりも今回と、上昇しているのが特徴といえるでしょう。

因みに当方は、昨年までは大河はリアルタイムでしたが、現在は日曜夜は外出しているので、「光る君は」すべて録画(タイムシフト)で観ています。

ただ、当方が「光る君へ」を評価するのは何度も繰り返しているが、視聴率では全くなく、日本が誇るべき「源氏物語」と日本文化が醸成された平安時代に脚光を浴びせたことにあり、当方にとって「光る君へ」の視聴率はどうでもよい事です。

何れにしても、鳩さん、ファミさん他、当ブログは建設的、生産的な意見が多く、賛同ブログ以外は全て排除すると言う狭量なブログが多い中で、価値あるブログと言えるでしょう。

(2024年06月15日 12時17分59秒)

Re:「光る君へ」と枕草子(06/03)  
ふぁみり~キャンパー さん
しかたないですね、総合視聴率ってその性質上遅れて公表されるんですよ。
で、まあちょっと手元にあるのだと3月いっぱいまでなんだけれど
光る君への総合視聴率で20%を超えたのは初回だけっで、少なくとも3月まで初回以外で総合視聴率が20%を超えたことは一度もありません、当然ですが全体平均の総合視聴率は「光る君へ」は20%を超えておりません。
だから「20.6%」って初回のことですよねって言ったのに・・・・

まあ参考までに・・・・

第1話「約束の月」 視聴率12.7% 総合視聴率20.6%
第2話「めぐりあい」 視聴率12.0% 総合視聴率18.8%
第3話「謎の男」 視聴率12.4% 総合視聴率18.8%
第4話「五節の舞姫」 視聴率11.3% 総合視聴率18.5%
第5話「告白」 視聴率11.7% 総合視聴率18.9%
第6話「二人の才女」 視聴率11.0% 総合視聴率18.1%
第7話「おかしきことこそ」 視聴率10.9% 総合視聴率17.3%
第8話「招かれざる者」 視聴率10.8% 総合視聴率17.3%
第9話「遠くの国」 視聴率11.2% 総合視聴率17.3%
第10話「月夜の陰謀」 視聴率10.3% 総合視聴率16.9%
第11話「まどう心」 視聴率11.4% 総合視聴率17.8%
第12話「思いの果て」視聴率10.6% 総合視聴率16.6%
第13話「進むべき道」 視聴率10.9% 総合視聴率16.5%

というのが公表されてる視聴率の結果です。で、まあ確かに「光る君へ」総合視聴率で見た方が少しマシになるんですが、それはですね、NHKプラスってのがあって4年前から1週間以内なら視聴無料で見れるんですよ。
それを過ぎた場合はNHKディマンドってので有料で視聴できます、でこのNHKプラスとNHKディマンドの再生回数は確かに過去の大河と比較して(と言っても新サービスで過去4年のものとしか比較しようもないんですが)高いんですが、それを合わせても視聴率は高くないというか低迷してるってのが現状ですよ。

で初回の総合視聴率20.6%っていうのはですね、実はここ最近の大河は初回総合視聴率って4年連続で25%超えてたんで久しぶりに初回25%を割ったってのが正確なところです。
でその後、他の大河とは違いどんどん総合視聴率が上がってるのかというと、まあそんなわけもなくまあ確かに落ち込み方はそんなに激しくはないんですがどんどん下がってるってのが数字から見て取れますので年間通して総合視聴率が20%を超えるってことはまずないと思われます。

まあ今6月中旬ですしその後発表された総合視聴率を逐一チェックしてるわけでもないんで、13話以降で20%を超えてるっていう主張であれば実数を示してご指摘いただければ幸いですね。 (2024年06月15日 13時49分19秒)

Re:「光る君へ」と枕草子(06/03)  
ふぁみり~キャンパー さん
あ~それとこっちも一個訂正、

初回総合視聴率8年で過去最低と言いましたが、そういえばもっとひどい作品ありました、「いだてん」よりはマシだったので過去8年で最低ではなく、ワースト2位でした・・・・

改めて確認いたしましたが「いだてん」以外で初回総合視聴率が「光る君へ」よりも低かった作品は一つもありません。

謹んで訂正いたします。。。。 (2024年06月15日 13時56分10秒)

Re:「光る君へ」と枕草子(06/03)  
・曙光 さん
初回視聴率は鎌倉殿12.6%、西郷どん12.7%、直虎12.3%、真田丸16.8%にあって、「光る君へ」は20。6%ですか。

如何に近年の大河で「光る君へ」が抜群の高視聴率を上げたかよくわかりますね。
(勿論光る君へは総合で,それ以外は当時総合はなくリアルタイムでしょうけど。)

通常は初回がダントツに高く一挙に急降下するものなので、「光る君へ」と雖も、初回以降は15%には届かないだろうと思っていましたが、13話「進むべき道」の16.5%まで全ての回が15%越えですか、予想以上の視聴率の高さに改めて驚きました

「光る君へ」が紛れもなく高い視聴率であることを証明する貴重な情報を有難うございました。

加えて「いだてん」は8.2%もの高い視聴率がありましたか。大河で現代劇をやれば5%行けば上出来と思っていました。これも当方の予想以上の高視聴率でした。

視聴率1%で全国で観た人数は118.5万人ですから.8.2%とは972万人が大河の最高傑作「いだてん」を観たこと為りますね。大いに意を強くし思い直しました。

流石にファミさんの貴重情報です、有難うございました。
これからも当ブログの質的向上に寄与されますよう期待しております。

◇◇

要諦は、当方が「光る君へ」を評価するのは視聴率では全くなく、日本が誇るべき「源氏物語」と日本文化が醸成された平安時代に脚光を浴びさせたことにあり、当方にとって「光る君へ」の視聴率はどうでもよい事は、改めて云う迄もない事です。

(2024年06月15日 15時04分44秒)

Re:「光る君へ」と枕草子(06/03)  
ふぁみり~キャンパー さん
しかたがないですね、一方はリアルタイム視聴率、一方は総合視聴率なんて異なる基準で比較しても全く意味がないので基準を合わせましょう。
まあ総合視聴率ってのはここ8年くらいでできた新しい数値なんですが、鎌倉殿、西郷どん、直虎、は初回総合視聴率がすでに出てますので、比較してみましょうか?

おんな城主直虎、初回リアルタイム視聴率16.9%、総合視聴率22.1%
西郷どん、初回リアルタイム視聴率15.4%、総合視聴率21.9%
いだてん、初回リアルタイム視聴率15.5%、総合視聴率20.3%
麒麟がくる、初回リアルタイム視聴率19.1%、総合視聴率25.3%
青天を衝け、初回リアルタイム視聴率20.0%、総合視聴率26.3%
鎌倉殿の13人、初回リアルタイム視聴率17.3%、総合視聴率25.8%
どうする家康、初回リアルタイム視聴率15.4%、総合視聴率25.2%

光る君へ、初回リアルタイム視聴率12.7%、総合視聴率20.6%

NHKプラスで過去作品を一定期間無料で見れるようになってから総合視聴率が底上げされたのがよく分かりますよね、で、そんな中でどっちの基準でも「光る君へ」の視聴率がいに低いかもよくわかりますね。
真田丸だけはそのころはまだ総合視聴率ってのが確立してなかったので比較できませんが鎌倉殿、西郷どん、直虎と比較するならその中では最も低いですね。
そういう異なる基準で何かを判断するのは全く意味がない、そんな基準で何かを判断しても間違えるだけですね。

まあ光る君へがタイムシフト視聴率の方が高くてリアルタイム視聴率よりも総合視聴率の方がまだマシってのはあるんですが、どっちにしたところでまだマシってだけで低いのは低いんですよ。
で、これについて変な記事書いてるメディアってのはちょこちょこあってリアルタイム視聴率は低いけれど総合視聴率はそこまでじゃないっての書いてるところあるんですが、
これも基準が統一されてないんですよ、一方は初回総合視聴率で、一方は年間平均総合視聴率とかで比較してるからそうなってるだけで、こういうのはきちんと基準を合わせなきゃ意味がない、
平均で出すんだったらですよ、こんなもの初回と最終回の視聴率が高いのは普通なんだから期間を合わせなきゃなんないんですよ。今の「光る君へ」を基準にして初回から10回までとか20回までの平均視聴率とかで比べなきゃ意味がない。
異なる基準で2つのものを比較して何の意味があるんだって話ですよ。

っていうか初回総合視聴率ならメディアでも光る君への初回総合視聴率が25%を切ったことで5作品連続25%超が途絶えたって報道してたでしょうよ。。。。。
まあそれでも「光る君へ」は離脱率が比較的低めってのはあるんですよ、通常は初回の視聴率が高くても途中でがっつり落ちるんですよ、
「いだてん」なんか初回はそれでもリアルタイム視聴率でも15%くらいあったのに2月後には6%くらい落ちて1桁に転落してその後ほぼほぼ1桁で推移してるんですが、
光る君へは初回こそ12.7%と低い視聴率だったんですが数カ月を経ても1桁に落ちたのは1度だけで10%~11%くらいの視聴率を保ってるので落ち込み幅は少なくとも「いだてん」よりはだいぶ低いし、「落ち込み幅」って面だけで見れば他の大河と比較してもそう悪くはない。
ただいかんせん最初の出だしが悪いんで落ち込みが少ないと言っても視聴率として見たときには低いものは低いということにならざるを得ないですね、それは総合視聴率で見たとしても多少はマシになるってだけであまり変わりません。

そのドラマを面白いと思うかどうかは個人の自由なんですが一般評価ってことになればこういう見方をせざるを得ないって話ですよ。 (2024年06月15日 18時46分37秒)

Re:「光る君へ」と枕草子(06/03)  
・曙光 さん
ありがとうございます。
「光る君へ」は日本の宝でありながら殆どの人に省みられるこのない「源氏物語」と「平安時代」が物語の背景なら、総合視聴率は10%行けば大成功と思っていました。

それが第1話から第16話迄の平均総合視聴率は17.95%ですか。
視聴率1%で全国で観た人数は118.5万人ですから、1118.5万人×17.95で全国で2127万人がみたことになります。日本の20歳以上の人口は約1億ですから大雑把に成人の約20%の人が見たことになります。総人口126百万人に対しては約17%の人です。

娯楽の多様性により、視聴率の取りにくい現代において、超不人気と思われた平安時代で大人の約5人に1人(総人口の6人に1人)がみているとは、当方にとっては驚きであり、大感激です。

世界文化の奇跡であり至宝だが、殆んどの人に関心を持たれなかぅた「源氏物語」が日本にはその名が在る事だけでも知って貰えれば、当方は十二分に満足で、此の視聴率に大感激です。改めてデータ提供に感謝致します。
(2024年06月15日 23時14分08秒)

Re:「光る君へ」と枕草子(06/03)  
・曙光 さん
誤入力修正です。

(誤)1118.5万人×17.95で全国で2127万人がみたことになります。

(正)118.5万人×17.95で全国で2127万人がみたことになります。 (2024年06月15日 23時21分05秒)

支持層が完全に入れ替わってるんですよ  
鳩ポッポ9098 さん
ボクはファミさんと、だいたい意見は同じなんですが、仰るように、初回視聴率が歴代ワーストを記録するほどの低調スタートだった割には、ここまで10%そこそこで何とか踏みとどまっているのは、頑張っていると見る事もできます。そのあたりは、初回15.4%から一桁へ急降下して地べた這いつくばったまま二度と浮上してこなかった「いだてん」とは違い、根強いファンがいる事が分かる。

ただ、少し古くなりますけど、大河が比較的視聴率を安定して取れた2000年代、視聴率を尻上がりに上げためずらしいタイプの作品に「篤姫」があります。これは既存の大河支持層に新たな女性支持層を得た事で、高視聴率となったわけだが、逆に今回の大河は、一部の女性支持を得た反面、主な大河視聴者である中高年には全く支持されていない、それが低く安定している最大の理由です。

まあ率直に言って、今回の作品は至る所で、「独立志向の女性」を出してきているのが、個人的には非常に鼻につく。視聴者にそう感じさせた段階で、シナリオとしては、はっきり言って失敗だと思いますし、それがいいというのは、まあ、平安衣装の現代劇を見ていて楽しいと思えるミーハーな人々だということ。

少なくとも、結果を分かって見る、歴史小説的な楽しみ方で見ている大河の主流・伝統的な価値観からすれば、今回のは、歴史上の実在の人物のキャラクターを完全にぶっ壊して、現代的な価値観に基づいた綺麗事を並べただけの、薄っぺらい平安衣装現代劇としか評価し得ない。

こういう層は、紫式部なら紫式部がその時代にどう考え、何を悩み、どういう選択をしたかを追体験する事で、現代に生きる自分との共通点、相違点などを感じながら自分の人生の指針としたいと考えているわけですから、史実に残る紫式部要素皆無の、まひろなるキャラクター演出を見ると、まあ、拒絶反応が出るのも当然でしょう。

まあ、既存の大河の伝統を壊してまでやりたいのなら、篤姫のように、それを超える視聴率を求められるのは当然の事だと思います。 (2024年06月16日 02時59分17秒)

Re:「光る君へ」と枕草子(06/03)  
・曙光 さん
鳩さん、ファミさんのそれぞれの建設的、生産的意見有難いことですね。
七詩さんブログが人を人格的に誹謗、中傷しない限り、多くの意見を受け入れる他ブログにみられない稀有なブログのまさに真骨頂ですね。

当方は少し前に七詩さんの案内により、「源氏物語」を読了した後だけに、絶好のタイミングで「源氏物語」と平安時代が取り上げられ、当方の想像以上の視聴率で「光る君が」が約2千万人の人に見られていることで番組に感謝であり嬉しい事です。

「光る君へ」を離れ大河に付言すれば,時代は日々、川が止まることなく流れる如く変化します。

様々な分野に果敢にチャレンジしなければ、団塊以降世代が人生を降板した時、新たな若き層の開拓が何もできていなくて、開拓の種撒きすらしていなくて、大河の自然消滅を待つばかりとなるのは残念な事と思うばかりです。

(2024年06月16日 08時19分24秒)

Re:「光る君へ」と枕草子(06/03)  
ふぁみり~キャンパー さん
まあ大河ファンってのは中高年男性に偏る傾向にあるので、若年層・女性層を取り込みたいってのは理解できますよ。
それと今までスポットの当たらなかった時代、題材にスポットを当てるってのはそれなりに意義はあるとは思います。
ただ、従来のファン層をないがしろにしすぎなんですよ、だから視聴率が落ちたんですよ、新しいことに挑戦することってのは必要ではあるんですが。
こういう結果が出ると次の新しい挑戦ってのができなくなるんですよ、まああとはNHKがどう判断するかってのはあるんですが、多分もうしばらくこういう題材・こういう時代を取り上げるのは止めるでしょうね。
挑戦ってのはそりゃ失敗することもあるんだけれど、ある程度の成果・結果ってのを出さないと次の挑戦への活力を欠くんですよ。
戦略もなしに無鉄砲に突っ走ることを挑戦とは言わないんですよ。

まあ紫式部って主人公を選んだことは私はそれなりに面白いと思いますよ、ただそれならそれで従来の大河ファンを納得させる、視聴率を落とさない、戦略、ストーリー展開ってのを考えなきゃなんないんですよ。
まあ別にファン層を一気にシフトするってことも戦略ではあるんですが、それなら脱落するファン層以上の新規のファン層を取り込んで結果視聴率も落とさないって結果が必要なんですよ。

で、まあ総合視聴率ってので言えばNHK全体で言えば非常に効果が大きかったのがNHKプラスでしてね、これは大河に限らないんですがNHKプラスによってNHKの総合視聴率って全体として4年前から爆上がりしたんですよ。
で、光る君への総合視聴率平均17.9%ってのはこの上昇分を差し引くとちっともよくないんです。

まずもってですね光る君へってのはまだ放送途中でいくら光る君への離脱率が低いからと言ってもまだこれから落ちるんです。
そのうえでNHKプラスのサービスが始まって以降の大河ドラマの年間平均総合視聴率ってのがどのくらいかというと・・・・

麒麟がくる、年間平均総合視聴率、20.2%
青天を衝け、年間平均総合視聴率、19.6%
鎌倉殿の13人、年間平均総合視聴率、20.2%
どうする家康、年間平均総合視聴率、17.7%

って内容でまあ評価の低いどうする家康よりは今のところ上なんですが、残りの回数を考えればそれを下回るのはほぼ確実、NHKプラスのサービスが始まって以降大河の総合視聴率としては多分最低になります。
どうする家康の低評価ってのを加味すればですよ、年間総合視聴率のハードルってのはNHKプラスのサービス開始以降上がってまあ大河であればまあ普通に年間平均総合視聴率で20%前後は「取れて当たり前だ」って話なわけです。

(2024年06月16日 10時26分54秒)

Re:「光る君へ」と枕草子(06/03)  
ふぁみり~キャンパー さん
で、今の光る君へがなぜ従来の大河ファン層に興味を持たれないのかってのを考えるとですね

一つは大河で大きく視聴率が取れる合戦ってのが時代・題材上ないってのがありますよね、これはこの時代・題材を選んだのだから仕方がないと言えます。
ただそうではない部分ってのがかなり大きい、まあそれがその方が女性受けがよさそうだと思ってやった演出部分ですよ、それがどうにもリアリティーがなくてなじめないってのがあるわけですよ。
結局のところ従来ファン層も新規ファン層も両方満足させられる道もあったはずなのに、新規ファン層の獲得に目を奪われて従来ファン層を逃がした、それでそれ以上の新規ファン層の獲得ができてればまだよかったんですが、
逃がしたファンの方が多かったから視聴率が落ちたわけですよ。

結局のところ視聴率が落ちたのが選んだ題材・時代の問題ではなく、演出の失敗によるものだから「失敗だ」と言ってんですよ。
「いだてん」の失敗によりもう当分大河で近現代をやることはないと思います、これも一緒でここでコケるともう当分こういう題材扱うことはなくなりますよって話ですよ。
NHKは視聴率の影響を受けにくいってのはあるんですが、視聴率が大衆の興味の反映であることは当然に理解してるんで、ドラマのような娯楽要素の強いもので従来よりも大きく視聴率を落としてそれをそのまま放置するなんてことはないです。
製作者にその責任を問うということまでしなくても当面その方向へのシフトを控えるってのは当然行いますよ、失敗を誰よりも自覚してんのはNHKなんで、それは今後の制作に大きく影を落としていくことになります。
だったらですよ、きっちりその失敗の原因を分析して、責任の所在を明らかにしてきっちり責任を取らせた方がすっきりするでしょうよ、そういうとこ中途半端なんですよNHKは。。。。

っていうかですね、それ曖昧にして視聴率が取れなかったのはこういう時代・こういう題材を選んだからだってしてしまうと、NHKはじゃあもうそういう時代・題材は選ばないでおこうという選択をしますよ。
まああたしゃそれでもいいんですがそれは本意じゃないんじゃないですかね?
(2024年06月16日 10時28分49秒)

光る君だけを責めるのは酷かもしれない  
鳩ポッポ9098 さん
もう一つ別の視点で言いますと、大きな流れの中で、大河はここ10年ばかり、視聴率の低迷トレンドに苦しんでいる。2012年の「清盛」の大失敗から明確化したこの低迷トレンドは深刻で、主演俳優の好感度もあり、社会的訴求度では比較的善戦したと思われる「真田丸」でさえ、平均視聴率はわずか16.8%で、ファンの間では駄作と悪名の高い「江 姫たちの戦国」の17.7%を下回っており、如何に「清盛ショック」が大きかったかが、よく分かる。

こんな中で、近年は麒麟・青天・鎌倉殿と、比較的新しい取り組みが成功していた事もあり、鉄板の「家康」で有名俳優を使い、新解釈で新たなファン層も獲得できると、期待感が高かった。それ故、「光る君へ」と「べらぼう」の2年間は、元々実験的な意味合いが強く、制作予算をセーブして、最低限のラインを守ってくれればいいという目論見があったと思います。

ところが、予想外の「家康」の大コケで、2年連続の低迷がほぼ確実となり、NHKは完全に計算が狂ってしまっている。来年の「べらぼう」も主演俳優の好感度で、どこまで踏ん張れるかという状況です。結局、戦国回帰せざるを得なかった事情は、何となく推察されます。 (2024年06月16日 19時36分30秒)

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