アラ還の独り言

アラ還の独り言

2017年11月22日
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日経メディカル ​にAdvanced Breast Cancer Fourth International Consensus Conference(ABC4)におけるポルトガルChampalimaud Cancer Centre in Lisbon教授のFatima Cardoso氏の言葉が載っていました。

そのまま引用します。
「現在、若い乳癌患者は臨床試験に参加することを否定されているだけでなく、利用できる治療が限定的で、若い進行乳癌患者にどうやって最善な治療を行うか、その根拠が欠落している」
​ブログで注目され、なくなった若い女性が緩和療法やその他の科学的でない療法を受けたせいでパートナーや本人を責めている記事が出ていましたが、本筋の科学的と考えられる治療に関しても若い人にとってはエビデンスレベルでは同じであるということです。

少し言い過ぎの感じはしますが、手術を除けば閉経前の乳がん患者は臨床試験の受け入れ条件から外れることが多く、全く違った条件で行われた試験に基づいて治療が決められています。作用機序から考えれば効果は想定できますが、裏付けはない状態である事は、非科学的治療と同じことです。

この条件で薬を使うべきという人にとっては、マウスでがんが消えれば、即人間に適応して構わないと同じことをいっているのと、あまり変わらないような気がします。

炎症性乳癌という若い人に多く、致死性の高い乳がんのカテゴリーがあります。これは、早くなくなってしまうので、そういう名前がついている面が多少あります。





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最終更新日  2017年11月22日 14時38分13秒
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