アラ還の独り言

アラ還の独り言

2021年01月29日
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カテゴリ: お勉強
昨日、チェストに査読前で公開された文献に関して書きました。

なぜおかしいのかに関してもう少し詳しく書きます。

この論文では トリアージに賛成する人が多いことから、行ってもいいのではないかという論調になっています。

そのアンケートがくせ者なのです。 新聞社の世論調査がよく批判されることから、最近質問を公開しているところが増えてきましたが、誘導していることが見え見えであるのに公開するというのは、誘導しているつもりがないからだと思います。

この文献でもまったく 誘導していないかのチェックが行われているような記載は無いことから、査読によって消えてしまうのではないか ということです。

誘導質問に関する 文献 から引用しながら説明します。

②仕組まれた質問:情緒性を含んだ語句を用い特定の回答選択肢を選ばせたり回避させたりして回答を歪める質問
③回答選択肢に制約が裳オ受けられた質問:回答者にとり適切な選択肢を除去し、所与の選択肢の範囲内で回答を求める質問  
Gordon,R.L,1975,Interviewing;Strategy, Techniqes. Tactics,Revised EditionHQmewoodIll;Dorsey Press 357-358


論文では明らかに情報を与えた上で設問しているので、①に当たると思います。状況を知った上で質問に答えて欲しいという著者の気持ちは否定できませんが、その状況を知らせるということが回答を誘導している可能性があるということです。

これを回避するならば、質問をの前にランダムに身内でこうなった場合に許せますか?という設問をつけて、その付け加えた文章のあるなしで意見がどの程度変わるかの考察をつければいいことだと思います。

トリアージの責任は医師が負う必要の無いことには諸手を挙げて賛成 しますが、 トリアージをしなくてはならない状況におちいらないように何かをしていることがだれでも分かるようにすることは政治の責任はもちろんありますが、医師の責任もある と思います。

後者の場合には 一個人の医者ではなく、医者という職業に関連する人の中でドリアージにならないような作業が行われているかということをもっと考える必要があると思います。 この論文でも病床数が高いのに、アメリカやイギリスに比べれば入院患者が10分の1程度にあるのに、アメリカやイギリスではトリアージは(イギリスではそろそろ出てきている地域もあるそうですが)問題になっていないのに、日本で問題にしなければならない理由についてチェストの文献に加える必要があると思います。「ぼくちゃん どうぐが ないから ちりょうできないもんね」 では困ります。

感染病床を駐車場や空き地、大学構内 に作ることはそれほど難しいことでしょうか。 自衛隊に教えを請えば建ててくれるのでは。(そんな方法知らないという自衛隊は、生物兵器の対応策を考えていないことになるので、これを機会に作ることを三菱なり、日立なりと協力して作ればいい。なんせ非常事態なのだから)

保健所の人が足りないければ、増やせばいいという意見に対して、スキルがいるからそれほど人が集まらないという保健所の所長が答えるのを聞いたことがあります。 「あほか」、 民間警備会社に業務委託 すればいいじゃない。あんたより疫学調査のスキルが高い人はたくさんいます。

給付金の相談窓口の電話受付に関しては、下請けに出していることは 明らかです 。それこそ、面談もしないで、向いていない人までOKを出したのはあなたではないかもしれないが、あなたと同じ部署にいる人です。

自宅待機者にパルオキシメータの貸与を進めている自治体もあるそうですが、これでは不足 です。

スマートウオッチにパルオキシメータと同じ作用ができるものが、この世に存在します。早急にこれを 貸し出し、血中酸素の値を中央管理し、問題があれば、すぐにその人の居場所にいけばよい。血圧も脈拍もわかり、心電図も分かるのだから、一日一回病状確認をするよりも、もっと適切に動け

やれないことの言い訳を考えるよりはやれることを見いだすというのは自分に対する言葉 と考えます。小池知事





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最終更新日  2021年01月29日 16時05分13秒
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