アラ還の独り言

アラ還の独り言

2021年03月24日
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カテゴリ: お勉強
少年法に関しては矯正を目的として刑罰が成人に比べて低いものとなっています。


この少年法に対して厳罰化を望む意見があります。その主な理由としては、罪を償うべきということです。

従前の 矯正と罪を償うことに関しては、議論をする人の心情であり第三者的な議論 になってはいません。

これは少年法による矯正が本当にうまく行っているかということが検討されずに議論が行われているということです。

例えば「 綾瀬コンクリ殺人」元少年が刑期を終えた後に28年後に殺人未遂を行ったという一例だけを取り上げて、矯正がうまく入っていないという意見を出す人もいます。 これはお医者さんが薬に関して目の前の患者の効果だけを見て効果がある薬と判断することや、副作用だけがでて効果が無いので薬価収載をしている厚生労働省はすぐ承認を取り消せと言っているのと同じです。 (よけいに一般的でない比喩を使ってます?)

(しかしめげずに)データの信用性は1例報告は最も低く、効果を予測してそれを検出できる例数検討し、その結果が予測と大きく変わらない(事前に予測した有効率の95%信頼区間の幅の中に入っている)ことで始めて、効果に関して判断することができます。

少年法の矯正が効果があるかどうかに関してはこの視点が抜けていると思います。しかし、 実際にそのようなデータを収集しても、大きなバイアスが存在します があります。日本弁護士会などの矯正に意味があると主張している人はデータを取るべきだと考えます。

費用は法律の実効性に対する評価という一面があるので、法務省が予算を立てて、税金を投入すべきだと思います。

えん罪に関して、死刑囚の再審無罪などはニュースになって、名誉回復と国家賠償が行われます。
しかし、 逮捕で不起訴になった人や、一審無罪になった人に関しては名誉回復と国家賠償が行われている形跡はあまりありません。 (国家賠償は拘束期間に応じた一定の金額になるので、再審無罪の場合には大金になりますが、不起訴や一審無罪に関しては微々たるものです。しかも請求して審議した上での支払いになります。)

前にも書きましたが、マスコミは逮捕時に騒ぎますが、えん罪のために不起訴になった場合や一審無罪になった場合の報道は逮捕時に比べれば微々たるものです。

前にも書きましたが、こういった人に対して マスコミは基金を作ってその中から慰謝料を払うべきかと思います。慰謝料を決めるのは法律に決める必要はありません。マスコミの自主規制で十分です。正しいかどうかは、それ専用のホームページを使って、いかに無実の人のプライバシーに踏み込んだか、親戚や会社に取材したかで慰謝料の額を決めればいいと思います。金額も支払先も明示すればいいと思います。 その金に文句をいうような人はいないと思います。(いるかもしれないので、二次被害を引き起こす可能性は現状ではありませんが、マスコミが得意である世論誘導キャンペーンを行ってから始めれば、雰囲気も変わると思います。電通が力を落としているので無理かな)

で犯罪者もえん罪も一種の レッテル貼り に終わっているから問題が出ていると思います。五輪の開会式のプロデューサーが渡辺直美を豚にしてオリンピッグとして扱った案を出して、1年前に却下されているのも、単純にレッテル貼りだと思います。(もしかしたらプロデューサーは開会式をやりたくないので、自分がニュースソースになったのかもしれませんが)
検討会議の発言をここまで取り上げるのは問題かと思います。
吉本新喜劇では自分の体型を豚に例えて、ギャグにしている座長もいます。吉本新喜劇とオリンピックの開会式を同列に扱うのは不謹慎という人がいるかもしれませんが、開会式で実際に行われれば問題ですが、案を出す段階であれば、吉本新喜劇からパックって出した可能性があります。(その理由だけでなく、開会式にふさわしい演出ではないと廻りから止められています。)

案を出す段階の間違いがあそこまで叩かれるものでしょうか。あそこまで叩かれると吉本新喜劇の座長は今後もこのギャグをやることに対して圧力になります。



「白河の清きに魚も棲みかねて もとの濁りの田沼恋しき」 と昔のひとは狂歌に読んでいます。





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最終更新日  2021年03月24日 12時15分47秒
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