人生復刻版

Jan 18, 2012
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寒いのに、

シンビジュームには感心する。

年明けに延ばしていたサードオピニオンも

まったくといっていいほど同じだった。

内視鏡での切除はそれはそれで首尾よく出来たけれど、

組織検査でガンの浸潤が見られたため

追加手術で10センチほどの切除が必要との見立てだ。

その手術の結果でしか

リンパ菅リンパ節に行っているかどうかはわからない。

そして、

行っている確率は30%だから

どんな医者でも手術を勧めるし、

患者は従うだろうということだ。

手術してその30%に該当すると、

ほんとにそれでもう体内からなくなったと言えるのか。

70%のほうに該当しても、

術後の副作用は気になるから

手術しないで実は70%のほうに該当しているというのが

望むところであるのは患者として当然である。

思うに

ガンはいわばありふれた病気だけれど、

まだまだ実に分からないことが多いし、

医療技術もそんなに進んではいないと医師自身が言うのもわかる。

予防のために取ってしまう、

取ってみないとわからない、

というのはなんだか精緻さのない話だ。

ほんとに予防のためになるのか、

かえって眠る子を起こすようなことにならないのか。

近藤誠先生の説によれば

ガンとガンもどきは違うし、

特にポリープからガン化した場合

転移というのはそう容易には出来ないと解釈しているのだけど、

お世話になった医師は

そういう患者にとって希望的な情報を得ようとすること自体を

暗に戒めてもいた。

妻が神のみぞ知るで70%に入っているなら

手術はしないほうがいいに決まっている。

多分医師たちも、

あらかじめそれが分かる方法が今の医学にはないからこそ

方程式の答えは手術であり、

安全で進んだ手術なのになぜしないのかというわけなのだ。

妻の意思は変わらないし、

僕も基本的には同意している。

これを整理して説明するのは難しいのだけれど。






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Last updated  Jan 18, 2012 07:42:28 PM
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