
柿の木には柿の花がいっぱい咲いている。
秋は豊作かもしれない。
でも、
でも、
今年の夏は特に難関だ。
政治的には消費税増税と原発再稼動がある。
ほんとは原発再稼動のほうが歴史的な重大事だと思うけれど、
国会は消費税一色だ。
税と社会保障の一体改革という美名に騙される国民は少ないのに、
買い物するときに5%余分に払うぐらいは仕方ないだろうと
多くの国民は根負けしはじめている。
増税の前にすることがあるだろう、という正論は
今ではもう精彩を欠いている。
官僚機構の勝利前夜の様相になった。
自民党はもともと増税したがっているから、
野田さんと最後は組むだろう。
国会のただの大迷惑男に過ぎない小沢さんは
来週野田さんともったいぶった会談をするそうだけど、
互いにアリバイ作りするだけのようなことになるだろう。
原発の安全性はほとんど信じられていないのに、
関西電力管内は依存度が大きすぎて
夏を前に府県民は根負けすると思う。
東京人とちがって、
一声で一斉に動く様な関西人じゃないからだ。
計画停電は今の電力会社のシステムでは危険すぎる。
橋元さんさえ、
夏だけ再稼動というのもありと
言い始めたらしい。
増税も再稼動も
ほんとはそうなってほしくはないけれど、
あるべき政治家が絶滅危惧種になっている現実から、
騒がしくて暑苦しい夏になるのだと観念しています。