東京フリー・メソジスト教団付協力牧師 甲斐慎一郎 説教要約

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聖書預言@ Re:説教要約 1266(08/08) 『JDファラグ聖書預言』でネット検索すれ…
2008.04.16
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「イエスの顕現(2)」

                    ルカの福音書、24章13~35節

 週の初めの日、「ふたりの弟子が、エルサレムから十一キロメー
トル余り離れたエマオという村に行く途中で」した(13節)。

一、二人の弟子とともに道を歩かれたイエス(13~24節)

 イエスが復活された日、エマオという村に行く途中の二人の弟子
が、明け方に起きたすべての出来事について話し合ったり、論じ合
ったりしていました(13~15節)。

 そこへ、「イエスご自身が」、一人の旅人として「近づいて、彼
らとともに道を歩いておられ」ました(15節)。「しかしふたりの
目はさえぎられていて、イエスだとはわか」りませんでした(16節)。
彼らは、不信仰のために心が鈍くなっていたのです(25節)。

 イエスは、「歩きながらふたりで話し合っているその話は、何の
ことですか」と言われ、また「どんな事ですか」と、何も知らない
者のように彼らに聞かれました(17、19節)。二人の弟子は問われ
るままに答えましたが、その答えは、彼らのありのままの心の姿を
表しています。

 1イエスのことをどのような方と思っていたか――神とすべての
民の前で、行いにも言葉にも力のある預言者でした(19節)。
 2イエスにどのようなことを期待していたか――この方こそイス
ラエルを贖ってくださるはずだ、と望みをかけていました(21節)。
 3今日の明け方に起きた出来事をどのように考えていたか――イ
エスのからだが見当たらないので驚いていました(22~24節)。

 イエスが、一人の旅人として何も知らない者のように彼らに聞か
れたのは、彼らを「試みて、その心にあることをことごとく知るた
め」です(第二歴代誌32章31節)。これは彼らの目を開くための
第一のお取扱いです。

二、二人の弟子に聖書を説き明かされたイエス(25~27節)

 イエスは、二人の言葉を聞いて、「ああ、愚かな人たち。預言者
たちの言ったすべてを信じない、心の鈍い人たち」と言って嘆かれ
ました(25節)。それから、「聖書全体の中で、ご自分について書
いてある事がらを彼らに説き明かされ」ました(27節)。

 この個所には「全体」という言葉が一回、「すべて」という言葉
が二回記されています。聖書を正しく説き明かすためには、すべて
の御言葉や聖書全体を調べることが必要です。そうするなら十字架
の死という「苦しみ」とともに、復活という「栄光」のあることが
わかります(26節)。このようにしてイエスは聖書を正しく説き明
かされました。これは彼らの目を開くための第二のお取扱いです。

三、二人の弟子の目が開かれると見えなくなられたイエス
(28~35節)


 イエスと二人の弟子はエマオに近づきましたが、「イエスはまだ
先へ行きそうなご様子で」した(28節)。イエスは、二人の弟子が
どうするかを知るために、このようにされたのです。彼らは「いっ
しょにお泊まりください」と言って無理に願いました(29節)。

 食卓においてイエスがパンを裂かれた時、「彼らの目が開かれ、
イエスだとわか」りました(31、35節)。もし彼らがイエスを呼び
止めなかったならば、彼らの目は開かれなかったでしょう。このよ
うにイエスは、ご自分を求めるかどうかをためされました。これは
彼らの目を開くための第三のお取扱いです。

 彼らの目が開かれるとイエスは見えなくなられましたが、これは
彼らが信仰によって歩むためです(第二コリント5章7節)。こう
して彼らは「道々お話しになっている間も、聖書を説明してくださ
った間も」、心がうちに燃えていたことに気づいたのです(32節)。

拙著「キリストの生涯の学び」211「イエスの顕現(2)」より転載





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Last updated  2008.04.17 00:14:28
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