東京フリー・メソジスト教団付協力牧師 甲斐慎一郎 説教要約

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聖書預言@ Re:説教要約 1266(08/08) 『JDファラグ聖書預言』でネット検索すれ…
2008.04.19
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カテゴリ: カテゴリ未分類
「イエスの顕現(3)」

                  ヨハネの福音書、20章19~31節

 週の初めの日にイエスは、「シモンにお姿を現わされ」ました
(ルカ24章34節)。

 その日の夕方、弟子たちの所にイエスが来られ、彼らの中に立っ
て、「平安があなたがたにあるように」と言われました(19節)。

一、疑い深い弟子たちに復活のからだを示されたイエス
(19、20節)


 イエスが復活された日の夕方、トマスを除いた十弟子は、室内に
おり、ユダヤ人を恐れて戸がしめてありました(19、26節)。そこ
へイエスが現れて、平安のあいさつをしてから、「彼らの不信仰と
かたくなな心をお責めにな」りました(マルコ16章14節)。

 ルカは、この時の彼らの不信仰な姿を次のように記しています
(ルカ24章37~43節)。
1.彼らは、霊を見ているのだと思った。
2.彼らは、取り乱し、心に疑いを起こした。
3.イエスは、「まさしくわたしです。わたしにさわって、よく見
なさい」と言われた。
4.彼らは、まだ信じられず、不思議がった。
5.イエスは、彼らの前で、焼いた魚を一切れ取って召し上がった。

 イエスが弟子たちの不信仰をお責めになったのは、「彼らが、よ
みがえられたイエスを見た人たちの言うところを信じなかったから
で」す(マルコ16章14節)。

二、イエスから聖霊を受けて、世に遣わされる弟子たち
(21~23節)


 イエスは、弟子たちに「父がわたしを遣わしたように、わたしも
あなたがたを遣わします」と言われました(21節)。そして、彼ら
に息を吹きかけて「聖霊を受けなさい」と言われ、彼らに、福音を
信じる者の罪は赦されるが、信じない者の罪は残るということを語
る権威を授けられました(22、23節)。

 弟子たちは、復活されたイエスを目の当たりに見ても、それだけ
では全世界の人々に福音を宣べ伝える主の証人となることはできま
せん。ただ聖霊が彼らの上に臨まれる時、彼らは力を受けて、主の
証人となることができるのです(使徒1章8節)。

三、イエスのからだに触れなければ信じないというトマス
(24、25節)


 イエスが十弟子の所に来られた時、彼らとともにいなかったトマ
スは、ほかの弟子たちが主を見たと言っても「私は、その手に釘の
跡を見、私の指を釘のところに差し入れ、また私の手をそのわきに
差し入れてみなければ、決して信じません」と言いました(25節)。

 このようにトマスは、疑い深い人であり、ほかの聖書の個所を読
むと、悲壮な決意を秘めた人(11章16節)、また悲観的な人でし
た(14章5節)。

 しかしこれは別な見方をすれば、トマスは堅実な人、忠義な人、
現実的な人であるということです。狂信的な信者でもなければ、非
理性的な信仰者でもなく、事実を確かめなければ、決して信じない
人でした。

四、復活のイエスを目の当たりに見て、主を信じたトマス
(26~29節)


 八日後(次の日曜日)に、イエスは十一弟子に現れ、トマスに、
「あなたの指をここにつけて、わたしの手を見なさい。手を伸ばし
て、わたしのわきに差し入れなさい」と言われました。トマスは、
「私の主。私の神」と告白して心からイエスを信じました(27、28
節)。

 このようにイエスは、事実を確かめなければ決して信じないトマ
スに現れて、彼の要求にこたえてくださいました。しかし、トマス
に、「あなたはわたしを見たから信じたのですか。見ずに信じる者
は幸いです」と言って、信仰の本質は見ないで信じることであるこ
とを教えられたのです(29節)。

拙著「キリストの生涯の学び」212「イエスの顕現(3)」より転載





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Last updated  2008.04.20 01:16:32
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