東京フリー・メソジスト教団付協力牧師 甲斐慎一郎 説教要約

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聖書預言@ Re:説教要約 1266(08/08) 『JDファラグ聖書預言』でネット検索すれ…
2015.01.22
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カテゴリ: カテゴリ未分類
「人生という応用問題を解く公式である神学」
インターネットのテレビ局CGNTV(Christian Global Network 
Television)の番組「みことばに聞く」に当教会の牧師が出演しま
した。2013年7月24日放映「 神の恥と人の恥
130602人間を構成する三つの要素枠あり.jpg

「人生という応用問題を解く公式である神学」
                          甲斐慎一郎
             ヘブル人への手紙、8章10節
  トルコの「ボスポラス海峡横断地下鉄」「イズミット湾横断橋」
の設計者として潮流予測システムを開発した伊藤一教氏は、トルコ
の技術者たちに「仕事を丸暗記するのではなく、ロジックを学びな
さい。ロジックを身につければ、どんな仕事にも応用できる」と教
えました。
一、ロジックについて
 「ロジックとは、論理的思考」のことです。「感情論」が「理性
を忘れて感情に走った議論」で「自分だけの主観的な考えや思考」
であるのに対して「論理的思考は、客観的な事実や真理に基づいた
考えや思考」です。
 「法令遵守(コンプライアンス)」というのがあります。これは
企業において法令、社会規範、倫理を遵守することです。
 「法令遵守(コンプライアンス)」は、主に社会の法律の遵守で
すが、 「ロジック」は、社会の法律だけでなく、「自然の法則」や
「自然の原理・原則」を研究し、学び、その法則や法に従って物事
を考えることです。「ロジック」を実行に移すと、「自然の法則」
や「自然の原理・原則」を守る「法令遵守」になり、さらにその法
や法則を駆使して、証拠を見出し、真理や真相を発見するのです。
 聖書が教えている救いは、律法によってではなく「信仰によって
義と認められる」のですが、救われた者は、信仰によって「律法を
確立する」(ローマ3章31節)のであり、これは「法令(律法)遵
守」にほかなりません。
二、公式について
 数学には、計算問題と応用問題があり、数字を丸暗記しても解く
ことはできません。それを解くには公式をマスターすることが必要
です。「公式は、数学で計算における一般法則や原理を表した式」
のことで、これをマスターする、すなわち身につけるなら、難しい
計算問題も応用問題も解くことができます。
三、信仰や聖書における公式について
 信仰の世界や聖書の真理も、ただ聖書のことばを丸暗記するので
はなく、「神学」としてまとめ、それを身につけることが必要です。
これが数学における「公式」にあたります。
四、神学について
 「神学」は、聖書の教えを体系的にまとめたもので、「自然の法
則と社会の法律と道徳の律法と神の律法」という「神の思いである
四つの法」です( 説教要約 841 )。 
 しかし神学は、単に学ぶだけでなく、公式のようにマスターする
こと、すなわち身につけることが必要です。「神学」を身につける
秘訣は、信仰によって聖霊を受け、「わたし(神)の律法を彼ら
(私たち)の思いの中に入れ、彼ら(私たち)の心にかきつける」
ことです(ヘブル8章10節)。
五、人生という応用問題を解く公式
 私たちの信仰生活、社会生活、そして人生は、いわば応用問題の
ようなもので、難解で、簡単に解くことはできません。丸暗記する
ように、立派な人の行為を模倣しても解決することはできません。
いや模倣することなどできないのです。私たちは、数学の「公式」
にあたる「神学」を学び、それを身につけることによって信仰生活、
社会生活、そして人生という応用問題を解いて、神のみこころにか
なった人生を送ることができるのです。
六、神学についてのルイスのことば
 「これからお話ししようとしていることについて、多くの人たち
は、そんなことは話さないほうがよい、とわたしに忠告してくれた。
彼らは、こう言うのである。『ふつうの読者は、神学など知りたい
と思っていない。だから、分かりやすい実際的な信仰について話し
たほうがいい』。しかしわたしは、彼らの忠告を取り上げなかった。
それは、ふつうの読者がそんなばかだとは、わたしは思わないから
である。神学とは、『神に関する学問』という意味であるが、少し
でも神について考えてみようとする人ならだれでも、神について得
られる限りの最も明白かつ最も正確な知識を得たいと望むにちがい
ない、とわたしは思うのである」(C・S・ルイス著『キリスト教
の神髄』より)。
先回(説教要約925)において「神学」は、分類として「文科
系」になっていますが、ほんとうは、キリスト教は、数多くの確か
な証拠をもって証明することができる客観的な事実に基づいたもの
で、「理科系」の世界です。もしキリスト教とその神学が「文科系」
なら、それは「荒唐無稽な作り話や神話」すなわち「非合理的・非
科学的で、根拠のない迷信」になってしまいます。このことは、次
回の説教要約927から932の6回にわたって掲載します。
次回は2015年1月29日「目に見えないものを知り、とらえる
方法」です。
甲斐慎一郎の著書 説教集
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Last updated  2017.02.13 16:55:02
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