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冷蔵庫を開けたら、
「にんじんが半分」
「なすが2本」
「きのこが少し」
「豆腐もそろそろ使いたい……」
そんな食材、残っていませんか?😊
1週間頑張った週末は、新しい食材をたくさん買う前に、まず冷蔵庫の中をチェック。
余っている食材を上手に組み合わせれば、買い足すものを減らしながら、無理なく1食を整えやすくなります。
今回は管理栄養士ゆきなべが、
・冷蔵庫整理で献立を考えるコツ
・9月に使いやすい「なす」の特徴と栄養
・余り野菜で作る簡単レシピ3品
・食材を無駄にしにくい保存の考え方
・忙しい毎日に取り入れやすい節約習慣
をまとめます🌿
■冷蔵庫整理は、買い物前に始める
節約というと、
「特売品を買う」
「安い食材を選ぶ」
ことを思い浮かべる方も多いと思います。
でも、すでに買った食材を使い切ることも大切です。
消費者庁では、家庭で食品ロスを減らすために、買い物前に冷蔵庫や食品庫の中を確認し、必要な分だけ買うことなどを紹介しています。
つまり、
「何を買おう?」
と考える前に、
「家に何が残っている?」
を確認することがポイント。
冷蔵庫の中を30秒見るだけでも、重複して買うことや、食材を余らせることを減らしやすくなります。
■献立に迷ったら「3つ」に分けて考える
冷蔵庫にいろいろ残っていても、
「この材料で何を作ればいいの?」
と迷いますよね。
そんなときは、料理名を先に考えなくても大丈夫。
次の3つを探してみてください。
🍚主食
ごはん、パン、麺など
🥩主菜になる食材
肉、魚、卵、豆腐・大豆製品など
🥬野菜・きのこ・海藻
冷蔵庫に残っているものを優先
たとえば、
ごはん
+豚こま肉
+なす
+玉ねぎ
があれば、炒め物にできます。
そこへ、少し残ったにんじんやきのこでみそ汁を作れば、献立として組み立てやすくなります。
冷蔵庫整理の日は、
「何という料理を作るか」
より、
「主食は何にする?」
「たんぱく質源はある?」
「使いたい野菜は何?」
の順に考えるとラクですよ😊
■9月の冷蔵庫整理に使いやすい「なす」
9月の食卓で使いやすい野菜の一つが、なすです🍆
なすは、炒め物、煮物、汁物、焼き物など、いろいろな料理に使えるのが魅力。
1〜2本だけ残っていても、
・豚肉と炒める
・みそ汁に入れる
・電子レンジで加熱して和え物にする
・ひき肉と合わせて丼にする
など、使い切りやすい食材です。
■なすの旬と楽しみ方
なすは夏から秋にかけて出回りやすい野菜です。
9月頃は、いわゆる「秋なす」と呼ばれるなすも楽しめる時期。
炒め物や焼きなす、煮びたしなど、少ない調味料でも料理に取り入れやすいので、旬の時期にいろいろな食べ方を楽しめます。
■おいしいなすの選び方
なすを選ぶときは、
・皮にツヤとハリがある
・色が鮮やか
・ヘタがしっかりしている
・持ったときに重みを感じる
ものを目安にしましょう。
買ったあとは、冷蔵庫の奥へ入れっぱなしにせず、早めに使いたい食材が見えるようにしておくことも大切です。
■なす100gの栄養は?
文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」によると、生のなす可食部100g当たりの栄養価は、次のとおりです。
・エネルギー……18kcal
・たんぱく質……1.1g
・脂質……0.1g
・炭水化物……5.1g
・食物繊維……2.2g
・食塩相当量……0g
・カリウム……220mg
なすは水分が多く、食物繊維やカリウムなども含まれています。
ただし、なすだけで食事全体の栄養が整うわけではありません。
肉、魚、卵、大豆製品などのたんぱく質源や、ごはんなどの主食と組み合わせて考えることが大切です。
■なすを調理するときのポイント
なすは油と相性がよい野菜ですが、炒めるときの油の量によって料理全体のエネルギー量も変わります。
体重管理を意識している場合は、
「足りないから油をその都度足す」
より、
最初に使う量を決めておく
のがおすすめです。
また、なすを電子レンジで少し加熱してから炒めると、火が通りやすくなり、調理時間の短縮にもつながります。
■簡単レシピ①
豚こまと余り野菜の甘辛炒め
冷蔵庫に少しずつ残った野菜をまとめて使いやすい主菜です。
なすがなくても、キャベツ、ピーマン、きのこなどに置き換えられます。
【2人分】
・豚こま切れ肉……160g
・なす……2本(約160g)
・玉ねぎ……1/2個(約100g)
・にんじん……1/3本(約50g)
・ごま油……小さじ2
合わせ調味料
・しょうゆ……大さじ1
・みりん……大さじ1
・酒……大さじ1
・砂糖……小さじ1
・おろししょうが……小さじ1/2
【下準備】
なすは乱切り、玉ねぎは薄切り、にんじんは細切りにします。
調味料はあらかじめ混ぜておきます。
【作り方】
① フライパンにごま油を入れ、豚肉を炒めます。
② 豚肉の色が変わってきたら、にんじん、玉ねぎ、なすを加えます。
③ 野菜に火が通ったら、合わせ調味料を加えます。
④ 全体に味がなじむまで炒めたら完成です。
【失敗しにくくするポイント】
にんじんは細めに切ると火が通りやすくなります。
なすも大きく切りすぎないほうが、短時間で仕上げやすくなります。
【おいしく仕上げるポイント】
最後に調味料を全体へ絡めるように炒めると、ごはんに合う味に仕上がります。
【時短ポイント】
調味料を先に混ぜておけば、調理中に一つずつ計量する手間を減らせます。
【栄養ポイント】
豚肉を使うことでたんぱく質をとりながら、複数の野菜も一緒に食べられます。
ごはんと汁物を添えると、献立として整えやすくなります。
【1人分の栄養価・目安】
エネルギー……約330kcal
たんぱく質……約17g
脂質……約20g
炭水化物……約18g
食物繊維……約3g
食塩相当量……約1.4g
※材料と調味料から算出した概算値です。豚肉の部位や商品によって数値は変わります。
■簡単レシピ②
豆腐と余り野菜のさっぱり和え
「豆腐が半丁残っている」
そんな日に作りやすい副菜です。
【2人分】
・木綿豆腐……150g
・きゅうり……1/2本
・にんじん……30g
・乾燥わかめ……2g
・しょうゆ……小さじ2
・酢……小さじ2
・ごま油……小さじ1
・白ごま……小さじ1
【下準備】
豆腐は水気を切ります。
乾燥わかめは水で戻し、水気をしっかり切ります。
【作り方】
① 豆腐は食べやすい大きさにします。
② きゅうりは細切りにします。
③ にんじんは細切りにし、電子レンジで食べやすいやわらかさになるまで加熱します。
④ しょうゆ、酢、ごま油を混ぜます。
⑤ 豆腐、野菜、わかめ、白ごまを加えて、やさしく和えます。
【失敗しにくくするポイント】
豆腐とわかめの水分をしっかり切っておくと、味が薄まりにくくなります。
【おいしく仕上げるポイント】
和えたあと少し置くと、調味料が全体になじみやすくなります。
【時短ポイント】
にんじんは電子レンジを使えば、鍋を出さずに加熱できます。
きゅうりは、小松菜やもやしなど家にある野菜へ替えてもOKです。
【栄養ポイント】
豆腐を加えることで、野菜だけの副菜よりたんぱく質を補いやすくなります。
【1人分の栄養価・目安】
エネルギー……約90kcal
たんぱく質……約6g
脂質……約6g
炭水化物……約5g
食物繊維……約2g
食塩相当量……約0.8g
※材料から算出した概算値です。豆腐や調味料の商品によって変わります。
■簡単レシピ③
余り野菜の具だくさんみそ汁
半端な野菜をまとめて使いたいときに便利なのが、みそ汁です🍲
【2人分】
・大根……60g
・にんじん……30g
・ぶなしめじ……50g
・長ねぎ……20g
・油揚げ……1/2枚
・だし汁……400ml
・みそ……大さじ1と1/3程度
【下準備】
大根、にんじん、長ねぎ、油揚げは食べやすく切ります。
しめじは石づきを取り、小房に分けます。
【作り方】
① 鍋にだし汁、大根、にんじん、しめじを入れます。
② 野菜がやわらかくなるまで煮ます。
③ 油揚げ、長ねぎを加えます。
④ 火を弱め、みそを溶き入れたら完成です。
【失敗しにくくするポイント】
大根やにんじんは薄めに切ると、火が通りやすくなります。
【おいしく仕上げるポイント】
みそを加えたあとは、強く煮立て続けないようにします。
【時短ポイント】
「少しだけ残った野菜」は、みそ汁用としてまとめておくと便利です。
【栄養ポイント】
野菜、きのこ、大豆製品を一緒に取り入れやすい一品です。
みそやだしによって食塩相当量は変わるため、味を濃くしすぎないようにしましょう。
【1人分の栄養価・目安】
エネルギー……約65kcal
たんぱく質……約4g
脂質……約3g
炭水化物……約7g
食物繊維……約2g
食塩相当量……約1.2g
※材料から算出した概算値です。みそやだし、油揚げの商品によって変わります。
■余り野菜は「4つの料理」に変えると使いやすい
冷蔵庫に半端な野菜がいくつも残っているときは、
「何を作ろう?」
と毎回悩まなくても大丈夫です。
覚えておきたいのは、
・炒め物
・汁物
・卵料理
・丼もの
の4つ。
たとえば、
キャベツ+豚肉
→ 炒め物
きのこ+ねぎ
→ みそ汁
玉ねぎ+卵
→ 卵とじ
なす+ひき肉
→ そぼろ丼
というように、食材を料理の形に当てはめて考えると献立を決めやすくなります。
■食べ切れないなら、無理に使わず保存へ
冷蔵庫整理の日だからといって、全部をその日のうちに食べ切る必要はありません。
まだ食べないものは、状態を確認し、適切に保存しましょう。
なすは乾燥しやすいため、冷蔵するときはキッチンペーパーなどで包み、袋に入れて野菜室へ入れる方法があります。
長く置きすぎず、状態を見ながら早めに使うことが大切です。
また、料理によっては冷凍保存を活用する方法もあります。
ただし、生野菜は種類によって冷凍後に食感が変わることがあるため、加熱料理に使う前提で保存すると使いやすくなります。
■期限表示も忘れずに確認
食品ロスを減らすことは大切ですが、安全に食べられることが最優先です。
消費者庁では、
消費期限
→ 過ぎたら食べないほうがよい期限
賞味期限
→ おいしく食べることができる期限
としています。
どちらも、未開封で表示された方法で保存した場合の期限です。
一度開封した食品は、期限にかかわらず早めに食べることが基本です。
異臭、カビ、異常なぬめりなどがある場合は、無理に使わないようにしましょう。
■忙しい人ほど「早く使う場所」を作る
冷蔵庫整理を毎週きっちり行う必要はありません。
続けやすくするなら、次の3つがおすすめです。
①買い物前に冷蔵庫を見る
買うものを決める前に在庫を確認します。
冷蔵庫の写真をスマートフォンで撮っておくのも便利です。
②早めに使いたい食材をまとめる
使いかけの野菜や期限の近い食品を、目につきやすい場所にまとめます。
③週1回だけ「使い切りごはん」にする
金曜日でも日曜日でもOK。
その日は新しい料理を頑張る日ではなく、
「家にあるものをおいしく食べる日」
にしてみましょう。
■管理栄養士ゆきなべの一言コラム
冷蔵庫整理の日は、
「野菜の種類が少ない」
「今日は魚がない」
「品数が少ない」
ということもあると思います。
でも、毎食完璧にそろえる必要はありません。
まずは、
主食
+肉・魚・卵・大豆製品などのたんぱく質源
+野菜類
を意識してみる。
足りなかったものがあれば、次の食事で補う。
そんな柔軟な考え方のほうが、忙しい生活では続けやすいと思います🌿
食事は、1回だけで完璧を目指すより、毎日の積み重ねで考えることが大切です。
■今日からできる冷蔵庫整理のコツ
今日の記事のポイントをまとめると、
・買い物前に冷蔵庫を確認する
・主食+たんぱく質源+野菜で献立を考える
・余り野菜は炒め物や汁物にまとめる
・食べ切れない食材は適切に保存する
・全部使い切ろうと頑張りすぎない
です。
今日、冷蔵庫を30秒だけ見てみませんか?😊
なすが2本なら炒め物へ。
豆腐が半分なら副菜へ。
きのこが少しならみそ汁へ。
「今日は1つ使い切れた」
それだけでも十分です。
冷蔵庫を少し整理しておくと、次の買い物や献立づくりもラクになります。
このブログでは管理栄養士ゆきなべが、
・忙しい日の時短献立
・無理なく続ける節約ごはん
・旬の食材と栄養
・毎日の食生活を整えるヒント
を発信しています。
「また献立に迷ったときに読みたい」と思っていただけたら、ぜひ次の記事ものぞいてみてくださいね😊
最後にひとつ。
今、あなたの冷蔵庫に「早めに使いたい食材」は何がありますか?
なす、キャベツ、豆腐、きのこ……。
その1つから、今日のごはんを考えてみるのもおすすめです。
次回は、
「鶏むね肉なのにパサつきにくい!簡単甘酢炒め献立」
をテーマに、忙しい日でも作りやすい節約ごはんをご紹介します。
管理栄養士ゆきなべ
【参考資料】
文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」
消費者庁「めざせ!食品ロス・ゼロ」
農林水産省 食品ロス削減・野菜の保存に関する情報
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